…敵がいないなら作ればいいんじゃない？…

機械の翼、駆動音とともに碧の粒子を舞い散らせ、
漆黒のISがなにはたちを射竦める。漆黒のIsスーツを着た少女はその日

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「神」を粉砕した。

赤と黒の機神に蹂躙された大地。
管理局は撤退を余儀なくされる。エースたちは成す統べなく撃墜された。

神が送り出した転生者たちを悉く皆殺しにするIS乗りの少女。
その蛮行を食い止めるべく派遣されたなのはたちはその少女を知っていた。

…否、その容姿を知っていた。

…ここに問うのは「正義」正常か異常かの境界線。
何を持って正義たりうるのか、何をもって悪たりうるのか。

…聖杯は起動する。この世を呪う魔女の釜。
人類に対して宣戦布告した少女に、英霊たちが牙を剥く。

終末の理はきたれり。そして、この世界は…終焉を迎える。