No.452280

【ACfA】首輪付きが転生?してIS世界に来ちゃうお話 第1話【IS】

カブシキさん

ACfAの主人公こと首輪つきがIS世界に転生?してあーだこーだするストーリーです。 基本的にキャラ崩壊ありなので「俺の嫁はこんなんじゃない!」という人はあまりおすすめしません。 あと、他にもACキャラを出す予定です。
にじファンからのやり直し兼続きからです

2012-07-13 21:39:54 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:14264   閲覧ユーザー数:14014

 
 

 

 

 

 

 

――――あれ?」

 

確かクラニアムを襲撃した後、衛星軌道掃射砲エーレンベルクによるアサルトセルの破壊が行われ、ORCAの皆が目指した宇宙への道が開けたと安心して、セレンさんのいる"ホーム"に戻ったら急に眠気に襲われ自室のベッドで寝ていたはずなのに、起きたら有るはずの無い植物の上で寝ていた。

 

「何処だ、ここ?・・・夢じゃないようだな」

 

全く訳が分からない、地上なのは分かるがこんなに綺麗な場所はなかったし真新しい建物もある。

 

「んぁ?」

 

視界が少しばかりか低くなっている気がする・・・。

 

「・・・はぁ、面倒な事になった」

 

と独り言を言いながら建物の中に入ると、約2メートル強の大きさになったアリーヤをベースにした白い自分の愛機"ストレイド"がそこにあった。・・・全くもって訳が分からない。

 

「そこの白髪の青年、両手を上げて立ち止まれ」

 

後ろから立ち止まるように命令される。俺は言われた通りにした後振り返ると、黒いスーツを身に付け少し若返らせたようなセレンさんらしき女性が俺に剣を向けていた。

 

「あれ?セレンさん?」

 

疑問に思い、ついその名を言ってしまったが

 

「?誰のことだ?」

 

と言っているのでどうやら人違い+知人でもないようだ。この世にはその人に似た他人が三人いるという話をメルツェルとテルミドール(オッツダルヴァ)から聞いたことがあるが、どうやら本当だったようだ。

 

「誰かは知らんがまあいい、名前を言え」

 

「・・・佐久 桜だ」

 

勿論偽名である。セレンさんがサクラと言う花について教えてくれたことを思い出して適当に付けた名前だ。名前を言えずにいたり言えないなどと言うと余計怪しまれるしな。

 

「ひとつ言いたいことがあるがいいか?」

 

「なんだ?」

 

「あのネクスト、俺のなんだが返してくれないか」

 

そうストレイドに指を指しながら言うと

 

「ネクスト?あの全身装甲のISのことか?」

 

「ん?ちょっと待ってくれ、ISってのはなんだ?」

 

「知らんのか?」

 

・・・どうやらこの場所ではISと言う兵器があり、同時に相当有名なモノでもあるらしい。

 

とりあえず、聞くことにしよう。

 

「ああ、全然知らん。だからそのISについて教えてくれ、後その物騒なモノを下ろしてくれないか?あのネクスト、もといISを返してくれればなにもしないから」

 

「・・・ああ、教えよう、だが先にネクストについて教えてもらおうか」

 

ネクストについてある程度教えたのはいいがついでに自分やその周りと状況についてもある程度聞き出された。このお陰で分かったことがある。世界自体が違うらしく、もといた場所とは別の世界でコジマ粒子による汚染は無いということ。そして滅びた国家が存在し、なおかつ平和であることがわかった。

 

ただ、警戒は解いてくれなかったがISについてはちゃんと教えてくれた。どうやらこの世界で最強の兵器であり宇宙に行けるパワードスーツでもあるらしい。そしてこの兵器にはトンでもない欠点がある、それは"女性しか使えない"ことだ。製作者はバカあるいはアホかと思ったけど、ネクストも同じようなものだからまあいいや。

 

そしてセレンさんに似たこの女性は織斑 千冬、この場所IS学園の教師でありこの世界で最強の存在らしい。後、彼女には弟、織斑 一夏がいてしかも世界でたった一人ISを動かせる男として世界中を揺るがしている。様々な組織や国家に狙われていることを千冬さんが考慮して、この女性しかいない+国から一切干渉されないこの学園に入学させるらしい。

 

「とりあえず、俺のネクストを調べていいか?どうなっているか見ておきたい」

 

「まあ、その位なら構わん。但し、分解はするな。まだ調べたいこともあるからな」

 

俺のストレイドに少しナニカシテイタであろう千冬さんに許可をもらい、ISとなってしまったストレイドに触れつつ調べる。

 

 

『あなたは何のために戦うのですか?』

 

『見つけてみせろ、お前の"答え"を』

 

 

 

 

 

("答え"と"戦う理由"か、結局見つけられたのかな、俺は・・・)

 

記憶に残っているあの言葉を思い出して、そう呟く

 

《システムの初期化をしています...》

 

急にストレイドからシステム音声が流れ出す

 

「なっ?!一体何をした!」

 

「知らん!」

 

《システムの初期化完了_システムの起動を行います》

 

《Ready...》

 

システムの起動とともに自身のAMSプラグがストレイドに繋がれる。どうやらISとなったストレイドを装着したらしく、装備してある武器の残弾数とAPやEN、KPその他もろもろが視界に表示された。

 

「・・・えーと、俺はどうすればいい?」

 

「・・・その場で待機していろ」

 

このあと、とても大人とは思えない身長の緑髪の教師、山田 真耶さんが来てISもといストレイドを起動させた俺を見て驚いていた。

 

ところで何故山田さんが来たかというと二人目の男としてISを動かした俺の今後を考えるためとAMS適正ならぬIS適正を測るためだ。

 

「はぁ、面倒な事になるんだろうなぁ・・・」

 

「桜、お前に対する処置が決まった。この学園で生徒として入ってもらう」

 

「やっぱりか!やっぱり面倒な事になった!」

 

「あわわわ、そ、そう言わないで桜くん」

 

「そうだ、山田君の言う通りだ。そもそも桜、お前は身寄りがないのだからな、ISを起動させた以上学園内にいたほうが安全だ」

 

「ぐぬぬ、確かに・・・」

 

こうして俺はIS学園に入学する事になった。ちなみにIS適正はA-だった、二人して驚いていたがそこまで驚くものなのだろうか?

 

「あっ、そういえば俺の住む部屋は?」

 

「まぁ、後日説明する」

 

「明日かよ・・・いえなにもないですだから剣を向けないでください」

 

 

 

 

Side 織斑 千冬

 

「山田君、桜のISについて何か分かったか?」

 

「はい、あのISは本来存在しないものだと分かりました」

 

「・・・そうか」

 

・・・はぁ、また束が関わっているのだろう。

あいつは私の頭痛の種を増やすのが趣味なのか?

 

「にしても桜くんのIS適正値、どう考えてもおかしいですよね、SSって・・・」

 

「ああ、まったくだ」

 

桜にはIS適正をA-と言っておいたが、IS適正最高値のS、私の適正値を越えたSSとはどうなっている・・・?桜が言っていたAMSというものが関係しているのだろうか?

 

「山田君、桜がISを動かせること以外は他言無用だ。分かったな?」

 

「はい、分かりました」

 

佐久 桜、お前は一体何なんだ?

 
 

 
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