No.468155

IS 世界を守る者 EP34 正義ノミカタ

ギアルさん

今回のタイトルの元ネタはゴーオンジャーEP1です。

それではゆっくりしていってね!

2012-08-10 14:12:19 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2604   閲覧ユーザー数:2372

現在、一夏、ジンヤは福音、ゴーレム達と戦っていた。

 

「行くぞ、白斬!」

 

すると、ゴーレム達の周りに12本の光の柱が出現し、囲んだ。

 

「白斬開放!!」

 

一夏の左腕に持っていた白斬が光り輝くと、無数の光弾をゴーレムに浴びせる。

 

ジンヤはゴーレムと福音相手に戦っていた。

 

ゴーレムがジンヤに向かってレーザーを放った。

 

「甘いね、村正ブレード!」

 

そう言うと、ジンヤは最新式の妖刀、村正ブレードで防いだ。

 

いや、レーザーを吸収し、それを自分のエネルギーに変えていた。

 

それを見たセシリア達は驚愕した。

 

「れ、レーザーを吸収して自分のエネルギーに?!」

 

「教官も同じ様な能力を持つが嫁のは教官以上だ…」

 

「僕、ジンヤと書いてチートと呼ぶような気がしたよ…」

 

すると、ジンヤは村正ブレードをしまうと刀身が振動する刀、高周波ブレードを取り出した。

 

「高周波ブレード!そりゃあ!!」

 

なんと、ジンヤは高周波ブレードをそのままゴーレムに投げた。

 

高周波ブレードはゴーレムの胸に突き刺さって海に沈んだ。

 

「ジンヤくん…刀は投げる物なの…?」

 

「神崎君は何かあの刀と一緒に常識を投げ捨てたような気がするよ…」

 

「うん、常識は時には投げ捨てる物だよ」

 

残りは銀の福音一体だけになった。

 

すると、ジンヤの脳裏に映像が浮かんだ。

 

闇の中、そこには白いワンピースを着た銀髪の少女が泣いていて、助けを求めていた。

 

『助けて…誰か……お願い…助けて…』

 

『キミは一体…』

 

そこで映像は消えた。

 

ジンヤは全員に通信を入れた。

 

『皆、一時攻撃中止!!福音は望んで暴走していないんだ。いや、彼女は泣いている!』

 

ジンヤの言葉に箒はジンヤに食って掛かる。

 

「神崎、そんな訳無いだろ!それに機械に心はあるか!!」

 

その言葉にジンヤはキレた。

 

「いい加減にしろ!篠ノ之、僕がお前に笑えばお前も笑うか!?」

 

「う……」

 

「違うだろ!機械だろうがなんだろうが心は有るんだ!人を思いやる心を持たないお前に専用機なんてただの宝の持ち腐れだ!!」

 

「黙れぇぇぇぇ!!」

 

箒は激怒し、守斬を展開しジンヤに切り掛かるが…

 

「よっと」

 

ジンヤは右に回避して…

 

「いい加減、目を覚ましやがれぇぇ!!」

 

「ぐほあ!?」

 

ジンヤに顔面を殴られて箒は吹き飛ばされた。

 

すると、ゴーレムが三機現れてレーザーを発射した。

 

「村正ブレード!」

 

「させないわ!」

 

そこにジンヤは村正ブレードを楯無はナノマシンを含んだ水を使いレーザーを防いだ。

 

「とりあえず、あのゴーレムを倒して僕が福音にコンタクトを取る!」

 

「わかりましたわ、わたくし達があのゴーレムを倒しますわ」

 

すると、そこに通信が入った。

 

『いや、あのガラクタ共はオレ達に任せろ!』

 

「その声…まさかラウさん!?」

 

「ラウ兄!?」

 

鈴と一夏がそう言うと、そこにハリアー戦闘機に乗ったラウとISを展開した真耶が現れた。

 

「すいません、おくれました!」

 

「とりあえず、またせたな!」

 

すると、ジンヤ達からかなり離れた所から銃声とかが聞こえてきた。

 

「兄さん、アレは…」

 

「ああ、クリスやジル、BSAAの部隊が他のゴーレム部隊と戦っている」

 

一方、BSAAの部隊は対空ミサイルや機銃を装備したクルーザーや武装ヘリでゴーレム部隊と戦闘を繰り広げていた。

 

「よっしゃ!一体のゴーレムを撃墜!」

 

「子供達には指一本も触れさせないわ!」

 

「油断しないで、次々に来るわ!」

 

ジルは武装クルーザーで指示を飛ばしながら機銃でゴーレムに発砲していた。

 

クリスはヘリを操縦し、ゴーレムのレーザーを華麗に回避していた。

 

「ピアーズ、クエント特製のスティンガーミサイルを奴に撃ち込め!」

 

クリスがそう言うと、次世代のBSAAを背負い立つ存在にして天性の狙撃手、ピアーズ・二ヴァンスはクエント特製のスティンガーミサイルを構えた。

 

「了解、ピアーズ・ニヴァンス。狙い撃ちます!」

 

そう言うと、ピアーズはスティンガーミサイルを放ち、ゴーレムに直撃。

 

ゴーレムは爆発し、海へと落ちていった。

 

一方、アリスやガイアークの四大臣達が操縦する蛮ドーマSPが到着した。

 

「とりあえず、あのガラクタはオレや真耶に任せろ!」

 

「ラウ兄、それでも危険だよ!」

 

「そうです!ラウさんに無茶させるのは…」

 

一夏、鈴はそう言うと、ラウは言った。

 

「一夏!ジンヤ!」

 

「「はい!」」

 

2人は思わず背筋を伸ばして聞いた。

 

「オレ達、皆…キミ達2人の力を信じている!だから…キミ等はオレ等を信じてくれ!一夏、ジンヤァァァ!!」

 

ラウの言葉に全員が頷いた。

 

「よし、行くぞ!」

 

「はい!」

 

『ラウに続くなり~!』

 

『『『お~!!』』』

 

まず、アリスが乗った蛮ドーマSPはゴーレム二機に強力なビーム砲を放った。

 

くらったゴーレム二機はかなりのダメージをくらった。

 

更にヨゴシュタイン達が乗った蛮ドーマSPも追撃をくらわした。

 

『くらうなり!』

 

『ジンヤの仇?でおじゃる!』

 

『さよならぞよ!』

 

『くらいなさい!』

 

ヨゴシュタイン達の攻撃をくらい、ゴーレム二機は火を噴き出しながら落ちていった。

 

一方、ラウは戦闘機のバルカン砲やミサイルを撃ちながら、ゴーレムを牽制しつつあった。

 

また、戦闘機にはジェネシスが搭載されていて、ゴーレムのデータを解析しながら真耶のISにデータを送っていた。

 

「これでもくらえ!」

 

そう言うと、ラウはミサイルを撃ち込み、ゴーレムは体勢を崩した。

 

「今だ!真耶!」

 

「はい!分かりました!!」

 

体勢を崩したゴーレムにジェネシスから送られたデータでゴーレムの胸元にあるコアを真耶がブレードで貫いた。

 

すると、海からもう一体のゴーレムが現れるとなんと、福音を後ろから掴み動きを封じた。

 

あまりの状況に全員が驚愕した。

 

「ゴーレムが福音の動きを封じた…」

 

「ど、どうなっているんですか…」

 

「…!それより、今だジンヤ!!」

 

「分かった、兄さん!」

 

そして、ジンヤは福音の意思の中へ潜行(ダイブ)した。

 

ジンヤが目を覚ますと、そこは檻の近くで中には白いワンピースを着た銀髪の少女…銀の福音が居て、泣いていた。

 

ジンヤの手の中には鍵があり、ジンヤは檻を開けて福音に話し掛けた。

 

「釈放ですよ、お嬢さん」

 

「!あなたは…ジンヤ。なんでここに…」

 

「キミが助けてと言っていたろ?それになんで僕の名前を…」

 

「お母さん…ナターシャお母さんが言っていたよ…弟みたいだって…」

 

福音はそう言うと、ジンヤは重要な事を尋ねた。

 

「キミは…望んで暴走したんじゃないよね?」

 

「そうよ、アイツ…篠ノ之束が…私のコントロールを無理やり奪って……」

 

その言葉にジンヤが怒りを燃やした。

 

(アイツ……自分の妹のお披露目の為に福音を……!)

 

「お願い、私を……破壊して!!」

 

福音の言葉にジンヤは福音の頭に手を置いて言った。

 

「悪いけど、僕の命令は銀の福音の暴走を止め、操縦者のナターシャさんの救出。キミを破壊しろという命令を受けていないんだ。小沢さんならキミの暴走する原因になったウィルスを駆除できるから信じて…」

 

ジンヤの言葉に福音は言った。

 

「あなたは…一体、誰なの……」

 

「僕は…世界を守る者だよ」

 

そこでジンヤの意識が戻った。

 

銀の福音は待機状態になっていて、ナターシャは真耶が助けていた。

 

すると、一夏、ジンヤの身体から光に包まれた。

 

そして、ジャンボットとジャンナインの姿に戻った。

 

「な、これはジャンボット!?戻ったのか!?」

 

『ああ、そうだな』

 

「戻ってきたのか、ジャンナイン!」

 

『たただま、一夏』

 

すると、ゴーレムは上昇して爆発した。

 

「一体、何だったんだろう…」

 

「それより、早く戻りましょうよ。皆さん」

 

真耶の言葉に一理あるので全員は帰還した。

 

一方、何とか戻って来た箒はジンヤを憎悪を込めて見ていた。

 

(神崎ジンヤ…貴様のせいで私のデビュー戦をよくも…貴様は絶対殺す…)

 

一方、とある場所…

 

そこは薄暗く、足元にはコードがたくさんある。

 

そこのパソコンの近くには1人の女性が壁に寄り掛かっていた。

 

右手以外に手錠されていて、壁に繋がれている。

 

「なんとか、アイツの企みを阻止できたよ…」

 

すると、その女性は泣いて言った。

 

「ごめんね…私があの時、ちゃんとしていれば…」

 

その涙は懺悔の涙だった…

 

そして、その女性は呟いた。

 

「ラウくん…たすけて…」

 

 


 
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