No.603651

次元の騎士テッカマンブレード

時はJS事件から8年後、
ミッドチルダは謎の生命体「ラダム」からの攻撃を受ける。時空管理局は抵抗するが、兵器や魔法は効き目はなく、更に管理局のエース達は負傷しながら次々と倒れて行った。その時、謎の白き騎士が現れる。

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2013-08-01 00:28:48 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:816   閲覧ユーザー数:802

第4話「テッカマンブレード」

 

「チッ!ブレード!今日はこの辺で退いてやる!だが、次会った時はお前を殺す!」

 

そして、灰色の戦士はどこかへと飛んでいく。

 

「待て!」

 

白き戦士は追いかけようとするが、蟲に囲まれる。

 

「邪魔だ!」

 

白き戦士は背中のブースターを全快させ、ハルバードを振りながら、蟲達を破壊していく。

 

「はあっ!」

 

そして、最後の蟲を破壊する。

 

「ちっ・・・逃げられた、」

 

そして、後ろを振り向く。

 

「っ!!」

 

白き戦士は驚く。

 

「ねえ!ママを助けて!」

 

ヴィヴィオは白き戦士に言う。

 

「・・・・わかった。」

 

白き戦士は腕部アーマーから、何らかの装置を取り出し、なのはの腕に装着させる。

 

「そこのなのはの娘!俺となのはから離れろ!」

 

「えっ?う、うん!」

 

ヴィヴィオは言われた通り、離れる。

 

「はあっ!」

 

白き戦士の掛け声と共に、なのはに電流が流れ、傷口が塞がる。

 

「俺に掴まれ!なのはの娘!」

 

「う、うん!」

 

白き戦士はなのはを抱き上げる。

そして、ヴィヴィオは白き戦士に掴まる

 

「すまないが、どこに運べば良い?」

 

「そこは私が案内します!」

 

そして、白き戦士は大空へと飛んでいった。

 

 

 

そのころ、とある場所では・・・・

 

「オメガ様、ブレードが生存しておりました。」

 

「そうか、やはりか・・・・今は少し様子を見よう。このまま、時空管理局の偵察をせよ。」

 

「了解。」

 

そして、灰色の戦士は消える。

 

「紫電・・・・・・。」

 

そして、マントを被る者は上を見上げる。

マントを被る紅い目からは一粒の涙が出ていた。

 

そして、なのは達はというと・・・・

 

「なのは!なのは!しっかり!」

 

フェイト、はやて、ヴィヴィオが付き添いながら、なのは揺すぶっていた。

 

「フェイトさん、はやてさん、ここから先は、立ち入り禁止ですので、ここで、待っていてください。」

 

フェイトとはやてを止め、看護師が言う。

 

「お願いします!シャマルさん、ママを助けて!」

 

ヴィヴィオはシャマルと呼んだ医者の姿をした女性に言う。

 

「ええ、絶対に貴方のお母さんを助けるわ!」

 

そして、ナースと「シャマル」と呼ばれた女性は手術室へと入る。

 

それと同時に、手術中という文字が紅くなり、光る。

 

「なのは・・・大丈夫かな・・・もし、死んだら私・・・・・」

 

金髪の女性「フェイト」は泣き顔で言う。

 

「大丈夫やで、フェイトちゃん、なのはちゃんは管理局の白き魔王で、不屈のエースオブエースやで!絶対に死なへんって!今まで見てきたうちが言うんや!」

 

「はやてちゃん・・・・・。」

 

フェイトははやてを見て言う。

 

「それにしても、ヴィヴィオ、その横にいる人がなのはちゃんを運んできたの?」

 

はやてはヴィヴィオの隣にいる青年を指差す。

 

「うん」

 

ヴィヴィオは上下に頷く。

 

「お前は?」

 

「うちの名前は八神はやて、はやてって呼んでもかまへん、貴方の名前は?」

 

「俺か?・・・・・・俺には名前がない。」

 

「ない!どういうことや!」

 

「落ち着いて!はやてちゃん。ねえ、何でないの?」

 

「すまない・・・・ないんじゃない・・・・思い出せないんだ。」

 

青年は表情を暗くする。

 

「そうなんや・・・・すまへん。」

 

「・・・・・俺のことはDボウイと呼んでくれ。」

 

「Dボウイ?」

 

フェイトとはやては首を傾げる。

 

「ああ、俺は外にいるから、用があるなら、呼んでくれ、じゃあな。」

 

そして、青年はどこかへと去っていった。

 

「行っちゃったね。」

 

フェイトは言う。

 

「うん、でも、あの人・・・何かなのはママの初恋相手と凄く似てる。」

 

「初恋相手!?それはユーノ君じゃなかったの!?」

 

フェイトは驚く。何故なら、なのははフェイトにそんなことを話したことがないからだ。

 

「ううん、ママが5歳のころに良く一緒に遊んでいたけど、6歳のころに引っ越して行ったの。でも、もう死んじゃっていないの・・・・。」

 

「そうなんだ・・・・。」

 

「そんなことより、今はなのはちゃんの手術が無事に終わることを祈るしかないや」

 

そして、ヴィヴィオ達はなのはの手術が成功するのを祈り始めた。


 
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