No.623350

真・リリカルなのは 第十章 エルトリア振興編 第十六話 絶対的な力、死神樹の実

ohatiyoさん

死神樹の実を食べ、圧倒的な力を手にする者
しかし、その犠牲は大きい者となる
他人が住む世界を滅ぼしてまで力を求める アヴァンシア
それを否定する なのは達
勝つのは果たして………………

2013-09-28 16:52:26 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:562   閲覧ユーザー数:557

アヴァンシアの強さに押され、後一歩というところまで追い詰められた ユーリ

 

しかし、仲間たちが、そして家族達が助けにきてくれた

 

みんなの力を1つに、侵略者を追い返せ!!

 

ユーリ「みんな、助けに来てくれたのですか?」

 

なのは「当然だよ!! 友達だもの!」

 

シュテル「我らは家族、支え合うものです」

 

ディアーチェ「そして、家族を傷つけたあやつを無事に帰すつもりはない」

 

はやて「まぁこれだけの数が揃ったんや、まず負けへんで」

 

みながユーリを守るかのように、前に立ち、アヴァンシアに立ち塞がる

 

アヴァンシア「バカな……………何故お前達がここに? 俺の部下はどうした!!!」

 

レヴィ「僕がぶっ倒した!!!」

 

フェイト「残るはあなた1人…………………………」

 

アヴァンシア「まさか、こんなガキ共に負けるとは……………」

 

自分の部下が倒されて、落ち込んでいるのか?

 

それとも、怒りが湧いて来ているのか?

 

それはわからないが、アヴァンシアは死神樹の外に出て、上空に飛んでいった

 

アリサ「アイツ、逃げる気?」

 

キリエ「追わなくっちゃっ!!」

 

アヴァンシアを追いかけようとする2人

 

アミタ「キリエ、無理をしてはいけません!! やはり、あなたはここで待っていなさい」

 

しかし、アミタはキリエを止める

 

ユーリ「私も残念ながら、此処までです。魔力が切れかかっているので」

 

ユーリも先の戦闘で魔力切れが近い

 

ディアーチェ「だが、ユーリの魔力が回復するのは、それほどまでに時間は掛かるまい?」

 

ユーリ「はい、回復したら必ず行きます」

 

ディアーチェ「ふっ その頃には終っておるわ」

 

シュテル「それでは彼を追いましょうか」

 

ディアーチェを筆頭に、なのは達はアヴァンシアを追う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~死神樹頂上~

 

あまりの大きさに、山と間違えても不思議ではない死神樹

 

その天辺に来た アヴァンシア………………彼の目的は、死神樹の実である

 

アヴァンシア「あのガキの邪魔がなければ、既に実は生っているはず…………………」

 

あんなガキ共に勝てないと感じるとはな……………………

 

アヴァンシア「しかも数が多い。確実に勝つために実を食うべきだ」

 

実を探す アヴァンシア

 

アヴァンシア「あった!! これだ!!!」

 

オレンジ色の実が生っていた

 

ドラゴンフルーツみたいな形をしている

 

アヴァンシア「これで奴らは終りだ……………………ガブリッ」

 

一口だけ食べる

 

アヴァンシア「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」

 

一口食べただけで、魔力がかなり増大した

 

アヴァンシア「クククク、流石は死神樹の実だ…………………さっきの俺とは別次元の強さになったな」

 

見た目は勿論、一切変わっていない

 

ただ魔力が増大したのだ

 

アヴァンシア「俺が食った実の数はこれで5個目、たった5個でこれほどまでに…………………」

 

元々アヴァンシアは、管理局でいうならDランクの魔導師だった

 

お世辞にも強いとは言えない

 

しかし、偶然にも死神樹を発見し、今日にいたるわけだ

 

4個食べただけで、Dランクの魔導師がユーリと対等に戦えたわけだ

 

ユーリは大分魔力を消費していたといえ、それでもそう簡単に倒せるような人ではない

 

それだけ、死神樹の実が凄ざましいということだ

 

今のアヴァンシアには、恐らく全快のユーリでも勝てないだろう

 

なのは達は、アヴァンシアを倒すことはできるのだろうか?

 

アヴァンシア「来るなら来い!!!! 皆殺ししてやるぞ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~なのは視点~

 

なのは「っ!!!!」

 

フェイト「え!? どういうこと!?」

 

はやて「魔力が増大しよった!!!!!」

 

急激にアヴァンシアの魔力が増大した事を感知し、驚く なのは達

 

アミタ「恐らく死神樹の実を食べたんです…………………あれを食べると強くなるそうです」

 

アリサ「早く止めないと、勝てなくなるわね」

 

すずか「今ので相当な力を手に入れたみたいだね」

 

死神獣の身を大量に食べられると勝ち目がどんどん小さくなるのは、言うまでもないだろう

 

ディアーチェ「おのれ!!! エルトリアにゴミを植え付けよって!!!!!!!」

 

シュテル「楽をして手に入る力ほど、下らないものはありませんね」

 

レヴィ「さっさとやつっけよう!!!」

 

自分の都合でエルトリアを汚された事に怒りを隠せない マテリアル達

 

そして、なのは達も頂上へ着く

 

アヴァンシア「おう、わざわざ殺されに来たか」

 

すると、アヴァンシアが死神樹の枝にもたれながら、待っていた

 

ディアーチェ「この塵芥が!!!!! ふざけたものを植え付けよって!!! この木諸共、木端微塵にしてくれる!!!!」

 

シュテル「エルトリア復興を邪魔しただけでなく、滅ぼそうとする…………………あなただけは許せておけません」

 

レヴィ「僕の技で、ボコボコにしてやる!!!!!」

 

デバイスを構える3人

 

アミタ「エルトリアは私たちの希望!! それを汚すような人には加減なんてしません!!!!」

 

私とキリエの想い、そして博士の夢…………………………邪魔はさせません

 

アミタ(ユーリや王様達の助けが合ってここまで来れた……………………)

 

その努力を水の泡などにはさせません!!!

 

ヴァリアントザッパーⅡ(両手剣)を構える アミタ

 

アヴァンシア「フン、死神樹のエネルギーになれただけでも喜んでもらいたいものだな」

 

ディアーチェ「何だと!!!!」

 

アヴァンシア「圧倒的な強さ!!!!! それは、誰もが求めるものだ!!!!! 俺も純粋に求めただけだ…………………そして、偶々手に入れた、死神樹をな」

 

そうだ、俺はもっと強くなる!!

 

この死神樹と共に!!!

 

アヴァンシア「お前たちも手に入れたんだろ!!! そうでなければ、それほどの力が手に入るものか!!!!」

 

アヴァンシアは、なのは達の力は死神樹のように、インチキして手に入れた力だと決めつける

 

なのは「私たちは必死に努力して強くなった!!! 楽して強くなろうとする、あなたとは違う!!!」

 

アヴァンシア「俺とて努力したさ!!!! その結果が今の形というわけだ!!!」

 

あくまで死神樹は努力の結果と言い張る アヴァンシア

 

なのは「余所の世界を犠牲して手に入れる強さなんて!!!!!」

 

アヴァンシア「フン、ガキだな……………………強くなる為には何かを犠牲にしなければならないのが通りだ!!!!」

 

シュテル「それが他人の世界というわけですか?」

 

アヴァンシア「そういうことだな」

 

平然と答える アヴァンシア

 

反省の色が見られないどころか、自分の行いは正しいと言っているようにも思える

 

フェイト「何て自分勝手な………………………………」

 

アヴァンシア「さて、お喋りもここまでだ……………………お前達を潰して、死神樹の実が完全に生るのを待とう」

 

他の奴らにも分け与えていたが、もうその必要はない

 

アヴァンシア(アレは俺だけの物だ…………………………)

 

ディアーチェ「塵芥が!!!! 痛い目にあわせてやる!!!!」

 

レヴィ「突撃!!!!!」

 

レヴィが、アヴァンシアに突っ込む

 

アヴァンシア「もう少し、戦い方を覚えるんだな!!!」

 

拳から魔力弾を撃つ

 

見た目はただの魔力弾だが、

 

レヴィ「うわぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

シュテル「レヴィ!!!!」

 

いくら防御力が低いとはいえ、たった1発でレヴィが倒される

 

尋常ではない攻撃力だ

 

ディアーチェ「ええい!!! アホのレヴィは放っておいて攻撃だ!!!!」

 

なのは「エクセリオンバスター!!!!!!!!」

 

フェイト「トライデントスマッシャー!!!!!」

 

はやて「パイルブラスター!!!!!」

 

アリサ「フレイムアルク!!!」

 

ディアーチェ「エクスカリバー!!!!!!」

 

全ての攻撃が直撃する

 

すずか「直撃したけど……………………………」

 

倒せていない…………………私の直感がそう言っている

 

シュテル「あれぐらいでは倒せないでしょうね」

 

シュテルも、すずかと同じ意見のようだ

 

アヴァンシア「ククククククク」

 

煙が晴れると、無傷のアヴァンシアが立っていた

 

アヴァンシア「さて、死ぬ準備はいいか? ゴミども」

 

シュテル「王、手加減してはいけませんよ?」

 

ディアーチェ「しとらんわ!!!!」

 

シュテルにキレる ディアーチェ

 

アヴァンシア「悪魔の右腕(ディアブロ・オブ・デレチャー)!!!!!!」

 

再びレアスキルを発動し、右腕が変化する

 

なのは「アレはレアスキル?」

 

アリサ「そう見るべきでしょうね」

 

アヴァンシア「食らえ!!! ライトニング・シャワーレイン!!!!!」

 

魔力を針のようにして、大量に飛ばす

 

嘗て裏月村と戦った際にワルキューレが使った技に似ている

 

すずか「させないよ!!! コールドディバイト!!!」

 

何時の間にか、アヴァンシアの間合いに入っていた すずか

 

氷の拳でアヴァンシアを殴る

 

アヴァンシアの技を中断させたが………………

 

アヴァンシア「何かしたか? 小娘」

 

すずか「っ!!!」

 

ダメージは与えられていない

 

アヴァンシア「スカルヴィオ・グランキィ!!!!!」

 

肩の部分が2つに裂け、そこから火を吹きだし、その反動を使って、すずかに強力なパンチを繰り出す

 

すずか「グハッ!!!!!」

 

吹き飛ばされる すずか

 

アヴァンシア「さて、次はどいつだ?」

 

圧倒的な強さ……………………………勝てるか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第十章もいよいよクライマックス!

 

アヴァンシアを倒し、死神樹を取り除けるのか?

 

次回もお楽しみに~

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
0
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択