そんな後輩達の様子を少し離れた位置から見ていた明日美は、
その場でしばらく立ち止まって一人一人の顔を見ていた。
　二年生の優香、晶良、珠姫。一年生の夏奈。そして三年生の明日美を入れて五人。
　そういえば、明日美が陸上部に入った時も五人だった。けれど、三年の先輩達は受験生だからといって、ほとんど部に顔を見せなかった。
そのせいか練習にまとまりがでず、大会に出ることは出たけれど、結果は散々だった─。

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　明日美が二年生になって、海原ひらめの薦めで堤蝶子が部長になり、新入部員として有望な坂見優香と市橋晶良が入部した。
その後しばらくして草道珠姫が入部した。
部員が六人で落ち着いたところで、副部長であった海原ひらめの部内改革が行われた。
部活の時間の使い方が変わり練習が厳しくなったが、それによって大会で初の結果を出した。
　その後、海原ひらめは命樹学園に進み、堤蝶子は地元の高校へと進んだ。
　そして今──。
　　　　　　　　　　　　　 ～こころのアスミ・ノベライズより～