No.477906

B★RIS――ブラック★ロックインフィニット・ストラトス――転生して一夏の兄になった一人の男の娘の物語

さん

簪登場回!
アニメに出てないけど簪可愛いよ。

コメントとかもらえたら・・・[壁]_・)チラッ

2012-08-31 13:33:04 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2887   閲覧ユーザー数:2759

第十話 鳳 鈴音 襲来!

 

「もうすぐクラス対抗戦だね」

 

どうも、千夏です。一夏がグラウンドに巨大クレーターを作ってから数日が過ぎました。

あ、クラス対抗戦と聞いて真っ先に思いつくのが鳳鈴音、『おおとり すずね』とか読んじゃいけない。『ファン リンイン』って読むんだっけ。中学生のとき同じクラスでした。

 

「そういえば、2組のクラス代表が変更になったって聞いてる?」

 

聞いてはいませんが知ってます。

 

「あぁ、なんとかって転校生に変わったのよね?」

 

そこの君・・・。名前把握できて無いじゃん・・・。なんとかって・・・。

 

「転校生?今の時期に?」

 

「うん。中国から来た子だって。」

 

「フッ!(わたくし)の存在を今更ながらに危ぶんでの転入かしら?」

 

「たぶん代表候補生で専用機持ちだよね。転入してすぐにクラス代表になるほどだから相当強い人だと思うよ?」

 

実際そこまで強くないと思うけど。衝撃砲の対応策だけ考えておけば何とかなりそうだよね。

 

「千夏さん・・・。あまり一夏さんのハードルを上げないほうがよろしいと思いますわよ?ほら・・・。」

 

セシリアが指差してる方向を見てみると一夏から「何か勝てそうにねぇ・・・。」オーラが出てた。

いやそこまで落ち込むかな普通?

 

「まぁまぁ、一夏なら勝てるって!多分。」

 

「多分かよ!でもどんなやつだろ?強いのかな?」

 

「今のところ専用機を持ってるのって、1組と4組だけだから、余裕だよ!」

 

「えっと・・・さっきの僕の話聞いてました?恐らく転入生も専用機持ちだと思うんだけど・・・」

 

「その通り!」

 

「「「!?」」」

 

あ~。やっぱり鈴音だ。

 

「2組も専用機持ちがクラス代表になったの。そう簡単には優勝できないから!」

 

まぁ大会当日に何が起こるか知ってる僕にとっては優勝なんてどうでもいいけどね。乱入する無人機の対策考えておかないとね・・・。

 

「鈴?お前鈴か?」

 

「あ、やっぱり鈴?久しぶり!」

 

まぁ来る事知ってたけど。

 

「そうよ!中国代表候補生、鳳鈴音!今日は宣戦布告に来たってわけ!」

 

鈴がビシッっと一夏を指差す。と同時にクラスがざわつき始める。宣戦布告は受け取ったから早く自分のクラスに戻りなさい。織斑先生(IS学園のスーツの鬼)が来るよ?

 

「だ、誰ですの?一夏さんや千夏さんと親しそうに?」

 

「鈴・・・。何カッコつけてんだ?すっげぇ似合わねぇぞ。」

 

久しぶりに再会した幼馴染に発する第一声がそれかい!人によっては傷つくよねその台詞?

 

「な、何てこと言うのよあんたはー!」

 

あ、危ない!鈴!後ろーー!{ゴンッ}あぁ、遅かった。

 

「痛ー・・・。何すんの!?あ、」{ゴンッ}

 

あぁ、2回目。大事なことなので2回殴られました。あれ?これ前にも言った気が・・・。

 

「SHRの時間だぞ。」

 

「ち、千冬さん・・・。」{ゴンッ}あ、3回目。まぁ2度あることは3度あるって言うしね。

 

「織斑先生と呼べ。さっさと戻れ邪魔だ。」

 

「す、すみません。また後で来るからね!逃げないでよ2人共!」

 

そういえば鈴の声ってB★RS THE GAMEのナフェに似てる気が・・・。あぁ、中の人が同じなのか。

 

「あいつが代表候補生・・・。」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

昼 食堂にて

 

「びっくりしたぜ、お前が2組の転校生だとはな。連絡くれればよかったのに。」

 

「そんなことしたら劇的な再開が台無しになっちゃうでしょ?」

 

「なぁ、お前ってまだ千冬姉のこと苦手なのか?」

 

「そ、そんなこと無いわよ。ちょっとその・・・得意じゃないだけよ。」

 

「そういうのを苦手って言うんだよ。相変わらずラーメン好きだね。」

 

「だから苦手じゃないのよ。二人とも元気にしてた?偶には怪我病気しなさいよ。」

 

「「どういう希望だよ(なの)?それ・・・」」

 

「で?いつ代表候補生になったんだよ?」

 

「あんたたちこそ、ニュースで見たときビックリしたじゃない。どうしてISなんか動かしてるのよ?」

 

「好きで動かしてるわけじゃないよ・・・。一夏があの時道に迷わなければこんなことには・・・。まさかこんな所に入るとは思わなかったよ。」

 

「まだ根に持ってたのかよ千夏兄・・・。」

 

「当たり前だよー。あの時道に迷ってなければこんなことには・・・。まぁそのおかげで箒や鈴と再開できた訳だけど。」

 

{バンッ}ん?

 

「一夏、千夏、そろそろ説明して欲しいのだが。」

 

「そうですわ!一夏さん、千夏さん。まさかこちらの方とつ、つ、付き合ってらっしゃるの!?」

 

何でそうなるのさ・・・絶対おかしいでしょ。あ、思春期ってやつですね分かります。

 

「べっ、べ、別に付き合ってるわけj「そうだぞ?ただの幼馴染だよ」」

 

こら鈴、そう一夏を睨むのは止めなさい・・・。

 

「そう、幼馴染だよ。箒と入れ違いで転校してきたの。」

 

「幼馴染・・・?」

 

「そ、篠ノ之箒、前に話しただろ?箒はファースト幼馴染で、お前はセカンド幼馴染ってとこだ。」

 

前世で原作見てて思ったけどそのネーミングってどうなの?もうちょっとこう・・・『First childhood friend』とか『second childhood friend』とか・・・あ、英語にしただけで意味は同じか・・・。

 

「ファースト・・・。」

 

一塁手。野球やソフトボールにおいて一塁(ファーストベース)周辺を守る内野手。・・・違うか。

ここでは最初とかそういう意味だよね。

それはさておき箒メッチャ嬉しそう・・・。

 

「ふーん。そうなんだ。初めまして、これからよろしくね?」

 

何か挑発的な挨拶だね鈴。

 

「あぁ、こちらこそ。」

 

こっちも挑発的な挨拶・・・。この二人って原作でこんなに仲悪かったっけ?

 

(わたくし)の存在を忘れてもらっては困りますわ。私はセシリア・オルコット。イギリスの代表候補生ですわ。一夏さんと千夏さんとは先日、クラス代表の座をかけt「一夏、1組の代表になったんだって?」」

 

「あぁ、成り行きでな。」

 

ちょっとお二人さん・・・。久しぶりの再開でいろいろ話したいことがあるのは分かるけどセシリアが今いろいろ喋ってますけど・・・。

 

「でも最初は千夏が勝ったんでしょ?何で譲っちゃったのよ。」

 

何故かって?それは勿論・・・

 

「面倒だから。」

 

「ちょっと待て千夏兄そんな理由で辞めたのか!?前聞いたときは『僕は元々クラス代表なんてやる気しなかったからね。試合だけやっておいて代表の座は譲ったの。』って言ってたじゃないか!」

 

「その『やる気しない』の理由が『面倒だから』なの!とにかく代表は一夏で決まりだから。鈴、一夏にISのこといろいろ教えてあげたら?」

 

「あぁ、そうしようか?」

 

「あぁ、そりゃ助かる。」

 

あれ?誰か忘れてるような・・・

 

「ちょっと!聞いていらっしゃるの!?」

 

あぁ、セシリアか。すっかり忘れてた(笑)

 

「ごめん。私、興味ないから。」

 

「言ってくれますわね!」

 

「一夏に教えるのは私の役目だ!千夏も勝手な助言をするな!」

 

あれ?そうだっけ? まぁクラス代表決定戦までは箒が教えてたけど・・・あれってもう終わった訳じゃないんだ。

 

「貴方は2組でしょう!?敵の施しは受けませんわ!」

 

「私は一夏と千夏と話してるの。関係ない人たちは引っ込んでてよ。」

 

あぁ・・・何で鈴はこんな子に育ってしまったのでしょうか・・・。昔はもっとやさしくなかったっけ・・・?

 

「貴女こそ、後から出てきて何を図々しい事を!」

 

「後からじゃないからね。私のほうが付き合いは長いんだし。」

 

「それを言うなら私のほうが早い!一夏と千夏は、何度もうちで食事している間柄だ!」

 

「それなら、私もそううだけd「もういい加減にして・・・?」へ?」

 

堪忍袋の緒が切れた!許さんぞ!

 

「今食事中だよ?それなのに食べないで一夏の取り合いなんて・・・見苦しいよ。折角の美味しい料理も不味くなっちゃうよ・・・・・。」

 

「す、すまない・・・。」

 

「ご、ごめん・・・」

 

「も、申し訳ございません・・・。」

 

「ハァ・・・。ご馳走様。じゃぁね、先行ってるよ。」

 

「あ、あぁ・・・」

 

あの空気の中にはとてもいられそうに無いね・・・。さて、ちょっとやりたいことあるからちゃっちゃと終らせよう。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「整備室を使いたいだと?」

 

「はい。」

 

ところ変わって此処は職員室。織斑先生に整備室の使用許可が欲しかったから此処に来た。

何故織斑先生かというと、今日の午後の授業は自習、その時間を使って整備室で新装備を作りたいから、他の先生に伝えたら授業時、教室に僕がいないことで大騒ぎになってしまう。

 

「何故だ?」

 

「B★RSの新装備を作っておきたいんです。これ、設計図です。」

 

僕はカバンから3枚のB4用紙を織斑先生に渡す。

 

「ふむ・・・。多方向同時(オールレンジ)攻撃用のビット兵器、打撃近接戦闘用装備、★ rock cannonの右手用武装か・・・。分かった。整備室の使用を許可する。好きなだけ使え。」

 

「ありがとうございます。」

 

さて、整備室の許可は下りたし。早速作ろうか。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ここが整備室かな?早く武装作っちゃおう。

薄暗くて気味が悪いけど整備室ってそんな感じだよね。

 

・・・・・・・?

 

「誰か居るの?」

 

「・・・!?」

 

若干驚いたような反応をして出てきたのは、水色のショートヘアーで眼鏡をかけてる少女。あれ?どこかで見たような・・・?

 

・・・あ、アニメじゃ出てこなかった更識簪さんか。確か4組の専用機持ちだったっけ。

って言うかそんなに驚かれるとショックなんだけど・・・。

 

「こんにちは。貴女も授業を休んでISの整備を?」

 

簪さんは小さく頷く。この人案外無口な人なのかな?

 

「そっか。あ、一応示自己紹介しておくね。僕は織斑千夏。知ってると思うけど、世界で二人目の男性IS操縦者。よろしくね?」

 

「更識 簪・・・。」

 

「簪さんか、よろしくね?簪さんもISの武器を作ってるの?」

 

「違う・・・。初めて男性IS操縦者が出てきたから、研究所の人は私のISを後回しにして男性用のISの製作に取り掛かった。仕方ないから私はそのISを引き取って自分で作ってるの。だけどまだ形しか出来てなくて・・・。」

 

「え、あ・・・ごめん。僕がISを動かしたばっかりに・・・。」

 

簪さんは「ううん。」と首を横に振った。

 

「貴方のISじゃない。白いほうの・・・織斑一夏のIS。」

 

・・・え?僕のじゃない?じゃぁB★RSは誰が作ったんだ?

 

「そっか・・・。じゃぁ僕の用事が終わったら簪さんのIS作るの手伝うよ。」

 

「・・・いいの?」

 

「うん。困ってる人を見るとほっとけない性格だしね。あ、ひょっとして迷惑だった?」

 

「ううん。嬉しい・・・ありがとう。」

 

よし、そうと決まればさっさと武器作ろう。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

青年武装製作中

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「出来た・・・。意外と早く終ったな・・・。」

 

完成した3つの武装。上手く使いこなせるかな?

まぁなるようになるかな。さてっと・・・

 

「簪さん、僕の用事終わったから手伝うよ。どこからやればいい?」

 

「じゃぁ、ISの回路とかそういうのを見て欲しい。間違ってないか不安で仕方ないから・・・。」

 

「え?僕そんな重要なところ見ちゃってもいいの?」

 

「大丈夫、信用してるから。」

 

初対面なのに信用してるって、何か照れるなぁ・・・。

 

ふむ・・・ここと、ここと・・・それからここかな?

 

「簪さん。ちょっといいかな?」

 

「何?」

 

「ちょっと回路が間違ってる部分があるんだ。僕が勝手に直しちゃってもいいかな?」

 

「うん。大丈夫。」

 

「そっか。」

 

 

数十分後。

 

 

「・・・とまぁ、回路はこんな感じかな。僕そろそろ用事があるから帰るね。」

 

「分かった。色々とありがとう。」

 

「どういたしまして。」

 

 

さて・・・簪さんの手伝いも終わったし武装も完成したし、量子変換(インストール)して、箒たちの練習に介入して使ってみようかな。

 

 

 

 

この後、一夏、箒、セシリアは地獄を見ることになる。


 
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