No.462661

IS 二性の転生者は天才の義妹 五話

ユウさん

白騎士事件開始

2012-07-31 00:28:06 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1885   閲覧ユーザー数:1804

どうも、結歌です。

 

あれから数ヶ月、ついにISが完成しました。

 

そして今日は発表の日です。

といってもわたしは学校なんでついて行けないですけどね……。

 

でも、お姉ちゃんが、

「開発者のところに、ゆいちゃんの名前も入れといたから、だいじょうブイブイ」

って言ってました。

 

ISが認められたら私、テレビに出るのかなー?ってISは、認められず、お姉ちゃんが怒って白騎士事件起こすんじゃ?

 

そして、三年後にお姉ちゃん失踪するんだね。

 

そしたら、もう一人の開発者ってことで、私つかまるよね。

 

まあいいか。

お姉ちゃんについて行けば安心だし。

 

でもそうしたら箒ちゃんや一夏君、千冬さんにお父さんお母さんに会えなくなるのかー。

 

あれ、そう言えば神様に男にしてって頼んだら、

「じゃあ二重人格ならぬ二重体格にしてあげる」

って言われなかったっけ?

 

と言うか二重体格って何?

 

二重人格は二つの人格てことだから、二つの体格?

つまり、男と女の体、う~ん、どういうこと?

 

まあ、お姉ちゃんにでもたーのも。

 

それに、四年の終わりごろまでは、お姉ちゃん失踪しないし、それまでに考えればいいか。

 

今は授業に集中しよ。

 

 

ポッパー

 

 

 

「お姉ちゃんただいま」

 

あれから時間が経ち、私は家に帰ってきました。

 

え?箒ちゃん?一夏君と遊んでくるそうです。

 

「お~か~え~り~」

 

うわ!?なんだかすごく怖いです。

 

どうせISが認められず、お姉ちゃんは怒っているんだろうな。

 

「ど、どうしたの、お姉ちゃん」

「あのクズ共、私たちの子を否定しやがって」

 

まあ仕方ないだろうな。だって十九歳と十歳の女の子に、今までの兵器を上回る性能を持った、ものを造られたんだから抵抗するよね。

 

「よし、アレをやろう」

「アレって、もしかしてアレ?」

「うん、アレ!」

 

アレとは、私が事前にISが認められなかった時に、世界にISを認めさせる作戦、ケースE579のこと、えーと、白騎士事件です。

 

「うふふ、これで世界は私たちの子を認めざるおえない。けっけっけ」

 

お姉ちゃん怖いです。

 

「はあ、仕方ないなあ。じゃあ、ささっと白騎士完成させるよ」

「うん。がんばろう」

 

 

 

一ヶ月後

 

 

 

「ふう、完成!」

 

あれから一ヶ月。機動訓練や最終調整を終わらせ、白騎士が実戦可能段階になりました。

 

「やっとか。で、本当にやるのか?」

「うん。もちろん」

 

千冬さんの説得も済ませ、アレも後は決行するだけです。

 

「私は別にいいのだが、こんなことやって、結歌は大丈夫なのか?バレたら世界から追われることになるだろう」

「あれ?私の心配は?」

「大丈夫ですよ。このバカ姉がいますから、バレませんよ」

「そうだな」

「あれ?私の扱い酷くない?ねえ、酷くない」

 

さて、ハッキングにテロ行為、とんだ重罪ですけど、がんばりますか。

 

「じゃあ千冬さん。そろそろハッキング開始しますので、装着お願いします」

「わかった」

「あれ?私ガン無視?」

「いいから、作業始めるよ」

「あ、うん」

 

私とお姉ちゃんは世界十二ヵ国の軍事コンピューターを同時にハッキングしていく。

 

「「はい、完了」」

 

ハッキング完了。ミサイルを国会議事堂めがけて発射。

 

「じゃあ、ちーちゃん。後はよろしくね」

「わかった。織斑千冬、白騎士、行くぞ」

 

白騎士を纏った千冬さんが、目標ポイントにとんで行った。

 

よし、私の仕事はもう終わり。

 

千冬さんが帰ってくるまでぼーとしてますか。

 

 

数時間後

 

 

ぼーとしていると、いつの間にか夕方になっていて、千冬さんが帰ってきました。

 

「お疲れ、ちーちゃん」

「ああ」

 

うーん、これでISと篠ノ之という名前は世界に広まるわけですか。

 

「いやー、こらからは私も忙しくなっちゃうね。うーん、ちーちゃんと合える時間が少なくなちゃうよー」

「それはよかった。私の平和な時間が増える」

「もう、照れちゃって。仕方ない、ちーちゃんと会えない間は、結ちゃんで補給するのだよ。と言う事で、一緒にがんばろうね、結――」

「嫌だよ。お姉ちゃんはアホだから学校行かなくても大丈夫だけど、私は学校行かなきゃなんだから、お姉ちゃん一人でコア作りとかはがんばってね」

 

ちなみに本音は、ダルそうだから、だ。

 

「そんな~、少しは手伝ってよ~」

「…………………」

「結ちゃん~。おねがーい」

「はぁ、休日だけね」

「やったー。これで、結ちゃんといちゃいちゃしながら、研究とか開発とかやれるよ」

 

まったく。まあ、家にいて暗殺とかよりは、お姉ちゃんと研究所に行ってた方が安心か。

 

それにしても、神様に頼んだISはどうしたんだ?

 

IS学園入学前になんなきゃいけないとか?

 

まあ、最悪は私とお姉ちゃんで作ればいいか。

 

それより、明日からは忙しそうだなー。

 

 


 
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