No.609004

絶対の進撃

神夜 晶さん

どうも、神夜晶です

他の小説の投稿が遅くて申し訳ないです><
ネタ切れ・・・もありますが
仕事とかの関係でやる気が。。。

続きを表示

2013-08-15 21:28:37 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3600   閲覧ユーザー数:3474

 

「う~ん……お姉ちゃん……

もう着せ替え人形は勘弁して~……」

 

 

ある世界のある家の屋根に

一人の男の娘が寝ていた

何故、寝ているのか?

それは、少年が、この世界に来る前の話である

~回想~

 

 

「お姉ちゃん!」

 

 

「どうしたんですか?」

 

 

「新しく出た漫画でね?

『進撃の巨人』ってあるじゃん?」

 

 

「あぁ、ありますね

あの漫画が、どうかしたのですか?」

 

 

「この60㍍級の巨人って強い?」

 

 

「えぇ、強いでしょうね

その世界では強いですね

ですが、私達から見れば蟻と同じですね

魔力強化無しでの拳と拳なら良い勝負は出来ますが

強化有りですと、話になりませんね」

 

 

「行ってみても良い?」

 

 

「駄目です」

 

 

「うん、有りが……え!?」

 

 

「駄目です」

 

 

「どうして?」

 

 

「あんな醜い者達が居る世界に

私の命ちゃんを行かせたくありません!」

 

 

「お姉ちゃん……」

 

 

「命ちゃん……」

 

 

「そっか、そうだよね

うん、ごめんね

お姉ちゃんの意見も考えずに聞いちゃって」

 

 

「良いのですよ

そろそろ、寝ましょうか」

 

 

「うん!

一緒に寝よう?」

 

 

「はい、一緒に……と言いたい所なのですが

まだ書類が残ってるので

後から寝ますので

先に寝てて下さい!」

 

 

「そっか~

うん、先に寝てるね!」

 

 

「はい、お休みなさい」

 

 

「うん、お休み♪」

 

 

命は自室で眠りに入った

しかし、何故か

命が寝るベッドに次元の狭間の穴が空き……

次元の狭間へと命は落ちて行った

~回想終了~

 

 

そして、今まさに命は

巨人に捕まれて

食べられようとしていた

其処を運命が、そうさせたのか

一人の少女が通った

 

 

「(女の子が!? 早く助けなきゃ!)」

 

 

ザシュ!

巨人の手が切り落とされ

命は少女に救出された

少女はワイヤーらしき物で

遠くへと遠ざかって行った

 

 

「大丈夫!?」

 

 

「う~ん……もう朝~……?」

 

 

「(もしかして、この子寝てた……?)」

 

 

「う~……眠い……」

 

 

命はボンヤリと意識を覚醒させた

まだ眠いのか目をグシグシと擦っていた

 

 

「えっと……おはよう?」

 

 

「あ、おはよう……え?」

 

 

「どうしたの?」

 

 

「あ、あの……もしかして

ミカサ・アッカーマンさんですか?」

 

 

「そうだけど

良く私の名前を知ってるね」

 

 

「(何で進撃の巨人の世界に来てるの~!?

確かに昨日は寝た筈……

もしかして……次元の狭間が?

そうとしか考えられない……

でも、そうすると……

60㍍級の巨人を倒さないと帰れないかな?

良し、巨人を倒していこう

最近、戦闘らしい戦闘してないし

“準備運動”には丁度良いよね~

帰ったら、お姉ちゃんと本気で戦おう!

取り敢えず……)」

 

 

「ブツブツ言ってるけど……大丈夫?」

 

 

「ひ、ひゃい!」

 

 

「そ、そう……(少し可愛い?)」

 

 

「あの~」

 

 

「何?」

 

 

「下ろしてもらえませんか?」

 

 

「待って、巨人が居ない所まで

送り届けてあげるから」

 

 

「あ、その事なんですけどね?」

 

 

「?」

 

 

「僕が巨人を絶滅させるので

下ろしてもらって良いですか?」

 

 

「え?」

 

 

ドサッ!

ミカサは飛ぶのを止めて

家の屋根に下り立った

そして、抱いていた命を屋根へと下ろした

 

 

「あ、有り難うございます

それでは、絶滅させて来ますね!」

 

 

「ちょ、ちょっと待って!」

 

 

「はい?」

 

 

「絶滅させるって、どういう事?

それよりも武器は?」

 

 

「文字通りに僕が戦って

絶滅させるんですよ!

武器は……これです(ヒュッ)」

 

 

「これって剣……?」

 

 

「はい、僕だけが使える神剣です」

 

 

「え? 神剣なの?」

 

 

「はい、神剣です」

 

 

「本当に戦えるの?」

 

 

「はい、戦えます」

 

 

「危ないから私も着いて行くけど、良いね?」

 

 

「良いですけど……

そのワイヤーだと

僕のスピードに着いて来れませんよ?」

 

 

「え?」

 

 

「という事で

僕の髪で我慢して下さいね」

 

 

命は1本の髪を操りミカサを持ち上げた

行き成り持ち上げられてミカサは驚いた

 

 

「ひゃっ!?」

 

 

「それじゃ、神の進撃の始まり始まり~♪」

 

 

命は手始めに近い巨人へと跳んだ

そして、向こうは気付いたのか口を開いていた

 

 

「だ、大丈夫!?」

 

 

「はい、心配御無用ですよ!

やぁ!」

 

 

ザシュ!

ドッスゥゥゥン!

巨人は半分に斬られて地面へと倒れた

そして、数秒後に煙を上げて消えていった

 

 

「嘘……巨人を、あんなに簡単に……

しかも、再生もさせずに殺すなんて……」

 

 

「あははは!

ほらほら~

逃げないと、今度は君達が絶滅させられちゃうよ~♪」

 

 

「(この子ノリノリね……

でも、恐れを抱く程に強い

いえ、強いなんてものじゃない

勝てない、例え巨人でも

この子には絶対に勝てない……)」

 

 

ザシュ!ドシュ!シュイン!

命は色々な方法で巨人を殺していった

そして、巨人を殺している途中で

ミカサを呼ぶ者が居た

 

 

「ミカサ!」

 

 

「エレン!」

 

 

ミカサを呼ぶ者の正体はエレンだった

エレンはミカサと命を見て吃驚していた

 

 

「そいつは誰なんだ!?」

 

 

「分からないけど

食べられそうなのを助けたら

行き成り巨人を倒してくれたんだ」

 

 

「立体機動装置も付けずに飛べるのか!?」

 

 

「どうやら、不思議な力を持ってるみたい

剣一つで巨人を殺してるし

私達が手の届かない強さを持ってる」

 

 

「ミカサは何で、そんな奴と一緒に?」

 

 

「危ないと思って着いて行く事にしたんだけど

邪魔だったみたい」

 

 

「大丈夫ですよ」

 

 

「「っ!?」」

 

 

命は一旦、巨人を殺す事を止めて空中に浮いた

そして、ミカサをエレンの横へと下ろした

 

 

「僕は一人抱えた程度なら

全然、問題ないですよ

一番多い時で十人持った事ありますので!」

 

 

「そんなに……

というより、何で

髪で人を持てるのか気になる」

 

 

「秘密です♪」

 

 

「(小動物みたいで可愛い)」

 

 

「それより、お前は何者なんだ?」

 

 

「僕ですか?

神羅命って言います

こっち風に言うと

ミコト・シンラですね」

 

 

「変わった名前だね」

 

 

「確かに聞いた事ないな」

 

 

「それはそうですよ

だって、違う世界から来ましたから」

 

 

「「っ!?」」

 

 

「まぁ、その話も終わりです

あそこに居る巨人を倒したら

僕は元の世界に帰るので

では、短い間でしたけど

会えて良かったですよ、ミカサお姉ちゃん♪」

 

 

「お姉ちゃん……」

 

 

「お姉ちゃんだってよ、ミカサ」

 

 

「また、何時か会いましょう

では!」

 

 

ヒュン!

命は空中を蹴り大型巨人へと飛んでいった

そして、大型巨人の目の前に着地した

 

 

『……』

 

 

「貴方に恨みは無いけど

僕に殺されてもらうよ」

 

 

『ガァァァァァ!』

 

 

突然、大型巨人が叫んだ

それにより、物凄い突風が起きた

 

 

「本能的に殺されると察したのかな?

でも、ごめんね……

本気でいかせてもらうよ

ハァァァァァァアアアア!」

 

 

カッ!

辺り一面に光が走った

すると、其処には

『絶対万象モード』の命が居た

 

 

『オォォォォォオオオオ!』

 

 

「ふふ、この姿になるのも久しぶりですね

さぁ、私と踊ってくれますか? 巨人さん♪」

 

 

『グォォォォォオオオオ!』

 

 

「さぁ、派手に踊りましょうか!」

 

 

命は拳を構えた

大型巨人は既に命へと拳を振り下ろしていた

しかし、命は指一本で受け止めた

 

 

「ふふ、この程度の力では

私は傷一つ負いませんよ?

もっと力を籠めなさい

こういう風に!ふっ!」

 

 

命は大型巨人の手をデコピンで打ち上げて

もう片方の手で腹を殴った

すると、どうだろう

大型巨人が宙を浮いたではありませんか

これを見た城内に居る者達は『神の奇跡』と呼んだ

まさに言葉通りの展開だった

そして、命は其処からコンボを決めていった

 

 

「ハァ!やぁ!とぉ!それ!」

 

 

ズガガガガガガガ!

ズドォォォォン!

コンボの最後には踵落としで

地面へと叩きつけた

すると、辺り一面が揺れた

大型巨人は、ゆっくりと立ち上がり

再び命へと拳を振り下ろした

 

 

「全く……馬鹿の一つ覚えですね

効かないって何度言ったら分かるんですか!」

 

 

ドォォォォン!

命は巨人の拳と自身の拳を合わせた

つまりは拳と拳の殴り合いだ

結果は命の勝ちだった

巨人の手は破裂する様に砕け散った

 

 

「これで終わらして上げます……

この、全てを破壊した最後の剣で!」

 

 

ガチャ!

命は剣を構えた

大型巨人は遂に何もしなくなり

棒立ちだった

命は数秒間、目を瞑り

再度、目を開けた

そして……シュイン!

何かが斬れる音がした

 

 

「来世では幸せになれる様に祈りなさい」

 

 

命の言葉と同時に

大型巨人は、こま斬れになった

しかも、超が付く程の、こま斬れだった

命は大型巨人を殺した所為か

自身の姿が透けていった

そして、流れに身を任せ

目を瞑り、再度目を開けると

其処は何時もの見慣れた場所

神の星の自室だった

命は部屋を出て神王に会いに行った

 

 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択