ウクライナのA-Model製の1/72簡易インジェクションキット、"Bf109Z"です。
サブタイプ記号Z(=Zwilling)が示す通り、通常の単発機であるBf109を横に二機そのまま連結した双胴双発単座という珍しいスタイルを持っています。積載量、出力、そして航続距離の向上を狙ったようですが、実際には製造されませんでした。

他に戦闘機としてこの形を持っているのはアメリカのF-82ツインムスタングがありますが、そちらは双胴双発ながら両側の胴体にパイロットが乗っている複座機となっています。

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キット自体は愛と勢いだけで作られたような物でしたが、「何としてもこの機体を模型にしてやる」という心意気の感じられる、手を入れれば入れただけ答えてくれるような気分になるキットでした。

塗装は脚のシルバー以外は全てハンブロールです。塗装が完了した後にハンブロールのグロスコートを吹き、ミスターカラーGXのクリアーをモールドが埋まる程度まで重ね吹きし、その後紙ヤスリの番手を2000番→3000番→5000番と上げて磨き、更にその後コンパウンドで磨き上げています。