No.568071

私の生活

るしこさん

これはある女の子と幼馴染の男の子達のある日の出来事です。いつもなにかしら起きてる子たちですが、今日はいったいどんなことが起きるのでしょうか?

2013-04-20 16:42:19 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:833   閲覧ユーザー数:771

 

「わぁー!るぅーちゃん可愛いー!やっぱり似合うね!」

「いや、どーせこれだけだろ・・・。これだけだ」

『い、いや・・・。似合わないよ・・・』

・・・私が今どうしてこんな格好をしているかって?

じゃあ、四時間前にさかのぼってみよう。

 

「おはよう、るぅーちゃん!」

「はよ」

『おはよう、輝君、悠吾君』

この二人は吉岡輝君と吉岡悠吾君。

私の幼馴染で、この二人は性格真反対の双子。

親同士が仲が良くて生まれる前からの付き合いで家族同然でいつも一緒にいる。

「そーだ!るぅーちゃん!今日何の日か知ってる?」

『え?今日?何かあったっけ?』

「あるよ!大アリだよ!」

「・・・・」

『んー?なんだぁー?あ!身体測定!え?身体測定!?』

「身体測定はあるけどぉー!違うよ !全くち・が・う!」

『え?違うの?」

「お前は馬鹿か?前は一か月前からあーだこーだ言ってたのに・・・」

え?私何をわすれてるんだ?

「覚えてないのるぅーちゃん!?」

『え?う、うん。身体測定のことしか・・・』

「今日は僕達の誕生日だよ!」

「誕生日、だ・・・」

『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!すっかり忘れてた・・・。ごめん、なんも持ってきてない・・・』

私馬鹿だ・・・。何で忘れてたんだろう・・・。

今までずっと一緒にいた私が・・・。

しっかりしなきゃ!!私本当馬鹿だな・・・。

「本当に忘れてたんだ・・・。るぅーちゃん。」

「お前何かあったのか?最近おかしいぞ?忘れ物多いし、皿割るし」

「そうだよ、るぅーちゃん!何かあったの?た、例えば・・・。す、好きな人ができたとか・・・?」

え?私最近そんなにおかしいかな?

確かに、お皿も割っちゃったし、いつもより転ぶ回数多いけど・・・。

おかしくないと思うんだけどな・・・。

『ん?何言ってるの?私がそんなわけないじゃん!』

「あぁ、そうだよな。これ以上ボケられたらこっちが困る・・・」

「うん、そうだね。そんなわけないね」

『えぇ!?何それ!それじゃあ私がいつもボケてるように聞こえるじゃない!』

「「え?ボケてなかつたの?」」

ええええええええええええええええええええええええええええええええ!

ひ、ひどいよー・・・。

こんな時だけ息ぴったりなんだからぁー・・・。

『もぉー、知らないっ!』

「あ!ご、ごめんねるぅーちゃん。ごめんー。怒んないでー」

「ふんっ、子供だな・・・。」

・・・・と、まぁーいつもこんな感じの平和な毎日を過ごしているのだが

さて、プレゼントどうしたものか・・・。

あ、自己紹介をするのを遅れていた・・・。(作者が本当に忘れていました)

私の名前は、山田瑠菜。

誕生日は6月3日の今中学生です。

身長は151.5cmで体重は・・・。

あ!女です、はい。(ここは作者とかぶる部分がございますがすみません)

で、自己紹介が終わったところで・・・。

本当に何をあげよう・・・。

んー、本人達に聞くのが一番だよね!

「お前さっきから何ブツブツ言ってんだ?」

『え?いや、何でもないよ!それより二人は何か欲しいものある?』

「欲しいもの?そーだなー・・・。るぅーちゃんが欲しい!」

「ブッ!!」

『何言ってるの輝君!悠吾君大丈夫?』

「ごほっごほ。あ、あぁ。輝・・・お前は。」

「何をそんなにびっくりしてるんだよー。嘘に決まってるだろー!(笑)」

「『はぁー・・・。』」

輝君は全く・・・。

「ため息ってなんだよ二人ともー・・・」

『え、えーっと、とにかく二人は買い物の時間までに考えといてね!時間になったらそっちに行くから!』

「りょーかーい」

「わかった・・・。」

 

さぁー、今日の夕飯は何を作ろうか・・・。

二人の大好きなステーキにしようかなー・・・。

あ、実を言うとですね!私と二人の親はどちらも海外で働いているので、子供だけの生活をしているんです!

で、マンションは隣どうしなのでいつも一緒に食べてるんです!

よしっ!買うものも決まったし、二人のところに行こうかな・・・。

ガチャ

『ん?』

「るぅーちゃーん!僕たち決まったよー!」

「・・・・・」

『本当!私も何買うか決まったとこだし、行こうか!』

「おい、本当に行くのか?せめてでもお前が選んだものでいいと思うぞ。それで十分ありがたいし・・・。だから・・・・・。」

え?何言ってるんだろう悠吾君は・・・。

「悠吾!いーから早くいこー!」

『う、うん』

「・・・・・知らねぇー。」

え?何?なんだろう・・・。

 

はぁー、やっとスーパーについた!

『よし!じゃ、先にプレゼント買いに行こうか!』

「るぅーちゃん、るぅーちゃん!それならさ、俺らが自分で買ってくるからるぅーちゃんは夕飯の買い物してきてよ!」

『え?でも、それじゃあ意味がないんじゃ・・・』

「大丈夫ー!ね、悠吾!」

「あ、あぁ。大丈夫だ・・・。」

『そ、そう?じゃあ頼んでいい?』

「うん!じゃ、買い終わったら電話するね!」

『うん!わかったー』

んー、夕飯のメニューがばれないのはいいんだけど、買わせちゃって良かったのかな。

まぁー、そのほうが好きなもの買えるか・・・。

「よしっ、まずはステーキ!」

 

 

プルルルル

『あ、電話だ。・・・もしもし?』

[あ、るぅーちゃん買い終わったけど、そっちは?]

『私も終わるとこだよ!じゃあ、別れたところで待ってて!』

[じゃあ、そっちに行ってるねー]

ブツッ

案外長かったなー、二人の買い物・・・。

さっ、私も早くしなくちゃっ!

 

あ、いた!

『お待たせー!』

ん?なんだろうあのでかい袋・・・。

「あ!るぅーちゃん!大丈夫?そんなに買って?重そう・・・。」

『え?大丈夫だけど・・・。輝君こそ、そんなでかい袋。何買ったの?』

「あ、これ?そ・れ・はー。家についてからの秘密ー!」

『そ、そっか・・・。じゃ、帰ろっか!』

「うん!帰ろー帰ろー!悠吾早くー」

「あぁ・・・。」

んー。なんだろうか・・・。さっきから悠吾君の様子もおかしいし・・・。

ま、家に帰ったら戻るかな?

 

 

「『家だぁーーー!』」

「うるさいぞ・・・。」

「『あ、ごめんなさーい・・・。』」

「・・・・・おかしなやつら。」

悠吾君は大人だぁー・・・。

「何見てんだよ・・・」

『いや、別に?』

危ない危ない・・・

「そうだ!るぅーちゃん!今日の夕飯は何!?」

『お!食らいつきましたなー!今日の夕飯は!なんと、ステーキです!』

「え?またステーキ?」

「お前、何かあると必ずステーキだよな・・・」

『ふっふっふっ!今回はただのステーキじゃないぞー!カレーと一緒に食べる!』

「おぉ!おいしそう!」

「俺はミディアムレアじゃないと嫌だぞ・・・」

『悠吾君はそーゆーと思って!いろいろ考えたよ!お肉はちゃんとレアで焼くんだけど、ワサビとかもちゃんと用意してあるよ!』

「ふん!勉強してんだな・・・」

「そんなことより!早く食べようよー!」

『そうだね!今から準備するから二人はあっちで待ってて!』

「はーい」

「あぁ」

よっし!作るかー!!

お肉はすぐだしカレーを先に・・・。

 

『お待たせー!二人とも、用意できたよー!』

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

『んん?何?』

「るぅーちゃん、一回あっち行って!お願い!」

『えぇ?ちょっとー・・・』

もぉー、なんだよー・・・。

ていうか、さっきピンクのような白いような感じのものが見えた気がするんだけど・・・。

気のせい??

「るぅーちゃん、ごめんね待たせて。入っていいよ?」

『ん?いいのね?じゃあ、入るよ?』

ガラッ

「「・・・・・・・・・・・」」

『???』

「さ、さっ!食べよ!冷めたら嫌だから・・・」

『そうだね!食べよっか!』

「だな・・・。」

 

『はぁー、おなか一杯だねー』

「そうだねぇー、おいしかったー」

『本当に?ありがとう』

「いえいえ、こちらこそ」

『あ!そうだ、まだデザートがあるんだけど、どうする?』

「え?あ、えと。ここで一つるぅーちゃんにお願いがあるんだけど、いい?」

『ん?いいよ。何?』

「えぇと、僕たちがプレゼントで買ってきたのはこれなんだけど・・・」

『え?こ、コスプレ?』

「う、うん。これを、るぅーちゃんにきてもらえたらなぁーって・・・」

『えぇ!?私が!?』

「う、うん・・・」

「・・・・・・・・」

『えーっと、これが誕生日プレゼントでいいの?』

「うん」

『わ、わかった・・・。貸して!着替えてくるから!』

「本当に!?ありがとう・・・」

「!?」

・・・・・・・・・・・はぁー

何故コスプレなのだろう・・・。

ってえええええええええええええええええええええ!?

こ、これって・・・・。

 

 

 

 

・・・・で、今こんな状況になっています。

『ね、ねぇ聞いていい?』

「んー?何ー?」

『よりによって、何でナースなの?』

「!?」

「え?あぁ、それはね。悠吾がナースがいいって言ったからだよ!」

「ブッ!ち、違う!別に俺はお前がナースの格好してたら可愛いよな、絶対!って思ったわけではなくてだな?目に入ってきたのがそれだったからそれにしただけだ!」

「っていうわけ!」

『は、はぁー』

「にしても!るぅーちゃん、本当に似合ってるねぇー・・・」

『え?い、いや・・・』

「ねっ!悠吾もそう思うでしょ!?」

「あぁ、そうだな。瑠菜はナースでいい」

「『え!?今名前で呼んだ!?』」

「あ?何言ってんだ?俺が瑠菜っていうわけあるか!」

『あ、また!』

「全く、悠吾は正直じゃないなー」

「はっ!?輝、お前何言ってんだ!」

「実話ねー、悠吾は!いつも家でるぅーちゃんのこと瑠菜つて名前で言ってるんだよ!」

『えぇ!?』

「ばっ、んなわけあるか!」

「もぉー、悠吾照れ屋さーん」

「お前なぁー・・・」

まさか、悠吾君が私のこと・・・。

ふふっ、でもうれしいなっ!

 

明日はどんなことが起きるんだろー・・・。

『あ!私はいつまでこの格好をしてればいいのー!?』

 

~おしまい~

 

 

 
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