No.604918

恋姫無双 ~~紅と蒼の悪魔~~ 3-3話

morikyouさん

この作品は「DMCシリーズ」「真・恋姫無双」の二次創作です。
作者の妄想成分が過分に含まれているので、ご覧になる際はこのことを頭の片隅にでも置いておいていただけたら幸いです。

2013-08-04 10:50:12 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:3966   閲覧ユーザー数:3704

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 注、この作品は「DMCシリーズ」「真・恋姫無双」を私の個人的妄想により都合よく改変しております。

詳しくは1話を参照してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「バージル、例の物出来たらしいぞ」

「…なら、取りに行くか」

 

武道大会まで一週間を迎えたある日。

ダンテとバージルは店を休業にして出かけようとしていた。

 

「お、あんさんらどっか行くんかいな?」

「珍しいな、いつもなら出不精なのに」

「…お出かけ?」

 

それに気づいた霞、華雄、恋が近づいてきた。

 

「ああ、ちょっと真桜に頼んでたものが出来たから受け取りに城へな」

「…厳密には城の中の鍛冶場だがな」

 

答えながら、二人は三人と暇そうにしていた流琉達などをつれてぞろぞろと城へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「おー、思ってたよりも早いお着きやね」

「まあ、使うかは分からんが試しておかないとな」

 

鍛冶場に着くと、真桜が休憩なのか外に出ていた。

しかも、

 

「お久しぶりです、ダンテさん、バージルさん」

「あー、兄弟そろって城にーなんて珍しいの!」

 

魏の三羽鳥こと凪と沙和もいた。

 

「お前らは何しに?」

「武道会で使う自分の武器の模造品を確かめに」

「ああ、そういや刃を潰したりするんだったか」

「そうなの!けが人は仕方なくても少しでも減らすためにって注文が来たの!」

 

よくみると、中にはまだまだ大勢の武官がいた。

皆、自分の武器を確かめに来ているのだろう。

 

「で、俺たちのは?」

「おお、そやったそやった。え~っと…(ゴソゴソ)あ、あったで!」

 

そういって差し出してきたのは似た形状をした篭手と具足だった。

 

「ん?二人とも体術も扱えるのですか?」

 

凪が気づいて質問してきた。

 

「ん?ああ、たしなむ程度にはな」

「………」

 

そう答えるダンテの後ろでは霞たちが凪たちに大きく腕でバツ印を作っている。

というのも、以前三国の騒乱が終わってから城で稽古をつけてもらった際に、霞が

 

「こんなに強いのに何で仕官しないのか?」

 

と聞いた際

 

「こんなのたしなむ程度でしかないからな」

 

と答えたからだ。

 

 

 

 

「さて、せっかくだし試したいもんだが…」

「…なぜか皆離れたな」

 

ダンテがそう言った瞬間、ざっとその場の武官達が一斉に下がったのを空気から感じてバージルがつぶやいた。

 

「ありゃ、いつもなら向こうから挑んでくるのに何でまた?」

「…そりゃ、いつもの戦い方ならやりようもあるけど、完全に初見でかつ、実力者って分かってる奴とはやりたくないやろ」

 

代表して霞が答え、周りの武将達もうんうんと頷いている。

 

「とはいえなあ、兄貴とはやりたくねえんだよなぁ」

「俺だってやりたくはないな」

 

なぜか二人も互いにやりたくないようである。

 

「「地形変わるからな」」

「左様ですか…」

 

なぜか納得できてしまった武将達である。

 

と、そのとき

 

「あら、ちょうど良いところに」

 

といって、華琳と雪蓮と桃香が近づいてきた。

 

「ちょっと、頼みたいことがあるんだけど」

「それは仕事か?」

「ええ、報酬もきちんと払うわよ?」

「ちなみに、なにすりゃいいんだ?」

「ちょっと、練兵場の拡張工事のために壁を壊してh『乗った!』早いわね」

「今の俺たちにゃうってつけだったからな。どうせなら兄貴も手伝え」

「…いいだろう」

 

 

 

 

 

というわけで練兵場の一角。

 

「方法は何でもいい」とのことだったので現在二人は例の二つを身につけ壁の前に立っていた。

 

「さて、と」

 

ダンテはおもむろに壁に近づくと、右腕を前に伸ばし左腕を胸元に構えるという構えをとった。

誰もが左による殴打だと思ったが、次の瞬間ダンテはそのまま右腕を壁に突き入れたのである。

ダンテの剛力により少し離れていたバージルの前の壁にまでひびが入っている。

すると、そのままダンテは壁の下から強烈なアッパーカットを繰り出した。

無論、弾き飛ばされる壁の残骸。

ダンテはそのまま飛び上がり空中で回りながらさらに上へと飛ばしていく。

途中でくるりと体を反転させ足でも蹴り上げながら徐々に上へと飛んでいく。

しかも、大きな瓦礫は空中で砕いている。

そして、ダンテが瓦礫に背を向けて着地をすると、瓦礫はなぜか綺麗に縦に積み上げられていったのである。

しかも、ご丁寧に二つ分。

観客たる武官たちはバージルの動きに注目しだした。

すると、バージルは瓦礫の党から少し離れたところで先ほどダンテが飛び上がる直前に取った構えを見せた。

そして、わずかに溜めると、一気に接近。

そのまま、塔を丸ごとアッパーで打ち上げた。

そして、一気に跳び上がると同時、ダンテも再び自分の背後の塔の上まで跳び上がり。

バージルは空中で回転したかと思うと、塔の最上段に向けてかかと落とし。

ダンテはそのまま、右手を勢いよく振り下ろし。

二人は見事に瓦礫の塔を両断して見せた。

そのまま、同時に着地。

あまりの美技に我を忘れて見とれている武官達を見て、

 

「おい、あいつら大丈夫か?」

「さあな。それよりこれよく出来てるな」

「ああ、思ってたよりも結構合うな」

 

などといいつつ、その場を離れていったのだった。

 

はっと正気に戻った武官達が後始末を押し付けられたことに気づいたのはそれからもう少し後のことだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あとがき

 

どうも、作者のmorikyouです。

今回はいかがでしたか?

今回は新しい武器紹介となります。

まあ、大体想像通りです。

ちなみに、例のアクションシーンはまたもや参考ネタがあります。

そろそろ、武道会に移行します。

まだ書けていない拠点はその後、または合間を埋める形で書くと思います。

それでは次回もお楽しみに!

 

 

 

 

 


 
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