No.558113

【獣機特警K-9ⅡG】その男、早撃ちのジョニー【交流?】

古淵工機さん

カッコいいジョニーさんをとにかく書きたかった。

■出演
ジョニー:http://www.tinami.com/view/552054
クオン:http://www.tinami.com/view/551025

2013-03-23 01:18:44 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:955   閲覧ユーザー数:903

「はぁ、はぁ、はぁ…!」

…薄暗い路地裏。息を切らせながら、数人の女性が走っている。

「待ちやがれ!このアマ!!」

後ろでは、屈強な男たちの怒鳴り声。

男たちは黒服に帽子をかぶり、マシンガンやレーザーガンで武装している。

あるいは腕そのものがガトリング砲になっていたりさまざまだ。

 

実は女を追い掛け回していたのは、今ファンガルド中を大いに騒がせている最大規模のギャング団、

ブラッドファミリーのギャングスターたちである。

とあるマフィアと麻薬商人との間で取り交わされていた裏取引を女たちに目撃されたファミリーは、

証拠隠滅のために女たちを殺そうとしていたのだ。

 

「へっへっへ、追い詰めたぜクソアマどもがよォ」

追い詰められた女性はウサギ形ファンガー、レッサーパンダ形ロボット、そしてオオカミ形のハーフファンガーであった。

いずれも20代前半程度の外見だ。

 

「…しかしどうする?このままサクっと殺しちまうにはもったいねえんじゃねえか?」

「そうだな、じっくり楽しんでからにするか…?」

「いや、口封じついでに連れ帰ってコキ使ってやるか、ヒヒヒヒ…」

ギャングスターが女たちの前で不気味な相談をしていた、まさに次の瞬間である!!

「ぐわっ!」

「ぎゃっ!?」

突然、ギャングスターたちは持っていた銃を取り落としてしまった…いや違う。

取り落としたのではない。撃ち落されたのだ!!

「な、なんだァ!?」

ふいに弾丸が飛んできたほうを振り返ると、そこにはテンガロンハットをかぶり、回転式拳銃(リボルバー)を構えた、

オオカミ犬(ウルフドッグ)形ロボットの男が一人…。

 

「やれやれ。女三人を相手に大人数で追い掛け回すってのは…いいシュミじゃねぇなァ」

「よくもやってくれやがったな…だがてめえ一人で何が出来る!こちとら15人いるんだぜ。蜂の巣にしてやる!!」

と、次々に銃を構えるギャングスターたち。やがて、弾丸の雨が男目掛けて降り注ぐ!

だが、そんな状況をものともせず、軽い身のこなしで次々に攻撃をかわすと、男は持っていたリボルバーで一発、また一発と相手の銃を撃ち落とす!

…その間わずか数秒、たった数秒で彼は15人の男の持っていた銃をすべて撃ち落としてしまったのである!!

「くっそぉ…ふざけやがってェ!!」

銃を撃ち落とされたギャングスターたちはすかさず、スーツの内ポケットに隠し持っていたナイフを取り出し、男めがけて投げつける!

 

…しかし男のカメラアイは飛んでくるナイフをひとつも逃すことなく補足すると、先ほどのリボルバーに素早く弾を込め、ふたたび一発、また一発!!

銃弾が当たった衝撃で失速し、地に落ちるナイフ。それを踏みつけながら男はギャングスターの元に歩み寄る。

「ち、ち…ちくしょぉぉぉぉおおお!!!!」

突然、15人のうちの一人だったホワイトライオン形ロボットの男が、右腕からレーザークロウを展開し、近づいてくる男に飛び掛る!

だが男は慌てるそぶりもなく、先ほどホルスターに収めたはずのリボルバーを瞬時に抜き放ち、相手の右腕目掛け二発、三発と弾丸を撃ち込んでいく。

「ぎゃぁっ!う、う、腕がぁぁぁっ!!」

「やれやれ…大人しくお縄につけってんだ、SCOUNDREL(ハミ出し野郎)がよ」

そう言って男はジャケットの内ポケットからあるものを取り出した。それにはファンガルド・プラネットポリスのエンブレムが刻まれていた。警察手帳だ!!

 

その警察手帳を突きつけながら、男はギャングスターたちにさらに詰め寄っていく。

「…ファンガルド・プラネットポリス、ラミナ警察署K-9隊所属…ジョナサン・ボーイング。人呼んで早撃ちのジョニー…覚えておけ」

…いつしかジョニーの背後には、連絡を受けたほかのK-9隊員も到着していた。

…犯人が逮捕され、連行されていった後の路地裏。

「本当に、危ないところをありがとうございます!」

と、深々と頭を下げる女たちに、ジョニーは微笑む。

「ははは、なぁにいいってコトさ。女の子がピンチになってるのを放っちゃおけねえからな!それに…」

「?」

「…ああいうあからさまな悪党は、どうも許せないタチでね…」

そう言って気取っているジョニーの横顔を見て、三人の女たちの頬は赤く染まっていた。

 

「ジョニー、いつまでカッコつけてんのさ。撤収だよ撤収!」

表通りからK-9隊の隊長、クオンの声が響き、ジョニーはそれに反応する。

「ラジャー、隊長!…と、どうやらこっちもお時間のようだ。縁があればまた会おう。達者で暮らせよ…BABES(お嬢さん方)!」

と、女たちにウインクをすると、ジョニーはまぶしい夕陽の光を浴びながら去っていった…。

 

K-9隊、隊員番号7番…『早撃ちのジョニー』。これは彼の戦いの…ほんの一部である。

 


 
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