「学校へ」
インターセンター・3番街・市立央共学園
10歳
いかに様々な種族が共に暮らせている街とはいえ、根本的な種族の価値観や常識は違いすぎる。
そんな訳で、各種族によっての学校とかがある。
ただしこの学校は例外で、様々な種族が通う学校だ。
出来始めたのはつい最近、なお且つ人間の学校は空きが無いので、僕はここに通う事になった。
僕の(一応の)保護者になった源さんは、種族間の衝突が激しいここよりも、せめて人間の学校に入れさせたかったらしいが、僕は正直どうでも良かった。
今日は初めて通うという事で、挨拶する事になった。
ユウザ
「
「よろしく」と付け足し、ぺこりとお辞儀をしてから、空いてる一番隅の席に座った。
ヒソヒソ・・・・・・・・
何だか声が聞こえる……机に座っている生徒の声だ。人間の生徒が珍しいのだろう・・・・
放課後・校舎裏
放課後、生徒の一人に呼ばれて校舎裏に来た・・・・・
来た後でぼーっと立っていると、数人の生徒に取り囲まれた。
一人の生徒(ゴーレム)がこっちに近づいた。
不良(ゴーレム)
「よう、新入生。人間なのにここに飛ばされるなんて、災難だよなぁ~」
・・・飛ばされたんじゃなくて、自分からここに入ったんだが。
不良(ゴーレム)
「ここじゃ危ないよ?ハッキリ言って人間が生きて来れる所じゃないよ?」
これが学校名物のスカウトって奴か・・・・・
不良(ゴーレム)
「それでだ、お前も仲間に入れてやるよ。」
余計な御世話だ…ほっといて欲しい・・・・・
不良(ゴーレム)
「な~に、お前は俺達が言った物を買って来れば良いだけだから。それだけでお前は安全なんだぜ。安いもんだろ?」
成程、パシリになれと、子分になれと言う事ですか・・・・・
ユウザ
「別に・・・必要ないから・・・じゃ・・・・」
もうどうでもいい…何だか誰とも関わりたくない・・・・
僕はそのまま通り過ぎようとした時・・・・・
ドゴッ!
ユウザ
「グッ!・・・・!」
突如、ゴーレムの生徒に腹パンされた。その瞬間、僕はどうでも良くなり、スイッチが入った
【モードチェンジ・凶モード】
生徒(ゴーレム)
「・・・・スカシてんじゃねーよ。解ってんだろ。お前に選択権なんてねーんだ・・・」
ドシュッ!
不良(ゴーレム)
「あ・・・・あ・・・・・・」
ドシャアッ・・・・・
やり返すように、僕は生徒(ゴーレム)のコアを手刀で突き刺した。刺された生徒は力なくうつ伏せに倒れた。ドクドクと何かが漏れ出している・・・・
不良(鳥人)
「・・・・・・・・・・」
全員、唖然としていた。この状況に、この場所に・・・・・
ユウザ(凶)
「・・・・・・・・・・保健室・・・・・」
不良(狼)
「・・・・・・ハッ!!・・・・・テ・・・テメエエエエエエエエエッ!!!」
僕の一言に我に返った後、一斉に襲いかかって来た。
不良が木刀やら金属バットやら改造モデルガンやらと、武器を持っていた為、僕も投剣を構えて迎えうった・・・・・
インターセンター・1番街・元ワーカー宅
ユウザ
「ただいまー・・・・」
襲いかかって来た不良を返り討ちにして帰って来た我が家には、誰もいない。
義父さんは死んだ・・・・・女神によって・・・・大国によって・・・・・
それで心が欠けたなら、女神を殺せば・・・・僕の心は埋まるのだろうか・・・・
憎いとか、恨めしいとか、許せないとか、かたき討ちとか、普通ならそう言う理由で殺すとかいうのだろう・・・・
けど僕は違う・・・・そもそもそう思うどころじゃない。そこまでのモノじゃない。
心が埋まると思うから・・・それだけだ。かたき討ちの後は何が残るのか・・・・
本当に虚しさだけなのか、何も無いのだろうか・・・・
今は良く分からない。ただ今は・・・・・それを生きる目的にしている。
ユウザ
「・・・・・・・ギルドに行こう」
そうだ、討伐クエストを受けよう。まだDランクなのだから、目的には、まだ届いてないから・・・・・
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