No.549653

魔法少女リリカルなのは 退屈嫌いの転生者の介入録

23話 管理局入居………入局

2013-02-28 16:55:00 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:4133   閲覧ユーザー数:3910

「王手」

 

将棋を指しているクロが相手に向かって言う

 

「ま…待った!!」

 

そう声を上げた男性、レジアス・ゲイズ

 

この将棋は彼の執務室で行われている

 

「レジアスさん、待った無しって言ったのは自分でしょ………」

 

「ぐ!………むむむ…」

 

戦績、クロ1062戦1062勝0敗、レジアス1062戦0勝1062敗

 

圧倒的な大勝である

 

「も、もう一度だ!」

 

「いいですよ」

 

希少技能保持者(レアスキルホルダー)嫌いで有名なレジアス中将が何故こんなにもクロと親しくなっているかというと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遡ること数日前

 

「は?」

 

「だから、俺を陸士部隊のどこでもいいんで入れてくれません?」

 

将棋をしていた場所と同じくレジアスの執務室

 

突如現れたクロがそう言った

 

「知っているぞ、貴様はクロヴィ・アクセルロッドとかいうらしいな」

 

「正確にはもっと長いんですけどね」

 

第97管理外世界にまた規格外な魔導師が居る、その人物達はリンディ・ハラオウン提督やクロノ・ハラオウン執務官を筆頭とする艦船アースラのクルーとも仲が良い

 

その人物達の筆頭とも言える人物がクロヴィ・アクセルロッド

 

そんな噂が管理局に流れている

 

実にプライバシーと言う物が存在しない現実である

 

「貴様のような奴ならば海でもどこでも行けるだろうに、何故陸を選ぶ?」

 

忌々しいとでも言いそうな顔でそう言うレジアス

 

「ぶっちゃけるとアンタに好感が持てるから。確かにアレと手を組むなんてやり方が間違っているけど(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)地上の平穏を望んでいるって意思は十分だと思ったから、さ」

 

「………」

 

レジアスの顔が強ばる

 

この少年は何と言った?

 

アレと手を組む?

 

やり方が間違っている?

 

まるで見透かされているような気分であった

 

故に彼はこう聞く

 

「どこまで知っている」

 

疑問でもなく質問でもなく喋れという命令

 

そんな意思を感じさせる言葉

 

「全部………とはいかないけどほとんどは」

 

「………」

 

ほとんどを知っている

 

まるで見てきたかのようにそう言った

 

「けどアンタにはそれしか方法が思いつかなかった………違う?」

 

またも自分を見透かされているかのような感覚

 

「俺もアンタと同じ状況だったら同じ事してたと思う」

 

「?!」

 

間違っている

 

そう否定されたのに、ここに来ての同意

 

少しずつではあるが彼には少年のやろうとしていることが見えてきた

 

この少年は自分すらも救おうとしている

 

平和を願い、悪魔にすら魂を売った。そんな彼だが人を見る目は確かである

 

「………一体お前は…何を………何をやろうとしている?」

 

少年のやろうとしていること…大まかにしか理解していないが何となく察している

 

故に少年本人から聞きたい、そう思った

 

そうすることで自分も救われる…そんな気がしたから

 

「Happy Endってやつかな?誰もが笑って追われる終わり方………それがしたい」

 

"Happy End"

 

そう言った

 

強く…決意に満ちた目で

 

「………いいだろう。儂も力を貸そう」

 

少年の目を見て吹っ切れた

 

自分の目指していたもの、それを本当に思い出したそんな気がした

 

 

 

 

 

 

 

「待ったぁぁぁ!!」

 

「………」

 

今に至る

 

「無理だって………どう考えても勝ち目無いでしょ。そろそろやめません?」

 

さすがのクロも飽きてきた

 

今回今までの中で最も酷かった

 

なんせレジアス中将に残っている駒が王将だけなのだから

 

「………ゴホン!そうだな…そろそろ潮時かもしれんな」

 

叫んだ自分が恥ずかしかったのか急に態度を変えるレジアス

 

「でだ、お前の配属だが陸士108部隊にしておいた。儂の知り合いが部隊長を勤めておる。お前が自由にできるようにもしておいた」

 

「どもっす」

 

「で、これがお前の階級章だ。一等陸士という扱いで入局させてある」

 

「一等………一等兵か…」

 

「で、しばらくの間このプラン通りに進めればいいのだな」

 

といって分厚い資料を持ち上げる

 

「そですね。俺の予定通りに進むのに必要なとこまで書いたんで」

 

と黒い笑を浮かべながら言う

 

「そうか………」

 

「じゃ、また」

 

「うむ」

 

 

 

 

 

その後、クロが管理局に入局したのをしったアイリスと朔哉も入局を決めたとか

 

クロ「魔法少女リリカルなのは」

 

朔哉「退屈嫌いの転生者の介入録」

 

アイリス「文章ラジオ」

 

「「「はーじまーるよー」」」

 

クロ「またしても凄まじい独自解釈に駄文の羅列だったな」

 

朔哉「作者なりに頑張っていい話にしようとしているらしいけどね」

 

アイリス「空回りして駄文になっていては意味が無いでしょう………」

 

クロ「まぁ、仕方ないだろ。でだ、作者からのお知らせでGOD編?ってのをやるらしい」

 

朔哉「今回のこの話は管理局に入れておいたほうがいいんじゃね?なんて勝手な解釈のためだからね」

 

アイリス「いつ始まるかはわからないけど期待していて頂戴」

 

クロ「これにておしまい!」


 
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