No.614319

恋姫 華陀紀行83

Peruさん

本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。

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2013-08-31 06:12:01 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1679   閲覧ユーザー数:1530

 

 

 獲物が周辺にて、見かけることがなくなってきました。

 

 

 この辺りが、危険だと言うことを認識し始めたのでしょうか?

 

 

 仕方ないので、今は穴堀作業をしています。

 

 

 地道な作業ですが仕方ありません。

 

 

 とても必要なことです。

 

 

「どこへ逃げようと言うんだい?逃げ場なんて無いんだよ・・・さあ、観念して出てきておいで」

 

 

 ザック、ザック、ザック

 

 

「もう、そこが終点だ」

 

 

 『プスッ』

 

 

 ・・・。

 

 

 そこには兎がいました・・・。

 

 

 最近はこうやって巣穴を掘り起こしております。

 

 

 焼肉定食(弱肉強食)なので仕方ありません。

 

 

 これを、冷たいですが、近くの川で処理して、お持ち帰りです。

 

 

 気配察知に掛かったのに、いきなり消えたときはびっくりしましたが、まさか土中とは・・・その発想は無かった。

 

 

 

 

 凪は今日も真面目に鍛練しています。

 

 

 子供の頃から、そんなに鍛えまくったら背が伸びないんじゃなかったでしたっけ?

 

 

 微かに腹筋が割れてきている気がするのはキノセイダ。

 

 

 俺が狩りにいっている間も鍛練を惜しまずにやるので、最近は休憩も鍛練の一部だと教え込んでいます。

 

 

 どうしてこんな性格になった・・・

 

 

 もしかして熱血しすぎたのか!?そうなのか!?

 

 

 ・・・真面目なのは、悪いことでは無いのでいいでしょう・・・。

 

 

 それよりも、問題は・・・。

 

 

「私も手伝います!」

 

 

 狩りの手伝いをすると言って聞きません。

 

 

 明らかに足手まといになるのは間違いないんですよね・・・。

 

 

 熱意は買いですが、それとこれとは別です。

 

 

 この前なんて、材料をふんだんに使った激辛鍋を作ってきました。

 

 

 確かに、冬場は身体を暖める目的で、そういった系統の食糧がありましたが、あれはヤりすぎです。

 

 

 思わず雪の中にダイブして、口の中に雪を含みましたとも!

 

 

 料理禁止令を発動させました。

 

 

 凪とは、味覚系統が異なるようです。

 

 

 なので、狩りについても遠慮せずに、正直に教えてあげました。

 

 

「今のなぎでは足手まといなんだ・・・」

 

 

 かなりのショックを受けているようです。

 

 

 飛び道具もなしに何しに行くのかわかりません。

 

 

 あえて言うなら荷物持ちくらいでしょうか。

 

 

 荷物持ちと言っても、雪の中の移動ですから、素人にはかなりつらいでしょう。

 

 

 気持ちだけは受けとります。

 

 

 しかし、なぜ足手まといなのかを納得させないといけませんね。

 

 

 

 

「これができるようになったらな」

 

 

 そう言って、気を纏った手で木を切断して見せます。

 

 

 流石にこれは、現段階では出来ないでしょう。

 

 

 なぎが、呆気に取られた目で見てきます。

 

 

 更に木の板を触って確かめ始めました。

 

 

 トリックなんてないですよ?

 

 

 最初から切れてません!俺が切ったんです!・・・全く、もう一回だけですよ・・・。

 

 

 なぎの持っていた板を、更に二つにして納得?してもらいました。

 

 

 なぎには、未だに気の循環しか教えておらず、身体能力を底上げしているだけに過ぎません。

 

 

 身体の中を巡らせるなら意識しやすいですが、更に集中して体外に出すのは難易度が違いますからね。

 

 

 今の程度で、自分なら大丈夫・・・と過信し過ぎが一番危ない時期です。

 

 

 まぁ、このまま鍛練していけば、いつかは使えるようになるとは思いますが、俺はこれ以上教えません。

 

 

 自分で模索しないとね。

 

 

 見本は見せたんですから、後は任せましょう。

 

 


 
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