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真・恋姫†無双 ~孫呉千年の大計~ 第2章 6話

雪月さん

常連の皆様&お初の方もこんばんは いつもお世話になっております

この作品は真・恋姫†無双・恋姫†無双の2次創作となっております
主人公は北郷一刀 メインヒロインは雪蓮と蓮華と仲間達でお送りしております

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2013-06-12 20:20:45 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:5113   閲覧ユーザー数:4023

第2章 反董卓連合編 06話 『 反董卓連合・汜水関攻防前哨戦 』

 

 

 

 

白蓮の慟哭が響き渡った翌日・・・何事もなかったように諸侯達は天幕をたたみ、会議で夫々決まった所定の位置へと就いていく

嘆きの白蓮も渋々ではあるが・・・一刀から聞いた会議内容通りの編制場所に就いていた

 

編制を終えた頃、中央に騎乗のまま進みでた麗羽は、腰に佩く剣を抜き放ち天高く突き上げ、17万の兵達へ向かって檄を飛ばす!

 

「おほん! わたくしの檄文に賛同して、こうしてお集まりくださった皆様に厚く御礼申し上げますわ!

 悪逆非道の奸賊! 董卓、並びに十常侍達! 

 帝を蔑ろにし専横を極めたばかりか・・・邪魔となれば何進様をも亡き者にする始末

 これはもはや筆舌に尽くしがたい・・・許し難き暴挙といえますわ! 

 

 天に成り代わり・・・必ずや何進様の無念を晴らし、悪逆の徒に正義の鉄槌を下しましょう!

 さすれば漢王朝の安寧と亡き何進様の御霊も、心安らかに天へと召される事でしょう! 

 それでは皆さん! 奸賊蔓延る洛陽を目指し、いざ出陣!」

 

麗羽は最後に、天高く突き上げていた剣を、汜水関方向へと向けて指し示すと

 

「「「オオォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」」」

 

麗羽の檄に呼応した17万の大軍が放つ雄叫びが、周囲へ木霊すると共に、皆の胸に宿りし秘めたる魂を焦がし振るわせた

 

その様子に笑みを浮かべ満足した麗羽は、皆の喚声が落ち着く頃を見計らって雪蓮に声をかける

「それでは孫策さん あとの事頼みますわ」

 

やるじゃないの・・・麗羽の演説を聴いた雪蓮と華琳二人の感想であった

 

名門、名門と連呼するのは、伊達じゃなかったのね・・・と、失礼極まりない文言を今は胸に押し殺し

檄を飛ばし終えた麗羽に代わり、皆の前に躍り出た雪蓮も孫呉の皆へ檄を飛ばす!

 

「心得たわ! 袁紹殿から先陣を賜った栄誉、見事果たし連合の魁とならん! それでは汜水関へ出立する!」

 

「オゥーーー!」

短く魂魄の篭った孫呉の将兵達の掛け声と共に、雪蓮を先頭に汜水関へと順次進軍していく連合軍の面々であった

 

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「いや~ 斥候の情報やと敵の総数17万やて? 

人が米粒みたいやで! 壮観やなこの景色! 華雄もほれ! こっち来て見てみいや!」

と華雄を激しく手招きする霞  

 

そんな無邪気にはしゃぐ霞の態度に華雄はというと・・・

「霞 お前・・・良くそんなにはしゃいでいられるな・・・」

とちょっと呆れ顔で霞に答えた華雄であった

 

「華雄 そんなに辛気臭そ~なっても、状況はちぃ~~~っとも変わらへんで? 

 まだ負けた訳でもないしな! なら少しは楽しみ~や! やっとうちらの出番な訳やし!」

霞の感情が高ぶっているのも、しょうがない事と思う華雄であった

 

華雄自身とて武人なのだから・・・霞の興奮が華雄にもうつったのだろうか

これから魂震える戦いに出会えるのかと思うと、今にも関を出てあの中に突入して、思う存分暴れてしまいたい衝動に駆られる

 

そんな事を考えていた華雄に、霞がふとした疑問を投げかけてくる

「それにしてもなんなんやろ・・・これ・・・ 

 ”居る角度によってなんやけど・・・ なんや・・・やけに『眩しく』感じる事があるわ” 華雄もそう思わへん?」

 

「うん? そうか? 私には全く同じような気がするが?」

 

「そうかな? うちの気のせいか・・・ 変な事言ってすまんな 気にせんといて華雄」

華雄の言に、やっぱりうちの気のせいか? 連合軍の兵数に当てられ興奮しすぎてもうたか・・・と気を取り直す霞であった

 

「そろそろ下へ降りて兵達を激励しにいこう」

「そやな!」

と華雄の誘いに霞は返答すると、二人は関の高みから素早く降りていく

 

この時気のせいに代償が、後々大きく霞の肩に圧し掛かってこようとは・・・

霞が汜水関の攻防戦で1番後悔する『一言』となった

 

 

 

 

守将である華雄と張遼に対して、散発的な挑発行為を繰り返している孫呉であったが

これで出て来てくれたら儲けモノと、軽く考えていた孫呉の面々であったが、敵も然る者、やはり相手の反応は鈍かった

 

計画的に先陣を賜ったのも、全ては孫呉の戦力を董卓側に見せつけるという訳ではなく

今後敵となる、今は味方の各連合諸侯達へと向けた、孫呉は手強いというデモンストレーションに他ならない

 

関に動きはなく、これ以上は流石に時間の浪費と見切りをつけた緋蓮は

「そろそろ 雪蓮 一刀 頃合かしら?」

と横に並ぶ二人へ声をかける

 

 

「反応薄いものね 時間の無駄だしね」

「でしょうね」

緋蓮の問いかけに対し、雪蓮と一刀の二人も同意を伝える

 

ならば・・・と当初の予定通り、緋蓮は雪蓮や一刀より少し前へと踊り出て・・・

関に向かって腰に佩く古錠刀を抜き放ち、開口一番、華雄へ向けてあらん限りの声を張り上げた緋蓮

 

「守将が一人 華雄へ告ぐ! 我は孫 文台!!

 この名に聞き覚えあろう! 過日の”約束”を果たしてやろうではないか! さっさと関より出て参れ!」

 

渓谷に聳え立つ函谷関一杯に、緋蓮の音声が響き渡ったのである

 

この様子を関の高位より見ていた霞は、緋蓮の安い挑発行為に、笑いを堪えきれなくなっていたようである

 

「あっはっは! あほかいな! 安い挑発の次は一騎討ちかいな! いくらなんでも大安売りすぎるわ 

 なんぼなんでも、うちや華雄がのる・・・わけ・・・って! 華雄どこへ行こうとしとるんや!」

隣にいて戦況を眺めていた筈の華雄が、関を降りて行こうとするのが見て取れた

 

「一騎討ちをしに行ってくる」

と華雄が信じられない言葉を発して・・・

 

「ちょい まちぃ~や! 何アホな事いうとるんや! 華雄!」

「離せ! 霞」

と華雄は霞に掴まれた手を振りほどこうと躍起になる

 

「アホいいな! ええか? 詠からも再三釘さされたやろ! 絶対関出たらアカンて!

 華雄かてあの時長期戦に勝機をかけるって納得したやんか!」

 

抵抗し押さえ切れなくなった霞は、華雄の身体を抱きかかえ、必死に引き止めにかかる

 

「それでも・・・だ! ”孫堅”が一騎討ちへと出てきたのならば話は別だ!」

「なんやて?」

 

緋蓮と華雄、この2人の間に、一体どんな関係が存在しているというのであろうか!? 

 

華雄と出会ってから・・・少なくとも霞の記憶には

緋蓮と華雄に接点があったという事案は、見たことも聞いた憶えもなかった

 

華雄は抱きかかえられた霞に一時抵抗するのを止め、淡々と霞へと緋蓮との因縁に関して語りだした

 

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事の起こりは、後漢王朝に対しての韓遂の乱で、華雄は当時、韓遂側の傭兵として戦いに参戦していた

 

当初は地の利、兵数共に韓遂側が優勢であったものの・・・

後漢王朝は威信をかけて、当時勇猛と名高かった孫堅軍を派遣するに至り形勢はついに逆転

董卓様や馬騰率いる討伐軍の前に、あっけなく敗れ去る事となった

 

戦に勝とうが負けようが、所詮、華雄自身は傭兵 そこに関心は全くなかったと言っていい 

その時の戦場で私は、孫堅と出会い一騎討ちを仕掛け豪快に敗れ去った 

 

一騎打ちで負けたのも初めての経験であったが、それ以上に止めを刺さずに命を救われたことに驚きを隠せないでいた

それからの私は・・・執念いや妄執の類であったと断言していい 

会う度毎に孫堅に一騎討ちを仕掛けては、全てにおいて完膚なきまでに叩きのめされ、敗れ去ったのだから・・・

 

しかし孫堅は何度挑んで負けようとも、私の命を取ろうとはしなかった・・・

今もだが・・・何故私の命を取らなかったのか・・・判らないままだが・・・

 

そんな戦いも永くは続かなかった 孫堅軍の投入で戦局が覆され、どんどん戦線が後退していったからだ

傭兵ならば城門を破られる前に逃げてもバチは当たらん どうせ給金など貰えないのだから 

 

それでも私は、孫堅と闘いたいが故に、最後まで抵抗し続けていたという経緯がある

が・・・そんな抵抗も孫堅の前では意味がなかったようだ

 

「待て! 決着はついていないぞ!? 私から逃げるのか? 孫堅!」

孫堅に打ち身、擦り傷、切り傷と体中ボロボロにされながらも・・・

最後の闘いにも敗れた私を・・・またもや置き去りにして去ろうとする孫堅に向かって、私はそう悔し紛れに吼えた

 

その言葉を聞いた孫堅は、剣を肩に乗せ倒れている私の目の前にしゃがみ、こう言い放った

 

「フフフ 何故私がよわ~い貴方から逃げる必要があるの? 私はこれでも王なので忙しいの!

 貴方との一騎討ち いい退屈凌ぎになったわ 

 次に会う時までに、ちょっとはその”なまくら”研ぎ直しておきなさいな それじゃね~♪」

 

そう捨て台詞を残し、私の下から悠々と去っていた孫堅 

 

その後ろ姿を忘れた事など一度たりともない! 私の武人としての原点とも言える苦い記憶だ

 

過日無様に敗れ去り忘れ難き宿敵が、眼前に立ちはだかり闘志を漲らせている姿を見ることが出来ただけでなく

無様に敗れた私の事を憶えており、その相手から一騎打ちを誘われたのだ これほど嬉しく感じない事はない 

 

孫呉は没落し、孫堅は家督を娘、孫策へと譲り引退したと聞いた時の華雄は、何とも言いようもない残酷なまでの寂寥を味わったものだ

再度の対戦等とうに諦めていた・・・しかし天は私を見捨ててはいなかった

 

「華雄 出てらっしゃいな? 過日の約束を果たす為、態々私自ら出向いてあげたわよ?

 この孫 文台 ”心逝くまで”貴方の相手をしてあげるわ!」

 

何か物騒で使い方が間違った漢字が表記されているようであるが・・・

緋蓮の心情を良く表した表現方法なのでこのままの表記としたい

 

この言葉で華雄は・・・完全に堕ちたと言っても過言ではない 例えこの地で亡くなったとしても後悔は微塵もない

私の命はあの時既に失っていたのだから・・・

 

「霞! ”武人”としての情けだ! ”命を拾い”に行かせてくれ! 私は自身の”過去を清算”せねばならんのだ!」

「華雄・・・」

 

関から出ようとする華雄を必死に抱きとめながらも、霞の頭から、華雄が猪武者というイメージから完全には払拭されていないが・・・

華雄は確かに”武人”、”命を拾う”、”過去の清算”いう三つの言葉を使ったのだ・・・

頭に血が上っていることは確かであろうが、その三つの言葉に霞は負け、抱き止める力を緩めてしまう

 

すると華雄は、一目散に猪のごとく関から出て行こうと走り去った訳ではなく、霞へと振り返り

 

「霞の言うことは一々尤もだ 大恩ある董卓様の命も大切なのだが・・・

 あそこに立ちはだかっている孫堅という武将に、私は負けられない理由があるんだ すまない許してくれ 霞!

 仮に私が負けたとしても、そのままうち捨ててくれて構わない だからあそこへ行かせてくれ! この通り・・・」

 

突然、霞へと頭を下げた 長年の付き合いから頑固であることは承知していたが・・・

こうして頭を垂れた華雄など、未だかつて月以外の誰にも見せた事も見た事もない

 

霞とて武人 因縁浅からぬ相手が、名乗りを上げ立ちはだかったのならば、引き下がる事無く受けて立ちたい

だからこそ、霞にはこれ以上、華雄を説得し留める事などできよう筈もなかった・・・

 

「ふぅーーーーーー 後のことはうちに任せて はよぉ~ 行きや!

 けど例え負けたとしても、助けにいかへんで?」

身体の力を抜いた霞は、華雄へ向かって”万が一”を言い含める

 

「ああ! それでいい! 必ず勝ってここまで戻ってくるさ」

華雄の顔には珍しく、眼光鋭く笑みを湛え体中から気を迸らせていた

 

「そないな事は勝ってから言いや! ボケ!」

と華雄を霞流の叱咤激励をして送りだしてやる

 

「感謝する霞 それじゃ行って来る!」

颯爽と去っていく華雄の背を見つめ、うちもあないな宿敵ほしいなと思う霞であったが

ふと浮かびしは・・・一刀と闘いしありし日の事が頭を過ぎる

 

うちにも負けられん相手が、すでにおったんやった

もしこの度の華雄のように、一刀が挑んで来てくれたなら・・・

うちもああして、勇んで関から出ていったんかな~と少し羨ましげに思い、華雄を送り出した霞であった

 

 

 

この時、左翼の中心を担っていた華琳は、前線の孫呉の行動を注視して、脇にいた秋蘭へと問いかけていた

 

「江東の虎 孫堅ねえ? 大怪我負って引退したって聞いていたけれど大丈夫なのかしら? ねえ?秋蘭」

「どうでしょう? 華雄を釣り上げたのは賞賛できますが・・・

 仮に負けたと仮定すると、連合軍の士気はガタ落ち 董卓側の士気が旺盛になるでしょう」

 

「なるほど被害は少なく抑えられる可能性はあるけれど 負ければそれ以上の被害を被る可能性もあるわね

 これに関して桂花、司馬懿、稟、風 何か策はあるかしら?」

 

「現状 我らに何か出来ることはありませんね~」

「負けた直後になら、加勢と称して動く事なら可能かと存じますけれど・・・」

「・・・」

風と稟が華琳の言に対し、一応助言らしきものを捻り出すものの・・・余り意味を成していなかった

桂花と司馬懿に至っては、言葉すら発していなかった

 

華琳としても、この状況に何か出来るとは思っていなかった 良い考えがあるのなら・・・と軽く考えていたのだが

たしかに一騎討ちに応じて勝てば、かなりの損害を押さえつつ、連合軍の士気と勢いがあがるのも事実であるが・・・

逆に言うと、負ければかなりの痛手ともなる

篭城され士気が旺盛ともなると・・・通常より被害が拡大した状況のまま関を抜くこととなるだろう

 

そこまでの危険を考えていない北郷擁する孫呉ではあるまい

ただ一騎討ちをするからには、北郷か孫策が出てくると華琳は踏んでいた

しかし蓋を開けてみれば・・・まさかすでに引退した孫堅というはないか・・・

こんな緒戦で躓いている訳にいかない華琳にとっては、心中穏やかでなかった

 

「主よ 孫呉のお手並み拝見と洒落込もうではありませんか?

 

 負ければその点を袁紹殿に訴追し、先陣を奪うなり、天の御遣いの是非を問うなり

 煮るなり焼くなり主のお好きになさればよろしいのでは?」

 

司馬懿の言が尤もだったこともあり、華琳は頷き視線を前線へと戻す

 

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その頃、右翼に属して行動していた劉備陣営では

 

「朱里ちゃん 雛里ちゃん しきりに挑発行為繰り返してるだけにみえるんだけど・・・反応も薄いみたいだし何がしたいんだろう?」

と傍らに控えていた軍師の朱里と雛里に聞いてみる桃香

 

「恐らくですけど、被害を最小限に留める為の対策でしょう」

「篭られて抵抗されれば、時間の浪費と兵の損害が大きくなりますから 桃香さま」

 

朱里と雛里の言は最もだと思う桃香であったが、関の反応は薄いように思える

このままだと朱里と雛里の言う損害の大きい策へと移行せざる負えない状況へと追い込まれる事となろう

 

「それで朱里ちゃん 雛里ちゃん 私達が孫呉の為に出来ることってないのかな?」

 

「桃香さま それは北郷さまの為にですか?」

主の言に少し疑問を感じた朱里は、桃香の核心をつくべく言葉を返す

 

「うっ・・・うん 黄巾の時にも皆助けてもらったし・・・私に出来ることはないのかな?って」

主の優しき心遣いに感嘆を覚えるものの・・・その言には無理があると感じた朱里は、孫呉を思惑を推測して桃香に話し出す

 

「私の推測が正しければ・・・ですが、おそらくこの挑発行為は何か・・・への布石と思います

 それが何か?までは現状では判りませんが・・・ 

 北郷さま達はおそらく・・・私達の助けが必要になるような状況に陥るような事にはならないと思います

 

 もし必要になるのであれば、昨夜にでも私達に提案しに天幕まで訪れていらっしゃる事でしょう

 そんな動きは全くありませんでした ならば・・・

 

 没落していた孫呉が見事復活を遂げられたように・・・ そして昨日の会議で袁紹さまに”お願い”を飲ませていた事もですが・・・

 全ては計算され尽くされた行為の裏返しかと私は推測しています」

 

「え? 会議での”あれ”ってそうなの? 朱里ちゃん! それじゃ 今の挑発行為も?」

 

「・・・この挑発行為に関しては、出てくればいいな~って軽い感じかもしれません・・・

 今もそうですが、攻撃を仕掛ける素振りを全く見せていませんし、 本命は寧ろ次の行動にあるかと・・・私ならそうしますから」

 

桃香の問いに答える朱里に対して

 

「私も朱里ちゃんの考えに賛同いたしましゅ・・・はぅ」

 

朱里の言に賛同を示しつつも、噛んでしまったことに恥ずかしくなり

顔が真っ赤に染まるのを帽子のツバを下げ隠す愛らしさを見せる雛里

 

その時、前線を注視していた星から言葉をかけてきた

 

「桃香さま 孫堅殿が動くようですね これが朱里の言っていた”本命”なのでは?」

 

星からそう伝えられ、前線へ視線を移すと同時に、緋蓮の華雄との一騎討ちを所望する大音声が桃香達にも聞き取れた

 

「孫堅殿・・・が一騎討ち?」

との桃香の疑問の声に

 

「みたいですね 孫堅殿は大怪我を負われ、王位を娘の孫策殿に譲られいると聞いておりましたが・・・大丈夫なのでしょうか?」

と桃香の心境を悟ったかのような言葉が、愛紗から投げかけられ不安に囚われる桃香であった

 

「どうでしょうな~? 私が所属した当時には、怪我をなされ、すでに孫堅殿は一線から身を引いておられましたからな~

 怪我をなされる前の実力は、かなりの腕前であったとの評判でしたけどね」

星が孫呉に客将としてではなく、一般兵として属していた時の事を思い返して桃香達に告げる

 

「え? 星ちゃん孫呉に居た事あるんだ?」

「ええ 北郷殿がまだ降りてくる前、武者修行で各地を転々としていました折に少しの間だけですが・・・」

と桃香の問いかけに対し、前線への視線を外すことなく星は答えた

 

「あっ なんか関の上が慌しいのだ!」

目の良い鈴々が、関の様子を伝えた事により、緋蓮の一騎討ちの挑発行為が成功したのだと悟る桃香達

 

「孫堅殿のお手並み拝見という処でしょうか 桃香さま」

という愛紗の呟きに対して

 

「そうだね・・・」

と何も力になれない事に焦りを感じつつも、ただ頷くしかない桃香であった

 

 

 

華琳と桃香が近習達へ話を振っている間に、華雄の準備が整ったのであろう

汜水関の重き扉がゴゴゴゴと響き渡り、そこから一騎躍り出てくるのが緋蓮にみえた

 

「上手くいったようね 母さま よろしく頼んだわよ!」

と雪蓮から激励ともとれる、元気な声が緋蓮の耳に届く

 

「ええ こんな処で死ぬ気なんてサラサラないわ 孫の顔を一目見るまでは、あの人の下へも逝けないし・・・

 違った! 私と一刀の子供の顔だったわ!」

とカラカラと嫌味なく笑う母・緋蓮に対し、呆れた顔をして雪蓮は言葉を返す

 

「・・・そういう厚顔で不遜な処 全然かわんないわね~ 孫の顔ならもう少し我慢したら見せてあげるわよ?」

と母が母なら、娘も娘といった処であろうか? こういう処で血の繋がりを感じさせる母娘というのも面白いと傍にいる一刀は思う

こういう母娘の親愛の情の表し方もあり、会話の邪魔をするべきでないと判断をする一刀

 

孫とか子供の事に関してだけは、あえて聞かない事にして完全スルーつもりでいるが・・・

 

「そういう貴方も・・・ふん! 私と変わらないじゃない?」

「母娘なんだから・・・当たり前でしょ! ボロボロになってもいいから・・・”あの時”のように、ちゃんと生きて帰ってきなさいよ?」

と尚も悪態をつく母に対し、滅多に口にしない気遣いを見せる愛娘に対し緋蓮は

 

「”あの時”・・・ねぇ? 承知したわ! もちろん! ”悠然”と勝って帰って来るつもりだけど?」

と母・緋蓮の返答を聞いた雪蓮は満足したのか、邪魔にならぬよう一刀を伴って馬首を返し母の元から去っていく

優しく目を瞑り、自身の横から本隊のある方へと去りゆく娘へと想いを馳せる緋蓮  

 

色々気遣いありがとう 成長したものね 愛しの我が娘・雪蓮

まだまだ王として心もとない処もあるけれど、孫呉を没落させてしまった私よりも遥かに立派に育ってくれた

蓮華も小蓮もいい娘に成長してくれている この姿をあの人(呉公)にも見せたかったわ・・・ 

ううん 遠き処より見守ってくれているわよね? あなた・・・

 

一刀や華陀のおかげもあって、この戦場へもう一度還ってくることが出来た・・・

あの人が天より見てくれているなら・・・きっと! 私はあの頃よりもっと強くなれる!

 

さぁ 母としての私は今この時をもっておしまい  ここからは”江東の虎・孫文台”として敵将・華雄を叩きのめす!

カッーと大きく見開いた緋蓮の力強き瞳には、決意の篭った眼差しをむけて向かってくる華雄を射抜く

 

互いに間合いを詰めながらも、一歩も譲れぬ視線での前哨戦をすでに緋蓮と華雄の二人は繰り広げていた

互いの武器が届く距離まで詰めるまでのまどろっこさに心が逸る・・・

そこにはまだ、敗者などいない・・・互いの気高き誇りと尊厳を纏いし、武人が二人 静かに対峙していた

 

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「孫堅 騎乗したままで遣りあうのか?」

と対峙していた華雄は緋蓮へと問いかけてくる 久々に会ったとはいえ、今更緋蓮へ挨拶する気などないらしい

親しく雑談をするほどの仲でもないし、華雄は過去の因縁に終止符を打つのが主目的なのだ

変な馴れ合いを行う方が無粋といえる

 

「私は別にどちらでも構わないけど? 貴方に合わせるわ」

と華雄の問いかけに対し、緋蓮は素っ気無く応える

 

「なら馬から降りよう 馬に乗っていたせいで負けたなんて言われても興醒めだしな」

と華雄は不敵な笑みを浮かべたまま、相棒の金剛爆斧を手にし馬から降りる

 

「あら? 少しは言うようになったじゃない? 華雄

 少しはマシな腕前になったんでしょうね? 貴方」

と華雄が馬から降りたのをみた緋蓮も倣い馬から降りる

 

「フッ 何も急く事はあるまい? 孫堅 これからジックリと披露する死闘なのであろう?」

と緋蓮の挑発には乗らず、不敵な笑みを浮かべながら、金剛爆斧を頭上でサッと一回転させ構えをとる華雄

 

「孫堅 お前こそ永患いでその腕・・・錆びて使えなくなってはおらんだろうな?」

以前とは違う将としての覇気を身に纏う華雄に、やるわね・・・油断は命取りになると瞬時に悟った緋蓮は

手にした古錠刀を引き寄せ、華雄へ”八相”の構えをとる

 

「ふん それこそいらぬ心配というものよ 

 対戦相手を気遣うなんて・・・少しは言うようになったじゃない? 以前より少しは楽しめるのかしらねぇ?」

と緋蓮もまた不敵な笑みを浮かべ華雄と対峙する

 

 

「ほう?以前と構えが違うようだが・・・ いいだろう 孫堅! 手加減は無用! いざ!」

「本当に口だけは昔より達者になったじゃない そうね 御託はもう終り・・・来なさい!華雄!」

二人の緊張度合いと、身体に纏いし覇気が最高潮に達した今、この二人にもやは言葉など不要であった・・・

 

「でぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーりゃぁ!」

華雄が金剛爆斧を挨拶代わりにと、豪快に緋蓮へ向けて振り下す!

 

緋蓮の言葉が引き金となり、汜水関の攻防という戦乱の業火への幕開けとなる狼煙となった

 

 

 

 

■■■【オリジナル人物紹介】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 ○孫堅 文台 真名は緋蓮(ヒレン) 

 

  春秋時代の兵家・孫武の子孫を称し、各地で起こった主導権争いに介入し

  『江東の虎』の異名で各地の豪族を震撼させた

  優秀な人材を率い転戦、やがて軍閥化し孫家の基礎を築いた

 

  容姿:髪は桃色で、孫家独特の狂戦士(バーサーカーモード)になると、右目が赤色に変化するのが特徴で、平時は量目とも碧眼である

  祭と同じく胸が豊満で背は祭より高い 体格は祭よりすこし大きい 顔立ちは蓮華というより雪蓮に似ているだろうか

 

 ○張紘 子綱 真名は紅(コウ) 

 

  呉国の軍師の一人で主に外交を担当。 魏の程昱(風)の呉版と考えていただけると理解しやすいだろう

   『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、姉の張昭と共に臣に迎え入れられる

  張昭と共に『江東の二張』と称される賢人

 

  ※史実では、呉郡の四性でも張昭と兄弟でもありませんのでお間違い無きように。。。 

   呉郡の四性の中で張温しか見当たらなかった為、雪月の”脳内設定”です

 

  容姿は青眼で背丈は冥琳より少し低い 顔は姉の王林とは似ておらず童顔で人に安心感を与える顔立ちである

  髪は腰にまで届こうかという長く艶やかに保った黒髪を束ね、ポニーテールと呼ばれる髪型にしている事が多いが

  その日の気分により、長髪を肩辺りで束ね胸の前に垂らしている場合もあるようである

  服装は藍色を基調とした西洋風ドレスを身を纏っている

 

 ○魯粛 子敬 真名は琥珀(コハク)

 

  普段は思慮深く人当りも良い娘で、政略的思考を得意とし、商人ネットワークを駆使し情報収集・謀略を行う

  発明に携わる時、人格と言葉遣いが変化し、人格は燃える闘魂?状態、言葉遣いは関西弁?風の暑苦しい人に変化する

  このことから「魯家の狂娘・後に発明の鬼娘」と噂される

 

  ※穏(陸遜)は本をトリガーとして発情しちゃいますが、、琥珀(魯粛)は発明に燃えると・・・燃える闘魂に変身って感じです

 

  容姿は真名と同じく琥珀色の瞳をもち、髪は黒で肌は褐色がかっており月氏の特徴に似通っている

  背は明命と同じくらいで、服装は赤を基調としたチャイナドレスを身に纏っている

 

 ○張昭 子布 真名は王林(オウリン) 

 

  呉国の軍師の一人で主に内政を担当。 冥琳とはライバル同士で互いに意識する間柄である

   『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、妹の紅(張紘)と共に臣に迎え入れられる

  張紘と共に『江東の二張』と称される賢人

 

  妹の紅は「人情の機微を捉える」に対して「政(まつりごと)の機微を捉える」という感じでしょうか

 

  容姿は冥琳より少し高めで、紅と姉妹でありながら顔立ちが似ておらず、冥琳と姉妹と言われた方がピッタリの美人系の顔立ちである

  眼鏡は使用しておらず、服装は文官服やチャイナドレスを着用せず、珍しい”青眼”でこの眼が妹の紅と同じな事から

  姉妹と認識されている節もある 紫色を基調とした妹の紅と同じ西洋風のドレスを身を纏っている

 

 ○程普 徳謀 真名は楓(カエデ)

 

  緋蓮旗揚げ時よりの古参武将であり、祭と並ぶ呉の柱石の一人 「鉄脊蛇矛」を愛用武器に戦場を駆け抜ける猛将としても有名

  祭ほどの華々しい戦果はないが、”いぶし銀”と評するに値する数々の孫呉の窮地を救う働きをする

  部下達からは”程公”ならぬ『程嬢』と呼ばれる愛称で皆から慕われている

 

  真名は・・・素案を考えていた時に見ていた、某アニメの魅力的な師匠から一字拝借致しました・・・

 

  容姿は祭と同じくらいの背丈で、端正な顔立ちと豊かな青髪をうなじ辺りでリボンで括っている

  均整のとれた体格であるが胸は祭とは違いそこそこ・・・ちょっと惜しい残念さんである

 

 ○凌統 公績 真名は瑠璃(ルリ) 

 

  荊州での孫呉崩壊時(※外伝『砂上の楼閣』)に親衛隊・副長であった父・凌操を亡くし、贈った鈴をもった仇がいると

  知った凌統は、甘寧に対して仇討ちを試みるものの・・・敵わず返り討ちにあう間際に、一刀に救われ拾われることとなる

  以来、父の面影をもった一刀と母に対してだけは心を許すものの・・・未だ、父の死の傷を心に負ったまま

  呉の三羽烏の一人として日々を暮らしている

 

  容姿はポニーテールに短く纏めた栗色の髪を靡かせて、山吹色を基調とした服に身を包んでいる小柄な少女

 (背丈は朱里や雛里と同じくらい) 真名の由来で目が瑠璃色という裏設定もございます

 

  ○朱桓 休穆 真名は珊瑚(サンゴ)

 

  『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の朱氏の一族

  槍術の腕を買われ、楓の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人

  部隊内では『忠犬・珊瑚』の異名がある程、一刀の命令には”絶対”で元気に明るく忠実に仕事をこなす

 

  容姿:亞莎と同じくらいの背丈で、黒褐色の瞳に端正な顔立ちであり黒髪のセミロング 人懐っこい柴犬を思わせる雰囲気をもつ  

  胸に関しては豊満で、体格が似ている為よく明命から胸の事で敵視されている  

 

  ○徐盛 文嚮 真名は子虎(コトラ)

 

  弓術の腕を買われ、祭の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人

  『人生気楽・極楽』をモットーにする適当な性格であったが、一刀と他隊長である珊瑚と瑠璃・隊長としての責に接していく上で

  徐々に頭角を現し、後に部隊内では『猛虎』と異名される美丈夫に成長を遂げていくこととなる 

 

  容姿:思春と同じくらいの背丈で黒髪のショートヘア 体格も思春とほぼ同じく、遠めからでは瓜二つである 

  二人の区別の仕方は髪の色である(所属部隊兵談) またしなやかな動きを得意としている為、思春の弓バージョンと言える 

 

  ○諸葛瑾 子瑜 真名は藍里(アイリ)

 

  朱里の姉 実力にバラツキがあった為、水鏡から”猫”と称される

  その後、水鏡と再会時に”猫”が変じて”獅子”になりましたわねと再評価される

 

  天の御遣いの噂を聞きつけた藍里が冥琳の元を訪れ、内政・軍事・外交とそつなくこなす為、未熟であった一刀の補佐に転属させられる 

  初期には転属させられた事に不満であったが

  一刀に触れ与えられる仕事をこなす内に(わだかま)りも消え、一刀に絶大な信頼を寄せるようになる

  後に亞莎が専属軍師につくと、藍里の内政面への寄与が重要視される中で、藍里の器用な才を愛し、軍師としても積極的に起用している

 

  容姿は朱里より頭一つ高いくらい 茶髪で腰まであるツインドテール 朱里とよく似た童顔でありながらおっとりした感じである

  服装に関しては赤の文官服を着用しており、胸は朱里と違い出ている為、朱里とは違うのだよ 朱里とは・・・

  と言われているようで切なくなるようである(妹・朱里談)  

 

  ○太史慈 子義 真名を桜

 

  能力を開放しない雪蓮と一騎打ちで互角に闘った猛者  桜の加入により瑠璃が一刀専属の斥候隊長に昇格し

  騎馬弓隊を任されることとなった(弩弓隊・隊長 瑠璃→子虎、騎馬弓隊・隊長 子虎→桜に変更)

  本来の得物は弓で、腕前は祭を凌ぎ、一矢放てば蜀の紫苑と互角、多矢を同時に放てば秋蘭と互角という

  両者の良い処をとった万能型である

 

  武器:弓 不惜身命

  特に母孝行は故郷青州でも有名であり、建業の役人街が完成した際に一刀の薦めもあって一緒に迎えに行く

  隊長として挨拶した一刀であったが、桜の母はその際に一刀をいたく気に入り、是非、桜の婿にと頼み込む程であった

   

  容姿はぼん・きゅ・ぼんと世の女性がうらやむような理想の体型でありながら身長が瑠璃ぐらいという美少女系女子

  眼はブラウン(濃褐色)であり、肩下までの黒髪 気合を入れる時には、白い帯でポニーテールに纏める

  一刀の上下を気に入り、自身用に裁縫し作ってしまう程の手先の器用さもみせる

 

 

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【あとがき】

 

常連の読者の皆様、お初の皆様 こんばんは 雪月でございます

いつもお世話になっております

 

先ず始めに、ユーザープロフィールにある右っちょにある”ぼっち”を強調する憎いヤツ!

 

・・・そう!前々から気になっていたア・イ・ツ!

友達リスト 心の友達リストという謎のこんてんつ! そう君達のことだ!

何を隠そう! 今までの私・・・友達”0”でした!

 

そう! ぬこまっしぐら!ならぬ・・・”ぼっち”まっしぐら!だったのですが・・・

 

先週ショートメールを戴きまして、私、ついに”初”お友達登録をさせていただきました そう!ぼっち卒業しちゃいました てへっ!

ついに友達が出来たんだ! こんなに嬉しいことはない・・・ラ○ァなら判ってくれるよね・・・

とアム○くんのように呟きたかったとデス・・・。・゚・(*ノД`*)・゚・。

ア・バオア・クーから脱出するア○ロくんの気持ちが、少し判った気がする雪月でございます(大げさすぎ?)

 

九条様 お誘い誠にありがとうございます 作品の方はまだ一話しか読めておりません・・・(滝汗

折りを見つけて読み進めたいと考えております

 

何回か返信をさせて戴く内に、コラボ企画なんてお誘いも戴きまして

その機会と都合がつきましたなら、その時はよろしくお願い致します<(_ _)>

 

 

他にもまだまだ”友達になってやんよ?という皆様がいましたなら・・・

まだまだ友達枠に若干の”余裕”?がございます!(限界数って知らないんですけどね!)

 

尚、友達登録したからといって、毎週支援ボタン!コレクションボタン!押して!とかツイッターしてくれるよね?

なぁんて強制するようなおこがましい行為の強制等は、一切ありませんのでご安心を!(本当なんだからね!)

 

友達登録したら何があるのか?とは思いますけどね!(滝汗・・・

何かお知りの事があるのなら、教えて戴きたく思います

 

こんな雪月とでも、楽しくボテくり回してしてやろうか?という皆様がいらっしゃいましたなら、友達登録してあげるんだからね!

・・・・・え~ ゴホン!(・・・無理があった) 是非とも友達登録させてください!

”ぼっち”卒業出来たけど、見得を張りたいお年頃?なので、是非ともお願い致します!<(_ _)>

 

友達登録宣伝?はこれくらいと致しまして

話に関しまして、華雄さんと緋蓮さんの死闘がまもなく開始されようとしております

 

恋姫原作では、孫堅さんとの間に因縁があり、雪蓮さんによって釣りだされてしまう件ではありますが

私の作品では孫堅さん(緋蓮さん)生きていらっしゃいますので、自ら釣って戴きました次第です

 

当初サプライズ的要素として、初期構想では蓮華さんが華雄さんと一騎討ちという役目を担う構想もあったのですが・・・

最近、緋蓮さん出番少なかったかな・・・と思い直しまして、原作に沿った内容となりそうです

 

戦いの内容に関しましては、華雄さんの猪部分を多大に削り、武人としての誇りを重視した作りとしましたので

華雄さんファンの皆様に受け入れて戴けるのかどうか・・・内心ドキドキものですが・・・

 

最後まで目の離せない、皆様の期待に応える展開となれば幸いです

 

それでは皆様、次回更新まで(*´∇`)ノシ マタネ~♪

(友達登録の件は、コメントでもショートメールでもどちらでも結構ですので、お待ちしております<(_ _)>)


 
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