No.567461

異端の魔導士

第二十話

2013-04-18 20:34:15 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:2647   閲覧ユーザー数:2409

 

 

 

俺が転校して数日が経った土曜日の朝早く(6時頃)、俺は近坊が手配してくれた(らしい)自宅でのんびりしていた

 

 

 

『(む、来客アリと出ている。人数は31人、って事はクラスの奴等か?)』

 

 

ココ以上の視力(本気出せば麻帆良の端から端まで見える位)による占いで来客アリと出ていた

 

 

『(取敢えず、もてなしの準備でもしておきますか)ユ・ラリ・ユラユラ・ユラ・ユラリ 契約により、我が呼びかけに答えよ(ヒュバクソン・テーン・ディアテーケーン・アクソン)我が使い魔たちよ(メア・ファミリア) 召喚(エウオケム・ウォース)キラの使い魔(ファミリア・キラム)玉藻(タマモー)遠呂智(オロティ)又旅(マタタビー)久音(クイン)九龍(クーロン)七色(イリス)九尾竜(クビリュー)(クロー)

 

 

詠唱を唱え、使い魔の九尾の狐の玉藻の前こと玉藻。八岐大蛇こと遠呂智。猫又こと又旅。尾が二股に分かれている山犬の久音。九頭竜こと九龍。虹蛇の七色(イリス)。尾が九本有る龍の九尾龍。真っ黒いケルベロスのクロ(安直だったかな?まあ、気に入ってるみたいだからいいか)を精神世界から召喚する

 

 

玉藻「どうしたの?キラ」

 

 

代表して玉藻が聞いてくる

 

 

『いやな、団体様の来客があるからもてなしの料理作り手伝って貰おうかなと』

 

玉藻「いいよ~」

 

遠呂智「まあ、キラの頼みなら」

 

又旅「同じくー!」

 

九龍「右に同じ」

 

七色・九尾龍・黒「「「がんばろー!」」」

 

 

皆快諾してくれた

 

 

『ありがとね』

 

玉藻「お礼なら美味しい油揚げでよろしくー」

 

遠呂智「なら私は果物でも頼もうかな」

 

又旅「私は鰹節ー!」

 

九龍「ならボクはお肉をお願いするわ」

 

七色・九尾龍・黒「「「僕等もー!」」」

 

『はいはい(ホント、こういう時は欲望に忠実だな)』

 

 

そう言いながらいろいろと料理の準備を始めた。この時間なら昼飯前だろうし、丁度良いだろ

 

 

 

 

 

数時間後

 

 

 

ピンポーン

 

 

『む、来たか。みんな、普通の動物に変化しろ』

 

 

そう言うや否やすぐさま蛇(4匹)・犬(1匹)・猫(1匹)・狐(1匹)に変化する7人

 

 

ピンポンピンポンピンポーン!!!

 

 

『(うるさいよ‼)ハイハーイ!今出マース!』

 

 

二回目なのにチャイムを連打するなよな。そう思いながらドアを開ける

 

 

『ハイよっと。ヤッパリかコンチクショー』

 

 

ドアを開けると2-Aのメンツが略勢揃いだった。ネギまで

 

 

朝倉「やっほーキラ君。行き成りで済まないけどあがってもいいかな?」

 

 

答えは聞いて無いと言わんばかりに勝手に上がり込んでくる真名・刹那・木乃香・祐奈・茶々丸・キティの六人。まあいいけど

 

 

『いいよ。後昼飯まだだろ?来るの占いで分かってたから序に食べてけばいいよ』

 

クラス全員「「「「「「「「「「「「「「「ゴチになりまーす!」」」」」」」」」」」」」」」」

 

 

………………………………こいつ等、木乃香あたりに俺が占いと料理出来る事聞いたな。絶対そうだ

 

 

 

 

 

 

『で?何の用?クラス全員で昼飯強請りに来た訳じゃ無いんだろ?』

 

 

皆が飯を食い終わったくらいに切り出す

 

 

朝倉「オットそうだった。余りの料理の美味しさに吃驚だよキラ君」

 

クラス全員「「「「「「「「「「「「「「「美味しかったよー!」」」」」」」」」」」」」」」」

 

『そいつはどうも。で?用事は何?』

 

朝倉「私含めクラス全員から質問が多々あるから其れを聞きに来たんだよ」

 

『質問か。まあいいや、何が聞きたいの?』

 

朝倉「お!答えてくれるの?じゃあまず。『身につけているアクセの売っている場所を教えてください』だって」

 

 

俺はネックレスのチェーンとイヤリングを指で触りながらながら呟く

 

 

『アクセねぇ。これ全部自作なんだよ』

 

朝倉「まじっ!? え、ちょっと見せてもらっていい?」

 

 

俺は首に掛けていたネックレスとイヤリングを朝倉に渡す

 

 

受け取った朝倉はしげしげと見る。ネックレスはシルバーチェーンに宝石の付いた指輪が通されているだけのシンプルな物だが、指輪はバラを模かたどった台座の上にトパーズが乗せられている凝こった作りで、裏側にも文字で何かしら彫ってある、それも見事にデザインされたかのように調和されている

 

 

朝倉には正直元手がいくら掛かっているか解らないが、確実に数万で売れると思った

 

 

朝倉「はー・・・・・・これが自作。信じらんない。これって絶対売り物にできるよ」

 

『商売にする気はないよ。でもクラスメイトだし、頼まれれば時間掛かるけど作ってあげるよ』

 

 

そう言うと何人かが“作ってー”と言ってきた

 

 

朝倉「次、これは二人同じ質問だね。『キラ君の持っている人形の売っている場所を教えて』。大河内とまきちゃんからだけど」

 

 

俺はよく頭の上や肩にに人形を乗せて学園都市内を歩いているのだが、珍しいのか俺が麻帆良に来て一週間足らずで有名に成ってしまったのだ

 

 

『あー、あれね。あれも自作。麻帆良(ココ)来る一ヶ月前に寄った浜辺で拾った流木で作った』

 

朝倉「マジで!?」

 

『マジで。木を持ってきて、要望言ってくれたら作ってあげる。因みにエヴァは良く来る』

 

 

事実ココ二・三日でキティに人形作ってくれと何度か頼まれた

 

 

朝倉「へー、そうなんだ。『20日に行われる保育園のパーティーに出席していただきたいのですが』」

 

『これって質問? まあいいや。途中からならいいよ』

 

朝倉「了解。『父親のだらしなさを直したいんだけど』」

 

『夕子さんに頼め』

 

 

ここで呼び捨ては流石に拙いのでさんを付ける

 

 

朝倉「次、『演劇部に入ってくれない?』」

 

『助っ人としてなら』

 

 

朝倉「次、『高畑先生の春休みの予定知らない?』」

 

 

名前を言っていないのに、俺は誰の言葉なのか判った――――いや、2-Aの関係者なら誰もが分かるだろう――――。やはり俺もも2-Aとそれなりに付き合っているからだろうか。朝倉はそう思いつつ次の質問を出すと、その場に居た全員が明日菜に視線を向ける。やはり誰の言葉か判る

 

 

『…………神楽坂、タカミチ本人に聞け。元担任だろ?そうで無くとも職員室行けば居るだろうに』

 

 

俺の言葉にその場の全員が“うんうん”と頷く

 

 

明日菜「ち、違うのよ‼いざ聞こうとすると頭真っ白になって」

 

『成程、つまりヘタレか』

 

明日菜「誰がヘタレよ‼」

 

明日菜以外『「「「「「「「「「「「「「「「お前((明日菜や))(明日菜さんですわ)((神楽坂だ))(神楽坂さんです)」」」」」」」」」」」」」」」」』

 

 

自身以外にそう突っ込みを入れられる明日菜。何気に念話で九喇嘛たちも入っていた

 

 

明日菜「うぅ」

 

 

隅に行って体育座りしてのの字を書きだす神楽坂。他の皆は各々駄弁ったりしている

 

 

朝倉「えーと『この前貸してもらった本の続きってありますかー?』」

 

『宮崎だな。二階の本棚部屋にあるから見たいの持ってけって言っといて

 

朝倉「次いこっか・・・・・・げ。『タカミチ×キラ。もしくはガトウ×キラ本はOK?』だって」

 

『却下。勝手に書いたら触覚引っこ抜く』

 

朝倉「だよねぇ。『シスターの弱点知らないっすか』・・・・シスターって?」

 

『たぶん、シスターシャークティーじゃないか?麻帆良教会にいる。春日美空がそこでシスター見習いをしているから、たぶん合っているはず。とりあえず、 おばーちゃん式斜め45度からの打撃による故障機械再生法でも試しとけ』

 

朝倉「それすると怒られない?」

 

『いや、一周回って優しくなるかもよ?』

 

朝倉「ふぅ~ん、そういうもんかな。次いい? 『図書館島地下三階以降に行きたいので同行をお願いするです』」

 

『タカミチかガトウに言え。次』

 

朝倉「次、『今度戦うアル』」

 

『却下』

 

朝倉「なんで? 別にいいじゃん、キラ君強そうだし」

 

 

“正直、古菲に勝てるとは思わないが、良い試合にはなると思うのでそう言った”と言った顔をした朝倉

 

 

『面倒』

 

朝倉「何で?」

 

『まぐれで俺が勝ったとする。すると古菲に挑んでいた奴やファン的な奴らが『敵討ちだ!』とか言ってきそうだから』

 

朝倉「まあ、勝ったらそうなるだろうね。次、『勝負して欲しいでござるよ』」

 

『だから却下だって。つっても煩そうだし、日時指定するからその日に』

 

朝倉「ん、そう伝えとくよ。次『御師匠様、今度稽古を願います』って御師匠様?」

 

『あぁ、それは刹那だな。何年か前に剣術の指導してやったら御師匠様御師匠様と言ってきてな』

 

朝倉「へぇ、そうなんだ。次、『師匠、また餡蜜作ってよ』」

 

『材料持ってきたら考えてやると真名に伝えとけ』

 

朝倉「へぇ、タツミー餡蜜が好きなのか。次、三・四人の同時質問だね。『今度皆でカラオケでも行こ!』」

 

『いいよー』

 

朝倉「言質は取ったよ。次、『超包子(チャオパオズ)で一緒にお料理しませんか?』」

 

『中華か、余り作ったことないけど。偶にならいいよ』

 

朝倉「おお!すごいね、さっちゃん直々のお誘いだよ。次は、『お料理研究会と中国武術研究会に来てみないカ?』」

 

『暇が出来たら行くよ』

 

 

朝倉は、手帳に書き込まれた量を眺め、満足げに頷くと、自身の質問をする。

 

 

朝倉「いやー、今日は大量だ。これで最後、私から。キラ君の夢って何?」

 

『夢? 世界征服?』

 

朝倉「世界征服!? しかも何で疑問形!?」

 

『美味しい食べ物で世界征服すれば平和になるよ』

 

朝倉「あ、そう言うこと」

 

『他にまだある?』

 

朝倉「んー。これ位かな」

 

『そうか。 おーい!宮崎ー!綾瀬ー!本棚部屋開けて有るから好きな本もってケー』

 

 

その後は楽器演奏をしたり。ボーズ(ネギ)と駄弁ったり。超と意気投合したり(主に世界征服に関して)色々とあった

 

 

 

 

後書き

 

 

スゲーグダグダに成ってしまった

 

 


 
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