No.538175

IS~蘇りし幻[ゲシュペンスト] 第二話~尋問/理解~

TEITARAKUさん

どうもKANNBARUです。
今回もこちらです。
ウルトラマンの方はぼちぼち書いていくので、こちらを重点的にやっていこうと思います。
ヒロインは未だに未定です。

2013-01-31 01:56:40 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:2675   閲覧ユーザー数:2563

IS~蘇りし幻《ゲシュペンスト》

 

 

 

 

どうもKANNBARUです。

今回もIS~蘇りし幻[ゲシュペンスト]第2話です。

今回も短いです。

どうぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラウラ達が連絡を受ける数十分前………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

医務室

 

 

 

鼻につく医務室独特の薬品の匂いがする。

 

 

 

恐る恐る目をゆっくり開けてみると、見たことのない真っ白な天井だった。

 

 

 

(あ、あれ……俺………生きてる?)

 

 

 

体全体に包帯を巻かれている感覚があり、五感も問題ない。

最も問題なのは………

 

 

 

(馬鹿な、俺は死んだ筈……なのにどうして)

 

 

 

そう、死んだ筈の俺がどうして生きているのか。

可能性は二つある。

1つ目は異世界に迷い混んだ、二つ目は死んで転生したか、その二つだ。

正直言って前者か後者かと言われれば、前者のほうだろう。

ウチの所にそんな体験をした奴がいたのを覚えている。

アイツ、いつも唐揚げと大学芋ばかり頼んでいたなぁ……

死んで転生しました(`・Д・´)キリは、さすがにごめんこうむりたい。

いい思いはしないだろう。

頭の中でそんな事を考えていると、病室のドアが空いた。

入って来たのはナースだった。

 

 

 

「あ、目が覚めたんですね?」

 

 

 

「は、はい」

 

 

 

「ちょっと待って下さいね、今兵士さんを呼びますから」

 

 

 

そう言ってナースは先生を呼びに行こうとした。

 

 

 

「すいません」

 

 

 

俺はナースに声をかけた。

 

 

 

「なんでしょうか?」

 

 

 

「すいません、いちようお伺いしたいのですが」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今、西暦ですか?それとも新西暦ですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その質問にナースは唖然としていた。

 

 

 

「えっと……今は西暦ですが?」

 

 

 

その答えに俺は満足した。

 

 

 

「分かりました、ありがとうございます」

 

 

 

「は、はい」

 

 

ナースは颯爽と病室から出ていった。

 

 

 

(あぁ~~~マジか)

 

 

 

ナースは西暦と言った、俺がいたのは新西暦、つまり……

 

 

 

(どうやらマジで異世界に来ちまったようだ)

 

 

その後、そんなのんびりとしていられなくなるとは、まだ思っていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナースが病室から出ていって数十分後、何もないので天井を見ていたら急に病室のドアが空いた。

 

 

 

ここの人はノックはしないのか?

 

 

 

「失礼する」

 

 

 

ドアから入って来たのは、銀髪で左目に眼帯をした少女と、いかにも厳しそうなこちらも左目に眼帯をしたスレンダーな女性が入ってきた。

 

 

 

「これから、貴様を尋問する、ラウラ・ボーデヴィッヒ少佐だ」

 

 

「同じく、クラリッサ・ハルフォーフ大尉です」

 

 

 

成る程、少女の方が上官とは、恐れ入る。

 

 

 

「これから私が言う質問に答えて貰う、まず貴様の名前、年齢、職業、何故あれに乗っていた、あれはなんだ」

 

 

 

「ちょ、ちょっと待った、そんないっぺんに言われても答えられないから」

 

 

 

「む、そうか」

 

 

 

いきなり過ぎだろ、この子は。

 

 

 

「俺の名前は織斑一夏、歳は22だ、軍人をしていた」

 

 

 

「軍人?、所属と階級は?」

 

 

 

「調べても何も出てこないぞ」

 

 

 

「何故だ?」

 

 

 

はぁ……言わなきゃならないか

 

 

 

「この世界の人間じゃないんだ、俺」

 

 

 

「なんだと、馬鹿にしているのか!!!」

 

 

 

ボーデヴィッヒ少佐が俺の胸ぐらを掴んで問い詰める。

 

 

 

「事実だ」

 

 

 

「何故言い切れる!!!」

 

 

 

「少し前に来たナースで確かめた」

 

 

 

「何?」

 

 

 

胸ぐらを掴んでいたボーデヴィッヒ少佐の手を放した。

 

 

 

「俺のいた世界は新西暦と呼ばれていた、君達の世界は西暦、つまり俺は異世界に飛ばされた事になる」

 

 

 

「だが、もしそうだとしても、そんなに平然としているのだ?」

 

 

 

ボーデヴィッヒ少佐が最もな事を聞いてきた。

 

 

 

「俺の世界は異世界から襲撃されたり、別の星から侵略を受けたりしていたからな、もう慣れたんだよ」

 

 

 

ボーデヴィッヒ少佐とハルフォール大尉は信じられないと言わんばかりに驚いていた。

 

 

 

「それで、どうなったのだ?」

 

 

 

「ん、信じてくれるのか?」

 

 

 

「あぁ、だがすべて信じたわけではないぞ!!」

 

 

 

そりゃそうだ直ぐ信じる訳がない。

 

 

 

「なんとか守り切れたよ………沢山の人が死んだがな」

 

 

 

「……すまない」

 

 

 

ボーデヴィッヒ少佐が俺に頭を下げた。

 

 

 

「何故俺に頭を下げる?」

 

 

 

「お前の気持ちを知らないで酷い事を言ってしまった、すまない」

 

 

 

未だに頭を下げたままのボーデヴィッヒ少佐の頭を乱暴に撫でた。

 

 

 

「な、何をする///」

 

 

 

「そんな顔すんな、もう終わった事だ、悔やんでも仕方がないさ」

 

 

 

「織斑……」

 

 

 

少佐にしては、やっぱり若いなぁ

 

 

 

「織斑さん」

 

 

 

声を掛けられたので、ハルフォール大尉を見てみたらそれは凄い顔をしていた。

 

 

 

話しを戻せと目が語っている。

 

 

 

「あ、すみません、では続きを」

 

 

 

わざとらしく咳払いをし、話を戻した。

 

 

 

「俺は地球連邦軍極東方面軍第2独立特殊戦隊"鋼虎戦隊(こうこせんたい)"所属サマー大隊隊長、及び地球連邦軍第1特殊戦闘戦術部隊"ファントムバレット"所属、織斑一夏准将です」

 

 

「!!!失礼しました!!!」

 

 

 

准将と言った瞬間、二人が俺に敬礼をした。

 

 

 

「待てよ、この世界だと俺は軍人じゃないんだ、気にしないでくれ」

 

 

 

「了解です」

 

 

 

だから堅いって………

 

 

 

その後、俺の乗っていたロボットについて説明し、俺の体調を考えて尋問はここまでとなった。

 

 

 

「では准将、失礼しました」

 

 

 

「うん、准将って呼ばなくていいから」

 

 

 

「了解です、准将」

 

 

 

本当に分かったのかねぇ。

 

 

 

「そうだ、ハルフォール大尉」

 

 

 

病室を出ようとする、ハルフォーフ大尉を呼び止めた。

 

 

 

「何でしょうか?」

 

 

 

「俺のリッターは今どこに?」

 

 

「戦闘機のハンガーに一時的に置いています」

 

 

 

「有り難う、呼び止めてすいません」

 

 

 

ハルフォール大尉は病室から出ていった。

 

 

 

喋り疲れたのかその後数分に眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も短い文章でしたがいかがでしたか。

 

また次回も宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年8月5日に年齢を変更しました

 

 

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択