No.624218

IS−インフィニット・ストラトス−黒獅子と駆ける者−

トラックに轢かれそうになった女の子を助けて俺はお陀仏になった・・・。・・・って!それが本来の死じゃなくて、神様のミスで!?呆れている俺に、その神様がお詫びとして他の世界に転生させてくれると言うことらしい・・・。そして俺は『インフィニットストラトス』の世界に転生し、黒獅子と呼ばれるISと共にその世界で戦うぜ!

2013-10-01 14:28:19 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:612   閲覧ユーザー数:592

 

 

 

episode217 全力全開の決戦

 

 

 

 箒はビームサーベルを振るい、向かってくるレギナを切り裂くと、後ろに振り向き際に右脚のビームブレイドを振るって人型無人機を切り裂く。

 

「ちっ!」

 

 とっさに背中のリフターを切り離して飛ばすと、翼のビームブレイドと衝角でレギナを切り裂くと、左腕のシールド先端よりビームサーベルを出して振るい、龍型無人機を切り裂く。

 

 すると四方からビームファンを持ったレギナ二機と両掌よりビームサーベルを出して人型と龍型無人機が切り掛かって来るが、箒は戻ってきたリフター下部の持ち手を持ってその場を飛び去り、突っ込んできた四機は衝突と同時に得物で機体を切り裂かれて爆発する。

 

 すぐにリフターを背中にドッキングさせて展開すると、リフターのビームキャノンを放って顎からビームサーベルを出して向かってくる龍型を撃ち抜く。

 

 

 

 

 輝春は両手のビームライフルと両腕のシールドライフルを一斉に放ってレギナを次々と撃ち落すが、龍型無人機が腰のビーム砲を放ち、背中のグラストロランチャーの左側砲身が撃ち抜かれて爆発する。

 

「くそぉっ!!」

 

 爆風で前に数歩押されるも、とっさに体勢を立て直して右手のビームライフルを放って龍型無人機を撃ち落す。

 

 近くでクラリッサが左手のバスターソードを斜めに振り上げてレギナを切り裂くと、右手のロングバレルビームライフルを後ろに向けて放つと、背後から接近してきた人型無人機を撃ち抜く。

 

「「っ!」」

 

 すると輝春とクラリッサは互いにビームライフルとロングバレルビームライフルを向けるとトリガーを引いてビームを放ち、互いの後ろに接近して来ていたレギナを撃ち抜いて撃破する。

 

 互いに頷き合うと、反対側を向いてバスターソードとシールドライフルのビームサーベルを振るい、龍型と人型無人機を切り裂く。

 

 

「「っ!」」

 

 二人はとっさに後ろに跳ぶと、さっきまで居た場所に四つのビームが飛来して爆発する。

 

 すぐにビームが飛んできた方を向くと、バインダーキャノンを向けるフェニックス・ゼロが宙を浮いていた。

 

 

 

 シャルロットは脹脛のクローラーで高速移動しながら両腕のダブルガトリングを放って龍型と人型無人機を撃ち抜いて行くと、背中のキャノンを放ってレギナを連続で三体撃ち抜く。

 

「さすがにこの数は気が滅入るね」

 

 額から汗を流しながらも、ダブルガトリングを放っていくが、その直後に乾いた音と共に弾が出なくなる。

 

「えっ!」

 

 残弾数を確認すると、一発も残ってなかった。

 

 シャルロットはダブルガトリングを切り離すと、とっさにミサイルを放とうとハッチを開けるも、ミサイルも残ってない。

 

「くっ!」

 

 すぐに背中のバックパックのミサイルを放とうとコンテナハッチを開けるも、残っておらず、とっさにキャノンを向けると轟音と共に砲弾が放たれ、レギナと龍型を撃ち抜くも、鈍い音を立てて次弾からは放たれなかった。

 

「・・・うそー」

 

 全ての武器が弾切れという絶望的な状況に声を漏らす。

 

 

 

 

 

「はぁぁぁぁ!!」

 

 ヴィヴィオは飛び出すと同時に右拳を突き出してレギナを粉砕し、そのまま左脚を横に振るって龍型無人機の胴体を真っ二つに切り裂く。

 

「アクセルスマッシュ!!」

 

 両手にエネルギー球を形成すると、それを思い切って投げてレギナと人型無人機にぶつけると、内部へとめり込ませ、更に破裂させると同時にエネルギーを周囲へと拡散させ、レギナや人型、龍型を大量に撃ち抜いて撃破する。

 

 直後にビームファンを手にしてレギナが背後から接近してくるが、ヴィヴィオは振り向き際に右手をオレンジ色に発光させるとそのままレギナの頭部を掴み、握り潰すと同時に反対側へと放り投げて龍型にぶつける。

 

「ディバイン・・・バスター!!」

 

 すぐに右手よりオレンジのエネルギーを太い線状に放ち、レギナと龍型を同時に飲み込んで撃破する。

 

 

 

 

(何とか耐えてはいるが・・・・・・さすがにこれは厳しい)

 

 奥歯を噛み締めながらも箒はビームサーベルを振るって龍型と人型を連続で切り裂いていくと、シールドのアンカーを射出してレギナの胴体を挟み込むと、勢いよく横へと振るい、龍型にぶつける、リフターのビームキャノンを放って二体同時に撃ち抜く。 

 

 更に周囲に向けてビームキャノンを放ってレギナの右腕や足などを撃ち抜く。

 

 

「っ!?」

 

 するとその瞬間、背後から何かにリフターを切り裂かれて、そのまま爆発して吹き飛ばされる。

 

「っ!」

 

 吹き飛ばされながらも後ろを見ると、そこにはクロスバインダーソードを両手に持つマスターフェニックスが立っていた。

 

(くそっ!こんな時に上位ランクのバインドか!)

 

 と、マスターフェニックスはそこから一気に飛び出すと、クロスバインダーソードを振り被る。

 

 

 

 しかしその直後に、両者の間に何かが割り込み、マスターフェニックスの攻撃を受け止める。

 

「っ!」

 

 その後ろ姿に、箒は驚く。

 それを見た瞬間に、心の奥底より安心感が湧き立つ。

 

「悪い箒。待たせたな」

 

「・・・・」

 

 と、その者・・・・・・一夏はアロンダイトを押して強引にマスターフェニックスを押し返す。

 

「織斑一夏か」

 

 マスターフェニックスはスラスターを噴射して停止すると、床に足をつける。

 

「再びお前と合間見える事があるとはな」

 

「・・・・」

 

「新しい力を得たようだな。こいつは楽しめそうだ」

 

 マスターフェニックスはクロスバインダーソードを振るう。

 

 一夏はアロンダイトの柄を両手で持ち直し、身構える。

 

「箒。後は任せろ」

 

「一夏・・・」

 

 箒は一夏を助けたい気持ちはあったが、今の状態ではまともに行動は出来ない為にその通りに後ろに下がる。

 

 

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

 両者は得物の柄を握り締めると、同時に床を蹴って飛び出し、得物を振るって刃を交える。

 

 

 

 

 

 

 ヴィヴィオは右肘でレギナを叩き潰すと、左拳を突き出して叩き潰したレギナを殴り飛ばし、更に右拳にエネルギーを纏わせてそれを突き出してエネルギー弾を飛ばし、叩き潰したレギナと、その後ろに居た人型を撃ち抜いて撃破する。

 

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 

 息切れしながらも、息を整えて気を引き締める。

 

 

「っ!」

 

 ヴィヴィオはとっさに後ろに跳ぶと、さっきまで居た場所に黒紫のエネルギーが飛来して床を抉りながら爆発する。

 

「今のをかわすとは。マテリアルと侮っていたよ」

 

「・・・・」

 

 ヴィヴィオの前に、無人機二体を率いてクイーンが下りて来る。

 

「伊達に聖なる王の遺伝子を受け継いだと言うわけではないな」

 

「・・・・」

 

「だが、所詮はマテリアルだ。隠す物がない金庫など、不要の万物だ」

 

 

 

「違う」

 

「ん?」

 

 ヴィヴィオは脹脛のアーマーを展開すると、背中のウイングを展開する。

 

「マテリアルなんかじゃない。私の名前は『神風ヴィヴィオ』!他の誰でもない、神風隼人の娘だ!!」

 

「・・・・」

 

 と、両手をオレンジに輝かせると、クイーンに向かって跳び出す。

 

 

 

 ―――――――――――――――――――――

 

 

 

 目に見えない速さで隼人とバルバトスは刃を交えては離れるを繰り返す。

 

 ホフヌングを振るうも、バルバトスは飛び上がってかわすと背中のウイング先端よりビームを雨の如く放って来る。

 

「っ!」

 

 雨の如く降り注ぐビームの間を掻い潜り、アルトアイゼンのアーマーを展開して無数のベアリング弾を放つも、バルバトスはビームを放ってベアリング弾を撃ち落すが、爆発を起こして煙を放つ。

 

「おぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 その直後に瞬間加速を掛けて飛び出すとホフヌングを振るうも、とっさに右手の巨大ビームサーベルを振るって斬撃を受け止める。

 

 バルバトスは隼人を押し返すとウイングよりビームを放つが、隼人はホフヌングを振るって衝撃波を放ち、ビームを粉々に粉砕する。

 

「アクセル!!」

 

 と、隼人は光速の如く飛び出すとバルバトスを切り付ける。

 

「ぐぅ!」

 

 バルバトスは少しバランスを崩した時に、隼人は目の前まで来るとアルトアイゼンを突き出し、バルバトスの胴体に杭をぶつける。

 

「くらえぇぇぇぇっ!!」

 

 連続でリボルバー式弾倉の炸薬を破裂させ、杭を六連続に叩き込む。

 

「貴様!」

 

 バルバトスは苦し紛れに左手を横に払うと隼人を吹き飛ばし、背中のウイングよりビームを放つも、隼人はホフヌングを前に出して刀身でビームを弾く。

 

「くっ!!」

 

 隼人はホフヌングを振るい、ビームの軌道を無理やり変える。

 

 

「さすがと言っておこう。本気でなくても、我の体に傷を負わせるとは」

 

 アイゼンのバンカーでバルバトスの胴体に凹み傷が出来ていた。

 

「ならば、我も全力で相手をしてやる!!」

 

 と、バルバトスは唸りを上げると、機体から紫のオーラの様なものがあふれ出し、エネルギー反応が増大する。

 

「リインフォース!ツヴァイ!アブソリュート・エクストリームモードだ!!」

 

『『了解!!』』

 

 そしてアルティメット・ゼロよりエネルギーがあふれ出ると、ボディーが金色に輝き出す。

 

 隼人はホフヌングを振るうと、目に見えない速さで飛び出し、バルバトスも目に見えない速さで飛び出し、強力な衝撃波と共に刃を交える。

 

 バルバトスはウイング先端より大量のビームを放つも、余波エネルギーでフィールドを形成してビームを弾いていくと、アイゼンのリボルバー式弾倉を横に出して空薬莢を排出し、自動的に新しいカートリッジを展開すると同時に装填して元に位置に戻す。

 

 ホフヌングを振るって衝撃波を放ってビームを押し返し、そのまま衝撃波をバルバトスに飛ばすも、その場から横へと飛んで衝撃波をかわすと更にビームを放つ。

 

「くっ!」

 

 光の速さの如く飛んでビームをかわしていくと、ホフヌングの刀身にエネルギーを纏わせ、巨大なエネルギー刃を形成すると、それを勢いよく振るい、周りを巻き込みながら切り裂いていく。

 

 バルバトスは横に飛んで巨大なビーム刃をかわすも、隼人は背中のウイングの内側二枚を前の方に向けるとその間にエネルギーを発生させ、膨大なエネルギーを放ち、バルバトスの装甲表面を焼く。

 

「面白い・・・!」

 

 バルバトスは一瞬の速さで飛び出して右手に持つビームサーベルを振るい、隼人はとっさにホフヌングを前に出して防ごうとするが、そのまま吹き飛ばされる。

 

 次の瞬間にはバルバトスは鳥を思わせる形状へと変形し、ウイングより発せられたエネルギーを収束させる。

 

「くっ!」

 

 隼人はとっさに体勢を立て直すと、ホフヌングの柄を両手に持って構える。

 

「原子の一片も残さずに、消滅するがいい!!」

 

 そして収束したエネルギーをボディー全体を伝うようにして運び、膨大なエネルギーを放つ。

 

「消滅するのは・・・・・・お前の方だぁぁぁぁ!!!」

 

 隼人は避けずにそこからエネルギーへと自ら向かって飛び出した。

 

「馬鹿が!!」

 

 膨大なエネルギーは隼人をいとも容易く飲み込む。

 

「ぐぅ!!」

 

 フィールドで防げているも、そのあまりもの膨大な量のエネルギーに押され、徐々に装甲が焼かれていく。

 

「無駄な足掻きだ!!」

 

 バルバトスは更にエネルギーを倍増させ、隼人を襲う。

 

 

『は、隼人さん!これ以上受け続けると装甲が融解します!!』

 

『それとアルティメット・ゼロのエネルギーが!!』

 

 

 

「ぐぅ!!」

 

 装甲が焼かれていって痛みが生じ始めるが、隼人はホフヌングの柄を握り締める。

 

「バルバトス・・・」 

 

 膨大なエネルギーを受けながらも、その奥でエネルギーを放つバルバトスを見つける。

 

「・・・墓穴を掘ったな!!」

 

「何!?」

 

 するとアルティメット・ゼロの胸部のコアがホフヌングと共に発光すると、バルバトスが放つエネルギーを吸収する。

 

「こいつを待っていたんだ!!」

 

 そして隼人は飛び上がるとホフヌングを中央から間を開けて離すと、左腕のアイゼンと両腰のウイングバインダーを切り離してホフヌングと合体させてアルティメイト・アローにし、左手に持つ。

 

「まさか!我のエネルギーを吸収する為に、わざと受け続けたのか!?」

 

「あぁ!吸収する為には分析が必要だから、わざと受け続けたのさ!」

 

 事前にリインフォースとツヴァイに分析を任せており、膨大なエネルギーを受けている間に吸収する為に分析をしていた。

 さすがに受け続けはきつかったが、バルバトスからエネルギーをたんまりと貰い受けた。

 

「これで、どうだ!!」

 

 隼人はアルティメイト・アローのエネルギー状の弦を引くと、勢いよく指を離してアルティメイト・アロー自体を飛ばす。

 

「くっ!」

 

 バルバトスは僅かに反応が遅れ、そのままアルティメイト・アローが胴体に突き刺さる。

 

 直後に隼人は飛び出してアルティメイト・アローを掴むと、そのまま再度弦を引き、指を離してゼロ距離で吸収したエネルギーをバルバトスにぶつけた。

 

「ぐはっ!?」

 

「ぐぅ!?」

 

 しかしその瞬間に大爆発が起きて隼人は大きく吹き飛ばされ、バルバトスは人型に戻り、胴体が大きく抉れ、左足と右腕が吹き飛んでいた。

 

「まだだ!」

 

 バルバトスは背中に残ってウイングを展開してビームを一斉掃射する。

 

「っ!」

 

 隼人はとっさにアルティメイト・アローを分解して元の位置に戻すと、ホフヌングを突き出して勢いよく飛び出す。

 

 剣先はバルバトスが放つビームを切り裂いていき、隼人は更にスラスターを噴射してバルバトスへと突撃掛ける。

 

「っ!」

 

「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 そして限界以上にスラスターを噴射して一気に飛び出し、バルバトスは避ける間も無くホフヌングによって胴体を貫かれる。

 

 そのまま勢いよく飛び出してバルバトスを玉座の上にある壁に叩き付けると、左腕のアイゼンを勢いよく突き出してバルバトスの頭部に杭をぶつけて六発連続で叩き込む。

 

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 

 息を切らしながらも、隼人はホフヌングを引き抜きながら後ろに下がると、バルバトスはその場に膝を着き、前のめりに倒れる。

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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