No.597088

遠邇さん

くるっぽ^^

2013-07-13 01:24:34 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:242   閲覧ユーザー数:242

                               

 

 

                               君

 

                        「ほら!君とて飛べぬじゃないか

                          僕と一緒に()(つつ)こう」

 

 

 

 

                                           君

 

                                      「従順下僕で()れば()

                                       勤め果たして褒められて

                                       咎め(さいな)め無い上に

                                       切り売るこの身その代価

                                       余暇に使って万々歳」

 

                                        君はそうして豆を突いて

                                        (せわ)しく羽根を研ぎました

                  僕

 

            ……誰かに足輪持たれたままに

              空を知らずに(こうべ)下げ

              肥ゆるのみなど()り切れぬ。

              それを自ら望むだなんて

              とても僕には遣り切れぬ。

              身の丈超えた一仕事

              たった一度のその為に

              君のようには振る舞えぬ。

 

 

                          

 

 

                              

 

                          突く餌場は己で決める

                          

                          この背に備わるもの故に

                          この背に備わるもの故に。

 

 

 

 

 

 

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
0
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択