No.600986

真・リリカルなのは 第八章 時空管理局入隊編 第七話 殺戮者

ohatiyoさん

ヴィータ視点です

2013-07-24 08:12:30 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1018   閲覧ユーザー数:1006

フェイトの潜入捜査から2週間後、ヴィータにある任務を言い渡される

 

ヴィータ「SS級犯罪者……………………………」

 

上司「そうだ………………………そやつは何人もの命を奪ってきた…………その中に管理局員も居る」

 

任務の内容は、SS級犯罪者 ウルフ・カルバニヤスを捕まえろということだった

 

ヴィータ「……………………………………………………」

 

上司「やってくれるか?」

 

ヴィータ「ああ、殺戮者野郎なら、放っておけねぇ」

 

上司「危険な任務になる。お前の実力は理解しているつもりだが、油断するなよ? 奴は殺傷で来る」

 

ヴィータ「任せておけ!」

 

上司「α部隊を引き連れていけ。その間、β部隊で民間人の避難をさせる。一般人にも手を出す下種なのでな」

 

ヴィータ「わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ミッド北部~

 

ヴィータ「行くぞ! α部隊!! この建物の中に、ウルフ・カルバニヤスが居る!!」

 

隊員A「ヴィータ隊長、私が先行します」

 

ヴィータ「いや、アタシが行く! 中は広いから二手に分かれる、片方はお前が指揮を取れ!」

 

隊員A「了解しました!」

 

巨大なビルの中に、ウルフという犯罪者が寝床にしているという情報を得た

 

ヴィータ「良し、行くぞ!!」

 

隊員達「「「「「「「「「「はい!!!」」」」」」」」」」

 

ウルフ「何所に行くんだよ!!!」

 

建物の中に侵入しようとした時、上から声がした

 

声がした方を見てみると、

 

隊員A「奴はカルバニヤス!!!」

 

ウルフ「オラ!!」

 

ザシュ

 

ヴィータ「な!?」

 

ウルフは、隊員Aの胸に刀を突き刺す

 

ウルフ「弱いな……………あっさり死にやがった」

 

ヴィータ「テメェ!!!!!!!!」

 

ウルフをアイゼンで殴り掛かるが、

 

ガキィィィィィン

 

刀で受けてめられる

 

ウルフ「あんたは、少しは出来そうだな」

 

ヴィータ「舐めんじゃねぇ!!」

 

ウルフ「けど、部下どもはどうかな?」

 

ヴィータ「何?」

 

隊員B「うわぁぁぁ!!!!」

 

隊員C「た、助けっ!!!!」

 

隊員D「ヴィータ隊長!!!!!!!」

 

隊員達は次々と殺されていた

 

ヴィータ「なんだと!! 仲間が居たのか!!!」

 

隊員達を殺している男、バルニクス・シャーク

 

こいつもSS級犯罪者である

 

ウルフ「偶然知り合ってな! 手を組んだのさ!!」

 

シャーク「他の隊員達は皆殺しだ!!!」

 

シャークのデバイスは、サメの顔の様な手甲である

 

右腕に装着しており、鋭い牙で刺した後、口が閉じて切断する

 

シャークは回転しながら、それを行っている

 

隊員達は脇腹が抉り取られたようになっている

 

ウルフ「フン、シャークの奴…………暴れん坊だぜ」

 

ヴィータ「これ以上させるかぁぁぁぁ!!!!!」

 

自分の部下を救うため、シャークの所へ行く ヴィータ

 

ウルフ「敵に背を向けるか普通?」

 

ヴィータは、生き残った隊員達を救う為、シャークを倒そうとするが、ウルフがそれを阻む

 

ウルフ「まぁ、待てよ! 俺と遊んで行け!」

 

ヴィータ「邪魔だ!!」

 

アイゼン(カートリッジロード)

 

ヴィータ「フランメ・シュラーク!!」

 

バキィ

 

ウルフ「何!?」

 

ヴィータの攻撃を、刀で受け止めるが、砕かれてしまい、そのままヴィータの技の餌食になる

 

ウルフ「グフッ!」

 

ウルフは壁に激突し、気を失う

 

シャーク「ん? カルバニヤスの野郎はロリに負けたのか? へっ だらしねぇ! 俺が相手をしてやるよ!!」

 

シャークは狙いをヴィータに定める

 

ヴィータ「ぶちのめす!!」

 

シャーク「オラ!!!」

 

鋭い牙がヴィータを狙う

 

ヴィータ「食らいやがれ!!!」

 

ガキィィィィィィィン

 

シャークのジョーズ(デバイス名)とヴィータのアイゼンが鍔迫り合いになる

 

シャーク「へっ 力だけは大したもんだ!」

 

ヴィータ「てめぇだけは捕まえる!! アタシがぁぁぁぁ!!!!!!」

 

シャーク「甘いんだよ!」

 

サメの口から水の斬撃が飛ばされる

 

ヴィータ「ッ!!」

 

ヴィータは何とか躱す

 

しかし、ヴィータの後ろにあった壁は切り裂かれる

 

ヴィータ「高圧水流か!!」

 

シャーク「そうだ!! 俺様は魔力変換資質「流水」の所持者だ!!」

 

高圧水流の斬撃を何度も飛ばしてくる

 

ヴィータ「アイゼン!!」

 

アイゼン(カートリッジロード! ギガントフォルム!)

 

ヴィータ「砕け!!」

 

巨大なハンマーで、高圧水流の斬撃を破壊する

 

シャーク「馬鹿な!! 俺様のアクアスラシャーが!!」

 

ヴィータ「吹き飛べ!!!!」

 

巨大なハンマーを振り回し、シャークを殴る

 

バルニクス「グッ!」

 

ヴィータ「終りだ!! ギガントシュラァァァァァァァァク!!!!!!!!!!」

 

シャーク「うわぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」

 

バキィ

 

叩き潰される シャーク

 

もし、殺傷だった場合、シャークはぺちゃんこになっていただろう

 

ヴィータ「生存者は!!」

 

隊員E「私と残り4名です」

 

ヴィータ「そうか……………………」

 

アタシが居ながら4人も死んじまったか………………………

 

その後、援軍として来てくれたβ部隊によって、ウルフとシャークは逮捕された

 

SS級犯罪者を2人も捕まえたので、ヴィータは表彰されても不思議では無かった

 

しかし、彼女は自分が付いていながら4名の死者を出したことにショックを隠せないでいた

 

上司「何を落ち込んでいる?」

 

部屋の片隅で座っている ヴィータの隣りに上司が座る

 

ヴィータ「オッサン………………」

 

上司「死んじまった奴らのことを考えてるのか?」

 

ヴィータ「ああ」

 

上司「奴らはお前の所為で死んだわけじゃない。寧ろお前が隊長として率いたから、犠牲者は4名で済んだんだ………………………特にウルフには苦戦した。γ部隊とδ部隊が皆殺しにされたからな」

 

ヴィータ「…………………………………………………」

 

上司「犠牲者を出したことが正しいことだと言うつもりはねぇ、けど何時までも落ち込むんじゃねぇ! お前のお陰で救われた奴らだっているだろ!!」

 

上司はヴィータを激励する

 

ヴィータ「オッサン…………………………」

 

上司「出したくねぇさ! 俺だって、死者なんて出したくねェ!! けど出ちまうんだよ! どうやっても!! 気にするなって言うつもりはねぇ…………けど後悔したって遅いんだ、だったら次は1人も死者は出さねぇって誓えばいい。お前はまだ生きてる、前に進むしかないんだよ。例え苦しくてもな」

 

ヴィータ「……………………………………………………」

 

上司「今日はもう帰れ、はやての奴が心配するだろうが」

 

ヴィータ「オッサン!!」

 

上司「何だ?」

 

ヴィータ「ありがと」

 

上司「ああ………………………………………ってかオッサンって呼ぶな!! 俺はまだ36才だぞ!!!」

 

ヴィータを含め、みな少しずつ大人へと成長していく

 

それが人だから………………………

 

どのように成長し、どのような大人になるのかは、まだ先の話である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけでヴィータ視点でした

 

次はシグナム視点ですかね~

 

そして、あの男が、ミスショットをしてしまいます………………

 

あの男とは果たして…………………

 

 


 
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