No.455244

世界を越えし男と数の子たち 第5訓 男と女が一緒にいるからといって、デートとは限らない

俺はこの日、掛け替えの無い奴らに出会った。
俺は車に跳ねられて死んだと思ったら、なんかよく分からんが別世界に行ってしまったみたいだ。
気が付けば、マッドな科学者や12人の姉妹と暮らしていたり、組織にケンカ売って犯罪者になっちまったり。平凡な日々を送っていたり
そして--俺は戦う。ナンバーズ達を、世界を守るために

2012-07-18 19:53:20 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1352   閲覧ユーザー数:1326

前書きは…特になし

俺がこの世界に来て早一週間、色々な事があった。

 

まず、トーレやノーヴェと訓練に参加したり……訓練したときから自分の体の中に何か違和感を感じてるのは…多分、気のせいか?

 

それから、俺が風呂に入ってるときに、ウェンディとセインが風呂に入って来たり(ちゃんと体にタオルを巻いて隠させた)

 

セインが意外にも料理できたり(結構美味かった)、

 

ウーノにこの世界の文字を教わったり(とりあえず文字は読めるようになった)、

 

この一週間にあった事の中で、こんな会話もしたな……

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

トーレ「優斗、お前は何とも思わないのか?」

 

ユウト「あ?なんだよいきなり?」

トーレ「我々戦闘機人は闘う為に生み出された存在だ。その気になれば人を殺せるんだぞ?おまえは恐ろしくないのか?」

 

トーレがそう言ってきた、それに対して優斗は

 

ユウト「はぁ?何言ってんだよ、戦闘機人が恐ろしい?冗談いうな」

 

トーレ「な!?……」

 

優斗は続けて言う。

 

ユウト「戦闘機人じゃあ無くたって人は殺せるんだよ。心臓を銃でぶち抜けは死ぬし、鉄パイプとかで頭を殴れば死ぬ。」

 

トーレ「それは…そうだが…」

 

ユウト「俺としては、自分がなにをしているのか、自覚を持っていない人間の方がよっぽど恐ろしいわ」

 

ユウト「トーレ、もし、まだ自分達戦闘機人が恐ろしいか、とか言うんなら、これだけは言わせろ」

 

 

 

ユウト「テメェ…馬鹿か?」

 

ーーーーーーーーー

 

ま、本当に色々あったな。

ああ、そういえば今日スカリエッティに研究室に来るように言われてたな。早いとこ行かないと。

しかし、俺に何の用なんだ?。

優斗は自分の部屋を出て研究室に向かった。

 

 

 

ユウト「俺の魔力検査…ねぇ」

スカリエッティ「ああ、もしかしたら君も魔法が使えるかもしれないからね」

 

ユウト「それで、どうやって調べるんだ?」スカリエッティは近くに置いてある装置を指差した。

スカリエッティ「そこの装置の前に立ってくれ」

 

ユウト「こうか?」

 

スカリエッティ「よし、装置を動かすよ、ウーノ」

 

ウーノ「はい」

 

ウーノが装置のボタンを押す。

少しして装置が止まった。

 

ユウト「なあ、どうだ?」

スカリエッティは装置が出した検査結果を見て言った。

スカリエッティ「それが…」

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

俺はあの検査の後、スカリエッティに外出許可をもらって街に来た。

 

検査結果だが……俺には魔力が無いとの事。

まあ、元々地球には魔法なんざ無かったから別に魔力が無くてもショックではないけど。

そんで、街に来た俺は、一緒に行くと言ってついて来たセインといろんな所を見て歩いている。

 

デパートでは

 

 

セイン「ねぇねぇ?この服はどう?」

水色の服を手に持って優斗に聞く。

ユウト「お、いいじゃねえか」

服を見たり……、

 

 

レストランでは

 

ユウト「うん、このドリア、結構美味いな」

セイン「ハンバーグも美味しいよ?」

 

飯食ったり……

 

 

ゲームセンターでは

 

 

セイン「あ〜、また負けた〜」

 

ユウト「よっしゃ!これで5連勝!」

 

ゲームで対戦したりして、あっという間に時間が過ぎた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

そして、帰り道………

 

 

セイン「今日は楽しかったね」

 

ユウト「そうだな、帰ったら飯の支度しねぇと」

 

そう話しながら、アジトへの帰り道を歩いていた。

その途中、優斗は道を外れて森の中に入って行った。それをセインが慌てて追いかける。

セイン「ゆ、優斗!?いきなりどうしたの?そっちは森だよ!?」

 

ユウト「いや、何か、俺を呼ぶような声がこっちから聞こえてきたんだよ」

 

セイン「優斗を…!?」

 

しばらく歩いていると、森の中に洞窟のような穴を見つけた。

 

セイン「なにこれ…、洞窟?」

 

ユウト「だよな…、どうみても」

 

ユウト「…やっぱり此処からだな、俺を呼ぶ声がするのは、セイン、俺はこの中に行く。お前は先に帰っててくれ」

 

セイン「え!?」

 

ユウト「お前まで来たら、誰があいつらの飯作るんだよ。なに、心配すんなって、俺なら大丈夫だからよ」

セインは悩んだ後

セイン「………うん、わかった。危ないと思ったらすぐ帰って来てよ?」

 

ユウト「分かってるよ。じゃあ、行ってくるわ」

 

セイン「うん。気をつけてよ、優斗」

そう言った後、セインは先にアジトへ帰った。

 

ユウト「ああ。…さて、いったい、何が俺を呼んでるってんだよ?」

 

そして優斗は、洞窟の中へ入って行った。

 


 
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