No.448316

境界線上のクロニクル6

自分でも偶に読んで修正しているんですが正直厳しいので、もしみつけて、教えていただけたら幸いです。
あとできれば感想もお願いします。本当にできればでいいので

2012-07-07 19:49:53 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3616   閲覧ユーザー数:3413

「すいません、遅れました」

 

皆がその声に振り向くと教室の後ろのドアから小狼が入ってきた。

 

「小狼君、学長の代わりのお仕事、御苦労さまだね」

 

とネシンバラが労った。

 

「ああ、三河での移民や酒井学長の保釈書類、暫定議会への資料作成その他いろいろあったけど、必要最低限のものは終わったから、

 

奥多摩さんに業務を引き継いでやっと来れたよ」

 

と小狼はめずらしく机に寄りかかった。

 

「相変わらずで御座るな、小狼殿は」

 

「ふむ、若い時の苦労は買ってでもせよだぞ小狼」

 

「ありがとう、そう言ってくれると助かるよ」

 

と点蔵とネンジと話していると、

 

「皆とりあえず注目ー!今の現状だけど、---ぶっちゃけホライゾンと武蔵がピンチなの」

 

武蔵の今後が教室内で話され始めた。

 

 

 

 

 

 

小狼視点

 

 

そうして現状の武蔵と聖連と敵対した場合のことを話しているとオリオトライ先生が教室に入ってきて授業が始まった。

 

授業内容は作文。お題は「私がして欲しいこと」、どうやら先生は皆の頭を冷やすためにさせるらしい。

 

そうして先生の思惑に乗り、自分がして欲しいことを書いていると目の前の席の浅間が・・・・・・・・・・クネクネしていた。

 

「浅間、作文書くのに体を動かすのは必要ないと思うんだが」

 

「ってえ、あ、小、小狼君。これは、これは違うんです!」

 

と浅間の大きな声で気がついたのか先生が

 

「---浅間ー。出来てるみたいだし読んでくれる?」

 

「えええええ!?だ、駄目です!駄目ですコレは!!」

 

と目の前の浅間が身を跳ね起こした。どうやら神職の仕事だったようだ。

 

相も変わらず真面目だと小狼は感心していると次は鈴の作文を発表するらしい。

 

そして鈴の作文を彼女の事情により浅間が代わりに読むことになった。

 

彼女の作文の内容はどうやら小等部の頃の話であり、トーリとホライゾンとの出会いそして、

 

「お願い!ホライゾンを、救って・・・・!」

 

「・・・・トーリ君!!」

 

彼女の願いが書かれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武蔵において臨時生徒総会が始まった。今、ルールの校則法を審判でもあるオリオトライが話し終え、

 

「あ、付け加えると小狼。あんたこの相対戦に出るの駄目よ」

 

「ええええーー!!」

 

小狼も含めた極東側が全員驚いた。

 

「ちょ、なんで小狼君が相対戦に参加できないんですか!」

 

「教師オリオトライ、納得のいく説明をお願いします」

 

浅間とシロジロがオリオトライに詰め寄った。

 

「えっとね、校則法で決まってることなんだけど国の内部での相対戦の場合、必ずその教導院の学長が中立の立場としていなければいけないのだけど今、

 

酒井学長が不在のため代役が必要なのよ。そんでその代役に選ばれたのが小狼、あんたっていう事。いわば学長代理、解った?」

 

「ちょっと待ってください先生。学長の代理ほどの人物を指名するのは相当上の人物ですよね、一体誰なんですか?」

 

と正純がオリオトライに聞いた。

 

「聖連からのご指名よ。それに武蔵王と暫定議会もよく小狼がよく酒井学長の業務を代わりにやっているのを知っているから

 

両方ともOKだそうよ。ほかに誰か質問がある人いる?」

 

オリオトライが周りを見回した。

 

「先生、俺からも質問してもいいですか?」

 

「いいわよ小狼、何かしら」

 

「もし相対戦の最中に酒井学長が戻ってきた場合、俺は学生側へと戻り次の相対戦の参加は可能ですか?」

 

小狼が最初、参加出来なくても途中参加すれば、極東側は有利になる。しかし、

 

「駄目よ。すべての相対戦が終了し、勝敗が決するまであんたは学長代理という立場なの。あきらめなさい」

 

その言葉に極東側が少し落ち込んでいると、

 

「教師オリオトライ、少し時間をとってもよろしいか?」

 

とシロジロが場の空気を区切った。

 

「いいわよ。なるべく早くね」

 

「Jug、貴様ら全員集まれ!」

 

と皆、集合した。

 

アデーレ「まずいですよ。小狼君が抜けてしまうのは」

 

ウルキアガ「うむ、戦闘に関しては向こうと張り合える唯一の戦力だからな」

 

浅間「これってもしかして教皇総長の差し金ですかね」

 

シロジロ「間違いないだろう。小狼は武蔵の中でも高い戦闘能力があるからな。それを封じるための策だろう明らかに」

 

鈴「大丈夫かな、小狼君いなくても」

 

と武蔵勢がネガティブになる中、

 

「大丈夫だってベルさん、小狼がいなくても俺達はやれるって」

 

というトーリの言葉に、

 

「大丈夫だよ向井。俺がいなくても平気だよ、それにこれから武蔵はどんな結果になるにしろ聖連と敵対するんだ。

 

このくらいの事なんて問題無く解決するさ」

 

と小狼が続いた。

 

喜美「言うじゃない。そうよねえ、これくらいどうにかしないとホライゾンを救えないわよ。ほらあんた達、シャンとしなさい」

 

三人の言葉に引っ張られて、武蔵勢がいつもの調子に戻ってきた。

 

「じゃあ俺は見てるよ皆のことを。信じてるよ」

 

「おう、泥船に乗ったつもりで期待してろよ!」

 

「それは大船だ!!」

 

締めにツッコミが入り、小狼は笑いながら先生のところに行った。


 
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