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○ストーリー
暗黒の回廊を抜けたケイがたどり着いたのは、幻の大草原だった。空々茫々たる新緑の大地と青い空。天高々とそびえ立つ入道雲と爽やかな夏の風。

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入道雲のかたわらに一羽の鳥が飛んでいた。流星のように輝く美しい鳥だった。その姿の優美なること白鳥のごとく、典雅なること白鷺のごとく――しかし、それは中原に住まうどんな鳥とも違う幻の鳥だった。
草原に一人の娘の姿があった。純白の馬にまたがった、純白の衣の、純白の髪の少女である。少女は鳥を追っている。可憐なかんばせをまっすぐに天へ向け、果てしなく広がる大草原に馬を駆り――

やるやると言いつつ、一向に進まないこのシリーズ。とりあえず、印象的なシーンから先に描くことにするのです。続きができたら、順番入れ替える。

○ツイッターはじめましたんで、よろしう。 https://twitter.com/makkou_4