No.626347

魔法少女リリカルなのはTime Leapなの? 〜過去に戻った高町なのは〜 【A's】 第七十六話

新暦85年、高町なのははある任務の途中で死亡する。

任務は全て嘘であり、全てはなのはを殺害するための一部の管理局員による計画だった。

なのははその計画通りに殺されるが、その任務に向かう途中に偶然何故か落ちていた拾ったジュエルシードによって、なのははタイムリープをするのだった!!

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2013-10-08 22:48:15 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1337   閲覧ユーザー数:1304

……予定の半分以上に進んでない。

 

なんでこんな話に展開がしていない内容でこんなに文章が増えたのかが謎。

 

……次回やってクリスマスまで飛ばせるかな。本当なら今日その手前までやるつもりだった。

 

まぁ、今回そんなに進んでません。はい。

 

それではどうぞ!!

「…………」

 

 翌日の土曜日、私はいつも通りランニングを始めようとしたのですけども、家を出てからずっと何者かの視線を感じるような気がしていました。

 昨日襲われて、管理局に説明した後の監視……多分これは管理局からの監視でしょうね。しかも、監視が気づかれてもいいようにも私には思えた。

 正直言えば、ばれないように監視させるよりも面倒な事だ。それに、もし私に襲われたとしたとしても逮捕することができるということを考えるとなおさら面倒なことだった。

 この後は一応フェイトちゃんが拠点としていた家で闇の書の解読を始める予定でしたが、転移魔法なんか使われたら居場所を特定される。そう思った私は何度も転移魔法を使用して行方を暗まさせることを考え、ランニングしつつも人気のないところへと向かうことにしました。

 やはりランニングをして走っていても背後から近づいてくるような気配は感じられたが、私は気にせずに走り続け、目的である近くの山の中へと入ってきました。この山は最初の頃にフェイシングハートを作った場所でもあり、転移魔法を使うときの場所に今でも使っていました。さすがにフェイシングハートを作った家の近くには寄らないようにしていますけどね。

 

「この辺でいっかな?」

 

 土曜日は本来ならばアリサちゃんとすずかちゃんを連れていくのですけど、昨日から向こうに泊まっているらしいので、正直いえば丁度良かったかなと思っています。

 それに、こう毎日監視されていればアリサちゃん達と一緒に行けませんので、転移魔法を教えていたことがいい方向に繋がったかなと私は思いました。まぁ、私以外の魔力反応があったら大変だから、一応忠告しておく必要はあるのですけど。

 とりあえず私は監視されていると分かっていながらも、転移魔法を使用し、第124管理外世界へは行かずに特に関係なく、私がタイムリープする以前に知った管理世界や管理外世界をいくつか行き来することにした。

 転移魔法が終えると、すぐに次の転移魔法をし、その繰り返しをすることによって私は姿を消そうと考えた。魔法を立て続けに使うので魔力消費的には悪いかもしれないが、正直これ以外に一番手っ取り早い方法が見つからなかったというのもあって、仕方なしにこのような手段を取ることにした。時の庭園みたいに探索を見逃す方法もありましたけども、同じ魔法だと気付かれてしまうかもしれないということから、何度も転移して姿を消すという方法を取ることにしたのです。

 次々に次元世界へ転移魔法を繰り返していき、何度か転移魔法を繰り返した後、一度様子を見ました。見た限り視線や気配を感じることは亡くなっており、アースラーからも姿を見失ただろうと思い、私は一度第124管理外世界へと向かうことにしました。本当ならば地球に戻ろうと思ったのですけど、その前にアリサちゃんとすずかちゃんに話しておかないといけないと思い、先にそちらを済ませることにしたのです。

 そして私は第124管理外世界に移動し、私たちが拠点としている洋館の庭へと転移魔法をしました。まだこちらも時刻的には朝なため、アリサちゃんとすずかちゃんは寝ていると思いつつ、とりあえず洋館の中へと入っていきました。

 エントランスに入ると、誰も迎えに来るような気配はなく、とりあえずみんなの様子を見に行こうと私はそれぞれの部屋へと向かいました。

 まず最初に、アリサちゃんとすずかちゃんの部屋を順に向かったが、まだ眠っており、寝息を吐いているくらいだった。とりあえず起こさないようにとそれぞれ静かにドアを閉め、次に私はアリシアちゃんの部屋へと向かいます。アリシアちゃんもアリサちゃんたちと同様に眠っていましたが、寝相が悪いのかベッドが酷い状態だった。アリサちゃん達と同じように起こさないように部屋を出て、最後にオリフィア姉妹の部屋へと向かうことにしました。プレシアは特に用もなかったので確認する必要がないと思い、くーちゃんは管理局の情報収集を任せているため、居るかどうかすらわからないため、部屋へ行くことはしないことにした。

 そして、最後にオリフィア姉妹の部屋へと向かうと、部屋の中にオリフィア姉妹の姿はなく、もう起きているのだと私は思った。しかし彼女たちの事だからエントランスに来たら私を迎えに来るはずなのに、今回はそれがなかったことに少し疑問を覚えた。

 そんなことを私が思っていると、誰かが駆け走ってくる足音が聞こえてきた。私がドアの方へと振り向くと、突然ドアが思いっきり開き、そこからミリア・オルフィアの姿が私から見えた。

 

「え、えっと……え?」

 

 ミリアが私の姿を見て目が点になっており、まるで固まったかのようになっていました。

 多分ですが、私がオリフィア姉妹の部屋に居ることに驚いてしまったのでしょうね。部屋なんかに居たら一体何しに来たのかと思う人が普通だし、先ほど第124管理外世界に戻ってきたことを考えれば、私を見て驚くのは当然だった。

 ミリアはようやく状況が把握できたのか、固まっていた顔が動きだして、私に聞いてきました。

 

「な、なななのはさん!? ど、どうして私たちの部屋に!?」

「こっちに来てみたら、誰もエントランスに来なかったから、みんなまだ寝ているのかなって思ってね。まさか、こんな時間から起きてるとは私もさすがに思っていなかったけども」

「メイドは主よりも早く起きるのは当たり前です!!」

「と、言ってるけどミリア寝間着だよねそれ?」

「うっ」

 

 何となくミリアの寝間着姿から察したのですが、メイド用の更衣室に自分のメイド服を自分の部屋に忘れたのだと私は思いました。ここの更衣室はロッカーがなく、オリフィア姉妹たちは自分の部屋にメイド服を置いており、着替えに行こうとしてメイド服を忘れて慌てて部屋に戻ってきた感じだったのだろうと。

 余談だが、アリサちゃんが着たメイド服はアリサちゃんの部屋にあるようです。たまに暇があれば着ていることもあったりして、すずかちゃんがそれを初めて見たときは驚いていていましたけどね。しかも突然とくに意味もなくメイド服を着るようになったから、私、すずかちゃん、アリシアちゃんは苦笑いをすることがあったりします。というかメイド服着たときはオリフィア姉妹の呼び方とは違い、初めてメイド服着た時みたいに私たちの事を『なのはお嬢様』とか『すずかお嬢様』と言ってくるので、タイムリープしてきた私としてはすごく違和感があったりしますけどね。

 

「さて、私は食堂に居るから、紅茶用意してもらえるとうれしいかな?」

「は、はい!! わかりました!!」

 

 これ以上弄るのもなんかかわいそうなので、私は切り上げてミリアに言った通り食堂へと向かうのでした――


 
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