No.553930

ALO~閃光の妖精姫~ 第35魔 最終決戦

本郷 刃さん

第35魔です。
ついに始まった最終決戦・・・とは言っても、書いているのはメインキャラの部分だけですがw
キリトさんが、無双していますよ!

どうぞ・・・。

2013-03-11 09:58:09 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:15646   閲覧ユーザー数:14335

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第35魔 最終決戦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリトSide

 

「神霆流師範代、【舞撃(ぶげき)】のキリト……押して参る!」

 

聖剣『セイクリッドゲイン』と魔剣『ダークネスペイン』を両手に持ち、俺は再び騎士のモンスター達へと突っ込んだ。

 

「黒衣衆が1人、【閃光】のアスナ……行きます!」

 

それに並走するようにアスナが『クロッシングライト』で敵を俺と共に斬り裂く。

さらに俺の周りを仲間達が飛行する。

 

「神霆流師範代、【乱撃(らんげき)】のハクヤ……殲滅する!」

 

氷鎌『アイスエイジ』と炎鎌『コロナリッパー』を両手に乱舞するハクヤ。

 

「神霆流準師範代、【剛撃(ごうげき)】のルナリオ……押し通る!」

 

大鎚『ヴァンダイヤ』と破砕球『ロードメテオ』を両手に敵を叩き落としていくルナリオ。

 

「神霆流準師範代、【閃撃(せんげき)】のヴァル……参る!」

 

龍槍『神龍偃月刀』と魔槍『アルスライベン』を両手に騎士達を薙ぎ払うヴァル。

 

「……神霆流準師範代、【刃撃(じんげき)】のハジメ……斬滅する!」

 

妖刀『カミヤリノマサムネ』を手に高速の斬撃で敵を切り刻むハジメ。

 

「神霆流準師範代、【抗撃(こうげき)】のシャイン……行くぜ!」

 

神盾『アイギアス』と白剣『ダークリパルサー』で敵を打ち倒していくシャイン。

 

「黒衣衆が1人、【黒い舞姫】のティア……参ります!」

 

短剣『レイブンダガー』と殺剣『リグレッサー』を両手に華麗に舞うティアさん。

 

「黒衣衆が1人、【黒の戦姫】のカノン……行くわよ!」

 

細剣『ヴァントゥール』を手に戦場を舞い踊るカノンさん。

俺達は騎士のモンスターを次々と薙ぎ倒していく。

矢を掻い潜り、剣を回避し、己が武器で戦場を駆け巡り続ける。

 

キリトSide Out

 

 

 

リーファSide

 

「セェェェイィッ!」

 

あたしは愛用の長刀『シルフィル』を抜刀してガーディアンを斬り裂く。

すぐ側にはサクヤが刀を抜いており、さらにエンシェントウェポン級の装備を纏うシルフ部隊が敵を倒していき、

《フェンリルストーム》が敵を薙ぎ払う。

アリシャさん率いるドラグーン隊もブレスを一斉に吐き出すことで敵を焼き尽くしていく。

ユージーン将軍は装備が整っている部隊と戦士大隊を率いてモンスターを倒し、

領主のモーティマーさんがメイジ部隊を指揮して攻撃魔法を放っていく。

それに続くように各領主達も敵を倒したり、プレイヤーを指揮して魔法を放ったり、回復や支援を行ってくれる。

SAOから生還した人達は最初こそ補助コントローラ有りで戦闘を行っていたけれど、

そこはやはりあの世界を生き抜いた感性からなのか、『随意飛行』を行って戦闘をしている人もいる。

その時だった、一筋の雷光が駆け抜けたことで何人かが倒されてしまった。

雷光の先には、あたし達と友達になったトンキーと同じ姿をした邪神がいた。

違う点があるとすれば、それは黒い体であること。だけど今の状況、邪神など目ではない。

 

「リーファ、行くっすよ!」

 

「ルナ君!?……うん!」

 

お兄ちゃんと共に中央に向かっていたはずのルナ君がやってきて、邪神へと向かおうとしたのであたしも続く。

永続的に空が飛べるのならこちらのものだ。

さらにハクヤさんと片手棍を持った女の人、ヴァル君と小竜を連れた女の子、

カノンさんとバンダナを付けた男の人が続いて来た。

離れた場所でサクヤ達が遠隔攻撃の準備に入っている、そういうことね。

 

「2人1組で応戦するぞ!」

 

ハクヤさんの指示にそれぞれ動き出す、そこからは一方的だった。

この人数にサポートがいるとはいえ、一度の攻撃を受けることもなく邪神を攻撃できた。

特に凄かったのは他の3組だ。

何の言葉も交わしていないのに、まるでお互いに意志疎通が出来ているかのようだった。

しかし、それはあたしの身にも起こっていた。

ルナ君の考えていることが、分かるかのように体が動いた。

それはルナ君も同じだったようだけど、楽しそうに戦っている。

だからあたしも楽しんで戦うことにした。しばらく援護魔法をしてもらいながら戦っていると、

 

「全員下がれ!」

 

サクヤが指示を出したので、あたし達は距離を取った。

 

「《フェンリルストーム》、放て!」

 

大連携魔法が放たれ、さらに他の種族のメイジ部隊からの大火力魔法攻撃で邪神のHPは0となり、消滅していった。

他の場所を見てみると、既に邪神達は倒されており、残るは1体となっていた。

それを相手取っているのは…、

 

「お兄ちゃん……凄い…」

 

2本の剣を手に、たった1人で邪神を蹂躙しているお兄ちゃんだった。

 

リーファSide Out

 

 

 

キリトSide

 

「おおおぉぉぉぉぉ!!!」

 

斬る! 刻む! 斬り捨てる! 斬り上げる! 斬り下げる! 薙ぎ払う! 突き上げる! 突き刺す!

 

「はあぁぁぁぁぁ!!!」

 

様々な剣戟を、巨体を持つ邪神の体に叩き込む。

蔓のような触手の攻撃を全て見切って回避し、それらを斬り落とす。

邪神の腹部に辿り着くとかの技を発動する。

 

「ソードスキル《スターバースト・ストリーム》!」

 

この世界には存在しない《二刀流》のソードスキルであるあの技を、システムアシストも無しに体現した。

大ダメージを受ける奴の頭部に接近し、再びスキルを体現する。

 

「ソードスキル《ジ・イクリプス》!」

 

今度は27連撃の技を放った。

最早今の一撃で邪神の体はボロ屑のようになっており、HPが無くなったことで消滅していった。

辺りを見回せば、既に邪神は全滅し、騎士の姿のモンスター達もほぼ全滅しつつあった。

 

「う…システムコマンド! オブジェクトモンスター!」

 

「システムコマンド、モンスター湧出に干渉制限を!」

 

奴の宣言に少し遅れた為に巨大な1体の邪神を出現させてしまったが、問題無い。

最早奴に成す術などないのだから。

そして奴の周りにいた騎士達が全滅した、黒衣衆が全て倒したのだ。

残ったのは須郷1人と全長30mくらいの巨大な邪神1体のみ。

 

「い、行けぇ!」

 

―――ゴオォォォォォォォォォォッ!!!!!

 

翼を持った人型の大型邪神が向かってくる。

メイジ部隊や遠距離攻撃が可能な部隊が攻撃を整えたり、近接戦闘のプレイヤー達が構えるが、

俺がそれを手で制した。

そして『神霆流』のメンバーに視線を送り、邪神へと向かう。

 

―――ゴオォォォォォォォォォォッ!!!!!

 

「「「「「「ハァァァァァッ!!!」」」」」」

 

俺は2本の剣で、ハクヤは2本の鎌で、ヴァルは2本の槍で、ルナリオはハンマーと破砕球で、

ハジメは刀で、シャインは盾を構えたまま剣で、邪神に斬り掛かる。

俺達は相手が巨大な6本の剣で攻撃してくるも、それを回避する。

俺には翅がないが、イメージで空中に浮かび、なおかつ見えない足場を想像して神霆流歩法術の《影霞(かげかすみ)》で回避する。

ハクヤ達は翅でステップを生み出し、回避している。

さらにバレルロールやスプリットS、インメルマンターンで空中を駆け抜ける。

まさか空戦ゲームでの経験がこんなところで行かされるとはな。

俺の回避機動を見た周囲からは大歓声が上がっている。

そして回避を行いながらダメージを与え続けたので、一気に止めを刺しに行く。

 

「ソードスキル《スーパー・ノヴァ》!」

 

俺は32連撃のスキルを、

 

「ソードスキル《ヴァンディエスト》!」

 

ハクヤは8連撃のスキルを2本の鎌を使うことで16連撃にし、

 

「ソードスキル《レイン・スクエア》!」

 

ヴァルは8連撃の連続突きスキルを2本の槍で16連撃とし、

 

「ソードスキル《ヴァイク・インパクト》!」

 

ルナリオはハンマーと破砕球によって強大な威力の剛撃を繰り出し、

 

「……ソードスキル《抜刀》!」

 

ハジメは一度鞘に納めた刀を一瞬で抜き放ち高速の一撃を放ち、

 

「ソードスキル《スター・スプラッシュ》!」

 

シャインは剣で8連撃の剣戟を行った。

全ての攻撃が当たると、邪神のHPは0となり、消滅していった。

これで須郷を守るものは何もなくなった。

 

キリトSide Out

 

 

 

To be continued……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後書きです。

 

黒衣衆が全員揃い、名乗りを上げました・・・これ凄く書いてみたかったんですよね~w

 

そしてリーファもルナリオと不完全ですが《接続》を発現させましたよ。

 

さらにキリトさんは今までの鬱憤を晴らすかの如く、邪神を1人で駆逐しました・・・恐ろしい人!

 

最後に現れた巨大な邪神も神霆流全員に掛かれば赤子を捻るかの如く圧倒しました・・・コイツらヤベェ!?

 

次回でALO内での戦闘は終了いたします。

 

キリトさんによる下種郷への公開断罪というわけです、中々エグイ倒し方を行いますよ~w

 

それでは次回で・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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