No.455856

世界を越えし男と数の子たち 第42訓 中2病はこじらせると世間的に凄く痛い

俺はこの日、掛け替えの無い奴らに出会った。
俺は車に跳ねられて死んだと思ったら、なんかよく分からんが別世界に行ってしまったみたいだ。
気が付けば、マッドな科学者や12人の姉妹と暮らしていたり、組織にケンカ売って犯罪者になっちまったり。平凡な日々を送っていたり
そして--俺は戦う。ナンバーズ達を、世界を守るために。

2012-07-19 21:13:49 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1389   閲覧ユーザー数:1342

優斗達は無事にゲーマー星人を見つけ出せるのか!?

 

そういえば、『リリカルなのは』のスカリエッティと『メルティブラッド』のロア、中の人同じだったんだね。

前回のあらすじ

 

 

優斗、ディード、ウェンディがゲーマー星人によって、ドライバーに改造された

    ↓

ゲーマー星人を捜すために、優斗達は『GEARハンターオンライン』をプレイする。

    ↓

しかし、優斗達はネットルールを無視したため街から追い出され、早くもよりどころを失ってしまった。

 

ーーーーーーーーー

 

街の外

 

街を追い出された優斗達は途方に暮れていた。

 

ディード『…どうするんですか?』

 

ユウト『どうするって…もう手遅れじゃねえか』

 

ディード(ゲーム内では『トゥエルブ』)と優斗(ゲーム内では【優子】)達は、さっそくこの状況に苦難していた。

 

ディード『あんな事したんじゃ、もう街には帰れませんよ。どうやってゲーマー星人の情報を聞き出すんですか?』

 

ディードは困ったように続けて言う。

 

ディード『それに、フィールドに出た以上、いつGEAR(ギア)に襲われるか分かったものじゃありませんよ』

 

このゲームでは一度でもモンスターに倒されれば街に戻ることになる。

しかし、街に戻ると管理者が待っており、それに捕まれば優斗達はゲームにログインできなくなってしまう。

ログインが出来ないという事は、犯人探しもできないという事。つまり、今の優斗達はモンスターに倒されること…ゲームオーバーは許されない状態である。

 

ディードの話を聞いていた優斗は『分かってるよ』と言う。

 

そこで、今まで黙っていたチンクが口を開いた。

 

チンク『なあ、さっきから思っていたんだが、ウェンディのそれは何なんだ?』

 

チンクが思っていた事をウェンディに言った。

 

ウェンディ『ウェンディじゃないっスよ「ディー=ザ=ヴァーミリオン」っスよ』

ユウト『んだよその中二臭いネーミングは。ヴァーミリオンどっから出てきたんだよ』

 

優斗はウェンディのネーミングセンスに呆れる。

 

ユウト『しかもウェンディのそれ、自爆しそうな名前だな。自分から敵に捕まりに行くようなさあ』

ウェンディ『うるせーよタマナシ』

ユウト『んだとコルァァァ!!』

 

ウェンディの言葉にキレた優斗はウェンディにボディブローをかます。

 

それを見たディードは2人を止める。

 

ディード『ちょっと2人とも!今はそんな事してる場合じゃ無いですよ!』

 

ディードは3人にこれからの方針を話した。

 

まずはとことんハントしていく

 

そこで出会った強いプレイヤーに情報を聞いたり、仲間にしたりする。

運が良ければ直接ゲーマー星人にも会えるかも知れない。

 

優斗達はディードの決めた方針に納得した。

 

 

ディード『とりあえず、仲間を作る事から始めましょう!』

 

ディードがそう言った時、優斗達の前に一体のGEARが上から現れ『ドォン!!』と音と共に地面に着地した。

 

現れたGEAR…『ギアペッコ』に優斗は

 

ユウト『あのう、すいません。私達はこのゲームの初心者何ですが、一緒にゲームやりませんか?』

ディード『ちょっと兄様、違いますよ!コレは敵ですよ!!』

 

GEARにのんきに話しかけた優斗にディードはツッコム。

 

その時、GEARは怒りだし、優斗達に攻撃しだした。

優斗達はGEARから逃げ出した。

 

このままGEARに倒されれば、全てが終わってしまう。

ディードは何か方法はないかと考えた。

 

ディードは優斗の方を見て言った。

 

ディード『兄様!何かこの場を切り抜けるアイテムはないんですか!?』

ユウト『そういやさっき、管理者から剥ぎ取った時にこれが……!』

 

優斗は懐から『シビレごはん』を取り出した。

これを食べさせれば一定時間モンスターは動けなくなる。

 

こちらに突っ込んでくるギアペッコに向かって、優斗はアイテムを投げつけた。

 

しかし、ウェンディがそれを横から奪い取り、食べてしまった。

 

ウェンディ『ぐふっ…』

ユウト『何でお前が食べてんだァァァァァ!!』

 

ウェンディは『シビレごはん』を食べたせいで、一定時間動けなくなってしまった。

 

ウェンディ『クッ…罠か…』

ユウト『オメーにかけた罠じゃねーよ!!GEARの罠だからそれ!!』

 

ウェンディは『シビレごはん』の効果で動けない間に、ギアペッコの突進攻撃でダメージを受ける。

幸い、追い剥ぎで入手した強力な装備のおかげであまりダメージを受けなかった。

 

ディード『マズいですよ、このままだとウェンディ姉様が!』

チンク『なら、今度は落とし穴だ!!』

 

そう言って、チンクはシビレごはん付きの落とし穴を用意し、ギアペッコの目の前に設置する。

そしてチンクは自らが囮になり、ギアペッコを罠に誘導する。

 

チンク『ほらほらどうした?こっちだこっちだ!』

ユウト『よし!こっちに来たぞ』

 

チンクの挑発によって、ギアペッコは罠に近づいて来た。

そして、ギアペッコが罠に掛かろうとしたその時

 

 

 

ウェンディ『もぐもぐ…』

ユ・チ・ディ『だから、何でお前が罠に掛かってんだァァァァァァァァァァ!!』

 

またしてもごはんに釣られたのか、ギアペッコではなく、何故かウェンディが罠にかかっていた。

 

ディード『ウェンディ姉様!何でまた自分から罠に掛かってるんですか!!』

ユウト『つーかお前、痺れた身体でどうやって此処まで来たんだよ!どんだけごはんに執念持ってんだよ!!』

チンク『大体、お前は食いしん坊キャラだったか?』

 

優斗達はウェンディにツッコム。

 

優斗とチンクは、罠にかかったウェンディを穴から引き上げる。

 

ディード『! 兄様、チンク姉様!! 敵が…!!』

 

優斗とチンクがウェンディを穴から引き上げる最中、痺れを切らしたGEARが優斗達に突進して来た。

 

ディードが『もうダメだ』と思い、目をつぶった時…

 

GEAR『ギャアアアアアア!!』

 

突如、GEARが叫びをあげた。

 

ディードは目を開け、GEARの方を見た。

 

すると、地面から出た赤い紐のような物がGEARを捕らえ、動きを封じていた。

 

続けて、何処からかGEARに放られた何かが爆発し、GEARを倒していた。

 

ディード達はこの出来事に驚いた。

 

ユウト『な、何だ!?』

チンク『!? あそこに誰か居るぞ!!』

 

チンクが崖の上を指差した。

チンクに続いて、優斗達が崖の上を見る。

 

ディード『あれは…!?』

 

ディード達がみたモノは

 

紫色の髪で、白い服の上に薄い鎧を着て、右手にグローブを付けて爆弾を持ったハンターだった。

 

ディード「キタァァァァァ!! ハンターキタァァァァァ!!」

 

ディードは画面の外で叫んだ。

 

GEARを一瞬で倒す程に強い、一流のハンターに会えた事に喜んだ。

 

ディードはハンターに礼を言った後、仲間に勧誘する。

 

ディード『すいません、助かりました。お強いですね、1人で狩りされてるんですか?』

 

ディードはハンターに聞く。

すると、ハンターは言った。

 

ハンター『僕、今仲間を探しているんですよ。(笑) 宜しければ一緒に狩りに行きません?(願)』

 

ディード「向こうから来た!見た目は少し恐いけど、凄く良い人そう(笑)」

 

仲間を増やし、互いを極め合っていき、強いモンスターを狩るのがこのゲームの目的であり、醍醐味である。

それに、優斗達にとっては貴重な経験者、優斗達としてはぜひとも力となってほしい存在であった。

 

優斗達はハンターに名乗った。

 

ディード『こちらこそ、是非ともおねがいします。あ、私はトゥエルブって言います(笑)』

 

ユウト『優子で〜す(笑)』

 

チンク『ちーちゃんだ、よろしくたのむ(笑)』

 

ウェンディ『ディー=ザ=ヴァーミリオンだ(哀)』

 

チンク『待て、(哀)って何だ? 何で哀しみを背負っているんだ』

 

ウェンディ『神を殺す旅だ、長い道のりになるぞ』

 

ディード『だから止めてください、その中二設定』

 

中二設定に浸っているウェンディに呆れるディード。

しかし、その光景は相手からすれば和気藹々としていたのか、(笑)を連発していた。

 

ハンター『すいません、この(笑)ですか? 私は現実では表情が恐いとよく言われてまして、せめてネットの中では恐がられないように努力をしているんですよ(笑) あ、自己紹介が遅れました』

 

そして、ハンターは自己紹介を始めた。

 

 

 

 

ハンター『Dr.(ドクター)・メルティブラッドです。よろしく(スカ)』

ディード「(スカ)って何ィィィィィィ!?」

 

ディードはこのハンターの正体に気がついた…というより、相手が自分からバラしてきた。

 

ディードは思わずスカリエッティにツッコンだ。

 

ディード「ドクター、何やってんですか!?紛いなりにも犯罪者でしょ!?私達もだけど!!」

 

スカリエッティ『皆さんは普段何をやっておられるんですか?(昼間からゲームなんてしているんだし、どうせロクな連中じゃ無いんだろうね)』

 

ディード「オイィィィィィィ!!()の中具体的過ぎるでしょ!!書いちゃいけない感情まで書いてるぅぅぅ!!」一人画面に向かってツッコミをするディード。

そして、そんなDr.・メルティブラッドの質問に対して優斗とチンク、ウェンディは……

 

ユウト『ただのゲーマーです(パイロット)』

ディード「嘘つけ!()で嘘つくなァァァ!!」

 

チンク『ただのゲーム戦士だ(アイドル)』

ディード「だから嘘つくなァァァ!!」

 

ウェンディ『ただの旅人だ(ただしピンチになると第二の人格が覚醒し、感情を失い、全てを根絶やしにする刃となる。敵対関係にあるホワイトマスクは自分の元上官で、顔の傷はその時つけられた)』

ディード「括弧の中長いわ!つかその中二設定いい加減やめろ!!その時っていつだよ!!」

 

余りにも自由奔放に答える3人に、ディードは画面の外から必死に指摘する。

 

もう正体はバレバレだが、ディードは相手ハンターに同じ質問をした。

 

 

ディード『Dr.メルティブラッドは普段何をされているんですか?』

 

スカ『僕ですか? 僕は…

 

 

 

 

ドライバーをやってます(+)』

 

ーーーーーーーーー

 

アジト

 

スカリエッティは、パソコンで『GEARハンターオンライン』をやっていた。体全体がプラスドライバーに改造された姿で。

 

スカリエッティの後ろには、同じように身体をプラスドライバーに改造されたウーノがいた。ーーーーーーーーー

 

ディード「アンタもかいィィィィィ!!」

 

スカリエッティの言葉に衝撃を受けたディードはツッコム。

 

スカリエッティ『実は先日、謎のUFOにキャトルミューティレーションされて、身体をドライバーに無断改造されまして、そのゲーマー星人を追ってこのゲームをやっているんです。皆さんは何か知りませ…』

 

スカリエッティは優斗達の方を見る。

しかし、優斗達はスカリエッティの元から離れていた。

 

スカリエッティが『ちょっと、みなさーん!!(悲)』と言っているが無視していた。

 

ユウト『ダメだ…。あいつは切り捨てて他の奴を捜すぞ』

 

ディード『なんて事なの…。私達以外にも被害者がいたなんて…』

 

ディードは頭を抱えた。

まさか、自分達以外の人までドライバーに改造されていたなんて、と。

 

ディードがそう思っていると、スカリエッティが優斗達を追いかけて来た。優斗達は無視を決め込んでいるが。

 

スカリエッティ『ちょっと待ってください。一緒に狩…』

 

???『待った、ここには顔を出すなって行ったはずやで?』

 

突然聞こえてきた女の声に驚く優斗達。

そこには、杖と本を持っており、茶髪で黒を基調とした魔術師の服を身につけたハンターがいた。

 

その人物を見た怒りだす。

 

スカリエッティ『きっ…君は…(怒)

 

 

 

ステイナイト魔術師(ウィザード)!!』

そこにいたのはDr.メルティブラッドのライバルである、ステイナイト魔術師(ウィザード)であった。

 

魔術師『型月作品のタイトルを語っていいのは私だけだと言ったはずや 』

スカリエッティ『それはこちらのセリフだ。大体、まだこのゲーム内にいたのか!!その名を変えろと何度言ったら分かるんだ!!(怒)』

魔術師『名を捨てるのはアンタのほうや!H(ハーフ)秋葉にフルボッコにされてた弱キャラの分際で!』

スカ『それは最初の頃だけだ!というか今も昔もロアは弱キャラではない!アレは昔のH(ハーフ)秋葉が以上に強すぎただけだ!!』

その後もしばらく、ステイナイト魔術師(ウィザード)とDr.メルティブラッドが言い争っていた。お互いに主張し合った後、二人が『いい加減、白黒つけようか』と言ってバトルを開始した。

Dr.メルティブラッドが爆弾で、ステイナイト魔術師(ウィザード)は多彩な魔術を使う、機動力と、いかに相手に攻撃を当てるかの勝負である。

優斗達はそれを2人から離れて、ただ見ているしかなかった。

 

魔術師『この程度なんか?Dr.メルティブラッド!!』

スカリエッティ『そういう君こそ、どこを狙っている!!君はいったい何をやっているんだ!?』

 

スカリエッティが魔術師に言った。

魔術師『私は…

 

 

 

ドライバーやってます』

 

ーーーーーーーーー

 

機動六課、部隊長室

そこで、デスクに座ってパソコンで『GEARハンターオンライン』をやっているのは、体全体をマイナスドライバーに改造された八神はやてであった。

 

そして、はやてと同じくマイナスドライバーに改造されたリィンフォースⅡ(ツヴァイ)は涙を流しながらはやての代わりに機動六課の仕事をしていた。

 

ーーーーーーーーー

 

ディード「アンタもかいィィィィィ!!」

 

ディードは再びツッコンだ。

 

ディード「というか、どんなタイミングで告白してるんですか!!」

 

スカリエッティ『何だと!? ステイナイト魔術師(ウィザード)…まさか…君も…(驚)』

 

スカリエッティは驚きを隠せなかった。

 

はやて『? Dr.メルティブラッド、まさか、アンタも…!?』

 

はやても驚きを隠せない。

 

はやては驚きつつも言った。

 

はやて『そ…そんなアホな…、まさか、私以外にも…

 

 

 

 

 

サーヴァントの召喚にうっかり失敗して、近くに転がっていたドライバーと遺伝子レベルで融合してしまった人がおったなんて!!』

ディード「違うんですけどォォォォォ!!何かアンタだけ聖杯戦争的な別件に巻き込まれてるんですけど!!」

稲妻の如くの衝撃を受けたディードはツッコム。

 

はやての言葉を聞いていたスカリエッティは同情するように言った。

 

スカリエッティ『確かにビックリしたね、アレは…(というか何を言っているんだこいつ?)』

 

ディード「適当に合わせてるよ!!」

 

スカリエッティ『とにかく、お互いに争う相手が違うようだね』

 

ディード「本当に違いますから!! 全然別の事件ですからね!!」

 

ディードがツッコンだ後、はやては優斗達の方を向いて言った。

 

はやて『!! ひょっとして、あなた達もなんか?』

 

優斗達は、はやてに言った。

 

ユウト『まあな…。とにかくこのゲームのどこかにいるゲーマー星人を捕まえようぜ、何とかなるはずだ』

 

ディード「なりませんよ!!この人のはなりませんから!!何いい加減な事言ってんですか!?」

 

ウェンディ『足を引っ張るなよ(というような憎まれ口を叩くが、ディーは絶対に困っている人を見捨てない。ただし、ピンチに陥ると第二の人格が覚醒し、感情を失い、全てを根絶やしにする刃と…)』

ディード「だからその中2設定はいい加減にしろォォォォォォ!!」

 

ディードは現実世界から何度もツッコム、隣から「うるさいなぁ」と言われていようが全く気にしない。

 

チンクが口を開いた。

 

チンク『しかし…、ゲーマー星人を捜すにしても、一体どうやって?』

 

はやて『そうや、全くと言っていいほど情報が無いんやで?』

 

チンクとはやての言うとおり、ネットの中と現実世界の人の外見は違う。

それ以前に、このゲームは全ての次元世界にネットワークが広がっているため、ゲーマー星人を捜そうにも、世界が広すぎて捜し人の特定も出来ない。

そんな、先行き不安な状態の中、スカリエッティがこんな提案をした。

 

スカリエッティ『"セカンド"を捜すぞ(燃)』

はやて『セカンド……やて?あれは作り話ではなかったんか?』

 

作り話である存在を捜そうという事に、はやては思わず目を見開いた。

 

スカリエッティ『作り話だとしても"セカンド"を捜す以外に、この難局を乗り切る道はない』

 

はやて『せやけど…』

 

そこに、ディードが2人の話に口を挟んだ。

 

ディード『ちょっとすいません。セカンドって何ですか?』

 

ディードはスカリエッティに聞いた。

 

スカリエッティ『知らないのか(馬)』

ディード『(馬)ってなんですか!馬鹿の事か、馬鹿の事じゃないだろうな!』

 

ディードは馬鹿と言われて怒る。

 

そして、スカリエッティはゆっくりと話し出す。

 

 

スカリエッティ『コードネーム"セカンド"…創世記のころからこの世界に存在し、世界の全てを知り世界の全てを狩った者。それが"セカンド"だ』

 

皆が言う"セカンド"とは、このゲームをやっていれば、誰もが知っている伝説のプレイヤー。

他人からの協力要請を悉く断り続け、ソロプレイ一つでギアハンの頂点に上り詰めた女。

この世界でも最もでかいモンスターである『ギアシャンロン』の急所を突いて一撃で倒しただの、右手の一振りで倒した、という逸話も存在する程の人物である。

 

 

スカリエッティ『そのセカンドなら、犯人の行方を知っているかもしれない、確証は無いが、イカルガ地区でセカンドらしき人物を見たという噂を聞いた』

はやて『なっ!? イカルガ地区といえば神獣共の宝庫やないか!命を投げ出すつもりなんかアンタ!?』

スカリエッティ『他に方法があると言うのかい?我々にはもうセカンドを見つけるしか道は無いんだ』

 

はやては止めようとするが、彼らにはもうそれしか方法が無かった。

6人がイカルガ地区に足を運ぼうとすると

 

 

???『すまないが、私もその話に乗せてもらえないか?』

 

その途中で1人の女性が姿を現し、声をかけてきた。

 

その声を聞いた優斗達は、声が聞こえた人物のほうを見る。

その人物を見た優斗とチンクは驚きだす。

 

チンク『なっ!お、お前は…』

ユウト『し…シグナム!!』

 

優斗がそう言うと、その人物はシグナムである事が分かる。

だが、シグナムの姿はと言うと…

 

 

額にヘッドギアを着け、胸元までしかない袖無しの赤いジャケットにベルトを着け、黒いシャツを着て、はちきれそうな巨乳の谷間が見え、腰にも『FREE』と彫ってあるベルト…

 

分かりやすく言えば、シグナムは『ギルテ●ギア』の『ソ●=バッドガイ』の格好をしていた。

 

 

その姿を見た優斗は思わず固まった。

 

シグナムは『? どうした?』と分からないように言う。

 

そして

 

 

ユウト『ちょっと待てェェェェ!!』

ディード『何で「ギルテ●ギア」の「ソ●=バッドガイ」の格好何ですか!!』

 

優斗とディードがツッコンだ。

シグナムのゲーム内の格好はどう見てもソ●のコスプレだった。

 

ちなみに名前は『シム=バッドガイ』だった。

 

 

ディード『…って、待ってください!シグナムさん!まさか貴方も…』

 

ディードはシグナムもドライバーに改造されたのではないかと考える。そして、シグナムは悔しそうな顔で言い出す。

 

シグナム『ああ…完全にしてやられてしまった…、奴らだけは…ゲーマー星人だけは絶対に倒さねばならん』

 

シグナムは一呼吸置いて言った。

 

 

シグナム『ドライバーに改造された私の…

 

 

 

 

デバイスのレヴァンティンを元に戻すために!!』

 

ーーーーーーーーー

機動六課、シグナムの部屋

 

シグナム自身には影響はないが、被害は自分が愛用しているデバイス…レヴァンティンがマイナスドライバーに改造されてしまったのである。

 

 

シグナムは机に座って、パソコンで『GEARハンターオンライン』をやっている。

 

ーーーーーーーーー

 

ディード「アンタ自身は平気かいィィィィィ!!」

 

またもや稲妻の如くの衝撃を受けてディードはツッコム。

 

 

かくして、シグナムを仲間に加えた優斗達は"セカンド"を探す為にエリア最大の危険地である『イカルガ地区』に向かうのであった。

ーーーーーーーーー

 

 

暫くして、イカルガ地区にたどり着いた優斗達に『ギア・テスカトル』やら『ギアカムトルム』などの凶悪なGEARが優斗達に次々と襲い掛かってくる。

必死に逃げ続け、セカンドを捜そうとするのだが、逃げた先には最大の大きさを誇る『ギアシャンロン』が待ち構えていた。

 

ユウト『こりゃあマズいな…』

チンク『ああ…、万事休すか…』

 

優斗とチンクが死を覚悟して、目をつぶる。

 

その時

 

 

 

スバァッ!!

 

ギア『ギャアアアアアア!!』

 

 

何者かが優斗達の前に現れ、ギアシャンロンを右手に装備した爪で切り裂いた。

ギアシャンロンの叫び声を聞いた優斗達は目を開き、ギアシャンロンを倒した人物に目を向ける。するとそこには……

 

???『待たせたわね』

 

 

右手に鋭い爪を装備した、長い金髪で美人の女性キャラが立っていた。

そう、彼女こそが伝説のプレイヤー"セカンド"である。

 

セカンドは優斗達に名乗った。

 

 

セカンド『私がセカンドよ』

 


 
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