No.642035

真・リリカルDM

カイさん

第七話「再会する者達」

2013-12-02 06:52:29 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:2360   閲覧ユーザー数:2076

三盟第一実験施設

 

 

ドゴン!キュィィィィィィン!

 

 

一刀「質力70%・・・75・・・80!」

 

???「よし、いけるよ♪そのままレットゾーンまで駆け抜けちゃって!」

 

???「任せろ!私に掛かればこの程度、何の問題も無い!」

 

キュィィィィ!ガガガガガガガガガ!!

 

----ERROR----

 

一刀「あっ!焔耶、アクセルを戻せ!?」

 

焔耶「・・・えっ、何だってー?」

 

???「焔耶!アクセルを!?」

ドゴォォォォォォォォォォン!!!!!!!

実験施設から煙が上がり三盟の社員達が何だ何だと外に出てくる

 

 

一刀「ゲホ!ゲホ!」

 

???「うっふぇ!うっふぇ!」

 

一刀「蒲公英、焔耶、大丈夫か?」

 

蒲公英「何とかね」

 

焔耶「若、どうなってんだよ!?」

 

煙が晴れていき、焔耶と蒲公英が姿を現す。そして三人がエンジンの前に集まる

 

 

一刀「やれやれ、折角作った試作エンジンが」

 

蒲公英「んもう、あんたが調子乗って無理するから!」

 

焔耶「何だと!お前がアクセル全開にしろって言ったんだろうが!!」

 

蒲公英「あ~ヤダヤダ、これだから脳筋は、途中であんな変な音聞えたら、普通アクセル戻すでしょうが!」

 

焔耶「何だと~#」

 

蒲公英「何、やる気!#」

 

???「またお前らか!」

 

一刀・蒲公英・焔耶「「「!?」」」

 

???「はわわ!?喧嘩は駄目ですよ!」

 

三人が入り口の方を見ると、黒髪の女性と、金色の髪の少女が立っていた

 

 

蒲公英「あ、愛紗に朱里」

 

焔耶「五月蝿い年増だ」

 

愛紗「何だその言い方は!!桃香様の許可が出たから採用してやったのに、問題起こすなら解雇処分にするぞ!」

 

焔耶「待って、これは事故だ!若が脆いエンジンなんて作るから「早速言い訳か!」うぐっ!」

 

愛紗「お前らもこの三盟のテストパイロットなら、自分のやったことに責任を持たないか!」

 

一刀「すみません愛紗総監督。実験で無茶をしてしまって」

 

愛紗「うん?ああ、一刀君♪」

 

一刀を見た途端表情が変わる

愛紗「良いんだ、失敗の一つや二つ。問題はそこから何を学ぶかが大切だからな。ほら建て前上な、私も蜀劉テストパイロットの総監督と言う立場だから叱って置かないとな」

 

一刀「は、はぁ・・・」

 

焔耶・蒲公英「「ハア~」」

 

朱里「もう、だからって無茶しちゃ駄目ですよ?」

 

一刀「悪かったよ朱里」

 

蒲公英「でもね朱里、今回は80%まで出せたんだよ!」

 

朱里「えっ、80%までですか?前は確か60%までしか出せませんでしたよね」

 

一刀「プログラムのバランス変えるだけじゃ、流石に限界か」

 

焔耶「大体若がジャンク部品だけで作ろうとか思うからだろう、新しい部品で作った方が早い」

 

一刀「このご時勢、部品一つでも高いんだ。そもそもジャンク部品で此処まで質力出せるだけでも凄い事だぞ」

 

朱里「そうですね、あっ!一刀君。その部品まだ使えそうですよ」

 

一刀「そうだな、後之もかな」

 

愛紗「お前らも手伝え、もうすぐ日本代表戦が近いんだ。この気に新作エンジンを作って国に貢献するのが今の我が社の目標だろう」

 

焔耶「判ってるよ」

 

蒲公英「ちゃんと働くって」

 

二人もぶつぶつ言いながら選別を始める

海鳴スタジアム

 

 

一刀「いい感じだぜフェイト。その調子」

 

フェイト「うん!」

 

アリサ「凄いわねフェイト」

 

すずか「運動も得意なんだね」

 

なのは「良いな~、フェイトちゃん」

 

アリシア「あたしもフェイトももう大分出来る様になったし、次はなのは達に教えて上げれば?」

 

一刀「そうだな、じゃあ始めるか」

 

一刀がD・ボードを持ってレーンに入ろうとした時、なのはが話しかける

 

 

なのは「ねえ、一刀君。そう言えば昨日凄い音が聞えたけど、何だったの?」

 

一刀「ああ、試作エンジンの実験で無茶しちまってな、そん時の爆発音だろう」

 

すずか「凄い音だったもんね」

 

一刀「やっぱり、騒音対策の為に山の上に作った意味がねえな」

 

三盟の会社は、海鳴市の山の一角を削って作った会社である。之は言うまでもなく騒音の為である

 

 

アリサ「D・ホイールと爆発音は別でしょう」

 

一刀「だな、さてと。始めますか」

 

シュン!

 

一刀「うおっ!?」

 

なのは「一刀君!」

 

アリサ「誰よ!いきなりカード投げてくるなんて!!」

 

???「・・・」

 

すずか「あれって?」

 

???「久しいな、一刀」

 

一刀「誰だ!」

 

???「誰だと、そのカードを見ても判らぬか?」

 

一刀「何?・・・これは!?」

 

一刀が投げられたカードを見た途端に顔色が変わる

一刀「インフェルニティ・ビートル!?・・・まさか」

 

???「やっと気がついたか、この間抜けが」

 

一刀「・・・ディアーチェ」

 

ディアーチェはヘルメットのアイシールドを外して、顔を見せる

 

 

ディアーチェ「覚えていたようだな、王の名を」

 

一刀「ディアーチェ」

 

ディアーチェ「あの頃は・・・楽しかった。楽しかったよなあ、一刀!!」

 

一刀「くッ!」

 

なのは「一刀君!」

 

???「待ってください!」

 

フェイト「えっ、レヴィ、シュテル達も!」

 

シュテル「王の邪魔をするなら、容赦しません」

 

アリサ「何でよ、いきなり喧嘩し掛けて来たのはそっちでしょう!!」

 

レヴィ「此処は見ててくれないかな、僕達の問題だから」

 

すずか「僕達の問題?」

 

ユーリ「一刀は、元ダークマテリアルです」

 

すずか「えっ!?」

 

アリサ「どう言う事!!」

 

なのは「・・・」

 

フェイト「なのは?何か知ってるの?」

 

なのは「・・・一刀君は」

 

一刀「なのは!!」

 

なのは「!?」

 

一刀「余計な事は言うな、ディアーチェ。何の真似だ?まさか、まだあの時の事を?」

 

ディアーチェ「忘れた等とは言わせぬぞ!!我等との誓いを破り、夏目の養子になった事、許すとでも思ったか!!」

 

一刀「・・・」

 

アリシア「養子?」

 

なのは「・・・一刀君は、火事でお父さんとお母さんを亡くしたの」

 

フェイト・アリサ・すずか・アリシア「「「!?」」」

 

一刀「なのは!?・・・その後俺は、知り合いのグランツ博士の研究所で過ごしていた。その後で、ディアーチェ達が留学して来た」

 

隠す事が出来ないと思った一刀は、内容を話し始める

 

 

一刀「ディアーチェ達と知り合った事で、俺は沢山の想い出を作れた。でもそんなある日、夏目の家が俺を引き取りたいと言い出してきた。元々引き取る相手が見つかるまでと言う事で世話になっていたからな、でもディアーチェは反対した」

 

ディアーチェ「当たり前だ!あの時既にお前は我らダークマテリアルの一員だった。なのにも拘らず、夏目の家は我等の誓いを切り離した!!」

 

一刀「俺達は子供なんだ!例えデュエルが強くても、社会には逆らえない!」

 

ディアーチェ「ならば大人しく従えと言うのか!」

 

一刀「ディアーチェ!」

 

ディアーチェ「どうやら少し離れている間に腑抜けになった様じゃな、ならば」

 

シュィィィィィィィィン!!

 

一刀「ディアーチェ!?」

 

ディアーチェ「フィールド魔法、スピードワールド2!セットオン!!」

 

----Duel modo-----

 

----スピードワールド2セット----

 

ディアーチェ「デュエルで目を覚まさせてやる!」

 

一刀「やめろディアーチェ!?こんな形でお前とデュエルしたくない!!」

 

ディアーチェ「五月蝿い、我とデュエルしろ!」

 

一刀「ディアーチェ!・・・ッ!」

 

シュィィィィィィィィン!!

 

ディアーチェ「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」

 

ついに、ディアーチェと一刀のデュエルが始まった


 
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