No.475098

真・恋姫✝無双小ネタ集

真・恋姫✝無双の二次創作です。
小説の形になっていない、小ネタ集。

2012-08-25 12:12:46 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:2248   閲覧ユーザー数:1952

 

~ 真・恋姫✝無双小ネタ集 ~

 

 初投稿です。

 恋姫祭り参加したかったんですが、話がまとまりませんでした……。

 で、怪談を考えてるときに、全然関係ないネタがいくつか浮かんだのでそれらを。

 小説の形になっていないので微妙だとは思いますが、もしご意見・ご感想などあれば是非。

 よろしくお願いいたします。

 【その1】ぎのぐんSeason

 

 まったく女っ気のなかった聖フランチェスカ学園二年生・北郷一刀に突如降りかかる「女難」の数々。

 

 ――「この万年発情式全身精液製造マシン!」

 ――「もっと、もっといぢめてください会長っ……いえ、華琳さまぁ」

 

 つんつんえむえむ委員長・荀野桂花(じゅんの けいふぁ)

 

 ――「風は宇宙人なのですよ、お兄さん?」

 ――「む~、そんなこと言うと、思わずお兄さんが渋い顔になっちゃういたずらを毎日しかけちゃいますよ~? 名付けて『渋面毎日の刑』っ。……くふふ♪」

 

 不思議系後輩・程海風(ほどうみ ふう)

 

 ――「…………ぷはぁ!」

 ――「…………ぶっはっ!!」

 

 謎の鼻血娘・郭島稟(かくしま りん)

 

 彼女たちと一刀が織りなす青春学園ラブコメADV『ぎのぐんSeason』大好評発売中☆

 姉妹作『ごのぐんSeason』『みにぐんSeason』もヨロシクッ!

 

 ✝✝✝

 

「っていう、夢を見たんだよ。桂花」

 

「……死ねば?」

 【その2】もし高校剣道部のマネージャーが孫武の『孫子』を読んだ(?)ら

 

「か、かりゅとせんぴゃい! ……あう、噛みまひた」

「はっはっは! あーもう、亞莎は可愛いなぁ! ……で、どした?」

「は、はひっ! あの、次の遠征試合のことなのですがっ」

「うん? ああ、聖カタリナ学院との練習試合ね」

「そうです! それで、その試合の前にやっておきたいことがっ!」

「おお、やる気じゃないか亞莎。けど、なにをするって言うんだ?」

「はい! まずはですね……」

「うんうん」

「敵主力メンバーの性癖を調べましょう!」

「…………え゛? ご、ごめん亞莎。いま、その口から何か信じがたい言葉が飛び出した気がするんだ。たぶん聞き間違いだと思うんで、もう一度言ってくれる?」

「敵の性癖を調べます!」

「うっわ、やっぱ聞き間違えじゃなかった!?」

「そしてその後、お味方の性癖も調べますっ」

「……なんでっ!?」

「『敵を知り、己を知れば百戦して危うからず』ですよ、一刀先輩!」

 

 ✝✝✝

 

「――ええっ、違うんですかっ!? それに性癖ってそんな意味だとは……あうう、は、恥ずかしいですぅ~」

「いや、良いんだ亞莎。きみは何も悪くない。……さて」

「か、一刀先輩? ど、どこに……?」

「ああ、ちょっとね。……うちのマネージャーに碌でもないこと吹き込んだ、あのフリーダム教師問い詰めてくる」

 

 ✝✝✝

 

「ふん、ふふふーん♪」

「雪蓮。仮にも教師が職員室で鼻歌など歌うのは感心せんな。まぁ、機嫌が良いのは悪いことじゃないが。なにか良いことでもあったのか?」

「あ、めいり~ん。んふふ、ちょっちねー。もう少しで、一刀の性癖が分かるかもなんだー♪」

「……一応、聞いておくがお前何をした? そして生徒の性癖知ってどうするつもりだ?」

「そんなの、決まってるじゃなーい! ……冥琳のえっち♪」

「はぁ。……ところで、その北郷だが。さっき廊下で会ってな。もの凄い形相で、お前を探していたぞ雪蓮。そろそろここに来るんじゃないか?」

「…………え゛」

 【その3】恋姫たちと『三国志演義』

 

「愛紗ー。鈴々、お兄ちゃんのところへ行って来るのだ!」

「ちょっと待て鈴々!」

「にゃっ!? なんなのだ? 早くしないと遅れちゃうのだ!」

「い、いや、ご主人様がお待ちだというならば、私に止める権利などないのだが。……ただ最近少々入り浸りすぎではないか? こうも毎晩ではご主人様もお疲れだろうし、鈴々ばかりではなく私だってご主人様と……そ、その、ごにょごにょをだな……」

「なんだか良くわかんないけど、とりあえず一緒に行く? もう始まっちゃってるかも知れないのだ!」

「始まって……? そ、それはどういうことだ!? ご主人様の元へ通っているのが鈴々だけではないと!?」

「そうなのだ! 日によって違うけど、春巻き頭とか流琉とか美羽とか、小蓮とかが一緒なのだ! この前はねねもいたよ!」

「な、なん、だと? ……そうだそうだとは思っていたが、よもやご主人様の幼女趣味がそこまで高じていたとは。……はっ!? もしやこのまま放っておいたら、私など見向きもされなくなってしまうのではないかっ? くっ! 私が、私がもっとちんちくりんでさえあればっ!」

「…………なんかとてつもなく失礼なことを言われている気がするのだ」

「こうしてはおられん! 鈴々、急げ! 早く行ってご主人様に成熟した女の魅力を思い出していただかなくてはっ!」

「にゃにゃにゃ!? そ、そんなひっぱったら腕がもげるのだぁーー!?」

 

 ✝✝✝

 

「は? 天の国のお話?」

「ああ、そうなんだよ。鈴々たちにせがまれてさ。今は俺の世界の三国志の物語――三国志演義の話をしてるんだ。登場人物の名前が自分たちと同じだから、面白いらしくて……って、愛紗なんか呆けてるけど、どした?」

「い、いいいいいいいえいえ別になんでもありませんとも! それより、そのお話、わ、私もご一緒させていただいても良いでしょうか……?」

「もちろん。けど、愛紗。一つだけ、約束しておいて欲しいことがあるんだ」

「はい? なんでしょう?」

「あくまで、これから俺が話すのは物語だからね? 例え名前が同じで、立場も似たようなものになってるとしても、愛紗や鈴々、桃香たちとは別人。それを踏まえた上で、仮にどんな話の展開になっても怒らない、と。良い?」

「わかりました。この関雲長、その主命違えぬことをここにお誓いいたします」

「か、堅いな。でも、ま、それならさっそく始めようか。えーっと、どこまで話したんだったっけ――」

 

 ✝✝✝

 

「ご主人様」

「っと、なに? 愛紗」

「先ほどから私――いや、関羽のことを『美髭公』と呼ばれることがあるようですが、それはいったい――」

 

「へへー! それは関羽のお髭が立派だからなのだ!」

「なにっ!? 鈴々、私のど、どこに髭が生えているというのだっ!!」

 

 ✝✝✝

 

「くっ! 桃香さまや鈴々とはぐれたあげく、華琳殿の元へ行くことになるとは……っ!」

「はー、関羽は大変なのだなー」

「しかも……鈴々っ!」

「にゃ、にゃにゃっ!?」

「お主、いくら食い扶持に困ったとはいえ、山賊に身を堕とすなど……義姉として、私は情けないぞっ!」

「え、ええっ!? ちょっと落ち着くのだ愛紗。山賊になっちゃったのは鈴々だけど鈴々じゃない張飛なのだ!」

「嗚呼、鈴々が山賊になったなどと、桃香さまが知れば悲しまれるに違いない。うううっ」

「……聞いてないのだ」

「止むを得ん。……もういっそ、この手で」

「うわわわわっ! あ、愛紗がご乱心なのだぁ!?」

 

 ✝✝✝

 

 ――その後。

 

「……亞莎」

「あ、はいなんですか、愛紗さん?」

 

「お主に恨みはないが、私の仇っ! 関羽に代わって成敗致す!」

 

「きゃああああああっ!? 言っていることが支離滅裂な愛紗さんが襲ってきますー! な、何事ですかこれー!?」

 

 ✝✝✝

 

「……話すんじゃなかった」

「元気だすのだ、お兄ちゃん」

 

              ――終る! 

 

 
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