No.543727 魔法少女リリカルなのは~幸せを運ぶ蒼き魔導師~蒼崎夜深さん 2013-02-13 18:42:56 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:2475 閲覧ユーザー数:2303 |
第四話.説明
誘拐事件があった翌日。
何事もなかったかのように学校に行き、昼休みまでノートと格闘(たまに寝ていたため)しながら過ごしていた。
いつものごとく美由希さんと一緒に弁当を食べていたとき
「ねえ。今日朝ぐらいにすずかちゃんから電話が来て。秋樹君にお礼がしたいから今日来てほしいって来たんだけど何かあったの?」
「むむ……はやり来ましたか」
「?どういうこと?」
「ああ……まあ、ここでは話せないです。いずれにせよすずかちゃんの家がどこかわからないので美由希さんに道案内を頼みましょう。そのとき一緒に話しますよ」
「わかった。それじゃ、今日の夕方私の家で!」
「わかりました」
そう話していると五限目の始めを告げるチャイムが鳴った。
さて、午後も頑張りますか!
そう気合を入れなおして僕は授業を頑張った……?
夕方になり、僕は待ち合わせである翠屋に行くとどうやら道案内はいらなさそうだった。
『こんばんは秋樹さん!』
「うん。こんばんはすずかちゃん、アリサちゃん」
どうやら迎えが来ていた。
それはアリサちゃんの方の車だった。
こうやってみると本当に金持ちなんだな~~
「何だか仲よさそうだね秋樹君」
そう言った美由希さんに背中を抓られた。
「それじゃ行きましょう!秋樹さん!」
「そうですね!行きましょう!」
「あ、う…いた!」
「大丈夫?急に大きな声出して?」
何でしょうか。とても恐いオーラが……何か美由希さんにしましたっけ?
車のなかでも二人と話しているとなぜか抓られた。
そして、すずかちゃんの家に着いて僕はまた驚いた。さすが、金持ち。
すると僕たちの到着を待っていたかのごとくメイドさんとたぶんすずかちゃんのお姉さんだろうと思う人が出て来た。
「こんばんは。貴方が秋樹君?」
「はい」
「私は、月村忍。忍でいいわよ」
「わかりました。忍さん」
そう自己紹介を終えてからすずかちゃんの家に上がった。
応接間だと思える部屋に着き、僕たちは椅子に座った。
それから飲み物を頂きながら昨日の事について話す事になった。
そう、彼女達に言った魔法について
「昨日あなたが言った魔法が使えるってどうゆうことかしら」
「それはですね……二人には見せましたが、忍さんにも見せますか一度」
僕はそう言うとデバイスを出した。
「それは何?」
「これはデバイスって言って、魔法を使う為のいわば箒みたいなものです」
「へぇ~~。それで?どんなのが使えるのかしら?」
「まあ、そうですね。一番妥当なやつはこれですかね」
僕は手を開き、手のひらに火の玉を出した。
「すごい……」
「すごいです」
「本当なんだ…」
僕はみんなが驚いているのを見ながら手を閉じて火を消した。
「凄いね。それで二人も本当に使えるのかしら?」
「ええ。使えますよ?それにいい例がここに一人います」
僕はそう言いつつ美由希さんを指差した。
「え?美由希ちゃんも?」
「はい。忍さん。といってもなのはも同じです」
『え!?なのは(ちゃん)も!?』
それからなのはちゃんも呼ぶ事になってから、なのはちゃんも交え話すこととなった。
まあ、ちょっとした説明をなのはちゃんにもしたけど
「それで、そのデバイスってのがないといけないのかしら?」
「まあ、そうですね。本格的になるとしたらと……まあ、二人のほうは偶然手に入ったのでね、すずかちゃんとアリサちゃんからは僕特製のを上げますよ」
そう言って僕は今日授業中にレイナに作ってもらっていたデバイスを渡した。
二人とも驚いていたけどすぐに喜んでくれた。
だけど何故かなのはちゃんと美由希さんから綺麗なパンチを背中に食らった。
「いたい!」
「どうしました?秋樹さん?」
「どうしたの?秋樹君?」
「い、いえなんでもないです……」
恐いです。とても二人が恐いですね……
「気を取り直して、簡単にですが、二人にデバイスの扱い方を説明します」
『はい!!』
「いい返事です。まあ、なのはちゃんも美由希さんもちゃんと聞いていてくださいね」
『は~い』
「何か怒らせる事しましたか?」
『怒ってないよ~~』
怒ってますね。ものすごく……
はあ、仕方がないですけどこのまま説明を始めましょう。
僕はそう思いデバイスの扱い方簡単講座を開始した。
講座が終わってから僕たちはアリサちゃんの車に乗って、家に帰った。
帰ってから僕は、ふと思ってレイナがいる空間に行くことにした。
「えっと確か合言葉は……庭で楽しむ紅茶……」
そう言うとこの世界にくぐった門が現れ、その瞬間俺はレイナと話した場所に着いた。
「あらシュウキ。どうしたの?」
「いや。今日のデバイスについて聞きたいことがあって」
「デバイス?ああ…すずかちゃんとアリサちゃんに渡したやつ?」
「そう。僕の勘違いかもしれないけど、もしかしてカートリッジシステム入れていたりする?」
「うん。入れてあるよ?」
やっぱりか……通りで触ったときの感覚が似ていたんだな。
「まあまあ、来たんならちょっと一緒に紅茶でも楽しもう!」
「まあ、そうですね。あっちの世界で一時間ぐらいなら」
それから僕たちは紅茶を楽しんだ。
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古代ベルカ時代を生きた蒼き魔導師 彼は幸せを運ぶ事で有名だった。 だが、彼は不治の病に犯され若くして亡くなった。
多くの人と四人の家族に見守られて墓で眠った。