No.593985

真・金姫†無双 #41

一郎太さん

あー、おひさです。

そんなこんなで、#50まで1日1話をやる予定。

予定は未定。

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2013-07-03 20:03:40 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:7420   閲覧ユーザー数:5316

 

 

 

#41

 

 

そんなこんなで商売の為の旅を開始する。俺、月たん、詠たん、恋たん、ねねたんの総勢5人旅だ。

 

「ちょちょちょちょっと! なんでアタイだけハブられるんすか!?」

「あぁ、居たのか波才」

「酷っ!?」

 

久しぶりの続きなので、まずは軽いジャブを。

 

「波才さんは本当に一刀さんに愛されてるんですね」

「どこ見たらそんな言葉が出てくるのよ、月…」

「ん…一刀とはっちゃんは、仲良し……」

「恋殿まで…」

 

なんとなく、月たんの路線が見えた気がした。系統的には天和っぽい。

 

「ほ、ホントですか、社長…?」

「んな訳ねーだろ。調子に乗んな、ハゲ」

「ハゲてないっす!?」

 

そんな道中。

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで(←2回目)西進する事しばし。

 

「本当に大丈夫なの?」

 

とある街に到着。詠たんが心配そうに問うてくる。

 

「大丈夫だ。恋たんも面識あるんだろ?」

「……?」

「あー…会った事あるんだろ?」

「……ん」

 

難しい言葉は分からないらしいので、簡単に言い直す。

 

「な? あの呂布がいるのに、少なくとも捕らえようなんてしない筈だ」

「それは分かるけど……だからって、2人で行く事はないじゃない」

「なんだなんだ、心配してくれるのか、詠たん。嬉しいなぁ」

「ばっ、そういう意味じゃ――」

「安心しろ。ちゃんと詠たんのもとに帰ってくるから」

「だから違うって言ってるでしょ! って、コラ! 撫でるな抱き締めるな頬擦りするなぁっ!」

「そうは言いながらも、本気で逃れようとはしないんだな」

「アンタが馬鹿力なだけでしょっ!」

 

詠たんもツンデレ風味。でも経緯があってか、デレの割合が大きい。

 

「どこかで見た事のある光景なのです」

「ていうか、ねねちゃんは当事者だったじゃないすか」

「あぅ…思い出させるななのです」

「照れちゃって可愛いなぁ」

 

視界の隅で、波才とねねたんが何やら話していた。

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで(←3回目)街で一番大きな建物にやってきました。

 

「何者だ」

 

大きな門の前には、槍を構えた番兵×2。

 

「んと…恋は、呂布……馬超、いる?」

 

そんな物々しい雰囲気の門番たちを気にする事なく、恋たんは素直に自己紹介。ホンマえぇ子や…。

そして、呂布の名を聞いた門番は、槍を立てて背筋を伸ばす。

 

「り、呂布様でしたか! これは失礼を!」

「ご案内いたします!」

 

やっぱ恋たんは凄いなぁ。

 

「ん…ありがと……」

「お邪魔しまーす」

 

さて、ばっちょんはどんな娘さんなんだろうね。(←男の可能性を考慮していない)

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで(←4回目)玉座。

 

「――――久しぶりだな、恋」

 

出迎えてくれたのは、茶髪ポニテの活発そうなお嬢ちゃん。ふむ、可愛いな。

 

「ん…久しぶり…たんぽぽも」

「ねねちゃんは一緒じゃないの?」

 

そして妹、あるいは親族の準ロリお嬢ちゃん。生足がいいね。そしてどっちも太眉。……いいねぇ。

 

「んと、お留守番……」

「へぇ、恋がねねと一緒じゃないって珍しいな。それで、そっちのアンタは?」

 

軽い会話をし、俺にその矛先が向けられる。

 

「あぁ、恋たんの旦那だ」

「「えぇぇぇえええええっ!!?」

「……?」

 

キョトンとする恋たんが可愛いですマル。

 

「冗談だ」

「……って冗談かよ、オイっ!」

「ビックリしたぁ! あの恋さんが結婚とか、予想外にも程があるよ!」

 

とりあえず、掴みはバッチリだな。という訳で、早速本題に。

 

「俺は北郷。訳あって恋たんと一緒に虎牢関で戦ったんだが、ちょいと、月の事で話があってな」

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで(←5回目)自己紹介を終え、事情説明開始。

 

「ウマウマウマウマ」

「ウマウマウマウマという訳か――」

 

おぉぅ…まさか、これだけで通じるとは……。

 

「――って、分かる訳ないだろ! お前、絶対アタシの事を馬鹿にしてるなっ!?」

「馬家だけにね、お姉様」

「読み方が違ぇよっ!」

 

ふむ、ばっちょんは生真面目な天然ボケタイプらしい。で、岱ちんはなかなかに頭が切れるようだ。……ふむ。

 

「いやぁ、俺って元々長沙で店を開いていてな。そこの太守である孫策様にも気に入られてるんだよ。よく俺の店に来ては、ウマいウマいって酒を飲んでくのさ」

「へぇ?」

「……プクク(小声)」

 

やっぱり岱ちんは俺の意図を理解出来ているみたいだ。笑いを堪えている。そしてばっちょんは気づいていない。

 

「何度か来るうちにウマが合ってな。で、こないだの反董卓連合にもこっそり参加したんだよ」

「なんだ、来てたのか、お前?」

「ま、ウマい事こっそり動いてたからな」

「ふーん。それで、なんで恋と一緒に戦ったんだ?」

「プッ、プププ……」

 

こら、バレるだろ。堪えろよ、岱ちん。

 

「あぁ、ウマく連合の目を盗んで洛陽まで間諜を飛ばしたんだ。で、噂が嘘だと知った」

「そうか。アタシたちは洛陽に着いて、噂が嘘だと知ったんだがな。だが、なんでお前は月たちの方についた。戦力差は明らかだっただろ?」

「なに言ってんだ。戦に絶対はないんだぜ?」

「そりゃそうだけどさぁ……」

 

ま、基本的にこの世界はギャグと萌えで出来てるしな。

 

「そんで、霞たんにウマいこと取り入って、参陣させて貰ったんだよ」

「霞が? アイツの事だから、どうせ仕合でもしたんじゃないか?」

「よく分かったな。霞たんは、自分には敵ウマいと思ってたらしいが、引き分けに持ち込んだぜ?」

「あ、上手ぅ…」

 

岱ちんが感心してる。弟子入りするかい?

 

「はーい、したいしたい!」

「思考を読んじゃアカンですよ。まずは黙学だ」

「あいあいさー」

 

何故知っている。

 

 

 

 

 

 

「んで、恋たんにもウマい飯を出したら気に入ってくれてさ」

「ん…一刀のご飯は美味しい……」

 

恋たんは素直でいい子やなぁ。

 

「そんで、月たんとも無事合流し、あの娘たちの生きる術を得る為にここに来たのさ」

「そうだったのか」

「もちろん詠やねねも一緒だぜ? 皆が集ウマで、大変だったんだからな」

「お前、凄い奴なんだな」

 

まだ気づかないか。

 

「姉様、からかわれてるって気づいてないの?」

「へ?」

 

おっと、岱ちんがネタバラしをしちまった。ま、そろそろ頃合いだな。

 

「なぁ、ばっちょんよ」

「ん?」

「俺が何回『ウマ』って言ったと思う?」

「んぁ? ……」

 

虚空を見つめ、指を追っている。数えているようだ。

 

「7…8……きっ、9回も言いやがって!」

「最初の4回と最後の1回を忘れてるぜ?」

「ざけんなっ!?」

 

からかいがいのあるばっちょんでした。

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

という訳で、#41でした。

 

 

前回の投稿から2ヶ月も空いてるけど、きっと気のせいなんだぜ。

 

 

とりあえず生存報告までに。

 

 

ではまた明日。

 

 

バイバイ。

 

 

 

 


 
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