No.560540

魔法少女リリカルなのはSts前日譚 ダメ人間の覚悟

makeさん

第8話 偶然と歯車

2013-03-29 21:59:15 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:9168   閲覧ユーザー数:7119

子供達「アハハハハハ」

 

今俺は子供達を連れて近くの公園に遊びに来ちょる、広いとはいえあそこにずっと居続けるのは流石にいかんと思い少しでも外の世界の空気を吸わせたいと思い子供達を連れて来た。

 

残念ながらシュテル達クローン組は今日は調整があるとかで一緒に来ることが出来んかった、その事を知ると全員の顔が沈みまくった、まぁまた別の機会に行こうと言っちゃると急に元気になりレヴィなんかは俺にタックルをかましてきた。

 

連れて来た子供達は現在はサッカーをしちょるようで中々楽しそうにはしゃいじょる、このサッカーボールも前の『○○の里』同様地球産らしく、最近じゃぁ地球産の物がよく市場に出回って流行っちょるらしい。

 

ウーノの話によると、なんでもつい数か月前に地球出身者が自身の出身たる地球の物の良さをを多くの企業に売り込んでいるとのこと、ここまでの広まり様は正直以上なんじゃけどね・・・・・それを話しちょるウーノ自身もそいつのことを軽く尊敬していたような。

 

ちなみに俺は公園のベンチに座りながら(神父みたいな恰好じゃけぇね)新聞・情報雑誌を読んじょった、こういった何気ない物の中に何かしらのヒントとかってあるもんじゃけど・・・・・まぁそーそーあるわけも無くね、もう最近じゃぁ普通に読むのが習慣になっちょる。

 

ユーリ「あの、先生?」

 

俺が雑誌を読んじょると突然ユーリが俺の所に来た、ちなみにユーリはクローン組の枠には入っとらんし、魔力も無いけぇ調整はとっくの前に済んじょった、学校に行かせるという手段もあったんじゃけど本人の希望でシュテル達と一緒に学校に行くことを選択した。

 

ジョン「ん?どしたユーリ」

 

ユーリ「先生も一緒に遊びませんか?」

 

まさかのお誘いじゃった、まぁ子供と遊ぶのは昔から好きじゃったけぇ正直ユーリの申し出は嬉しいんじゃけど・・・・・・。

 

ジョン「ん~、誘ってくれるんは嬉しいんじゃけど、俺はこれでもあんま目立たんようにしとるけぇ・・・・・・すまんけど、遠慮とくわ」

 

ユーリ「そう・・・・ですか」

 

ジョン「ホンマすまんね、あの子らと遊んじゃってやね」

 

ユーリ「・・・・・はい」

 

ユーリはそう言うと沈んだ顔で他の子供達の中に戻っていった、やっぱ無理にでも遊んでやるべきじゃったかな・・・・・せっかくユーリが俺に気ぃ遣って誘ってくれたのにのぉ。

 

スンスン「神父のような格好して雑誌やらを読みふけっておられる珍妙な方のほうが、よっぽど目立つと思うのですが?」

 

ジョン「・・・・・・あれじゃね、いちいち言うこと厳しいねスンスンって」

 

俺の後ろの方におったスンスンがいつも通りの毒舌でコメントしてきた。

 

何でスンスンがおるかってーと、外に出るなら俺や子供等の護衛として誰かが付き添うと言う形になって、誰が行くかって段階になった時比較的に人当たりが良い方のスンスンが行く事になった、ハリベルじゃと常に仏頂面(本人曰く)じゃし、アパッチとミラ・ローズじゃともう態度からして論外、スタークでもよかったんじゃけど男二人でってのもなんか変じゃったけぇ止めた、じゃけぇある意味消去法ってこともあってスンスンってことになったわけ。

 

スンスン「そうでしょうか?でしたら変に断らずに素直に一緒に遊んであげればよろしいのではなくて?」

 

ジョン「・・・まぁそれもいいんじゃけど、なんつーんかね?未だアイツ等との距離を測りかねてるって感じ?」

 

スンスン「・・・・・・それは御自分で言われることでは無いと思うのですが」

 

ジョン「まーねぇ、じゃけどもうちょいここからアイツ等をここから眺めときたいんよ」

 

スンスン「左様で・・・・・・そーいえば、公園の割には人があまりおりませんね」

 

ジョン「ホンマじゃな、普通母子で遊びに来るってのもあると思ったんじゃけど」

 

スンスン「それになにやら公園の外の様子がおかしいですね?」

 

スンスンが公園の柵の外の方を見て言った、それは俺も気になっとったんよな、俺等が入ってからしばらくして私服管理局員の連中がチラホラ走っとった、一応警戒しとったんじゃけど・・・・どうやら公安じゃのぉて武装隊とかの連中じゃった。

 

ジョン「ホンマやな、何があったんか知らんけどあんま大事にならんうちに帰っとくか・・・・・・」

 

スンスン「そうですね、では子供達を連れて帰りま「きゃぁーーーーーっ!!」っ!?今の悲鳴は!?」

 

ジョン「今のは・・・・・・ユーリ?!何で公園の外から?!」

 

俺とスンスンは子供達の所に急いで行った、やっぱりユーリは子供達の中にはおらんかって子供等にユーリの事を聞いた、何でユーリがおらんのんかを。

 

スンスン「何故ユーリが居ないのですか?」

 

シェリー「ユーリお姉ちゃんは悪くないよ先生!」

 

ガウェイン「ぼくらのせいだよ!」

 

子供等の話によるとビリーが蹴り損ねたボールが偶々公園の外に出てしまい、そこにユーリが自分が取りに行くとガウェイン等に行って公園の外に出てボールを取りに行ったユーリが何かしらの事件に巻き込まれたらしい。

 

ジョン(近くで魔力が動いた感じはしとらん・・・・もしかしたらユーリはまだ近くにおるかもしれんのぉ)

 

俺はデバイスを展開してユーリの捜索・救出をすることにした、一応展開すると同時に斬魄刀『虹霞』を発動させて自分の姿を消した・

 

ジョン「スンスン!子供等を連れて先に家に戻っとってや」

 

スンスン「了解です」

 

ヤクモ『マスター、近くに生体反応3つあります、おそらく1つはユーリの物と思われます』

 

ジョン「あいよ了解」

 

俺は子供等の事をスンスンに任せてヤクモの報告通りに反応がある所に向かった。

 

 

 

 

ティーダ Side

 

 

俺は今ある魔導師と対峙していた、前から指名手配していた違法魔導師の追跡任務で追っていた魔導師とだ。

 

今日はその違法魔導師がこの周辺に現れるという情報を入手したので他の私服局員と連携して奴を追い込んでいく手筈だったんだが、功を焦った局員が誤って違法魔導師にバレてしまい奴に逃げられてしまったのはついさっきの出来事だ、今日まで奴を泳がせていたのに・・・・・・・・今その事を考えても仕方が無い。

 

そして俺達は慎重な聞き込みをしながら奴を包囲していったのだが、バレたことで奴の警戒心は高くなっており一般人に紛れ込んでいる俺達にすぐに気付き逃走した。

 

だが流石に多勢に無勢であり、俺たちは密かに局員を集めてどんどんどんどん数に物を言わせるやり方で奴を追い詰めていき、このままいくと行き止まりの道に入ることは間違いなかった。

 

しかしここで思いもよらない事態が起こった、奴のこれまでの逃走ルートの一部の近くには公園があり、その公園には幸い人があまりおらず奴が逃げ込んでも余裕で捕まえられる・・・・・のだが、最悪な事にその公園からボールが転がって来て、それを取りに来たと思われる少女が奴の目の前に飛び出してきた。

 

違法魔導師「っ!?ちょうどいい、来い!!」

 

少女「きゃぁーーーーーっ!!」

 

ティーダ「なっ!その子を離せぇ!!」

 

違法魔導師「うるせぇ!!こっちに来んな!?」

 

奴はそう言うと行き止まりへと繋がっている狭い路地へと少女を連れて逃げ込んだ、俺は奴を追跡しながら他の局員に通信で少女が人質になった事を伝えた、これで奴を捕まえる確率が100%では無くなってしまった。

 

それでも俺はなんとか奴を路地裏にまで追い込んだ、あとはどうやってあの少女を助けるかだが・・・・・・あの少女はこの近所の子なのだろうか?今まで見たことが無いが。

 

ティーダ「もう逃げられないぞ!さぁ、その子を離して投降するんだ!」

 

違法魔導師「何言ってやがんだ!?このガキが見えねェのか?!」

 

奴は隠し持っていたナイフ型のアームドデバイスを少女の首筋に当てて俺を脅迫してきた、少女は以外にも冷静に奴の持っていたナイフをじっと見ていた・・・・先程の悲鳴は突然の出来事に対することによるものだったのだろうか?

 

ティーダ「ま、待て!!その子は関係無いだろ?!その子から手を離すんだ!」

 

違法魔導師「うるせぃって言ってんだよ!近付くなよ?近付いたらこのガキの首から血が盛大に出ちまうんだからよぉ・・・・・・オラ、早くデバイスを解除しやがれよ!」

 

ティーダ「・・・・・・・わかった」

 

俺は任務より人質となっている少女の命を優先させる為に奴の言う通りにデバイスを解除した、こうなってしまえば俺は裸も同然であり奴の魔法で死ぬことは確実であった。

 

ティーダ(ごめんなティアナ・・・・・・兄ちゃん、もうお前の所には帰れそうにない)

 

違法魔導師「へへへ、よぉ~しそのままでいろよ?今から俺の魔法で「あのぉ・・・」何だ?ガキ」

 

俺が半ば諦めて目を閉じて覚悟を決めていたら人質となっている少女が奴に声を掛けてきた。

 

少女「私はまだ解放されないのですか?」

 

違法魔導師「あ、あぁ当たり前だろ!俺はこれでも指名手配されるほどの悪人だからよ、俺が完全に逃げ切るまでお前は俺と来てもらうんだからよ」

 

ティーダ「お前・・・・!」

 

違法魔導師「おぉっと、動くんじゃねェぞ?動いたら・・・・・・・・・分かるよな?」

 

ティーダ「くっ!」

 

俺は奴の行動に何一つ対抗することが出来ないでいた、今はとにかくそれが悔しくてしょうがなかった。

 

少女「そうなんですか・・・・・・・・でしたら早く私を離した方がいいと思うんですけど」

 

違法魔導師「ハァ?何言ってんだ嬢ちゃん、今さっき無理だって言ったばっかだろうが!?」

 

少女「でも私を解放しないと一番危険なのはあの人では・・・・・・」

 

少女の言葉を途中まで聞いていると奴の後ろで何かが動いた気がした、そして・・・・・・・。

 

少女「あなたなんですけど」

 

違法魔導師「な、何言ってやがんだマジで・・・・・・そんなことがあるわぎゃっ!!!」

 

突然奴の後ろから一人の・・・・・男かアレは?とにかく仮面を付けた人物が違法魔導師を蹴り飛ばした、違法魔導師は俺と突然現れた仮面の男の丁度真ん中辺りまで転がっていた。

 

仮面の男「・・・・・・・・大丈夫か?」

 

どうやらあの仮面の男はあの少女を助けに来たらしく、すぐに少女の安否を聞いた。

 

少女「はい!大丈夫です!ありがとうございます」

 

仮面の男「怪我が無くて結構だ・・・・・さて、コイツか?お前を攫ったのは」

 

少女「はい、その人指名手配されてる人らしいんですけど」

 

仮面の男「・・・・・・・アイツは?」

 

少女「この人を追っている管理局の人だと思います」

 

少女が俺の事を仮面の男に言うと、仮面の男は俺に顔を向けて来た。この男の目は俺の位置からじゃぁ見えないからよく分からないけど、なんとなく怒っているような雰囲気を感じた。

 

違法魔導師「あ・・・・・・あがっ・・・・・・な、何しやがった・・・・・このやろう・・・・・・・」

 

先程の仮面の男の蹴りが余程聞いたのか、違法魔導師のダメージは足にまで来ているようで立とうとする奴も膝が言うこと聞かないようで上手く立てず跪く形になってしまっていた。

 

違法魔導師「くっ・・・・そっ・・・・・舐めやがってぇーー!!」

 

奴はナイフを捨て、本来のデバイスを仮面の男のと少女に向けようとデバイスを振り上げた。

 

ティーダ(いけない!!奴は違法とかで騒がれているが、Sランク保持者の魔導師である事には違いない!!そんな奴の魔法を受けたら)

 

仮面の男「・・・・・・この明るさなら大丈夫か」ボソッ

 

違法魔導師の危険な魔法が来ると言うのに仮面の男は特に焦る感じも無く、少女も仮面の男にしがみ付いてはいても特に怖がる感じは無かった、むしろ奴の存在を無視するかのようで仮面の男は空を見上げて何やら呟いたような感じだった。

 

違法魔導師「・・・・・ふざけやがってぇ!!死ねぇーーー・・・・・あ、な・・・・・」

 

違法魔導師は魔法を放とうと振り上げたデバイスを振り下ろそうとしたが、バインドに掛かったかのように動きが止まっていた。

 

違法魔導師「て・・・・・テメェ・・・・一体何・・・・しやがった・・・・」

 

仮面の男「何も・・・・・ただ強いて言うなら俺の影とお前の影を繋げただけだが」

 

仮面の男の言っていることがイマイチ理解出来なかった、確かめる為に二人の影を見てみると仮面の男の言う通りで二人の影同士がくっついているのが分かった。

 

仮面の男「・・・・・おい、そこのヘボ局員」

 

ティーダ「へ、ヘボって・・・・俺の事か?」

 

仮面の男「お前以外に誰が居ると言うんだ?いいからそいつを捕まえるなりしろ、でないと俺がそいつをどこか・・・・・・そーだな、何もない闇の世界に飛ばしてしまうからな」

 

ティーダ「や、闇の世界って・・・・・・・まぁいい、了解した」

 

俺は身動きが取れなくなっている違法魔導師にバインドを掛けた、しかしこの影を繋げる魔法・・・・自らの影を繋げているところを見ると自分の動き同じ動きをさせることが出来るのかもしれない、あくまで俺の予想ではあるが・・・。

 

ティーダ「では君達にも来てもらうよ、一応この件に関わってしまった参考人ではあるから」

 

仮面の男「拒否させてもらう」

 

ティーダ「な、何を言い出すんだ!」

 

仮面の男「お前達の下手な捜査の所為でこの子が大変な目に会い、あまつさえ犯人である奴の言いなりになっていたやつの言うこと等聞く必要があると思うか?」

 

ティーダ「うっ・・・・・・・・」

 

確かにこの男の言う通りだ、俺のミスでは無いにしてもあの少女を危険な目に会わせてしまった事には変わりがない。

 

仮面の男「そう言うことで俺達は帰らせてもらう・・・・・・・・それと」

 

男は少女を自分の近くに寄せながら俺に声を掛けて来た、この上俺に追い打ちか?

 

仮面の男「お前のような素質のある奴が管理局にいるのはもったいない・・・・・早い所手を引くか、別の部署に異動することを勧める・・・・・お前にも護るものがあるのだろ?」

 

ティーダ「え?・・・・・何故それを」

 

仮面の男「・・・・・・・・・なんとなくだ、じゃぁな」

 

仮面の男はそれだけを言うと突然起こった空間の捻じれの中に消えていき、さっきまでアイツが立っていた場所には何も無かった、もちろんあの少女も。

 

その後仲間の局員達が駆けつけて来たので事情を簡単に説明し、違法魔導師を連行する為本局に戻った。その道中で俺は奴が言った事を考えていた。

 

ティーダ(あの時、アイツが言ってた意味は一体何だ?俺と言うより寧ろ管理局の事を批判しているようにも聞こえたんだが・・・・・・それにしても護るものか、そうだな・・・・俺はまだ死ねないな、ティアナを置いて死ぬわけにはいかないよな!)

 

結局あの仮面の男の正体や目的は不明なままだが、それでもアイツは俺の事を励ます・・・・ではないにしてもアイツのお陰で俺は生き延びまたティアナと顔を合わせることが出来るようになった事を心の中で感謝した、しかしそう遠くない未来でなんとなくだがあの仮面の男と再会するのではないのかと考えていた。

 

 

 

Side Out

 

 

 

ジョン「・・・・・・・ここには誰もおらんの」

 

俺は連れ去られたユーリを追って路地に行ったら運悪く壁を挟んだ位置に移動してしもぉた、壁越しから野郎2人の会話が聞こえてきてその中で犯人らしい奴がユーリの首から血がドパァ的なことを言いやがったのが聴こえてきたけぇ急いで『神威』を使って壁を抜けてユーリ救出のために犯人を蹴り飛ばした。

 

犯人は偶々おった私服局員に任せて俺とユーリは早々に退散して、現在孤児院の近くにおる。

 

ジョン「さてユーリ、怪我は無いんか?」

 

ユーリ「はい・・・・・あの、すみません・・・・・またご迷惑をおかけしてしまい」

 

ジョン「迷惑なんぞ思っちょらんって、ただお前が無事なんがスゲェ嬉しいだけじゃけぇ・・・・・・それに謝るのは俺の方かもしれんのんじゃけぇ」

 

ユーリ「な、何でですか?」

 

ジョン「いやぁ・・・・・・あれ、せっかくお前が誘ってくれたのに一緒に遊んじゃらんかったけぇさ、遊んじょったらお前が捕まるなんてことにはならんかったのにの・・・」

 

ユーリ「そんな・・・・先生が謝る事じゃ・・・・」

 

ジョン「まぁ実際起こっちまったんじゃけぇ・・・・・・・・・じゃけぇじゃないじゃけどさぁ・・・」

 

ユーリ「?」

 

ジョン「その・・・・・・・の?またあーゆー所とかで遊んどる時にさ、さっきみたいに誘ってくれんかね?」

 

ユーリ「!?・・・・・・はいっ!!」

 

ジョン「・・・・・・おしっ!早ぉ帰ろうかいね?」

 

ユーリ「はい・・・・・あ、あの先生」

 

いきなりユーリが顔を下に向けて遠慮がちに俺に声を掛けて来た。

 

ジョン「ん?どした?・・・・・もしかしてホンマは怪我しとんじゃないんか?」

 

ユーリ「えぇっと・・・・・・まぁ、そんな感じです」

 

ジョン「??」

 

なんかユーリの返事がハッキリせん感じなのが気になった。

 

ユーリ「あの・・・・・・・ちょっと足が痛いんです」

 

ジョン「マジか!・・・あ~どーすっかなぁ・・・・・・・・・」

 

俺は足が痛いと言ったユーリをどーやって孤児院まで運ぶかを考えとった、無闇に『神威』を使えばもし一般人の目に入ったら大事じゃし、かといって『飛雷神の術』を使うのも同じこと、まぁ手っ取り早いやり方はあるんじゃけどね・・・・ただそれをすると後々メンドイ事になるのは決まっとるけぇな。

 

ユーリ「・・・え・・・・・・・と、あの・・・・・出来れば・・・・・おんぶしてくれませんか?」//////////////

 

ジョン「・・・・・・・・・・・・・・・・まぁ待てや、おんぶ以外の事を考えちょるけぇ」

 

ユーリ「で、でもその方が自然でいいと思うんですけど」////////////////

 

どーやらユーリはおんぶ以外を受け入れる事は無い感じじゃった、でもねぇそれをすると帰った時にレヴィとレン辺りが暴れると言うかねぇ・・・・・手が付けられん状態になるんよ。

 

俺の予想ではこんな感じじゃった。

 

1.俺がユーリをおぶって帰る。

2.それを見たシュテル達が不機嫌になる。

3.レヴィとレンが自分にもとせがんでくる。

4.結局俺が肉体的にも気分的にも疲れて終了!

 

てな感じになるのは簡単に予想出来る、おかしなことにシュテル達だけじゃのぉてナンバーズの面々もちょいちょい不機嫌になる可能性もあった、以前シュテル達の頭を撫でたり、頬を両手で挟んでグリグリしてやったり、膝の上に子供等を座らせたりした時チンクとトーレがこっちをジィッと見とった事があった、まぁセインはどこからともなく出て来て自分もってせがんできたけど、クアットロなんかはハァ?みたいな顔で俺に文句言ってきたりもした・・・・・あーでもウーノとドゥーエとハリベルの・・・なんつーの?オーラみたいなのが超怖かったねマジで。

 

ユーリ「あ・・・あの」////////////////

 

ユーリが期待の眼差しで俺の方を見てくる・・・・・・・もう、腹括るか・・・・・どーなっても知らん!!

 

ジョン「ん、ほいじゃぁ乗りんさい」

 

ユーリ「!はい!!」

 

ユーリは返事をするとすぐに俺の背中に乗っかって来た、俺はユーリが乗ったのを確認するとゆっくりと立ち上がった。

 

ジョン「ほいじゃぁ帰るで」

 

ユーリ「はい!(あぁ・・・・・先生の背中大きくていい匂いがします・・・・・このまま時間が止まってほしいです)」////////////////

 

俺はユーリを背中に乗せたまま孤児院へと足を向けた、途中ユーリがもっとゆっくり歩いてくれと言ってきたんじゃけど、時既に遅く!てな感じでもう孤児院についてしもぉとった。

 

敷地に入るとシュテル達が出迎えてくれたんじゃけど、案の定・・・・・・。

 

シュテル「ユ、ユーリ!あなたは何を・・・・」

 

レヴィ「何で先生におんぶしてもらってんのさ?!」

 

レン「・・・・・・ずるい」

 

ディアーチェ「そうだぞ!ユーリ!貴様だけとは・・・・」

 

ジョン「ほらねぇ?!」

 

俺のこの微妙な勘も結構当たったりするもんじゃけぇ質が悪いっちゅーかなんちゅーか・・・・・・。

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

・・・・

 

 

 

ハル「それで、君は2度も管理局員と接触したと?」

 

ジョン「それは悪かったってマジで、じゃけどどれもしゃーなかったんじゃって」

 

同日の夜、俺はハルの研究室でハルに呼び出されたけぇ会いに言ったらこれまでの事の説教じゃった、じゃってアレじゃん?今回のはユーリが関わっとったんじゃけぇ助けるのはあたりまえじゃけぇ、じゃけどその前は・・・・・・。

 

ジョン「あの立て籠もり事件は最悪死人、もしくは重体者が出る所じゃったんよ、俺はテメェの目の前で人が死ぬのをじっと傍観してられるほど腐ってないつもりじゃけぇな、じゃけぇじゃないけど助けた」

 

ハル「・・・・・・・・そうかい」

 

ジョン「・・・・・まぁ一番の理由は、レンの菓子を取り返す為に取り返しにいかにゃぁいけんかったんじゃけどね・・・・・・・」

 

ハル「な、成程・・・・それなら同感だね」

 

レンのあの沈みっぷりはハルも知っちょるようで、流石のハルも納得してくれたわ。

 

ジョン「そんで?俺を呼んだのはそんだけじゃないんじゃろ?」

 

ハル「あ、あぁ・・・・また新たに研究施設がある所を発見したよ」

 

ジョン「研究内容は?」

 

ハル「主に質量兵器、なかでも機械系のものだね」

 

ジョン「他の研究施設は見つかったんか?」

 

ハル「残念ながらそこはまだだね、だけど今まで見つけた物の中ではコレが今完成してしまいそうなんだよ」

 

ジョン「ほぉか・・・・・・・アイツ等の事じゃけぇ、どっかの世界に飛ばして実験をするつもりなんじゃろぉな」

 

ハル「そうだね、あの『デーモン』の件もあるしね」

 

ジョン「そんで、どんなん造っとるんかは?」

 

ハル「あぁ、詳細までは分からないけどなんでも大質量の兵器のようだ」

 

ジョン「大質量・・・・・てことは、かなりデカいっつーことかいのぉ?」

 

ハル「そうなるね・・・・・・・それにこれはただの兵器じゃないようだよ」

 

ジョン「ん?」

 

ハル「彼らの科学力にしては幼稚に見えてしまうかもしれないけど、重要視するのはもっと別の所なんだよ」

 

ジョン「幼稚って、その兵器がどんなんなんか知っとるん?それに重要視するってのは?」

 

ハル「あぁ・・・・・・なんとか一瞬ではあるけど映像を入手したよ、これだ」

 

俺はハルが密かに入手した研究所の映像記録に目を通した、するとそこには驚くべきものが映っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の標的、二足歩行型無人機・・・・・・・『メタルギア』じゃった。

 

 

 

 

 

 

 

ハル「大きいだろう?こんなものがうろつかれたらたまったもんじゃないよ」

 

ジョン「・・・・・・・・・そんで?もう一つの重要視せんにゃぁいけんってのは?」

 

俺は『メタルギア』への驚きを一旦隣へ置き、さっきハルが言っとった事を聞いた。

 

 

 

 

 

 

ハル「あの兵器にはロストロギア、『ジュエルシード』が使われているんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

投稿が遅くなり申し訳ありません!!

 

今回の話はやはりティアナの兄のティーダの生存ルートに入らせてもらいました・・・・・・・・あとユーリの好感度UPの所もチラッと。

 

しかし他の方々の作品を見ると、やはり私のこの駄作とも言えるこれらの作品とは天と地ほどの差があってつくづく自身の文章力の無さを痛感しますね・・・・・・・若干自信喪失しそうです。

 

ティーダの口調や話の流れもこれで良いのか正直投稿した後も不安でいっぱいです・・・・・・・・・・・じゃぁ投稿するなというツッコミは無しで・・・・・・・。

 

ハァ・・・・・・さって!!!!ネガティブはここまでにして、次回の話はこの話の最後の部分に出て来ましたあの超有名ゲームの兵器を出させてもらい、それの戦闘・破壊活動をするつもりです。まだどっちの兵器にするかは決めておりませんが楽しみにしてください!!!

 

出来ればこの『前日譚』ではナンバーズやシュテル達、ハリベルとの話も入れられたら入れたいと思っているつもりです。

 

そして更に『前日譚』がSts本編でヒロインなのかどうかはともかくとして、新たに家族を入れたいと思っておりますので期待してください。

 

ではでは、次回も期待して見ていただければということで今回はこの辺りで~~~~~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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