No.451124

バカとテストと召喚獣~仮面戦士と笑顔を守る戦士達~

紅 幽鹿さん

この作品は、バカテスとスマイルプリキュア、仮面ライダーのクロス作品です。
小説の書き方は下手かもしれませんが、頑張っていきますので、どうかよろしくお願いします!

2012-07-11 19:24:05 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:4951   閲覧ユーザー数:4856

 

 僕たちが文月学園に入学してから2度目の春が訪れた。

 校舎へと続く坂道の両脇には新入生を迎える為の桜が咲き誇っている。

 別に花を愛でるほど雅な人間じゃないけど、その眺めには一瞬目を奪われる。

 でも、それは一瞬のこと。

「遅刻だぁーーーっ!!」

 何故なら僕は、自分の【相棒】でもあり【恋人(パートナー)】でもある少女を背負いながら爆走しているからだ。

「これも、【コーデリア】が夜の遅くまで『検索』していたせいだよ!」

「ご、ごめんなさい。で、でも【明久(あきひさ)】も夜遅くまで『探し物』してたじゃない!」

「う、ごめん」

 一組の少年少女はお互いに遅刻の原因を擦り付けながら学園へと続く坂道を登っていく。

 そして、長い坂道を登りきると……

吉井(よしい)園崎(そのざき)、遅刻だぞ」

 ドスのきいた声に呼び止められた。

「あ、おやっさん、おはようございます!」

「おはようございます。西村(にしむら)宗一(そういち)

「おはよう。それと吉井、此処は学校だ、おやっさんではなく西村先生と呼べ。園崎もだ」

「「は~い」」

「それよりお前ら普通に『おはようございます』じゃないだろ」

「「遅刻してすみません」」

「うむ、まあ良い。ほら、受け取れ」

 おやっさんが僕達に封筒を差し出してくる。宛て名欄には大きく僕達の名前が書いてあった。

「どう明久?【今回は】Аクラスになれるように点数を取った?」

「大丈夫だよ。今回は、Аクラスになれるように取ったよ」

 僕はコーデリアの言葉に返答しながら、封筒を開けると……

『吉井明久……Аクラス』

『園崎蕾香(らいか)……Аクラス』

 

「さぁ、なら教室に向かうんだ」

 

 こうして僕たちの二年目の高校生活が、幕を開けた

 

 

 
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