No.620676

インフィニットストラトス 受け継がれる光の絆 Episode.13 襲来 -アタック-

ジークさん

無し

2013-09-18 21:50:24 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1224   閲覧ユーザー数:1208

「あれは・・一体・・」

一夏はただ謎の機体を見ていた。

『一夏、試合は中止よ!すぐにピットに戻って!』

鈴がプライベート・チャンネルで話しかけてきた。

「出来るわけないだろう!お前エネルギー残ってないだろう!」

鈴は一夏の攻撃を喰らった為、エネルギーが残ってない状態なのだ。

「時間稼ぎ出来る位のエネルギーは残ってるわよ!あんたは早くピットに!」

鈴がそう言っていると敵が攻撃してきた。

「あぶねえっ!!」

間一髪、一夏が鈴の腕を引っ張り避けた。

「ビーム兵器・・・しかもとんでもない出力だ・・」

「ちょっと、馬鹿!離しなさいよ!」

腕を掴まれた鈴が暴れだした。一夏は鈴の腕を離した。

「鈴、俺が戦うからお前は戻れ」

「あ、あんた何言ってんの!?」

「俺の方がまだエネルギーが残ってる。先生達が来るまで時間を稼ぐ」

「な、ならあたしも!」

二人がいいあっていると敵が攻撃してきた。

「くっ!」

一夏はブレードでビームを弾いた。

「鈴、お前は此処にいろ」

「・・・わかった」

鈴はそう言った。一夏はブレードを構え敵に突っ込んで行った。

 

 

「もしもし!?織斑君、聞こえてますかー!?」

「本人がやると言ってるんだから、やらせてみてもいいだろう」

「織斑先生!こんな時に何をのんきな事を言ってるんですか!?」

「ふぅ・・・落ち着いてコーヒーでも飲め。糖分が足りんからイライラするんだ」

千冬がそう言ってコーヒーに砂糖をいれた。しかしそれわ・・

「織斑先生。それ塩ですけど」

山田先生がそう言った

「千冬がコーヒーに運んでいたスプーンを止め、容器を見る

「なぜ、塩がある」

「さあ。でも、大きく『塩』って書いてありますけど」

「・・・・・」

「あっ!やっぱり弟さんのことが心配なんですね!?だからそんなミスを――」

「山田先生、コーヒーをどうぞ」

「へ?あ、あの、それ塩が入ってるやつじゃ・・・」

「どうぞ」

山田先生は涙目でそれを受け取った

「い、いただきます・・・」

「熱いので一気に飲むといい」

「は、はい・・・」

山田先生は悲しい顔をした。

「織斑先生!わたくしも出撃させてください!何時でも行けますわ!」

「そうしたいが・・・これを見ろ」

ブック型端末に第二アリーナのデータ情報が表示された

「遮断シールドがレベル4になっている上、扉はすべてロックされてますわね・・・まさか、あのISのせいで!?」

「そのよだ。これでは避難することも救援に向かうこともできない」

「で、でしたら!緊急事態として政府に助勢を――」

「やっている。現在も三年せの精鋭がシステムクラックを実行中だ。遮断シールドを解除できれば、すぐに部隊を突入させる」

「結局、待つことしかできないのですね・・・」

「まぁ、お前は突入部隊に入ってない。安心しろ」

「ど、どうしてですか!?」

「お前のISの装備は一対多向きだ。多対一ではむしろ邪魔だ」

「そんなことはありませんわ!わたくしが邪魔などに―――」

「お前の機体は一対多向きだ。今の状況で戦ってもむしろ邪魔だ。後、連携訓練は?

その時のお前の役割は?ビットはどう使う?味方の配置は?

敵のレベルはどのくらいに想定している?連続稼働時―――」

「も、もういいです。わかりましたわ!」

「ふん。わかればいい」

そう言って千冬はモニターを見た

「はぁ・・・。言い返せない自分が悔しいですわ・・・」

「それに見ろ。あいつが苦戦してるように見えるか?」

千冬がモニターを見て言う。一夏は敵の攻撃を防いだり、受け流したり、避けたりしながら攻撃していた。

「あいつなら問題ない。きっと勝ってくれるだろう」

 

 

 

「はあぁぁ!」

一夏は敵の体に何度も攻撃していた。しかし威力が足りないのか全くダメージが通ってないようにみえる。

(やっぱりダメだ。一次移行してない状態じゃコイツに勝てない)

一次移行も行ってない白式では威力が足りないのだ。一夏がそう考えていると敵が殴り掛かって来た。

(マズイ!)

一夏は腕をクロスさせ防ごうとしたが

 

 ドゴオオオオオンッ!!!!

 

「ぐはっ!」

威力を大きく防ぎきれず一夏は吹き飛ばされ地面に激突した。

「一夏!」

鈴が叫んだ。しかし敵は容赦なく一夏にビームを連射した。爆発と土煙が一夏を覆いつくした。

 

 

(ダメだ・・。こんな所で負ける訳にはいかないんだ・・。)

煙に覆われた中、一夏は心の中でそう呟いた。

(負ける訳にはいかないんだ。箒やセシリア、鈴、千冬姉を皆を、ビーストからアイツあら、守るんだ!)

一夏が心の中でそう決意すると胸元から何かが光った。

(これは・・・)

一夏は胸元からそれを取り出すと、それはエボルトラスターである。そしてエボルトラスターの光に共鳴するかのように白式も光り出した。

(まさか・・・)

一夏は光に包まれた。

 

 

突然、煙の中から光が現れた。

「な、何なの!?」

鈴はそれを見て驚いた。

 

「い、一体何が!?」

「起こったんですか!?」

モニター室に居た、千冬達も突然の事に驚いた。

 

 

煙が止み、光が晴れたそこに居たのは・・・

 


 
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