No.603861

恋姫無双 ~~紅と蒼の悪魔~~ 2-7話

morikyouさん

この作品は「DMCシリーズ」「真・恋姫無双」の二次創作です。
作者の妄想成分が過分に含まれているので、ご覧になる際はこのことを頭の片隅にでも置いておいていただけたら幸いです。

2013-08-01 20:15:03 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:4757   閲覧ユーザー数:4360

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 注、この作品は「DMCシリーズ」「真・恋姫無双」を私の個人的妄想により都合よく改変しております。

詳しくは1話を参照してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、董卓による停戦勧告を聞き、事実上の終戦を迎えた虎牢関。

 

現在連合の諸侯は董卓、ひいては帝の命令どおり洛陽に赴くため、軍師、またはそれに順ずるもの、および護衛のための武将と僅かな手勢を率いて関に集合していた。

 

これだけ集まっていれば、一悶着ありそうなものだが特に表立って騒いだりする様子は無い。

理由としては、人数確認などをしている詠などに目もくれず城壁で表を眺めている二人のせいなのだが。

 

「…なあ、バージル」

「…なんだ」

 

その場の全員の注目を浴びていることを意に介さず、ダンテはバージルに話しかけた。

 

「暇なんだが」

「…確かにな。仕方ないことだが」

 

後ろで聞いていた諸侯、特に武将たちは思わずこけそうになった。

そのぐらいダンテの発言は気の抜けたものだったからだ。

 

「あ、ここにおったんか!」

「…見つけた」

 

と、そこへ護送のための馬などの準備のために離れていた霞と恋がきた。

 

「なあなあ、今暇しとらん?」

「見てのとおり、暇そのものだが?」

 

ダンテが質問に答えると、霞は我が意を得たりとばかりに恋と顔を合わせてにやりと笑い

 

「そかそか、ならちぃっと教えてほしいことあるんよ」

 

と霞がいい、

 

「バージルのあの走り抜けて切る技」

「…あの突撃、恋もやってみたい」

 

二人の発言に後ろの諸侯たちも一気に集中した。

 

 

 

 

というわけで、現在虎牢関の門の外に四人は出ていた。

 

「つっても、俺達人に教えたことなんざねえからなあ。伝えられるかわからんぞ?」

「………」

 

詠の許可を取り、時間をもらって訓練をしようとしている。

 

「かまへんかまへん、すぐに分かるなんて思うとらんよ、それより随分あっさり教えてくれるんやな。もっと嫌がるかと思うとったわ」

「…(コクコク)」

 

ちなみに諸侯たちも城壁から様子を見てたりする。

 

「まあ、フツーはそうなんだがな。そもそも常人じゃ無理だしな」

「…こちらの武人とやらは強靭な肉体を持ってるみたいだしな、興が乗っただけだ」

 

そういって、二人は苦笑いした。まるで、自分たちが普通ではないとでもいうかのように。

 

そして、ダンテは恋、バージルは霞に付いてまずは手合わせ。

 

ダンテたちにとって意外だったのが、二人がこちらの動きに付いて来れていることだった。

特に、一回負けている霞の成長が著しく、バージルが一瞬動きを躊躇するほどだった。

恋はもともとのセンスにダンテの動きを何度か見ていたこともあり、初めからかなり良いところまで来ていてダンテも盛り上がってしまい、四人で門前の地形が変わってしまうほどにやりあって後で詠に雷を落とされることになってしまうのだが。

 

その後、二人は自分の動きについて二人なりに一生懸命伝えた。

その甲斐あって、霞は動きについては理解できたようだった。

恋はもともと才能でどうにかしてしまうタイプであるので、動いてから考えるようだった。

 

そして、実践。

 

霞の武器はもともと細かい動きに向いているものではないので、移動法に重点をおいているようだった。

そのせいか時間が経つにつれ、上から見ている諸侯の目から何度か霞の動きがぶれて見えるようになっていた。

もともと、「神速」の名を冠していたこともあり、動きはこの世界でもトップクラスの速さを誇っていたのにくわえ、バージルの意外な面倒見のよさもあって徐々に動きを自分のものに出来ていった。

 

恋はもっと顕著で、その他者を寄せ付けぬ圧倒的な力とダンテのスティンガーは相性がよかったらしく、霞よりもさらに速いスピードで習得、後にダンテをして「あれは、ヤバイな」と言わしめるほどの突進力を持った技を完成させてしまった。

やっぱり、武器の相性ゆえに突く攻撃には向いていないため、恋は自分でなぎ払いに変えていたが、ためしに門前に残っていた破城槌の残骸に向けて技を放ってみたところ、一瞬で粉砕されていて、見ていた武将たちは嫌な汗が止まらないようだった。

 

 

 

 

帰ってきて、先ほどの手合わせについてのお説教をダンテいわく「気の遠くなるほど長い時間」受け、いよいよ洛陽へ向けて出発した。

道中は特に特筆することもなく、強いて言うなら、恋が気がつくとダンテのそばにいることが多々あり、それに嫉妬したねねがとび蹴りは放とうとして、ダンテによけられるか、恋に阻止されていたが、その程度であり行程としては順調そのもので予定通りに洛陽に到着した。

 

ダンテとバージルは、帝の話は興味がなかったためそこで諸侯たちと別れ、練兵場でなぜか着いてきた恋と三人で、親衛隊として洛陽に残っていた流琉と再会。無事を喜び思わず泣き出してしまった一幕もあったものの、その後はせっかくだからということで親衛隊を四人で訓練、特に流琉はもともとかなり優しい性格のため、みんなの妹のような扱いをされていたが、再会できた喜びからか力加減を忘れていて隊員たちには忘れたくても忘れられない一日として記憶に残ったそうだ。

 

 

一方の諸侯たちは、帝と対面。

まず、帝は今までの政治の混乱に関する一切のことについて謝罪、諸侯たちを驚かせたが、その後は一転して、連合を組んだあたりの動機から徹底的に聞き出し、袁紹の個人的恨みに張譲の唆しもあって組まれたということが判明すると、恩人たる董卓を敵にしようとしたこともあり怒りが爆発。

幸い、その董卓本人からの嘆願もあり処刑こそ免れたものの、袁紹は領地を没収、地位も剥奪され、董卓軍付の侍女として洛陽に半幽閉されることになった。

また、同じ家系に連なるものとして、袁術も領地を没収、孫策へ返還するということがあったもののほかの諸侯は、本音はともかくとして帝への忠誠から今回の軍を起こしたということで罪は不問となった。

 

そして、温情ある判決に諸侯たちがほっとしていると、最後に驚くことを帝が口にした。

「余をもって、漢王朝を終わりにしよう」と…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あとがき

 

どうも、作者のmorikyouです。

今回はいかがでしたか?

いやあ、長引かせすぎたと思い、駆け足で終わりまで持っていってしまいました。

ただ、あの二人の強化イベントだけはやっておきたかったので挟みましたがw

 

ここからは、かなり大雑把に三国鼎立までもって行きたいと思います。

地名がやっぱり勉強不足で分からないのと、そもそも、ダンテとバージルのスタイリッシュアクションが見たいぜ!ってことで書き始めたので、さっさと次にいきたいからです。

というわけで、ここからはかなりの超展開+ご都合主義が繰り広げられていくので、嫌だという方は避けたほうが良いかと思います。

それでも良いぜ!っという方は次回をお楽しみに!

 

 

今回の技紹介

 

霞:ダッシュ 元ネタはDMC3のトリックスタースタイルのスタイルアクション。バージルに教わり習得した。武人でも追いきれない速度で移動する。まだ習得したばかりで連発は出来ない。

恋:なぎ払いスティンガー ダンテに教わり習得した。ダンテにほぼ匹敵する速度で強烈ななぎ払いを放つ。元ネタはDMC4のストリーク(主人公のネロが覚える技、ダンテのスティンガーと同じく前方へ突進してなぎ払う)

 

 

 

P.S.  引き続きアンケート実施中!好きな組み合わせでコメントしてください!

    前回の鬼ぃちゃんの人気には笑いましたがw

 

 

 

 

 

 

 


 
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