No.555320

貴方と人生を共に 最終章 本編16

仕事が凄く忙しくて、遅れましたが貼ります。

2013-03-15 09:54:33 投稿 / 全18ページ    総閲覧数:2042   閲覧ユーザー数:1809

 

翌朝

 

愛紗「あの~聞いて良いですか?」

 

一刀「月と華琳だろ?今日は休みにしてあげて。」

 

愛紗「分かりました。」

 

恋「いつもの一刀」

 

梨花「すいません・・・不甲斐なくて。」

 

一刀「良いんだ、俺は大丈夫だよ。それで進軍出来そう?」

 

璃々「兵士の治療が追い付いてない状況だよ~」

 

鈴々「鈴々の部隊も動けないのだ。」

 

雛里「損害が多いのでしばらく動かないのが上策かと。」

 

一刀「早く取りに行きたいんだけどな・・・」

 

那楼「しばらくは動けないわね。うちの兵士達も被害が大きいわ。

 

特に徐進軍と戦った被害がね。」

 

千登里「動けるとしたら援軍が到着するまでですね。」

 

一刀「ふむっ・・・いつ頃来そう?」

 

梨花「一週間程でしょうね。」

 

一刀「なら、手が空いた者は治療の方に回して・・・(クッ!)」ズキッ

 

千登里「御意。」

 

梨花「私は各地の状況でも見てくるわ。」

 

一刀「お願い。」

 

那楼「私も治療を手伝って来るわ。・・・まだきついでしょ?」

 

一刀「すまん。」

 

那楼「恋、行きましょう。」

 

恋「フルフル!」

 

那楼「・・・分かったわ。お願いね。」

 

恋「コクッ」

 

そして各将は隊の治療を手伝う事に。

 

一刀「・・・・」

 

ブワッ

 

恋「黒い霧?」

 

一刀「ん?」

 

恋「何でもない」

 

一刀「何か食べに行くか。」

 

恋「ん」

 

タタタタタタッ

 

兵士「申し上げます!漁陽方面から大軍が迫っております!

 

およそ70万と思われます!」

 

一刀「これ以上は・・・手を出させない!」

 

タタタタタタタタッ

 

恋「一刀!」

 

 

王座の間

 

華琳「動ける兵は?」

 

千登里「大体10万です。」

 

愛紗「っち!こんな時に!」

 

華琳「動ける者は?」

 

璃々「私は大丈夫だよ!」

 

梨花「私も少しなら持ちます!」

 

華琳「10万だけでも出るわよ。」

 

那楼「待って、援軍は来るんでしょ?篭城して耐えるしかないわ。」

 

華琳「でも!一刀が!」

 

雛里「私も那楼さんの意見に賛成です」

 

月「そう言えば恋さんは?」

 

鈴々「恋ならさっき出て行ったのだ!」

 

月「(嫌な胸騒ぎがする・・・)」

 

 

一刀「徐進軍か・・・羌は落ちたと言う事だな。」

 

そこへ

 

ケイ道栄「その通りだよ。北郷一刀。やはり五胡に居たのか・・・」

 

一刀「・・・管理者だな。」

 

ケイ道栄「ええ、私の名はケイ道栄。仮名ですがね。」

 

一刀「なら、手加減無用で殺す。」

 

ケイ道栄「この大軍を見て倒す?無理でしょう。

 

それに、援軍は来ても入れないでしょうね。

 

結界などを貼らせていただきました。

 

私の得意能力ですよ。」

 

一刀「御託は良いから始まるぞ・・・コロシタクテウズウズシテルンダ」ギロッ

 

ジャキッ

 

ケイ道栄「ふんっ、貴様さえ倒せば全ては終わる!

 

全軍!奴の首を取れ!取れた者は好きな願いを叶えてやろう!」

 

兵士達『おおおおお!』

 

一刀「北郷一刀・・・イザマイル!」

 

ブワッ

 

徐進兵「死ね!」

 

スッ

 

ザシュッ

 

一刀「はぁぁぁぁ!」

 

 

馬城

 

梨花「結界ですね。どうやら管理者が居る見たいですね。」

 

華琳「解ける?」

 

梨花「少し時間が掛かりますが解いて見せます!」

 

華琳「お願い!急いで!」

 

 

一刀側

 

一刀「ハァハァハァ」

 

ザシュッ

 

徐進兵「かはっ」

 

バタンッ

 

胡班「てーーー!」

 

シュシュシュシュシュシュッ

 

一刀「無駄!風圧の陣!」

 

ブォンッ

 

 

敵本陣

 

胡班「クッ!化物め!撃ち続けろ!本陣に近づけるな!」

 

既にかなりの時間が経っていた。

 

兵士は山積みにされていた。

 

ケイ道栄「さすがは北郷一刀ですね。

 

残りが50万ですか・・・あれを使いなさい。

 

(同胞に討ち取られなさい。そして苦しみなさい)」

 

胡班「はっ!」

 

 

一刀側

 

一刀「クッ!」

 

シュッ

 

シュッ

 

カキンッ

 

一刀「翠!蒲公英!」

 

馬超「ごめん、ご主人様。」

 

馬岱「体の自由が効かないの!」

 

一刀「お前達も・・・徐進ーーー!」

 

翠「ご主人様!私を討ってくれ!ご主人様を殺してしまう前に!」

 

蒲公英「ご主人様!お願い!大好きな人となんて戦えないよ!」

 

シュッ

 

カキンッ

 

一刀「どうすれば!」

 

シュシュブォンッ

 

カキンカキンカキンッ

 

一刀「ちくしょーー!リミッター解除!」

 

ブォンブォンッ

 

ザクッ

 

蒲公英「かはっ」

 

バタンッ

 

一刀「はぁぁぁぁぁ!」

 

シュッ

 

カキンッ

 

翠「(くそ!槍だけでも!)」

 

翠は槍を投げ捨てた。

 

一刀「翠!」

 

翠「今のうちだ!ご主人様!」

 

一刀「でも!」

 

翠「分かってるさ、私は死んだ人間なんだ・・・頼むよ・・・

 

ご主人様!」

 

一刀「うわわわーー!」

 

ブォンッ

 

ザクッ

 

翠「泣かないでくれよ・・・かはっ・・・ご主人様にまた会えて良かったよ。」

 

一刀は翠を抱き座った。

 

一刀「俺もだ・・・安らかに眠ると良い。」

 

サラサラサラッ

 

 

敵本陣

 

胡班「っち!役立たず人形が倒されたみたいだな。」

 

ケイ道栄「そろそろ疲れてる頃だろう・・・増!」

 

 

一刀側

 

カランッ

 

一刀「手が震えてる・・・もう無理だよ・・・ごめん・・・・皆・・・」

 

シュシュシュシュシュッ

 

タタタタタタタッ

 

ドスドスドスドスッ

 

一刀「恋!」

 

恋「・・・ご主人様・・・」

 

バタンッ

 

一刀「恋!恋!れーーーーーん!」

 

ドクンッ

 

ドクンッ

 

ドクンッ

 

ドクンドクンドクンドクン

 

一刀「(何だ・・・鼓動が早くなる・・・ユルサナイ・・・)」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ

 

空が曇り出した。

 

 

敵本陣

 

ケイ道栄「何だ!あの黒い霧は!」

 

胡班「わっ分かりません!」

 

 

一刀側

 

徐進兵A「はぁぁぁ!」

 

ザシュッ

 

徐進兵A「やった!」

 

バタンッ

 

徐進兵B「何が起きたんだ!かはっ」

 

バタンッ

 

一刀「・・・コロス」

 

一刀の頭には角が生え、体も黒くなり、筋肉も太くなっていった。

 

徐進兵「おっ鬼だーーーーー!」

 

バタンッ

 

 

馬城

 

梨花「解けました!」

 

華琳「直ぐに向かうわよ!(何・・・この胸騒ぎ・・・心が痛い)」

 

愛紗「空が曇っていきます。」

 

ルーン「これは最上級魔族が復活する時と似てるわね。」

 

華琳「急ぐわよ!」

 

 

一刀側

 

一刀「ヤミニキエロ!」

 

ブワッ

 

徐進兵「うっうわーーー!」

 

兵士達は次々に闇の霧の中へ吸い込まれていく。

 

 

敵本陣

 

兵士「申し上げます!」

 

ケイ道栄「何だ!」

 

兵士「兵士がほぼ全滅しました!あの黒い霧に触った途端に、味方を攻撃しております!」

 

ケイ道栄「何!(人形にも影響が出るのか!・・・聞いてないぞ!こんな事!)」

 

ザシュッ

 

兵士「かはっ」

 

バタンッ

 

一刀「ユルサナイ」

 

ケイ道栄「化物め!増!・・・何!術が使えないだと!」

 

パンッ

 

パンッ

 

パンッ

 

一刀「シネ」

 

ぎゅっ

 

ケイ道栄の首を掴んだ

 

ケイ道栄「ぐっぐるじ・・・」

 

一刀「ワレヲクルシメタ・・・シネ」

 

ぐちゃっ

 

胡班「ひぃ!」

 

一刀「!」

 

一刀は手から黒い炎を出し、胡班を焼き尽くす。

 

胡班「しっ死にたくないよ!熱い!・・・」

 

ブォッ

 

胡班は跡形も無く消え去った。

 

一刀「ジョシンハドコダ!ウォオオオオオオオ!」

 

ケイ道栄はそのまま頭を潰された。

 

 

華琳達は到着した早々に血だらけになっている恋を発見した。

 

華琳「恋!」

 

梨花「これくらいなら!治!」

 

ピカーンッ

 

梨花「力が足りない!」

 

華琳「どうすれば良いの!・・・あれは!」

 

華琳は赤鬼を見つけ、持ってきた。

 

華琳「赤鬼の力を借りましょう・・・お願い!力を貸して!」

 

華琳は赤鬼に必死に願いを込めた。

 

ピカーンッ

 

赤鬼が恋の胸へと移動した。

 

キラーンキラーンキラーン・・・

 

梨花「これは・・・」

 

華琳「話は後よ・・・恋は赤鬼に任せましょう!

 

それより、一刀を止めるのが先決よ!」

 

梨花「はい!」

 

 

一刀「ジョシンハドコダーーー!」

 

月「ご主人様!それ以上はダメです!」

 

華琳「一刀!やめて!」

 

愛紗「ご主人様!」

 

梨花「一刀様!正気に戻って下さい!」

 

ルーン「(これは・・・)・・・一刀!正気に戻るのよ!」

 

鈴々「元の優しいお兄ちゃんに戻って欲しいのだ!」

 

璃々「ご主人様!璃々の事が分からないの!」

 

雛里「ごじゅしんさば;;」

 

千登里「正気に戻って下さい!」

 

一刀「ダマレ!」

 

シューーーーッ

 

星「クッ!ここから離れるぞ!あれを食らったら全滅するぞ!」

 

ドゴーン!

 

一刀は手から黒い真空を作り、華琳達の元へ放った。

 

愛紗「ごしゅじん・・・さま」

 

ルーン「まお・・・う・・・いじょ・・・う」

 

バタンッ

 

月「愛紗さん!ルーンさん!」

 

華琳「愛紗!私達を守る為に・・・クッ!」

 

先ほどの攻撃で華琳、月以外の兵士、武将達は倒れてしまった。

 

華琳は愛紗の偃月刀を手に持った。

 

華琳「一刀!私が相手よ!これ以上皆を傷つける訳には行かないわ!」

 

一刀「オモシロイ!」

 

スッ

 

華琳「えっ」

 

ドンッ

 

華琳「かはっ・・・・」

 

バシッ

 

華琳は気が薄れていく中で、一刀の足を掴んだ。

 

一刀「ハナセ」

 

華琳「嫌・・・よ・・・かずと・・・元に・・・」

 

バタンッ

 

一刀「!・・・かり・・・ん」

 

ザシュッ

 

一刀「グッ・・・」

 

月は一刀の胸に剣を突き刺した。

 

月「ごめんなさい・・・これ以上大切な人を傷付けないで・・・」

 

バタンッ

 

一刀「コノテイドデタオセヌ!」

 

一刀は剣を引き抜くと傷口がみるみる塞がっていく。

 

遅れて、桂花達が到着したが・・・

 

 

続く。

 

次回

 

桂花「うそ・・・」

 

潤香「やばいわよ!総員逃げなさい!なるべく遠くへ!」

 

 

春蘭「どう・・・して・・・で・・・す」

 

バタンッ

 

 

月音「おっとう!それ以上はダメだよ!」

 

なのは「エクセリオンバスター!shoot!」

 

 

一刀は遂に・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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