No.598831

超次元ゲイムネプテューヌ 女神シミュレーション ネプテューヌ編

tomoroさん

ついに守護女神が主人公のシミュレーションゲームが発売決定!

ノワール編:http://www.tinami.com/view/601328
ブラン編:http://www.tinami.com/view/606126
ベール編:http://www.tinami.com/view/606907

2013-07-18 00:30:34 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:7171   閲覧ユーザー数:7091

 

……ゲイムギョウ界タイムスより……

 

ついに守護女神が主人公のシミュレーションゲームが発売に!

 

守護女神4人それぞれによる怒涛の4バージョンが同時発売。

 

ゲームの目的は女神たちが3年間で他の女神たちと競いながら、自国のシェアをトップにすること。

 

途中、様々な分岐が発生するマルチシナリオにマルチエンディング。

ひたすら国家の運営に励むもよし、歌って踊れるアイドルを目指すもよし、

恋に生きるもよし、はたまた別の道を見つけていくもよし。

すべてはプレイヤー次第!

 

新機軸を盛り込んだシステムが満載。

音声認識システムによる守護女神たちのボイスを再現した完全フルボイス。

 

イベントフルコンプリートを目指せ!

 

定価:各6、800クレジット(税別)初回特典付き

 

 

「それで、これがサンプルなんですけど。」

 

教祖たちから守護女神それぞれに各自のソフトが手渡される。

 

「女神様ご本人がプレイした感想を聞かせてください。」

 

 

「わー、こんなの作ってたんだー。」

 

「へえ、なかなか面白そうじゃないの。」

 

「ずいぶんと凝ってるみたいね。」

 

「私が一番先にフルコンプさせてもらいますわ。」

 

それぞれの思惑が渦巻きながら、とりあえず…

 

<< GAME START!! >>

 

ネプテューヌ編

 

「はああ…またノワールかぁ……」

 

私は自分の部屋で2回目のノワールエンディングを向かえていた。

ディスプレイには見知らぬ島にて、仲睦まじく寄り添っている自分とノワールの姿が流れている。

 

1回目のプレイは楽しかった。

 

少々マズい選択肢を選んでも、次に出会った時にゴメンねとフォローすれば、

「いいのよ!気にしないで!」

と微笑むノワールは可愛かったから。

 

通常業務もラステイションと共同で行い、

クリスマス、バレンタイン、誕生日などの数々のイベントにもノワールを選択した。

 

結果、一番愛情度の高かったノワールとの恋愛エンディングが観れた。

 

 

今度は、思い切ってブランを狙ってみよう。

そう思い、すべてをブラン中心に進めてみる。

 

初めのうちこそはなかなか親密になれなかったものの、

地道に業務と遊びをともにしていると、ゲーム中盤を過ぎたあたりから急激にブランの態度が変化する。

 

仕事の後に食事に誘われたり、休日に買い物に行ったり、そっけない態度をとっているようで、

その実それは照れ隠しだったりする様にちょっと心を惹かれてしまった。

 

と、同時に出会った直後から自分に対しての好感度が高いノワールからの誘いも多かったが、

今回はブランねらい。許せノワールと心の中で詫びつつすべて断る。

 

「……アハッ…ごめんね……いそがしいのに引き止めちゃって…」

 

の台詞には胸が傷んだが心を鬼にした。

 

しかし……

 

アレがいけなかった。

 

イベントに集中しすぎ体調管理を怠ってしまい病気になってしまったときに、

外は嵐だというのにずぶ濡れになってお見舞いに来たノワールについほろりときてしまい、

『中に入れる』を選択してしまった。

 

結果……熱に浮かされた状態の私(ゲームの中の)はノワールともどもベッドにもつれこんでしまい、

せっかくブランエンディング確定直前だったというのに、ノワールとデキてしまった。

 

あろうことかなぜかブランにその様子を知られ

「……騙しやがったな!私を…」

とののしられた。

 

そして、ご覧のとおりの結末である。

 

 

「もう……同じ失敗は繰り返さないぞ~。」

 

悩んだ末に、今度はベールに的を絞ることにする。

現実ではほとんどありえない事をやるのもゲームの楽しさだもんね。

 

普段から気の合う事がも手伝って、ベールの喜ぶプレゼント、言葉をばっちり選択できる。

 

ノワールも前回同様しきりに

「ネプテューヌ、一緒に遊びに行きましょ!」

と誘ってくるが、これを慎重に牽制。

 

ベールとのショッピング中にノワールと遭遇しても適当に話を流す。

ベールからもらったチョコレートには笑顔で受け取っておかえしもしたけれど、

ノワールからのは受け取らなかった。

 

(ゴメンねノワール。今回の私の決意は固いよ)

 

ようやく終盤。

 

真っ赤な顔をしてベールが、

「も、もしよろしければ……明日……私の家にいらっしゃらない?」

と声をかけてきた。

 

ああ、長い道のりだった……

 

『もちろん喜んで』を選択。

 

教会に帰って、パラメータをチェック。全てOK。ここで体力不足でダウンなどしたら全て水の泡だ。

 

『今日はもう寝る』

 

次の日、通常業務を終えると、

「先に帰って掃除をしますから、ゆっくり来てくださいね……お待ちしてますわ。」

とベールが言う。

 

ゲームなのになんだかドキドキする。

 

いーすんと雑談してからリーンボックスの教会に向かおうとすると……

 

 

 

「お姉ちゃん……」

 

 

 

ネッ…ネプギア!!!!!!

 

突然ネプギアが真っ青な顔をして現れる。

 

「お姉ちゃんの……気持ちを聞かせて欲しいの」

 

『 ノワールのことが好き  

  ブランのことが好き  

 →ベールのことが好き 

  ネプギアのことが好き 』

 

決定ボタンを押す。

 

「……」

 

突如、画面が切り替わりネプギアの手元がアップになる。

 

んんっ!?ななな、ナイフっ?

 

「さよなら……」

 

ひええええ!ネプギアがその刃先を自らの首筋に持っていこうとする。

 

『→ネプギアを止める 

  黙って見守る  』

 

ちょーっと待てえええ!!!

 

ピッ!

 

反射的にボタンを押す。

 

「そんなに……追いつめてたんだね……やっと分かったよ……一番大切なのは誰なのか……」

 

「お姉ちゃん……」

 

私はボーゼンとしてしっかりと抱き合う二人の姿を見つめた。

 

 

やがて無言でゲーム機からソフトを取り出す。

 

それをパッケージへとしまい、ソニックを代わりに入れる。

 

チャーッチャラッチャッチャ〜

 

……やっぱ、ゲームはソニックっしょ!(涙)

 

 
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