No.624094

真・恋姫ハンターズ 天地大乱編 第十二話

アサシンさん

渓流にて再び起こる闘い

無双の名を冠すモンスターと

氷帝の名を冠した青年の

2013-09-30 23:20:54 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:2542   閲覧ユーザー数:1727

 

 

 

 

 

 

 

 

 

渓流フィールド

 

 

ベースキャンプ地

 

 

 

一刀「ジンオウガを相手取るのは久しぶりだな」

 

一刀「支給品は全部貰ってと。あと持参したアイテム忘れも無しっと」

 

一刀「ソロも久しぶりだけど。がんばりますか」

 

 

 

さっさと準備を整えてから、渓流に来たジンオウガを狩りに出かけた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリア1~エリア4を移動中、一刀は違和感を覚えた

 

 

 

 

一刀「・・・・・どういう事だ?小型モンスターが全くいない、雷光虫が活性化しているのは予想出来ていたけど。ガーグァ・ケルビ・ジャギィ種が一匹もいない?」

 

 

 

そうなのだ。此処、渓流フィールドに一体もモンスターが出て来ない

 

気配や屍骸、血痕などが無いことから恐らく何処かへ逃げて行ったのだろう

 

・・・だが

 

 

 

一刀「幾ら無双の称号を持つジンオウガが来たからってここまでなるのか?」

 

一刀「それにフィールドに居る雷光虫が活性し過ぎているような?」

 

一刀「・・・・・・まさかな」

 

 

 

 

まさか、これがフラグだったとは

 

この時、一刀は知らなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一刀「・・・・・神(作者)が居たら一言だけ言わせてもらうぞ?・・・・・・・ふざけんなよゴラァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!?」戦略的撤退

 

 

 

 

ジンオウガ1『グゥオオオオオオオオ!(待てぇい!)』

 

ジンオウガ2『グォオオオオオオ!?(待たんか!?)』

 

ジンオウガ3『グォゥウウウ!!(我が長兄の仇!!)』

 

 

 

 

一刀「何だよこれ?何なんだよこれはぁあああ!!?」

 

一刀「多過ぎだろ?!一体でも厄介なのに二体どころか三体って。どんなムリゲーだよ!?」

 

一刀「しかも今の俺ボッチだぞ?1人なんだよ?ソロでこれはキツイわ!ボケェエエエエエエエエエエエ!!?」

 

 

 

満月が昇った渓流に、一刀のツッコミが響いた

 

あの後三体ものジンオウガから逃げた一刀は、ひとまずモンスターが入って来れないエリア3で休憩していた

 

 

 

 

一刀「はぁっはぁっはぁっ・・・・ふぅ~」

 

一刀「オイオイ、真剣(マジ)であの三兄弟?を相手にしないとイケないのか?」

 

 

山菜ジジイ「ヨホホ♪お前さんも災難じゃのぅ?ホレ、タケノコ飯じゃ」

 

 

一刀「いただくよ」

 

 

 

 

このエリアでのんびりしていた山菜ジジイとここで取れた特産タケノコで御飯を作ってモキュモキュ♪している

 

腹が減っては狩りは出来ないby一刀

 

 

 

 

一刀「それにしても、小型モンスターがいないからもう一体位居るのかと思ったら三体も居るなんて。帰ったら今度こそギルドマスターをみっくみく♪にして殺る」

 

一刀「その前に三兄弟を如何にかしないと」

 

 

山菜ジジイ「おうハンター殿、なにも持っていないが薬草でも良ければやろう」

 

 

アイルー「ニャ!支給品ですが閃光玉もあるニャ!」

 

 

 

一刀「ありがとう、アイルー、山菜爺さん」

 

 

 

 

御飯を貰って少し休憩した後。一刀は再びフィールドへ

 

 

 

 

 

 

 

 

エリア4にて

 

 

 

 

一刀「まずはお前か」

 

 

ジンオウガ3『グォウ!(殺るぞ!)』

 

 

一刀「逝くぞ!」

 

 

 

1人と一匹は同時に駆け出し、すれ違い様にジンオウガの右前脚と後ろ脚に一太刀入れる

 

部位破壊までには至れなかったが出血しているからキチンとダメージを与えられたようだ

 

こちらに振り向くジンオウガの顔に目掛けて、太刀を振り上げ

 

二本ある内のジンオウガから見て右の角を斬り飛ばした

 

 

痛みにひるみ少し後退した所に彼の剣豪が編み出した秘剣ツバメ返しを放ち。ジンオウガの胸に六本の切り傷を刻み込んだ

 

そのまま牙突の構えを取り

(片手で太刀を横に倒し、刃を外側に向け、切っ先を相手に向けて、もう片方の手を切っ先に添えて突きを放つ技)

 

ジンオウガの胸に刻んだキズの中心、心臓目掛けて突き放ち

 

命その物に直接、氷刃を突き立てた

 

 

 

 

 

一刀「ジンオウガ一体、討伐完了」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所変わってエリア7を経由してエリア6へ

 

 

 

 

 

ジンオウガ2『グォウウ!(弟の仇!)』ビシャァン!

 

 

出会いがしらに電撃弾を撃ってきました(笑)

 

 

 

一刀「(笑)じゃねええええええ!!」ズシャァ~

 

一刀「いきなり電撃玉飛ばすって、ドンだけ短気なんだよこのジンオウガ!?」

 

 

 

ジンオウガ2『グォオオオオオオ!!!(ごちゃごちゃ五月蠅い!!!)』ドダダダダダダダダダダ

 

 

 

助走を付け一刀に飛びかかるジンオウガ2、それを一刀はスライディングの要領で真下を通り抜け、パクパク♪されずにすんだ

 

直ぐ側で停止したジンオウガ2は、宙返りからの尻尾ビタ~ン!攻撃をしてくる

 

横にコロコロ鉛筆の如く逃げた一刀の顔には冷汗が浮かんでいる

 

 

 

 

一刀「ちょっと待てぇい!」

 

一刀「なんで?ねぇなんで?!何で上位に入る前からこんな無駄に強いジンオウガが居るの!!?」

 

一刀「超帯電モードでもないのにその動きは無いでしょう?!!」

 

 

今日は何時もよりもツッコミにキレのある一刀であった(笑)

 

 

 

一刀「(笑)はもういいわ!」

 

一刀「氷核、第一解放」サァ・・・・

 

 

 

一刀は太刀に填め込まれている氷核を解放した

 

一瞬で一刀の周りの温度は下がり、冷たい川の水はさらに冷たくなり

 

一刀の吐く息は白く。刀身からは冷気が流れ、流れる水の表面に氷を張る程だ

 

 

 

ジンオウガ2『(・・・・それが長兄を討った御業か?)』

 

 

 

一刀「イヤ?アイツはコレのもう一つ上の段階にまで俺を追い詰めたよ。危うく俺も死にかけた」

 

一刀「そんじゃ、さっさと終わらせてもらう」

 

 

 

ジンオウガ2が見たのは、水も音も立てずに川から一瞬で自分の後ろまで駆け抜けた一刀と

 

感覚の無くなった四肢に付いている赤い華を見た

 

 

 

 

 

一刀「ジンオウガ二体目、討伐完了」パシュンッ

 

 

 

 

一瞬で前と後ろの脚の筋を両断し、体中から飛び散るハズの血が凍り。美しい華を咲かせた

 

 

 

 

 

 

 

一刀「残るは後、一体」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリア5

 

 

 

 

一刀「ヤッパリ此処に居たか」

 

 

ジンオウガ『(貴公が、我等の長兄を討った狩り人だな?)』

 

 

一刀「ああ、アンタ等の兄さんだったか。かなり手ごわかったよ、最終的に相討ちギリギリの戦いだった」

 

 

ジンオウガ『(そうか、兄はお主を倒す寸前まで追い詰めたか)』

 

ジンオウガ『(そして残った我等も既に私一人?か)』

 

 

 

一刀「ああ、では」パキィン!

 

 

ジンオウガ『(!?・・・・それが兄を追い詰めた)』

 

 

一刀「そう、これがアンタ等の兄さんを倒した俺の切り札」

 

一刀「全てを凍らせ、全てを断ち切る氷刃。そしてすべての命を奪い去る絶対零度の冷気を己に纏う御業」

 

一刀「『氷帝招来』ジンオウガの超帯電モード風に言うなら。コレは氷帝モードって所かな」

 

 

一刀「では逝くぞ?誇り高き無双の血を引く兄弟の生き残りよ!」ピキィ~ン!

 

 

ジンオウガ『(来たれ!我が兄弟を尽く打ち滅ぼした狩り人よ!)』バチィ!

 

 

 

 

 

月下に鳴り響くは。雷鳴の雷と、氷帝の氷刃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし

 

 

 

 

 

勝負は一瞬で終わってしまった

 

 

 

まずジンオウガの前足を叩きつける攻撃を上空に跳び回避、落下の勢いを利用してそのままジンオウガの脳天目掛け

 

鋼すらも切り裂く氷刃が貫通し

 

一瞬でジンオウガの命を刈り取った

 

 

 

 

一刀「激戦になると思ったけど。呆気無いモノだったな・・・・・・解除」パキャァ~ン・・・・・

 

一刀「消費したのは結局。携帯食料と氷核一つだけか」

 

 

一刀「っで?そこに隠れているのは誰かな」

 

 

 

木々が生い茂るこのエリアは、一刀と地に伏したジンオウガの二つの存在しかない・・・・ハズだった

 

一刀が後ろの大木に向かって話しかけると

 

 

 

 

??『イヤ~凄いね♪。何でわかったの?』

 

??『それは愚問だよ、ライオット。彼は北郷一刀だよ?』

 

??『そうだったね、サイレント』

 

 

 

双子?だろうか、二人と長い黒髪に朱い瞳をしている。肌は日本人のそれだが、遠目で見てもその素肌は艶やかだ

 

 

ライオットと呼ばれた女性は。白い袴に同色の胴着を着て、背中に白銀の太刀を背負っている。元気いっぱい!って感じのスポーツ系の娘だな、髪型は右側頭部の少し上で纏めたサイドテール?って言うのかな。高町なのは教導官と同じ髪型と言えばいいのかな?

 

サイレントと呼ばれた男性は。真逆の黒い袴に同色の胴着を着て、背中には鞘?かな真っ黒な鞘を背負っている。コッチは静かと言うよりも落ち着いている感じがするな、彼は彼女と鏡合わせの様に左上で髪を纏めている

 

後は二人とも草鞋?でイイのかな、それを履いて服と同じ色をした鋼手甲(こうしゅこう)を身に付けている

 

何かどっかで感じた事のある氣なんだよね~?

 

 

 

 

一刀「今一度問う。御二人は何者ですか」

 

 

 

 

ライオット『ん~。何者って言うよりも』

 

サイレント『何「物」の方が合っているな。マスター北郷』

 

 

 

一刀「マスター?・・・・・ちょっと待とうか二人とも?」

 

一刀「まず質問その一。二人の名前ってもしかして・・・・・『銀露』と『鋼夜』?」

 

 

 

 

サイレント『当たりですよ、お久しぶりです。マスター北郷』

 

ライオット『久しぶりだね~カズぴー♪全然使って貰えなかったから私達から来ちゃったよ?』

 

 

 

一刀「マジであの銀露と鋼夜なの?てか何で擬人化してるの?!」

 

 

 

サイレント『落ち着いてください、マスター北郷』

 

サイレント『まずは正真正銘。私は鋼夜、鋼夜・(S)サイレント・アサシン』

 

鋼夜『鋼黒の覇龍の鱗を用いて拵えた、白虎を背負う。鉄壁にして不滅の鞘です』

 

 

ライオット『そして私!銀露、銀露・(R)ライオット・アサシン!』

 

銀露『天龍の加護を受けし白き鋼より鍛えられた、卍型の鍔に、天に昇りし龍を背負う。絶対両断なる無双の一振り♪』

 

 

銀露『それで、なんで私と兄さんが人の姿をとれているかと言うと』

 

鋼夜『この外史で貴方が、リオレウス希少種とティガレックス亜種を氷漬けにしたのを覚えていますか?』

 

 

一刀「ああ、あの時はひどい目にあったよ」

 

 

鋼夜『実はその日と同時に、別の外史にいたマスター北郷が一時の終焉を迎えたのです。予定以上の成果を上げて』

 

銀露『其処に銀レウスと黒ティガの討伐功績も合わさって。その御蔭で、私達の霊格?神格?的な物が上がって。付喪神から昇格したの』

 

鋼夜『読者の皆様は「真・恋姫ハンターズ プロフィールⅡ」等を参照してください』

 

 

 

一刀「なんか最後はメタな発言だか。大体の事は解かったよ」

 

一刀「またこれからよろしく、銀露、鋼夜」

 

 

 

 

銀露・鋼夜『『イエス、マイスター』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・つづく?

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

 

どうもアサシンです

 

 

 

ジンオウガ三兄弟があっけなかった・・・・・そして

 

 

銀露と鋼夜が復活!!

 

それに際して擬人化!!

 

 

例の如く書いている内にこのような展開になっていました

 

 

この二人?の得物は分類上どちらも太刀です、銀露が斬撃、鋼夜が打撃です。狩りに逝かせるかは、まだ判断していません

 

 

之にて連続投稿予定の作品は終わり。次は新にやって来た新米ハンター達の狩りを書きたいと思います

 

次回より投稿が少し遅くなります・・・・・ストックがほぼ無くなりました

一日一話はやはりハイペース過ぎマスタ(汗▽汗)

 

 

では久しぶりの次回予告を

 

 

 

 

 

 

次回 真・恋姫ハンターズ 天地大乱編 第十三話

 

       新米ハンター達の狩り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではでは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再来~~~


 
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