No.585816

IS 2体の魔神皇帝

HIBIKIさん

pixivでも投稿している作品です。一夏と箒がマジンカイザーの操縦者だったら?と想像して書いてます。一応一夏×箒です。駄文ですが楽しんで頂ければ幸いです。

2013-06-10 15:07:18 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:3944   閲覧ユーザー数:3817

 

設定(矛盾が多々あるとは思いますが・・・)

 

織斑一夏

主人公 

性格は少し(?)問題あり。意外な事で簡単にキレるが普段は

結構温厚。しかし言葉使いは若干?荒い。

千冬より若干力が強い。箒の事を好いている。

千冬の事を「姉貴」、束の事を「姐さん」と呼ぶ

箒、千冬、束、光子力研究所所員の言う事は一応(というかしぶしぶ?)従う。

兜十蔵博士がマジンカイザーを作った後に一人で作ったマジンカイザーSKLの

パイロットとして唯一適応できた。

光子力研究所の一員として普段は研究所に寝泊りしている。

もっぱら此方で過ごすので研究所が家とも言える。

知り合いに対しては意外とおせっかい焼きになる。

鈴とは知り合いではない。またシスコンではなくなっている。

箒には告白済みだが返事を貰えていない。だが何時までも待つつもりの一途な奴。

黒いロングコートをいつも着ている。

(真ゲッターロボ 世界最後の日で流 竜馬の着ていたコートの色違い)

このロングコートは兜博士と束からの贈り物でカイザーの装甲と同じ強度

なので鎧のようにも扱える。エアコンコートの別名もある。

また無尽蔵に武器や様々な道具、挙句の果てには食べ物や医療器具まで出てくる。

何故かスカルカイザーの翼のようにも変形もする。

スカルカイザーを動かしたのは13歳の時。

ISを動かせる数少ない男性と言う事でIS学園に入学する事となった。

 

機体 マジンカイザーSKL

外見はOVA『マジンカイザーSKL』そのもの。

この小説ではISで全身装甲タイプ。

ファーストシフトをしていない状態なのでウイングクロス出来ない。

箒のカイザーの後に作られた。現在は一夏専用の機体。

また箒のカイザーは束との合作だがこの機体は兜博士単独で作られた。

また意思があるらしくこの機体が気に入らなかったパイロットは病院送りにされていた

研究員泣かせ、パイロット潰しの機体だったが一夏がカイザーを起動させてしまった時、

試しに一夏がパイロットを務めたが何の異常も無かった事から一夏がパイロットになった。

マジンカイザーではあるが皆からはスカルカイザーと呼ばれている。

なぜかファーストシフトをしていないのに待機状態に出来る。

初期状態の出力はウイングクロス時の25%らしい。

ファーストシフトをすれば60%まで上がるらしい。

待機状態は髑髏が彫られたガントレット

武装(初期状態)

牙斬刀: 大剣。柄は伸縮自在であり、伸ばして槍(と言うよりは薙刀)にして使用できる

 

ブレストリガー: 胸部パーツが分離した2丁拳銃。

弾を撃ち尽くしたらグリップ下部に付いている刃を使って手斧として用いる事が出来る。

また、2丁合わせることで大斧にも変形する。

 

トルネードクラッシャーパンチ: マジンガーシリーズでいうロケットパンチにあたる技。

                両腕側面の螺旋状の刃を回転させて発射する。

 

篠ノ之箒(兜箒)

このSSでは兜十蔵博士の孫という設定。

束がISを発表し兵器として運用される前に

束が一夏と離れ離れにならないように祖父の兜性を名乗らせたので

なんとか離れ離れにならないで済んだ。(結構ギリギリだったらしい)

彼女が兜博士の孫であるという事は余り知られていない。

祖父を頭のネジが2~3本取れてはいるが孫思いの良い人として尊敬している。

また束との関係も良好だが政府は嫌いらしい。

一夏と同じ様に光子力研究所が家のような物になっている。

兜博士の作ったマジンカイザー(OVA)のパイロット。

一夏にはまだキチンと告白の返事をできていない。

一夏とは色違いの同じロングコートを着ている。色は紅。

束の妹と言う事でIS学園への入学要請がありIS学園に入学する事に。

相当の父親嫌いで赤ん坊の頃から全く父親には懐かなかった。

 

機体

マジンカイザー

外見:OVAマジンカイザー、または死闘暗黒代将軍のカイザー

全身装甲タイプのIS

兜博士と束が箒の自己防衛の為作った機体。

スカルカイザーと同じくこの小説ではIS

箒以外には千冬と一夏しか操縦できない。

カイザースクランダーはファーストシフトしていないので使用不能。

またカイザースクランダーとドッキングする事で本来の力を発揮出来る。

スクランダーなしの状態だと本来の60%の力(出力)まで落ちる。

(ただしこれはファーストシフトをすれば。初期状態だと30%しか

 パワーが出ない。だがそれでも強力であることには変わりないので

 一種のリミッターとして機能している)

待機状態はZの文字が彫られたペンダント。

此方もなぜかファーストシフトをしていないのに待機状態に出来る。

武装(初期状態)

光子力ビーム:目の部分から発射されるビーム。

 

冷凍ビーム:耳の部分から発射されるビーム。射する際は角を前へ傾ける

 

ギガントミサイル:マジンガーZのミサイルパンチにあたるが、ミサイルの

         サイズが非常に大きいため、使用する時は腹部から一発のみ発射する。

 

ルストトルネード:口のスリット部分から複数の竜巻を発射する。

         下手をするとカイザー自身が大きく後退、あるいは転倒してしまう程である。

 

ターボスマッシャーパンチ:マジンガーZロケットパンチに当たる武器。

             側面にある螺旋状の刃を回転させて発射することによって

             貫通力もさらに増す

 

ファイヤーブラスター:マジンガーZのブレストファイヤーにあたり、

           威力はブレストファイヤーの数十倍

 

兜十蔵

箒と束の祖父。周りからは頭のネジが2~3本吹っ飛んでいると言われている

マッドサイエンティスト。だが普段は子供好きな気さくな爺さんである。

彼女達の父からは嫌煙されているが母親からの信頼は大きい。

また孫思いであり一夏の事も気に入っている。

2体のカイザーを作った人物で束のISを誰よりも認めていた。

現在は富士の光子力研究所で弟子の弓教授達や束と様々な研究を行なっている。

意外と政治的な力を持っている。箒に兜性を名乗らせ一夏と引き離されないようにした。

 

篠ノ之束

ISの開発者。ISは土木工事や宇宙開発用として開発した。

光子力研究所で祖父の手伝いをしながらIS学園で臨時講師をしている。

 

織斑千冬

一夏の姉。最強のブラコン。しかし最近は一夏がかまってくれないので

酒で誤魔化している。箒に嫉妬するがそれで一夏に嫌われかけた事があり

今は2人の関係を認めている(もの凄くしぶしぶと)

モンドグロッソでは2連覇を挙げている。

その後引退し、一時ドイツで訓練教官を勤める。

そして帰国後、IS学園で教師をすることとなった。

 

五反田弾

一夏の悪友。

原作一夏の様に高校受験の試験会場を間違え、ISを起動してしまう。

そのためIS学園へ入学する事となった。

結構扱いが悪い苦労人。

専用機 白式

原作一夏の機体。

接近戦用の武装だけでなく射撃武装もある程度有る。

ワンオフアビリティーは無い。

 

IS

インフィニット・ストラトス

宇宙開発及び土木用のパワードスーツとして開発された。

女性にしか動かせない欠点があったが開発から2年後に一夏が動かしたので

男性は適正が極端に低い人が多いだけと言う事が解った。

現在、一夏と弾以外に男性のIS操縦者は見つかっていない。

最初は土木関連で使用されていたがとある国が兵器として使おうとしたので

IS委員会が発足され、兵器ではなく戦闘競技用としての使用、

もしくは防衛のみの使用に留まった。

宇宙開発、土木用としては相変らず使われ続けている。

委員は男女平等の者達のみで構成されている。

 

その他

ISが広まったので女尊男卑の傾向が強い。

日本はまだ男女平等だが政治家に女尊男卑を推し進める女性政治家が

多数居るので段々女尊男卑になりつつある。

 

次の項から本編第一話です。

 

五反田弾はIS学園へ向うモノレールの中で非常に混乱していた。

なぜあの時自分がISを動かしてしまったのかが全く解らない。

まるで見えない何かに無意識の内に引っ張られていたようだった事にか覚えていない。

しかも自分以外の乗客は女ばかり・・・

そもそもIS、インフィニット・ストラトスは男性の適正が極端に低い。

弾は自分以外には一人しか操縦者は居ないと聞いている。

 

弾「はぁ~」

 

IS学園の有る人工島の駅に着き、降りると弾は溜め息を吐いた。

なんでこんな目に?と思いながら。

 

千冬「おい、五反田」

 

弾「あ、千冬さん」

 

千冬「学校では織斑先生と呼ぶように」

 

弾「ウッス」

 

千冬「あとはアイツらだけだな」

 

弾「一夏達っすか?」

 

千冬「うむ」

 

しかし10分以上待ってもやって来ない。

千冬は弾をつれて学園へ戻る。

校門に黒と紅のロングコートを羽織った2人が居た。

 

千冬「一夏、箒、何時の間に・・・」

 

千冬の問いかけに箒は苦笑いしている

どうやらコートを変形させ飛んできたようだ。

このコートはISではないので使って飛行しても何の問題も無い。

 

一夏「で、俺らのクラスは?」

 

千冬「3人とも私のクラスだ」

 

一夏「ブラコン抉らせやがったなアホ姉貴」

 

千冬「弟は姉の物だろう?」

 

一夏「へぇ~・・・俺って物なの?」

 

千冬「あ・・・すまん」

 

一夏「箒、行こうぜ。部屋の鍵はあるし」

 

箒「千冬さん、ご愁傷様です」

 

そう言うと箒は一夏と一緒に寮へ向かって行った。

 

千冬「すまんな・・・箒。五反田は一人部屋だ」

 

弾「あれ?一夏と一緒だと思ったんですけど・・・」

 

千冬「一夏は箒と一緒だ。あいつ等を引き離したらどうなるか解ったもんじゃない」

 

事実引き離そうとした亡国SPが一夏の手によって全員病院送りにされた挙句、直ぐに発狂してしまうような

ことが有ったらしい。さらに彼等が発見された時当り一帯は酸素の濃度がとても高くなっていた。

お陰で骨折や内臓破裂に留まらず酸素による体へのダメージがとても大きかったという。

(事実酸素は濃度が濃すぎれば猛毒ともいえます。)

ただしこの事件での死者は0であるがいろんな意味で終ってしまった人間は多い。

 

弾「あぁ、どっかの国のSPが二人を引き離そうとしたアレですか・・・」

 

千冬「あぁ」

 

「「・・・・・・・・・・・」」

 

思い出してしまい苦い顔をする2人。

其の時現場に居たので何とか彼等が死ぬ前に助ける事ができたのだが

やはり苦い思い出として脳裏に刻まれているらしい。

そして弟が自分から離れていく事を実感して寂しがる千冬。

 

弾「まぁ元気出して下さいな」

 

千冬「グスン・・・すまない(泣)」

 

弾「千冬さんなら直ぐにいい人だって出来ますよ」

 

千冬「一夏ぁ~」

 

弾(駄目だこりゃ)

 

ブラコンの千冬は当分彼氏は出来ないなと思う弾だった。

そんなこんながあり翌日、入学式は既に終っているので早速授業が開始される。

教室の席は窓際一番後ろに箒、其の左隣に一夏、真ん中の列一番前に弾が居る。

箒達を後ろにしたのはジロジロと後ろから見られて不快感を感じないようにする為の

千冬からの気遣いだろうか。

一時限目はLHRでクラスで自己紹介などをすることになっている。

副担任の山田真耶先生が自己紹介を出席番号順でするように促す。

弾の番になる

 

弾「えっと。俺は五反田 弾。趣味はバンドだ。あんまり上手くないけどな。

  一応料理も得意だ。家が食堂やってるんでな。まぁよろしく」

 

真耶「次は織斑一夏君」

 

一夏「織斑一夏だ。それ以上でもそれ以下でもない。

   弾とは悪友だ。以上」

 

クラス全員が苦笑いしている。その後箒も自己紹介を終えた。

箒も一夏と同じ様に短い自己紹介だった。

最後に千冬がやって来た時のクラスの女子の興奮の度合いから

一夏、箒、弾、千冬、真耶は(このクラスは大丈夫だろうか?)と

心の声がハモったのだった。

 

休み時間となると弾や一夏の元に女子が押しかけたが

一夏は構わないで欲しいと言い女子達もそれに応じた。

なので弾はいろんな意味で地獄を見ている。

 

箒「随分静かにしているな」

 

一夏「抑えるのには慣れた。変な事言って来なけりゃ何もしない」

 

???「一寸よろしくて?」

 

一夏「ん?なんだ?」

 

金髪の貴族のような髪型の女子が話しかけてきたが

余り興味がなさそうにそっけなく一夏は返す。

 

???「あなた!それが女性に対しての態度ですの!?」

 

其の時其の女子の首には銃が突きつけらていた。

 

一夏「ウルセェぞ、このアマ」

 

???「アマですって!?このセシリア・オルコットに対してなんて口の

    聞き方でしょう!!之だから男は(ドン!)・・・」

 

銃声が一発響き、セシリアの足すれすれに銃弾の当たった跡があった。

セシリアは苦い顔をして「覚えていらっしゃい!」と言い、自身の席に戻った。

其処へ弾が逃げてきた。

 

弾「はぁ~。死ぬかと思った」

 

一夏「お疲れさんだな」

 

弾「人事みてぇに」

 

一夏「人事だ。ほれ」

 

一夏は弾に水を渡して飲ませる。

箒も弾に集まっていた女子の数からか苦労しそうだと思っている。

ふと視線を感じた一夏はその方を見る。其処には一人の女子が複雑そうな顔で一夏と箒を見ていた。

 

一夏(確か相川だったか?)

 

自己紹介を思い出しているとチャイムが鳴る。

千冬がやって来て授業を始める前にクラス代表を決めると言う。

自薦他薦は問わないというと一夏と弾に票が集中した。

 

弾「マジかよ・・・」

 

一夏(どうせ俺は機体がアレだから無理だろ・・・)

 

千冬「織斑と五反田か・・・他にいないのか?」

 

弾「ちょ、織斑先生マジすか?!」

 

千冬「マジだ。織斑、随分静かだな」

 

一夏「諦めた」

 

千冬はフッっと笑う。其の時セシリアが文句を言う。

 

セシリア「なぜ男がクラス代表にならなくてはいけないのです!?

     男が出るなんて恥さらしですわ!!それもこんな極東のサ・・・」

 

一夏「ノッキング終了」

 

セシリアは全く喋れずまた動けなかった。

一夏にノッキングされそのまま椅子に座らされた。

 

一夏「なんならクラス代表決定戦でもやるか?どうせ毎年恒例なんだろ?」

 

一夏は千冬の方を見て問うた。

 

千冬「まぁな。ならまず五反田対オルコットで試合を行い、その後

   織斑と対戦する事とする。試合は一週間後だ。

   授業を始める」

 

一夏「あぁ、オルコット、5分もすれば動けるようになるが口は災いの元だぞ」

 

そして昼休みになる。

弾は一夏と箒と一緒に食堂へ歩いていた。

途中セシリアと会ったが一夏の言った口は災いの元という言葉の理解したのか

一夏達には負けないという宣戦布告だけしていった。

 

弾「しっかし授業に付いて行けないぜ。何を言っているのかさっぱりだ」

 

一夏「俺は有る程度ならわかるから少しは教えられるぞ」

 

弾「すまん、頼む。箒もすまないな。一夏との時間を減らしちまって」

 

箒「なら納得のいく試合をしろ。それが私達への報酬だ」

 

弾「へい」

 

各々食べたい物を注文し受け取ると開いている席を見つけ食べ始める。

 

弾「しかし食堂が無料っていうのは助かるな」

 

一夏「そうか」

 

弾「あぁ確か2人共あの機体のパイロットだがら給料貰ってるんだっけ?」

 

箒「大体月に2~30万だがな」

 

弾「十二分だろ?」

 

一夏「一応最初の3日である程度の知識を叩きこむ。

   山田先生も了承してくれている」

 

箒「其の後は私達とISは使えないが生身で特訓をする。

  やるのとやら無いのでは訳が違うからな」

 

弾「すまないな」

 

一夏「まぁ弾は勝っても地獄を見るだろうけどな」

 

弾「・・・・・・容易に想像出来ちまったぞ」

 

そして放課後、弾は真耶の補修と一夏からの補修でクタクタになりながらも

之を三日間続け、箒と一夏に半ば殺されそうになりながらも訓練を生き延びた。

本人曰く二度とやりたくないとのこと。

 

そして試合当日、弾の専用機白式がやっと届いた。

試合結果はセシリアの勝ちだが何とか勝ったという感だ。

射撃武装を使いながらの拙戦で試合開始28分で白式がファーストシフトし

動きの良くなった弾がセシリアを追い詰めたがジョーカーのミサイルビットで

逆転した。しかし勝った時のセシリアのSEはもう10しか残っていなかった。

この試合では特殊武装は使われなかったので一夏はその為の対策をいまいち練れなかった。

30分の休憩の後、一夏対セシリアの試合が始まる。

この試合開始の前にセシリアがブツブツと赤い顔で何かを言っているのを一夏と箒は見逃さず

これは弾に惚れたなと確信した。

 

セシリア「織斑さん!貴方に勝ち、私の強さを証明して見せますわ!!」

 

一夏「・・・そうか」

 

一夏はスカルカイザーを展開する。

その姿にアリーナに見学に来ていた生徒達は息を呑んだ。

まるで地獄からの使者に見えたのかもしれない。

 

一夏(今使える武装は・・・牙斬刀、ブレストリガー、トルネードクラッシャーパンチの3つのみか)

 

セシリア「あら?そのISは飛べませんの?とんだ欠陥品ですわね!」

 

一夏「調子に乗りやがって・・・」

 

一夏はブレストリガーを構える。

セシリアはレーザービットを射出する。

 

セシリア(射撃型のようですが所詮私には敵わないのです)

 

ビットがスカルカイザーを囲むがビットは一瞬でブレストリガーの射撃で破壊された。

セシリアは何がおきているのかが解らない。

次の瞬間、背中に衝撃を感じ、セシリアは地面に叩きつけられた。

一夏はビットが破壊され、爆発する瞬間にトルネードクラッシャーパンチを

片腕だけ発射して爆発の煙でセシリアを誤魔化したのだ。

 

セシリア「い、今のは・・・」

 

一夏「ハー!」

 

腕が戻って来た一夏は牙斬刀を振りかぶりセシリアに振り下ろした。

誰もがセシリアが真っ二つになる光景を思い浮かべたが・・・

絶対防御のお陰でセシリアは無傷である。

 

『勝者、織斑一夏』

 

そして勝者の名が告げられる。

セシリアは牙斬刀に切り付けられた時の衝撃で気絶している。

スカルカイザーを待機状態にして若干不機嫌にピットに戻る一夏。

弾が代わりにセシリアをピットに連れて行き、セシリアはそのまま保健室に

運ばれていった。

 

千冬「さて、クラス代表は織斑だ。精進するように」

 

一夏「どうせ嫌だ言ったって男子は出すんだろ?」

 

真耶「えぇ、失礼では有るんですけどデータ収集の為に出て欲しいんです。

   この試合は不満を持たれない様にする為の一つの手ですね」

 

弾「え?え?」

 

箒「弾は副代表か・・・」

 

千冬「そういうことだ」

 

弾「ウソダドンドコドーン!!」

 

一夏「箒、俺のサポート頼む」

 

箒「心得た」

 

弾「お前等よく冷静でいられるな!?」

 

千冬「五月蠅いぞ五反田」

 

弾の声がこだました後、千冬の出席簿が弾の頭にヒットしたのだった。

後にセシリアは対戦時に一夏が閻魔に見えたと言うが一夏は

「俺が地獄だ」と言い、周囲から引かれたのはまた別のお話。

 

 

 
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