No.495117

夜天の主とともに 31.再戦

森羅さん

A's編っす

2012-10-11 23:07:59 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1719   閲覧ユーザー数:1636

夜天の主とともに 31.再戦

 

 

 

ナリンside

 

学校が終わるとなのは、フェイト、そんでワイはすぐにフェイトの家に向かった。

 

家に上がりリビングにかばんを置くとある部屋へと向かった。それはこっちでの魔力サーチとか他にもいろんなことをするために改造したアースラの海鳴市指令室のようなとこだった。

 

「「「おじゃましま~す。」」」

 

「おっ、みんな学校お疲れ様~。」

 

そこにいたんはエイミィさんやった。そしてその横にも見知った人物がおった。

 

「いや~みんな元気だね。」

 

「マリーさん。」

 

マリエル・アテンザさん。みんなはマリーと呼ばれてるこん人は精密技術官でまぁつまりメカニックスタッフなんやけどなのはとフェイトのデバイスを修理・強化してくれはった人でむっちゃええ人や。

 

「来てたんですねマリーさん。」

 

「ちょっと用事があったからね。それでどうなのはちゃんにフェイトちゃん。その子たちの調子は?」

 

その子たちとはレイジングハートとバルディッシュのことで指をさしながら尋ねた。少々危険なカートリッジシステムを本来なら合わないインテリジェントデバイスに組み込んだ。さらにそれを直接手掛けたのは自分だからいろいろと心配しとるんやろな。

 

「はい!もう絶好調だよね、レイジングハート。」

 

『もちろんです。』

 

「私もです。ね、バルディッシュ。」

 

『はい。』

 

「そう、それならよかったわ。後は…。」

 

そう言いながらマリーさんがこっちを向く。

 

実をいうとワイはマリーさんが苦手だったりする。その理由は…

 

「ねぇちょっとでいいから私にヴィトルを貸して。悪いようにしないから~。」

 

「遠慮しときますって前から言っとるやないですか!!外装とか直してくれはったんは感謝しとりますけど追加装備はいいですって!!」

 

デバイスがらみのこととなると恐ろしくアクティブになるからや。修理してくれた時も一部封印状態にしとるとはいえ銃型なのにカートリッジシステムを搭載してるヴィトルを見た時なんかもほっといたらどんな魔改造がされていたことやら。

 

「いやでもね、絶っっっっっ対にかっこよくするよ。光学迷彩入れてみるのとかもいいかもだし長距離狙撃銃モードのときに護衛用に回りにピットが出るようにしてもいいし、ヴィトルそのものの装甲をもっと熱くするもいいと思うんだ。それにバリアジャケットももっとゴツクしてみたりとかそうだ!いっそのことドリルをつけてみるとかどう!魔力弾とは別に銃口からドリルが飛び出るようにしてみたらなかなかだと思うよ。他のモードにもドリルをつけたりしたらもう最強じゃないかな!!」

 

「あ~~~~っ!!!ヴィトルは今のこの状態がベストでヴィトルもワイもこれが一番やからこれ以上変える必要はないって言っとるやないですか。ほら、あんまり言うからヴィトルがスリープモードになってもぉたやんか。」

 

見れば待機状態であるネックレスのヴィトルは先ほどから完全に沈黙している。しかもコアが明滅してるからガクブル状態や。

 

「え~もったいないな~。」

 

「人差し指加えながらそんなこと言ってもだめなもんはだめなんや。つーかなのはもフェイトも見てないで何か言ってくれや。」

 

「あ、あはは。ごめんごめん。」

 

「マリーさんも悪気があったわけじゃないんだから許してあげよ、ナリン。」

 

「ったく、まぁええわ。そういえばマリーさん用事がある言うてましたけどなんなんです?」

 

「っとと忘れるところだった。というよりもう終わってるんだけどね。ひとつは君たちのデバイスの調子を再度確認するため。」

 

「もうひとつはここの設備をグレードアップするために私が呼んだの。」

 

マリーさんの言葉を引き継ぐようにエイミィさんがそう言った。

 

「グレードアップ?」

 

「そう。これであの守護騎士たちの足取りもばっちりわかると思うよ。」

 

「それってシグナムの場所も!」

 

「もっちろん!」

 

フェイトを見ると眼がすんごい真剣な感じになっとる。ほんまフェイト何事にも真剣やな~。

 

「マリーさんすごいなの!!」

 

「いや~それほどでもあったりするかも。」

 

「こらマリー調子に乗らない。」

 

慣れたこそだからかため息交じりにマリーさんの額にエイミィさんのでこぴんが炸裂した。

 

「あだっ!?エイミィ先輩ひどいです~。」

 

「はいはい、いいからさっそくサーチかけるよ。」

 

そう言うとエイミィさんは端末を操作し始めマリーさんも涙目になりながらもサポートしていた。ここからはわいらが口をはさむところはないから見守ることにした。

 

そして数十分が経った頃、ついに時が来てエイミィさんが声を上げた。。

 

「ビンゴ!!みんな見つけたよ!それぞれ違う世界にいるみたいだよ。だからみんなにはすぐに行ってもらうよ。」

 

「「「はい!」」」

 

「赤い服の子にはなのはちゃんが。」

 

「はい!頑張ろうね、レイジングハート。」

 

『はいマスター。』

 

「剣をもった騎士と狼、そして黒い服の子にはフェイトちゃん、アルフ、ナリン君が。」

 

「了解や。ヴィトルいけるか?」

 

『問題ない。』

 

「わかりました。アルフ行ける?」

 

フェイトはモニターを開き今はこの場にいないアルフへ繋げる。

 

『いつでも行けるよフェイト。』

 

「こっちもできる限りサポート支持するからみんな気を付けて!!」

 

「「「はい!!」」」

 

この前の借りは絶対に返させてもらうで、待ってろや。


 
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