No.599499

貴方と人生を共に 最終新章 ~unofficial history kazuto~キミの元へ帰る為 1話

貼ります。

2013-07-20 08:54:48 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:1700   閲覧ユーザー数:1476

俺は薄らとした記憶の中で、皆は大丈夫なのか・・・

 

俺は本当にこれで良かったのか・・・

 

俺は何がしたかったんだ・・・

 

色々な事が脳裏に焼きついていた・・・

 

だが、一番記憶にあるのは・・・泣いている華琳の姿だ・・・

 

御免と心の中で謝り続け・・・意識が無くなっていく・・・

 

俺自身の体だから分かる・・・体がボロボロだった事が・・・

 

でも、後悔はしていない・・・誰かを守れるなら・・・

 

 

時は遡る・・・

 

外史の固定版

 

7人『うわーーーーーーーーーーー!』

 

一刀「(これじゃあ皆死んじまうな・・・)月音!」

 

月音「こんな時に何!」

 

一刀は月を月音の元へと放り投げた。

 

月「ご主人様ーーー!」

 

ガシッ

 

月音「危なかった・・・」

 

一刀「ナイスだ!」b

 

ザシュッ

 

ブチッ

 

一刀は自分の紐を切り、月音達を風圧で飛ばした。

 

ユーリ「何するんだ!大将!」

 

なのは「これじゃ、一刀さんが!」

 

梨花「一刀様!」

 

一刀「黙って見てて!風圧襲!」

 

ザバーンッ

 

6人はそのまま何処かへと吹き飛ばされた。

 

月音「おっとーーーー!」

 

月「ご主人様ーーーーー!」

 

ユーリ「くそ!身動きが取れねぇ!」

 

なのは「私も魔力が・・・」

 

太公望「(必ず何とかするから・・・それまで待ってて・・・一刀)」

 

梨花「一刀様ーーーー!」

 

一刀「お前らだけでも生き残れ!(俺の役目はまだまだ育つであろう・・・

 

この子達を無事、送り返す事だけだ・・・長かったな・・・

 

思えば、左慈と会わなければこんな幸せを掴む事は出来なかった・・・

 

そして・・・皆・・・ごめんな・・・華琳・・・)

 

かりーーーーーーーーーーーーーーーん!」

 

爆風は一刀を飲み込んだ。

 

月音「っち!」

 

ブチッ

 

なのは「月音ちゃん!」

 

月「月音!」

 

月音「悪いけど、一人で行かせない!」

 

なのは「月音ちゃーーーーーーーーん!」

 

ドゴーーーーーーーーーーーーーンッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

???「今日はあまり売れなかったな・・・あれ?」

 

キランッ

 

ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ

 

ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ

 

???「わわ!・・・男の人と・・・子供?・・・

 

一刀「・・・ん・・・ん?」

 

???「あの・・・大丈夫ですか!」

 

一刀「痛っ・・・君は・・・と・・・(待てよ・・・もしかして・・・)君は?」

 

桃香「私は劉玄徳って言います、貴方は?」

 

一刀「俺は北郷一刀って言うんだけど・・・ここは?」

 

桃香「ここは幽州の涿近くですけど・・・その子は?」

 

一刀「その子?・・・月音!」

 

そこには一刀に似た小さな女の子が倒れていた。

 

月音「ん・・・あれ?ここは?」

 

一刀「その前にさ・・・どうしたんだ?その体・・・」

 

月音「なんと事でちゅか?・・・なっ何じゃこりゃーーーー!」

 

月音は5歳位子供になっていた。

 

桃香「お子さんですか?」

 

一刀「まあ、そんなとこかな?」ニコッ

 

桃香「ドキッ///(かっこいい人だな~)」

 

月音「何で疑問系なの?」

 

一刀「それより・・・クッ・・・」

 

バタンッ

 

桃香「えっ?えっ?!」

 

月音「おっとう!」

 

しばらくして・・・

 

一刀「・・んぁ・・・」

 

月音「もう~びっくりさせないでよね~」

 

一刀「悪い悪い、多分疲れが溜まってたんだろうと思う。

 

(治りが早いな・・・傷がもう瘡蓋になってる。)」

 

桃香「もし行く所が無いなら・・・良かったら家に来ませんか?」

 

一刀「でも、迷惑じゃない?」

 

桃香「全然迷惑じゃないですよ!」

 

月音「おっとう~厄介になろうよ~疲れた~体も傷だらけでボロボロだよ~」

 

一刀「だな・・・じゃあ、お願いして良いかな?」

 

桃香「はい!」

 

2人は桃香の家で厄介になる事に。

 

 

劉家

 

桃香「ただいま~」

 

劉弘「あら、お帰りなさい・・・そちらの人達は?」

 

桃香「来たばかりで行く所が無いんだって。」

 

一刀「劉備ちゃん後は俺が話すよ・・・厄介になるんだから嘘偽り無くね。」

 

一刀は詳しく説明中・・・

 

劉弘「なるほど・・・分かりました、帰る手段が見つかるまで汚い所ですが

 

好きに使って下さい。」

 

一刀「ありがとう御座います。」

 

月音「(と言うか・・・突っ込まないんだね・・・)」

 

劉弘「ぼそぼそ(かっこいい人じゃない、優しそうな人だし。)」

 

桃香「ぼそぼそ(でしょ♥)」

 

劉弘「(丁度良いわ、貴方の夫にしちゃいなさい。)」

 

桃香「(でも、奥さんが居るし・・・)」

 

一刀「あの~」

 

劉弘「(良いじゃない、子持ちでも・・・それに、ここじゃない世界では、

 

貴方達は結婚してるらしいじゃない。)」

 

桃香「(でも・・・)」

 

劉弘「(貴方もまんざらじゃないんでしょ?)」

 

桃香「(そうだけど・・・)」

 

一刀「あの!」

 

劉弘「どっどうしました?」

 

一刀「いえ、ここに厄介になるんだったら何か手伝える事は無いですか?」

 

劉弘「いえいえ!お客様にそんな事してもら・・・」

 

一刀「良いんですよ。」ニコッ

 

劉弘「///(これはやばいわね。)」

 

そして、時は流れ・・・

 

 

劉家

 

桃香「じゃあ、行ってきます~」

 

月音「へ~い。」

 

一刀「桃香、気をつけてな。」

 

桃香「うん!♥」

 

桃香は月音と共に近くの街へと出発した。

 

劉弘「(あらあら、夫婦みたいにね~ふふふっ)」

 

一刀「・・・あ、水忘れてるよ・・・」

 

月音「じゃあ、あたしが持ってくよ。」

 

一刀「お願いな。」

 

月音「へ~い。」

 

 

近くの茶屋

 

桃香「おばちゃん~団子5つ~」

 

おばちゃん「あいよ~」

 

おばちゃん「はい、団子5つね。」

 

桃香「ありがと~」

 

???「お嬢さん。」

 

桃香「むぐむぐmぐ・・・ん?」

 

???「もし、よろしければ、そのお腰の物を少し拝見させてもらえませんか?」

 

桃香「え?別に構いませんけど。」

 

???「ん~これは素晴らしい~いやはや、何ともたいした物だ。

 

刃もさることながら鞘の作りも見事な事。

 

そして、この柄の宝珠・・・いやはや、全く素晴らしい!ん~ん~」

 

桃香「この剣は我が家に伝わる物で中山靖王の末裔である事を証す者なんです。」

 

???「ほほう、中山靖王の・・・」

 

桃香「ちゃんと系譜も有って、私から何代も遡ると、

 

中山靖王劉勝様の名前があるんですよ。」

 

???「ほほう、それは凄い!」

 

桃香「私は劉備って言います。」

 

???「劉備・・・ですか・・・」

 

桃香「私はそろそろ行きますね。」

 

???「いや、結構な物を見せて貰いました、感謝します。」

 

 

街への道なり

 

桃香「ふんふんふんふ~ん♥」

 

そこへ先ほどの男が走って来た。

 

???「はぁはぁ、いや~申し訳ないが、

 

先ほどの宝剣もう一度見せて頂けませんか?」

 

桃香「は、はぁ・・・別に構いませんけど・・・」

 

???「ん~流石に中山靖王に縁がある宝剣・・・劉備殿、貴方の名は?」

 

桃香「私ですか?玄徳と言います。」

 

???「そうですか・・・では・・・その名とこの宝剣は私が頂く!」

 

ドンッ

 

???は桃香を崖から突き落とした。

 

桃香「きゃーーーーーー!」

 

???「ふっふっふ・・・」

 

しばらくして

 

月音「こっちから桃香さんの悲鳴が聞こえた気がしたんだけど・・・」

 

月音は崖の下を見ると、桃香が木の枝に引っかかっていた。

 

桃香「誰か~助けて下さい~」

 

月音「待ってて!」

 

月音は近くの茶屋から、ロープを借りてきて、桃香を引き上げた。

 

桃香「助かった~ありがとう~月音ちゃん~;;」

 

月音「何があったの?」

 

桃香「どうしよう~男の人に剣を取られた~うう・・・」

 

月音「はぁ~・・・取り敢えず、帰ろうよ。」

 

桃香「うん;;」

 

二人は自宅へと帰っていった。

 

 

劉家

 

劉弘「あら、早かったわね。」

 

桃香「ごめんなさい!」

 

一刀「一体何があったんだ?」

 

桃香「実は・・・」

 

説明中

 

劉弘「貴方にはご先祖の心得を教えてきましたね・・・

 

時が来たら世の為、人の為・・・候文から立たねばならんぞっと・・・」

 

桃香「はい・・・」

 

劉弘「うふっ・・・ええい!情けないわ!そのご先祖の代々伝えてきた宝剣を奪われ!

 

おめおめと戻って来る何て!」

 

グイッ

 

劉弘は桃香の首根っこを掴んで川へと放り投げた。

 

桃香「きゃーーー!」

 

ザバーンっ

 

一刀「まあまあ、落ち着いて下さい・・・宝剣は俺が取り返してきます。」

 

劉弘「いえいえ、そんな事までして頂かなくとも・・・」

 

一刀「良いんですよ・・・俺達もそろそろ旅立とうろ思ってましたし。」

 

劉弘「そう・・・ですか・・・」

 

一刀「はい、明日旅立とうと思います。」

 

桃香「そんな・・・」

 

一刀・月音「(いつの間に・・・)」

 

 

そして、夜

 

月音「ぐが~ぐが~」

 

桃香「・・・(一刀さんが行っちゃう・・・どうしよう・・・)」

 

ガタッ

 

桃香「ん?誰だろう・・・」

 

桃香が見たのは外へ出て行く一刀の姿だった。

 

桃香「(何処に行くんだろう・・・)」

 

桃香も跡を追う事に。

 

 

ちかくの川

 

一刀「・・・綺麗だな・・・まさか、またこの外史に来るとはな・・・

 

つくづく三国に縁があるんだな・・・(もう半年以上は此処に留まってるんだよな・・・)」

 

ガサッ

 

一刀「誰だ!」

 

桃香「きゃっ!」

 

ドテンッ

 

桃香はびっくりして、尻餅を着いた。

 

一刀「桃香か・・・どうしたんだ?」

 

桃香「・・・明日本当に旅立っちゃうんですか?」

 

一刀「ああ。」

 

桃香「・・・ごめんなさい、私のせいで・・・」

 

一刀「いや、そろそろ帰る手段も探さないといけないしさ。」

 

桃香「そう・・・ですよね・・・」

 

一刀「まあ、帰る手段が無かったら、ここで暮らすしか無いんだけどな。」

 

桃香「・・・(どうしよう・・・胸が苦しいよ・・・)」

 

桃香は泣いていた。

 

一刀「桃香・・・」

 

ぎゅっ

 

一刀は桃香をそっと抱きしめた。

 

桃香「・・・です・・・」

 

一刀「ん?」

 

桃香「行っちゃ嫌です・・・」

 

一刀「・・・」

 

一刀はそっと口づけを交わした。

 

桃香「///」

 

一刀「大丈夫さ、もし帰る手段が無かった必ず戻って来るからさ。

 

それに・・・また会えるさ。」

 

桃香「・・・約束ですよ・・・」

 

一刀「ああ、約束だ。」

 

そして、二人は口づけを交わし・・・

 

しばらくして・・・

 

桃香「・・・もし、付いて行きたいって言ったら・・・」

 

一刀「全力で止める・・・かな・・・君はこれからこの世界を背負って生きていく事になる・・・

 

そして、君を中心に大きな渦に飲まれていくと思う・・・だけど、自分の信念だけは貫き通せ。」

 

桃香「信念・・・ですか?」

 

一刀「ああ・・・それに、君は間違いなく大者になるよ。」

 

その後二人は夜空に照らされながら、寄り添った。

 

 

翌朝

 

月音「おっとう~準備出来たよ~(昨日はお楽しみだったみたいじゃん)」

 

一刀「(見てたのか!)」

 

月音「(まあ、良いじゃん~華琳さんやおっかあ達には黙っててあげるからさ。

 

団子10本で手を打とうではないか。)」

 

一刀「ぐっ」

 

桃香「どうしたんですか?」

 

一刀「いや、何でもない。(大丈夫か?)」

 

桃香「(ちょっと痛いけど大丈夫。)」

 

劉弘「(あらあら、ふふっ)」

 

一刀「じゃあ、そろそろ行きます。」

 

劉弘「道中お気を付けて。」

 

桃香「また・・・ううん・・・いってらっしゃい。」

 

一刀「ああ、行ってきます。」

 

月音「いってきま~」

 

この後、しばらくの月日が流れ・・・桃香も旅立つ事になるとは・・・

 

この時・・・誰も知るすべは無かった。

 

続く・・・

 

 

 

次回は華琳編番外編です。

 

一刀達が帰り、お供まで連れてきてドンちゃん騒ぎの日常です。


 
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