No.484753

IS-インフィニト・ストラトス ネクサス 物量<技術?ーAmount-of-resources < technology? ー

ザルバさん

四人と戦うことになった一夏。物量から考えて一夏は不利のはずだが・・・・・

2012-09-16 17:44:32 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3583   閲覧ユーザー数:3448

 山田先生は職員室でため息を吐いていた。

「はぁ~~~~。」

「どうしました山田先生。例のことでため息ですか?」

「まあ、それもあるんですけど織斑君が・・・・」

「アイツがどうかしましたか?」

「ボーデヴィッヒさん以外の四人戦うことになって・・・」

「あのバカモノ。」

「それより聞きましたか、朝のニュース。」

「何のことだ?」

「デュノア社社長が経済的に破滅したことです。」

「何だと!それは本当か!?」

「ええ、いままでの不正な横領とかがバレたみたいです。でもどうしてかデュノアさんは免除されています。なにかあったんですかね?」

「さあな(まさか・・・あいつ・・・)」

 千冬は職員室から出ると、ある人に電話をした。

『もすもす?終日?』

「ふざけるな。」

『もー、つれないなーちーちゃんは・・』

「それで呼ぶな。」

『わかったよ!ちーちゃん。』

「はぁ~、まあいい。それよりあれはお前がやったのか。デュノア社の一件は。」     

『おお、さすがに気付かれちゃったね~。』

「いつものお前ならそんなことしないはずなのに何故だ?」

『ふふふふふ、実はね~いっくんと取引したんだよ。』

「ほう、アイツも悪だな。で、条件は何だ?」

『それは言えないんだよね~。あっ、ちーちゃん。』

「何だ?」

『いっくんが写真を撮るときは笑ってくれない。』

「?どうしてだ?」

『ちょっとね。それじゃ~ね~。』

 電話は切れた。

「あいつ・・・・どんな条件を出したんだ・・・」

 

 放課後のアリーナ。一夏達はISを展開していた。その戦いを見ようとラウラ、山田先生、千冬はそこにいた。

「一夏・・・・本気で四人を相手にする気か・・」

「私でもあんなことできませんよ。」

「同じく。」

 一夏を叩きのめすために四人は闘志を燃やしていた。

「一夏を叩きのめすぞ!」

「ええ!」

「言われなくても!!」

「少しお灸を据えてあげないとね!!!」

「怖いな~、皆。」

「それではいいか?」

ラウラが訊ねる。

「いつでもいいぜ。」

「こちらもだ。」

「ええ。」

「どっからでも来なさいよ。」

「準備はいいよ。」

「それでは・・・・・・始め!」

 その途端、シャルロットの両手に持っているサブマシンガンが一夏に向かって火を噴く。一夏は上昇し回避する。そこへ箒が攻め込む。

「もらった!」

「あまい!」

 一夏は右手のアームドネクサスで箒の攻撃を受け止め左回りに回し蹴りを喰らわす。箒は吹っ飛ぶ。そこへセシリアが攻撃してくる。一夏は前に前進し回避する。そしてパーティクル・フェザーを放ち、セシリアに直撃する。

「きゃっ!」

「そこーーーーーーーー。」

 隙を見て鈴が後ろから双天牙月を横に振る。一夏は右に反転しつつ雪片をコールし、片腕で受け止める。

「ウソでしょ!?」

「グウゥッ、ウォォォォォォ!」

「キャァーーーーーー!」

 一夏は片腕で鈴を弾き飛ばす。そこへ箒が切り込んでくる。一夏は左のアームドネクサスで受け止める。そこへシャルロットがアサルトライフルを打ち込む。一夏はマッハムーブを使い距離を置く。シャルロットの撃った弾丸は箒に直撃する。

「グゥッ!」

「ゴメン、箒!大丈夫!」

「ああ、だがやはり一筋縄ではいかんな、一夏は。」

「うん。」

 一夏に向かって鈴とセシリアが射撃するが一夏は回避している。

「何で当たんないのよ!」

「無茶苦茶ですわ!」

「二人とも、そのまま撃ち続けて!」

「「シャルロット!」」

 シャルロットは大量の手榴弾をコールする。

「箒、手伝って!」

「!わかった。」

 シャルロットと箒は一夏にめがけて手榴弾を投げまくる。手榴弾はセシリアと鈴の攻撃で爆発し、一夏に襲いかかる。爆煙があがる。

「グゥ!!」

「今だよ!」

「「了解!!」」

 鈴と箒は一夏に襲いかかる。

「ウォォォォォォォォォ!!」

「「!!」」

 突如爆煙が二人に向かって襲いかかり、突風が吹く。爆煙が晴れるとそこには右腕を突き出した一夏の姿があった。それはネクサスの技・ネクサスハリケーンであった。二人は飛ばされる。

「「キャァァァァァ!!」」

「箒!鈴!」

 シャルロットとセシリアは驚く。一夏はセシリアに攻撃してくる。セシリアはインターセプターをコールして一夏の攻撃を防ごうとするが一夏の斬激と推進力が加わり弾き飛ばされるセシリア。

「キャーーーーーーーーー!」

「もらったよ!!」

 シャルロットが『盾殺し』で攻撃してくるが一夏は右に体を反らし回避する。一夏はセービングビュートをシャルロットの左足に絡ませる。

「シャルロット、ゴメン。」

「え!」

 一夏はシャルロットを三人の方へ放り投げる。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「「「え?」」」

 シャルロットは三人にぶつかった。

「「「「しまった!!」」」」

 その刹那、一夏はクロスレイシュトロームを放つ。

「はぁぁぁぁぁ、はあああああ!!!!」

「「「「キャァァァァァァァァァァァ!!!!」」」」

 爆煙が上がり、地上には折り重なっている四人の姿があった。

「決まったな。」

「すごいです、織斑君。」

「そこまでだ。勝者・織斑一夏。」

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
4
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択