No.625008

恋姫 華陀紀行210

Peruさん

本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。

続きを表示

2013-10-04 08:22:20 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1473   閲覧ユーザー数:1372

 

 

 翠たちがいるのは、同じ武威内だと言うのに道のりが遠いです。

 

 

 それも、残雪のせいで道がぬかるんでいるせいですね。

 

 

 ぬかるみのせいで、馬車がなかなか進まず到着に時間がかかっています。

 

 

 実際、翠たちのいる街に到着するのに、予定よりも遅くなってしまいした。

 

 

 街中は、馬騰がなくなったばかりと言うこともあり、昔見たときほどの活気がありません。

 

 

 まあ、雪解け後というのもあるかもしれませんが、人通りも少な目です。

 

 

 街についてから、翠たちのもとに行く前に、少し情報を収集おこないました。

 

 

 住民に聞いたところ、既に馬騰の土葬は終えたようです。

 

 

 こちらとしては、せめて馬騰の死因くらいは確認したかったのですが・・・。

 

 

 流石に墓から死体を掘り返すのはまずいでしょう。

 

 

 それと、これからのことについて、みんな不安に思っているようですね。

 

 

 まあ、いままでは北は匈奴、南は西羌を抑えていた馬騰が、亡くなったとなれば民も不安にもなるでしょう。

 

 

 これを好機ととって、両方がこちらに向かってくるかもしれませんし・・・。

 

 

 取り敢えず、翠たちのもとに行きますかね。

 

 

 

 

 門番とのいざこざはありましたが、翠が出てきたことで解決しました。

 

 

 どうやら門番は、俺のことを知らないようです。

 

 

 ここにいたのは、かなり昔なので仕方ないかもしれません。

 

 

 翠なんて、始めに見たときに、俺のことを幽霊かと聞かれたときには、ショックでしたね・・・。

 

 

 そのままのノリで返事をしそうになりましたが、状況が状況なので自重します。

 

 

 馬騰が亡くなって落ち込んでいると思っていましたが、吹っ切れているようです。

 

 

 ずるずると引きずっているよりはいいですね。

 

 

「その抱いてる子は誰だ?」

 

 

「後で紹介するよ」

 

 

 どうせなら、みんなと一緒に言った方が効率がいいです。

 

 

「わかった。それにしても、ほんとにいきてたんだな」

 

 

 いきなりですね。

 

 

「むしろなぜ翠が、俺が死んだことを信じているのかが不思議なんだが?」

 

 

 武人が直接来るならまだしも、一般兵に殺られるほど弱くはありません。

 

 

「それは、洛陽から書簡が届いたんだよ」

 

 

 書簡だけで信じるものですかね?

 

 

「玉璽がない書簡をあんたは信じたわけ?」

 

 

 詠の言ってることももっともですね。

 

 

「玉璽ならおされてたぞ?」

 

 

 やはり、偽物を既に準備していたようです。

 

 

 劉協と月はビックリしてますね。

 

 

 俺と詠は予想通りな感じですが・・・。

 

 

 こうも、あからさまにされると、腹が立つを通り越して呆れます。

 

 

 

 

「取り敢えず、自己紹介しないか?」

 

 

 広間に集まった面々に最初に告げました。

 

 

「そうね。じゃあ言い出しっぺのあんたからね」

 

 

「いや・・・俺は双方知ってるからいいだろ?」

 

 

「あんたが、こっちを紹介するのよ!そのぐらい察しなさい!」

 

 

 俺にエスパーの能力はないです・・・。

 

 

 詠が大声だすから、みんな唖然としてますよ。

 

 

「まあ、仲介役をやることになった華陀だ。んで、こちらにいるのが、劉協皇帝で、隣が董卓、さっきの大声だしてたのが賈詡ね。では次はそっちの自己紹介し「ちょっと待て!」・・・ん?」

 

 

 自己紹介に不満でもありましたかね?

 

 

 ・・・ああ、自己紹介なのに自己で紹介してないからでしょう。

 

 

「わかった。やり直そう。劉協に自己紹介してほしいってさ」

 

 

「ふむ。そうであったか」

 

 

「いや、あの、その」

 

 

 翠はどうやら混乱しているようです。

 

 

 他の面々は、みんな固まっていますがなぜでしょう?

 

 

 劉協が名乗り終えると、みんな席から立ち上がって、床に座り込んでしまいました。

 

 

「みんなどうしたんだ?」

 

 

「あんたね・・・。本来ならこれが普通なのよ」

 

 

「みんな床に座るのが普通だったのか・・・」

 

 

「違う!」

 

 

 ほんの冗談ですよ。

 

 

「いつまでもこのままでは進まぬゆえ、みな席に戻れ」

 

 

 劉協の言葉に、恐る恐るといった感じで、みんな席に座り始めました。

 

 

「まずは、書簡を見せてもらっていいかしら?」

 

 

「ああ」

 

 

 詠の言葉で、文官の一人が早足で広間から出ていきました。

 

 

 これからどうなるんでしょうね・・・。

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
11
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択