No.544730

仮面ライダー 打ち砕け! 暗黒魔術師の野望 22

袁紹こと麗羽の呼び掛けに応じて、暴君董卓を討ち取り、洛陽の人々を解放するため三国は集まった。そして軍議にて袁紹が総大将に立候補し自ら連合軍を指揮することとなる。本郷と桃香は少し不安になりながらも董卓を倒す為戦う事を決意するのであった。しかし、この戦いにもゲルショッカーが関与しているとは本郷はまだ知らないでいた。

2013-02-15 21:01:05 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1014   閲覧ユーザー数:992

ホホジロギリ 汜水関の死闘! Aパート

 

 

その頃、なぜか洛陽にいた張譲はゲルショッカー戦闘員の報告を聞き、汜水関の戦い

 

では魏と呉が董卓軍最初の相手になることをしる。

 

張譲

「そうですか・・・汜水関の最初の戦いでは魏と呉の軍が相手になるんですね。」

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイッ! 忌まわしき本郷猛率いる義勇軍は公孫賛の軍と共に後

曲にて出陣を待機するそうです。」

 

張譲

「なら、魏と呉の戦力を大幅に削り、本郷猛をおびき出すまでです。

奴を倒せば、もはや我々に敵う奴はいなくなります。 ご苦労様でし

た下がっていいですよ」

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイッ! では後は暗黒魔術師様に報告を・・・・」

 

張譲

「頼みますよ」

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイッ! 了解しましたゴキブリカビ様・・・」

 

張譲がそういうと戦闘員はその部屋を後にする。そして張譲はその部屋にいた者に

 

こう言い始めた。

 

張譲

「さてと聞いたとおりです。明日董卓軍を倒す為、連合を組んだ大

陸に割拠する諸侯が攻めてきます。貴方達にはそいつらと闘っても

らいますよ」

 

張譲は董卓軍の軍師賈駆、真名を詠という少女にこういった。

 

「分かってるわよ! 戦えばいいんでしょ!戦えば!」

 

(キッ!)

 

詠は張譲を睨みながら答える。

 

張譲

「おや? 意外と素直な返事ですね てっきり拒否するかと

思いましたよ」

 

「逆らえばどうなるか分かってるからよ」

 

詠は自分の目の前で取り押さえられている親友の月とその両親を見つめる。

 

今すぐにでも助けたいが、またあの姿になられたら、張譲を取り押さえようとした

 

自分達の兵と同じ目にあわされるのが分かっていたからである。

 

廊下には体にカビが生えた兵がいくつも倒れている。

 

それを知っていてか、三国最強の武将で有名な呂布ですら手が出せなかった。

 

張譲

「ふふふ・・・それでいいんですよ。本郷猛を倒せば、暗黒魔術師様も

首領もこの世界に用がなくなれば、後は僕の好きにしていいって言っていま

したからね。 その為には本郷を倒さなければならない。もし、僕の邪魔をし

たときは・・・」

 

張譲はチラッと戦闘員の方を見ると戦闘員は今度は短剣を意識のない月の首下

 

に当てて、いつでも刺せるようにした。

 

張譲

「見ての通り、董卓を生かすも殺すも貴方達次第です。」

 

「張譲・・・・・あんた人間じゃないわ・・・本物の悪魔よ!」

 

張譲

「悪魔? それは今の私には褒め言葉です。そしてゲルショッカ

ーは目的の為なら手段は選びません。フフフフ・・・・」

 

すると張譲はその姿をゴキブリカビに変える。

 

ゴキブリカビ

「ブブブブブ・・・・、仮面ライダーとの戦いが楽しみです」

 

この様子を月に仕えていた武将の一人、張遼こと真名を霞という少女は

 

何もできないでいた。下手に手出しをすれば、月の命に関わると分かっていたから

 

である。

 

「(くっ!・・・月っちを助けたいのに うちが何もできへ

んやなんて・・・)」

 

力がありながら、何もできない自分が腹立たしくて仕方なかった。

 

そしてゴキブリカビは董卓軍の将、華雄にこう話しかける。

 

ゴキブリカビ

「さあ華雄、取引通り貴方には仮面ライダーと戦ってもらいますよ。

勝てば、ゲルショッカーは董卓、そしてこの土地には今後一切手を出

さない事を約束します。」

 

華雄

「分かってる。勝てば董卓様を解放して、お前のカビで死にかけている

奴らを治療してくれるんだな?」

 

ゴキブリカビ

「ブブブブブ・・・・ゲルショッカーは嘘はつきません。」

 

華雄

「分かった・・・・だが一つだけ頼みがある」

 

ゴキブリカビ

「何ですか?」

 

華雄

「仮面ライダーとは一対一の勝負で正々堂々と戦いたい。

邪魔はしないでくれ」

 

どうやら華雄は悪に屈しはしたが、武人の誇りまでは捨てたわけではないようである。

 

ゴキブリカビ

「・・・・・・・・いいでしょう。」

 

華雄

「あと前に頼んでいた件についてだが・・・」

 

ゴキブリカビ

「依頼通り、汜水関を貴方の戦いやすい環境にしましたよ」

 

華雄

「かたじけない・・・」

 

ゴキブリカビ

「では期待していますよ華雄将軍・・・いやホホジロギリ」

 

ゴキブリカビがそう言うと、華雄はその姿をホホジロザメとカミキリムシ

 

を組み合わせた怪人、ホホジロギリに変える。

 

ホホジロギリ

「ガ~ブガブガブガブッ! 仮面ライダーは私が倒す」

 

怪人に変身した彼女は主を救う為、仮面ライダーと戦う事を決意した。

 

(ル・ル・ル~ルルルルッ!『アイキャッチ 新一号』)


 
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