No.535486

貴方と人生を共に 最終章 華琳サイド2

最近イラストで疎かにしていましたが貼ります~

2013-01-24 04:49:14 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:1710   閲覧ユーザー数:1493

涼州

 

華琳「・・・ん・・・ん?・・・ここは?」

 

ミーナ「すいません!ポイントを間違えちゃいました!

 

本当に申し訳ありません!」

 

ぺこりぺこりぺこりっ

 

愛紗「おい!もっと普通の降り方は出来んのか!

 

雛里が目を回してるだろ!」

 

雛里「ぴよぴよぴよ・・・は!ここはどこでしゅ!噛んじゃった///」

 

ミーナ「あぅ~(´;ω;`)」

 

春蘭「愛紗よ、短気はいかんぞ!」

 

お前が言うな!可愛いな!もう!

 

華琳・星・潤香「・・・」

 

3人は呆れていた。

 

月「ここは・・・涼州ですね。」

 

華琳「状況が分からないわね。」

 

雛里「近くの邑で情報が必要ですね。」

 

華琳「そうね・・・雛里に全権を委ねるわ。

 

私達はその指示に従うで良いわね?」

 

潤香「異議なし~」

 

星「同じく」

 

春蘭「以下略です!」

 

愛紗「雛里なら安心だな。」

 

月「雛里ちゃん、よろしくね。」

 

雛里「がっがんばりましゅ!」

 

冥琳「私は雛里のサポートに回ろう。」

 

華琳「お願いね。」

 

 

付近の邑

 

現在、雛里と護衛に愛紗を付けて情報活動をしていた。

 

華琳「雛里達が戻って来るまで休憩しましょ。」

 

潤香「賛成~ノ」

 

華琳「それと、あれを何とかしないとね」

 

星と春蘭が店の亭主に突っ掛っていた。

 

星「亭主よ!何故ラーメンにメンマがこんなに少ないんだ!

 

致命的だぞ!」

 

春蘭「亭主!チャーシューが小さいぞ!どうなってるんだ!

 

この店は!」

 

亭主「うっうちはそれが普通なんですって!お客さん!」

 

星「話にならんな!」

 

春蘭「亭主よ!味が良くてももりもり食べれないと意味がない!

 

食った気にならん!」

 

亭主「わっ分かりました!追加しますから!」

 

星・春蘭「そう言う問題じゃない!」

 

少し離れた席で

 

華琳「・・・迷惑なクレーマーね。」

 

潤香「止めなくて良いの?」

 

月「私は無理です・・・へぅ~」

 

どよ~んっ

 

ミーナ「・・・どうせ私なんて・・・ブツブツ・・・」

 

冥琳「私にあの二人の仲介は無理だ。」

 

潤香「亭主泣きそうよ?春蘭は剣突き立ててるし。」

 

そこへ

 

雛里「お待たせしました・・・あれは?」

 

華琳「ほっといて良いわよ、それでどうだったの?」

 

雛里「はい、現在劉豹派と反劉豹派が派閥争いをします。

 

丁度劉豹派は涼州を治めているとの事です。

 

貂蝉さんと連絡が取れましたのでこれから姑臧へ向かいます。」

 

華琳「あながち外れでは無いって事ね。」

 

冥琳「だそうだぞ?良かったな。」

 

ミーナ「はっはい!」

 

潤香「ね~・・・愛紗まで混じってるんだけど~」

 

華琳「・・・」

 

冥琳「・・・はぁ~」

 

華琳「しょうがないわね・・・」

 

華琳が亭主の方へ

 

華琳「貴方達!迷惑な行為はしないで頂戴!」

 

華琳は覇気を当てた。

 

星「グッ・・・だがな!」

 

華琳「そう・・・なら置いてくわね。」

 

星「さて、行きますかな。」

 

春蘭「うっうむ」

 

愛紗「元はと言えば星が悪いんだぞ!」

 

星「愛紗だって薄いと言っとっただろう!」

 

華琳「はいはい、本当に置いてくわよ。」

 

一同は姑臧へ

 

 

姑臧

 

貂蝉「あら、遅かったわねん。」

 

華琳「ごめんなさい、状況を説明は大体分かってるわ。」

 

貂蝉「さすが五胡よねん、あたしでもきついわん。」

 

潤香「どうしようか?」

 

雛里「地図はありますか?」

 

貂蝉「これよん。」

 

貂蝉は・・・から地図を出した。

 

雛里「あわわ///」

 

潤香「本当にキモイわね。」

 

貂蝉「ひっ酷い!うわーーーーーーん」

 

ドドドドドドドドドッ

 

華琳「まあ、ほっときましょう・・・雛里、どう?」

 

雛里「・・・ここの森は使えますね・・・」

 

潤香「罠だらけかもよ?」

 

雛里は空を見た。

 

雛里「明日は丁度霧が発生すると思います。

 

その霧を利用します。」

 

華琳「なるほどね・・・」

 

雛里「反劉豹派なら潤香さんが総大将になり、統率すれば、

 

動揺が広がると思います。」

 

潤香「なるほどね~私が王で良いの?」

 

雛里「適任かと。」

 

華琳「そうね、五胡を知り尽くしてる潤香だからこそよ。」

 

潤香「ええ~・・・めんどい~」

 

冥琳「もし、引き受けてくれれば、一刀に褒められるじゃないか?

 

無論、私達も潤香の頑張った姿を報告するぞ?」

 

華琳「次いでに一刀と先に閨を共に出来る権でどうかしら?」

 

潤香「乗った!」

 

雛里「ばいしゅ・・・むぐmぐ」

 

星「雛里よ、それを言っちゃ野暮だぞ?」

 

星は雛里の口を塞いだ。

 

雛里「コクコクッ」

 

潤香「武官、文官を直ぐに集めなさい!」

 

兵士「はっ!」

 

そして、王座の間に集まり、兵士達も外で待機していた。

 

潤香「これから私が王になるわ!・・・戻るわ!」

 

文官「劉豹様!お待ちしておりました!」

 

武官「我らは劉豹様にお命を捧げた身!存分にお使い下さい!」

 

文官、武官達は臣下の礼を取った。

 

潤香「お前達の命!私が預かる!元北王北郷一刀様もこちらに参戦する!」

 

武官「本当ですか!天の御使い様が再び舞い戻られた事!嬉しく思います!」

 

文官「これで勝機が見えてきましたね!」

 

潤香「ええ!そして、現北王とあの群雄達も集まる事だろう!」

 

武官、文官達「おおおお!」

 

華琳「潤香、そろそろ外で待機してる兵士達にも鼓舞をお願い出来るかしら?」

 

潤香「そうね。」

 

潤香は兵達の前へ出た。

 

潤香「諸君!良く耐えてくれた!私はここに宣言する!

 

再び王に戻り!民達の安息の為に立ち上がる!

 

天からあの北王も戻ってこられている!

 

我らには力がある!怯まない精神がある!

 

逆らう者はねじ伏せよ!これより!五胡平定の為に修羅場になるだろう!

 

だが!修羅場を生き抜いた先には平和が待ってる!

 

今一度我に力を!」

 

兵士達『おおおおおおおおおおおおおお!』

 

華琳「見事ね。」

 

潤香「これでも元王だからね~貴方もでしょ?」

 

華琳「ふふっ、そうね。」

 

冥琳「私は文官達と雛里で策の見直しをしてこよう。」

 

華琳「・・・冥琳、貴方記憶が戻ってるわね?」

 

冥琳「さすがは曹・・・いや、華琳殿だな。

 

いつから気づいていた?」

 

華琳「ふふっ、いつからかしらね。」

 

冥琳「だが、私は北郷冥琳だ。過去は過去だ。

 

先祖様の記憶ならその先祖様の物だからな。」

 

華琳「その通りよ。(春蘭も戻ってる・・・無いわね。)」

 

華琳は春蘭の方を見た。

 

春蘭「?」

 

華琳「・・・・」

 

冥琳「言いたい事は十分に分かるぞ。」

 

華琳「ありがとう・・・お酒でも付き合ってもらおうかしら?」

 

冥琳「なら、お言葉に甘えるとしよう。

 

では、後ほど。」

 

潤香「私も~ノ」

 

華琳「ええ、皆で飲みましょう。」

 

こうして、宴が始まった。

 

 

 

 

 

 

翌日

 

現在、指定した森の近くで天幕を張っていた。

 

雛里「では、作戦の説明をします。

 

まず、この霧を利用して少人数で中へ侵入します。

 

斥候の話では、この森が根城だそうです。」

 

華琳「丁度良いわね。」

 

潤香「そうね、一気に叩けるわ。」

 

雛里「はい、そして、一部隊は進軍の道と、

 

逆の方向から矢を放って下さい。」

 

冥琳「奴らの目をそちらに向ける為にな。」

 

愛紗「なるほど・・・確かにこの霧ならそちらの方に何かあると

 

錯覚するな。」

 

春蘭「それで、私達はどうすれば良いのだ?」

 

雛里「はい、それとこれを。」

 

雛里は爆竹を渡した。

 

春蘭「何に使うのだ?」

 

華琳「なるほどね。聴覚の幻影って所ね。」

 

春蘭「う~ん・・・」

 

星「簡単に言うと音で知らせるのと動揺を誘うのだ。」

 

春蘭「なるほど!耳を壊すんだな!」

 

星「・・・まあ、それで良いか。」

 

潤香「でも、大丈夫なの?音が小さいんじゃない?

 

遠くからなら。」

 

冥琳「潤香、霧は何で発生するんだ?」

 

潤香「・・・あ!なるほど!納得したわ。」

 

春蘭「???どう言う事だ?」

 

星「簡単に言うとマイナスイオンだ。」

 

春蘭「マイナスイオンか!」

 

愛紗「(おい、星!良いのか!信じてるぞ!)」

 

星「(あながち間違いではない。)」

 

華琳「霧って言うのはね、水蒸気が大気の温度で下がって、

 

露点温度に達した時に小さい粒になって舞う現象よ。」

 

春蘭「???」

 

華琳「星の言った事は違うようで違わないわね。

 

マイナスイオンのイオンは霧の核とも言われるのよ。」

 

春蘭「マイナスイオンなんですね!」

 

華琳「・・・もうそれで良いわ。」

 

春蘭「それと爆竹の意はあるのですか?」

 

潤香「雨が降れば遠くの音が聞こえるでしょ?」

 

春蘭「そうですね・・・あ!なるほど!

 

霧を使えば音も倍になるんですね!」

 

星「やっと理解したか・・・」

 

雛里「兵士さん達にはあらかじめ配ってあります。

 

貂蝉さんが持って来て貰ったライターも使い方も教えました。」

 

愛紗「兵士達は不思議そうに何回も付けてるがな。」

 

雛里「では、作戦を開始して下さい!」

 

雛里は一刀から新しく作って貰った鳳凰雛羽扇を掲げた。

 

 

 

森の中

 

愛紗「罠には十分注意しろ。」

 

星「そろそろだな。」

 

ひゅ~~~パーンッ

 

春蘭「合図だ!」

 

愛紗「爆竹用意!」

 

 

 

敵本拠

 

パパパパパパパパパパパッ

 

両杯「なっ何だ!」

 

兵士「両杯様!何者かが森の中で暴れております!」

 

両杯「クッ!霧を利用してきたか!」

 

タタタタタタタッ

 

兵士「申し上げます!木の上で待機していた弓兵達が次々と

 

足を滑せ木から落ちてます!それと、劉豹様がお戻りになられて

 

兵達も動揺しております!」

 

両杯「ぐぬぬっ!動揺を誘う作戦か!本隊も前へ出る!

 

(劉豹が帰って来たのは本当だったのか!)」

 

兵士「はっ!」

 

 

 

劉豹本陣

 

雛里「動きがありました!巣穴から大物が釣れたようです!」

 

冥琳「もう一つの作戦もうまく行ったな。」

 

華琳「これで本陣は出て来るはずね、貂蝉!本陣を強襲して頂戴。

 

大将を好きにして良いわよ。」

 

潤香「色男よ~両杯は。」

 

貂蝉「あらん♥頑張っちゃうわん♥」

 

タタタタタタタタタッ

 

潤香「掘られるわね。」

 

華琳「良い薬でしょ。」

 

 

 

森の中

 

ザシュッ

 

愛紗「春蘭!星!我らも本陣に行くぞ!」

 

春蘭「おう!」

 

星「誰か一人は残る必要があるだろう、後は二人に任せた。」

 

2人『応っ!』

 

 

敵本陣

 

タタタタタッ

 

兵士「申し上げます!きっ気持ち悪い化物が

 

こちらに向かって突撃してきます!」

 

両杯「なっ何!」

 

貂蝉「あらん♥化物とわ失礼ねん♥」

 

ぶちゅっ

 

バタンッ

 

両杯「ひぃっ!」

 

貂蝉「あらん♥好みだわん♥ご主人様には劣るけどねん♥」

 

両杯「アアアアアアアアアアーーーーー」

 

愛紗「着いたのは良いが・・・無残だな。」

 

春蘭「気持ち悪い奴め!切る!」

 

貂蝉「いやん♥」

 

シュッシュッシュッ

 

華琳「あれはほっといて良いわね・・・自我したようね。」

 

潤香「可哀想に・・・」

 

雛里「おぇ~」

 

星「取り敢えず・・・合唱」

 

冥琳「雛里、向こうに行くぞ。」

 

雛里「コク・・・おぇ~」

 

潤香「取り敢えずは終わったわね。」

 

華琳「でも、これはまだ通過点に過ぎないわ。

 

私達も纏めて帰りましょう。」

 

潤香「そうね。

 

担げる兵士は重傷者を担いで戻るぞ!

 

軽傷者はそのまま歩け!

 

宴をするぞ!」

 

兵士達『おおおおおおおお!』

 

こうして、反劉豹派との戦いは終を告げた。

 

華琳「一刀、待ってるわよ。」

 


 
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