No.462157

IS 二性の転生者は天才の義妹 四話

ユウさん

優斗登場

2012-07-30 00:08:36 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1969   閲覧ユーザー数:1886

どうも、結歌です。

 

私はいま箒ちゃんと一緒に登校中です。

あ、一夏君。

 

「おはよう一夏」

「おはようございます。一夏君」

「おう、二人ともおはよう」

 

二学期になり学校にも慣れて来ました。こんなやりとりも毎日のことです。

 

「おーい、一夏」

 

誰かがこっちに向かって走って来ます。

あれ、この人は確か同じクラスの佐藤優斗(さとう ゆうと)君だっけ。

 

「おっ、優斗、おはよう」

「おはよう一夏。おはよう、篠ノ之姉妹さん」

「「おはよう」」

 

うむ、優斗君はなかなかカッコいいじゃないですか。

 

「一夏君。いつの間に仲良くなったの?」

「いやさー、優斗が面白い本持ってて」

 

はあ、一夏って本当単純だよね。

 

「一夏、これ昨日の続き」

「おう、ありがとう」

 

何々?あ、この小説しってる。

アニメで見たことあります。

 

「優斗君、これアニメでやってたよね?」

「篠ノ之さん知ってるの?」

「うん、少しだけ」

 

やっぱりやってたんだ。

面白かったなー。

 

「知ってる人がいたんだね」

 

今度また見るかな。

 

「お姉ちゃんのお部屋に、そういう本いっぱいあるよ」

 

なに、何故知っているんだ?箒ちゃん。

あれは本棚の一番奥において前に本を二重においたはずなのに。

 

「何で箒ちゃん知ってるのかな?」

「お姉ちゃんが読んでるの見たから」

 

くそ、何たる不覚。

ああいう本読んでることがばれたら、私のイメージがっ。

 

「う~、何で知ってるの知ってても言わないでよ」

「ご、ごめんねお姉ちゃん泣かないで」

 

 

 

「じゃあ手繋いでくれたら許してあげる」

「うん、はい」

 

あっ、箒ちゃんの手柔らかいし暖かい。

ぐへへ、この感触を味わえるなら、私のイメージなど、安い安い。

 

「えへへ」

「お姉ちゃん許してね」

「うん。あ、唐突だけど、優斗君ってスタイル良いよね。何かスポーツやってるの?」

「ホント、唐突だね。うん、弓道を少しね」

 

へー、弓道ね。私たちと似てますね。

 

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

 

「大変、余礼だ。いそご」

 

これが佐藤優斗との出会いであった。


 
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