No.496096

魔法少女リリカルなのは DevilStrikerS ー幕間、訓練情景ー

DevilStrikerさん

二十四話目です。

2012-10-14 13:33:38 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1494   閲覧ユーザー数:1478

三日後に始まる決戦に備え、各自で休息をとって 

 

「リボルバー…キャノン!!」 

 

「スティンガー!」 

 

 

 

――ドガアアアッ!!――

 

 

 

いなかった………… 

 

 

 

「やるね!バルダ!!」

 

「スバルさんも流石です!けど、負けませんよ!!」

 

そう言ってスバルの元へエアトリックし、ヘルムブレイカー(兜割り)を放つ。

 

「私もそう簡単には勝たせないよ!!マッハキャリバー!!」 

 

〈ウイングロード〉

 

スバルはウイングロードに乗り、迎え撃った。 

 

「「はあああああ!!」」 

 

 

 

 

――ズガガガアアン!!―― 

 

 

 

 

「はーい、そこまで。勝敗は…ドロー!」 

 

「くぅーー!後ちょっとだったのにぃ!!」 

 

「はぁ、スバルさんのプロテクション堅すぎだろ…全然攻撃通らなかった」

 

「いやいや、バルダの攻撃力高すぎだから!かなり持ってかれるから!」

 

「まあまあ、二人ともいい動きだったよ?」 

 

互いに悔しがる二人を宥めるなのは。 

 

「しかしまあ、こんな短期間にスバルと引き分けにする程になるとはなぁ」 

 

ヴィータはバルダの成長スピードの速さにただ驚く一方である。 

するとそこへ、ギルバー の魔導師試験を終わらせたフェイト達、ライトニング分隊が戻って来た。 

 

「おつかれ、フェイトちゃん。ギルバー君はどうだった?」 

 

「魔導師ランクは総合でオーバーSS……うーん。口で説明するより見る方が早いかな?だって速すぎるんだもの、彼は…」 

 

「それってどういうことだ?フェイト」 

 

フェイトの言葉が気になったヴィータが聞いてきた。 

 

「そのままの意味だよ。彼の刀を抜く速さと納める速さが」 

 

「あー、確かに速かったですねー。それも異常な程に…」 

 

ティアナはテメンニグルの中でギルバーの神速の居合いを見ていたため、 それを思い出しながら言った。 

 

「とにかく、まずは見てみて」 

 

そう言ってフェイトはモニターに映像を映した。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[とりあえずガジェットを5体出すけど、準備はいい?]

 

「いつでもどうぞ」 

 

ギルバーはデモリッシュの鍔元を少し上げる。

 

[それじゃあ、いくよ。スタート!] 

 

フェイトがガジェットを出現させる。 

 

「さて、やるか。デモリッシュ」 

 

〈OKボス。スタンバイレディ、セットアップ〉 

 

バリアジャケットを展開した後、有無を言わさずにガジェットの攻撃が始まった。 

ギルバーは全く動じず、前へ出た。防御魔法も展開もせずに………… 

 

「!?危ない!!」 

 

思わず叫ぶフェイト。

 

 

 

だが……… 

 

 

 

 

―――ヒュン…!!――― 

 

 

 

「え?」 

 

ガジェットの魔力弾はギルバーに当たらなかった。何故なら、魔力弾が二つに割れて逸れていったからだ。

 

信じられない光景に目を疑うフェイト達。

 

「シグナム…」 

 

「ああ、今あいつは目にも留まらない速さで剣を抜いて魔力弾を切り裂き、そして剣を納めた」 

 

シグナムも半ば驚愕しながら言った。 

一方のギルバーは自分に殺到してくる魔力弾を切りながら、ゆっくりとガジェットの元へと近づいていった。するとガジェット達は四方に逃亡した。

 

「逃げたか……機械に怒るのはどうかと思うが敵前逃亡とは…許さん!!」

 

そしてギルバーはバージルの能力である[ダークスレイヤー]で転移した。 

 

 

 

 

 

 

 

――――数分後

 

 

「ふう、これで最後か……呆気なかったな」 

 

最後のガジェットを切り捨てた後、気を緩める。 

 

「お疲れ様。凄いね、君の太刀捌き」 

 

「ありがとうございます。で…どうでした?」 

 

「うん、文句無しだよ。君がいればとても心強いよ。ね?シグナム」

 

「ああ、そうだな。ギルバーよ…この戦いが一段落すれば私と一戦剣を交えないか?」 

 

シグナムの問いにギルバーは微笑み、 

 

「ええ、喜んで」 

 

と答えた。

 

「あっ、私も一緒にいいかな?」 

 

するとフェイトも話に乗ってきた。 

 

「なんだ、お前もギルバーと戦いたいのか?テスタロッサ。言っとくが、ギルバーと先に戦る(やる)のはこの私だぞ?」 

 

「わかってるよシグナム。順番はちゃんと守るから」

 

「ははは。戦いが終わればいつでもお相手しますよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギルバーの戦闘シーンを見て、感嘆するなのは達隊長陣。

 

「うわあ、確かに速いね」 

 

「それに魔法陣を展開せずに転移魔法を発動した?!これは一体どういうことなんだ?」 

 

ヴィータの問いにギルバーはこう答えた。

 

「あれはダークスレイヤーといって、俺達の父ダンテの双子の兄、バージルさんの能力だ。これは一瞬で相手に転移することができ、闇に墜ちたものが会得できる呪われた能力でもある…」 

 

「呪われた…能力」 

 

なのはがギルバーの言った言葉を復唱する。するとフェイトが心配そうに 

 

「それは使う本人には何のリスクはないの?」 

 

と聞いてきた。それにギルバーは淡々と答える。 

 

「安心してください。この能力は何もリスクは伴いません」 

 

その言葉にほっとするフェイト。するとヴィータがこんな事を口走る。

 

「にしてもシグナムやフェイトの他にバトルマニアがいたとはなぁ」 

 

ヴィータの呟きにシグナム達は過剰に反応した。 

 

「ヴィータ、なんだその言いぐさは!」 

 

「そうだよ!私達はただ強い人と戦ってみたいだけなんだから!!」 

 

「それがバトルマニアなんだよ!!」 

 

フェイト達のコントじみた会話に思わず苦笑いの一同。この一騒動があらかた治まったら 

 

「そういえば、ギルバー君のポジションどうしようか?」

 

なのはが皆に聞いてきた。

 

「ギルバー、とりあえずバルダと一緒のデビルでいいかな?」 

 

確認をとるフェイト。 

 

「わかりました。それだと俺は、デビル2といった感じですかね」 

 

「うん、まあそうなるね」 

 

「はーい!話しもまとまったわけで、昼にしましょう!!俺腹へっちゃった」

 

するとバルダが無理矢理話しを終わらせる。なのは達もそう思ったのか、賛成する。

 

「それもそうだね。それじゃ、みんな行こっか!」

 

「「「はい(ああ/うん)!!」」」 

 

こうしてバルダ達は食事にするため、食堂へと向かった。

 


 
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