No.447735

CLANNAD~赤毛の少年~ №2

さん

CLANNAD~赤毛の少年~ №1の続編です
更新は、遅いですが気長に読んで頂いたら幸いです。

2012-07-07 00:45:01 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1842   閲覧ユーザー数:1816

杏side

「たしか藤林さんだったよね♪よろしく」ニコッ

 

転校生は、笑顔で私に挨拶をしてきた!

 

た、たしかに;この顔とこの笑顔は・・・・・・つい見惚れ・・じゃない!!

 

「よろしくね。でも、私隣のクラスに双子の妹がいて紛らわしいから杏でいいわよ」

 

「じゃあ、改めてよろしく杏さん」

 

転校生は、さん付けで呼んできた。

 

「さん?さん付けなんていいわよ」

 

「あ~;それは、その~;いきなりは、恥ずかしいから・・・・・ごめん!!徐々に慣ら

 していくから」

 

「全然大丈夫だから、謝らないでいいわよ。そのうちに、呼んでくれればいいから」

 

やっぱり噂や見た目なんてアテにならないわね♪コイツ全然不良ぽくないから

 

杏side end

**************************************

~時間が過ぎ、現在放課後~

 

「なんで僕達がこんな事をしなくちゃならないんだよ」

 

春原が、作業をしながら愚痴をこぼした。

 

「それは、エスケープできなかったからだろ」

 

作業をしながら、春原に言う岡崎

 

「え~となんで僕まで一緒に作業しなければならないのかなぁ~?

 僕は別に、エスケープなんてしようとしてなかったのに・・うぅ~」

 

仁が、なんで此処にいるのか考えて唸っていたら突然後ろから声が飛んできた。

 

「あんた達が逃げようとするからいけないんでしょ!!だいたい!なんで私が、見張

 りなんてしないといけないのよ!!!納得できない!!」

 

結局杏は、クラス委員長になってしまい;さらに、エスケープしようとした春原と岡崎

と仁?を見つけて捕まえた所、仁達が罰として新入生歓迎会の看板を造る事になり、そ

の時の監視役として抜擢されたのだ。

 

「それなら、見逃してくれればよかったじゃん!お前が僕達の邪魔しなければこんな事には」

 

春原が、ぼやいた。

 

「そういうのを逆恨みって言うのよ!!!知らないんなら頭蓋骨こじ開けて脳みそに直接ね

 じ込んであげましょうか!?」

 

「目が・・・・本気なんですけど!!目がぁ;」

 

杏が、春原に金槌を向けて迫っている・・・・・・・凄い怖い顔で;だって笑っているけど、

目が、笑ってない;・・・・けど、仁も気になっていた事一つ聞いた。

 

「あの~先程聞いたんだけど、なんで僕も同罪なんでしょうか?」

 

杏は、笑顔で振り向いた。勿論目が笑ってない!

 

「アンタもエスケープしようとしたからでしょ!!!」

 

「いや~僕はエスケープなんてしようとしてなかったよ!!ただ面白そうだから何してる

 聞いていただけだよ!!!」

 

「・・・う、(う?)嘘つくなァア~!!!」

 

「いや、本当だぜ。そいつ、えっと・・・・風桐は、ただ興味ありますみたいな顔で何

 してるか聞いてきただけだ。その時にちょうどお前が来たんだ」

 

岡崎が杏に、その時の状況を細かく説明した。

 

「それでも!!風桐アンタも・・・面白そうだからって関わろうとした時点で!止めようと

 しなかった時点で同罪よ!!!わかったかァ~!!!」

 

「杏さんって会った時よりイメージが、全然違うね;でも、会った時より壁みたいなのを感じ

 ないからこっちの杏さんの方がいいかなぁ~♪」

 

「あ、アンタ何言ってんのよ!?・・・・って私は、怒ってた方が#私らしいって事かしら~###」

 

それを聞いた杏は驚いた後、笑顔で・そう目が笑ってない凄くいい笑顔で仁に聞いてきた;

 

その時、春原が杏の地雷を踏んだ・・とは違って;自分から地雷原を走り抜けて行くように暴言を吐いた

 

「へっ当たり前だね!さっき金槌を持って迫ったきた時の顔なんて、まさに鬼か悪魔のようだったからね!!」

 

「アンタねぇー!!!!本当に直接ねじ込んで欲しいみたいね###」ニコッ

 

「ヒィ!!やばい」ザッ

 

「コラぁ待て!!!!!!」

 

春原が逃げ、杏が追いかけようとした時に春原が、立て掛けてあった看板の材料に足をとられ、

看板が二人の方に倒れてきた!!!!!

 

「危ない!!!!!」

******************************************

杏side

「なぁ!!!!」

 

私が、あの馬鹿!!!!を追いかけようとした時看板が、私に倒れてきた!!!!避けられない

と諦めかけた時に、声が聞こえてきた。

 

「危ない!!!!!」

 

声と同時に、腕を掴まれ身体事後ろに、引っ張られた!!!

 

「え、え!!」

 

突然の事に、パニック状態に陥り自身の状況を把握できなかったが、徐々に冷静になり状況

を見てみると・・・・・・?

 

「!!!!!!!!」

 

私は身体中の体温が上がった感覚陥る何故なら、風桐に肩を抱かれてる状態なっていたからだ////////

 

杏side end

*******************************************

「大丈夫!!怪我とかない!?ねぇーてばぁ!!お~い」

 

仁は、杏が黙ってるので何処か怪我をしたのか心配になり声をかけるがぁ。

 

「っ!!大丈夫よ!!だから早く離れてェ!!!」

 

杏は、顔を少し赤らめて仁に離れるように言う。

 

「あっ!!ごめん;でも一応助けたのに」

 

仁が、少し不服そうに杏から離れると、前というかかなり下の方から声が聞こえてきた

 

「どうでもいいけど、僕は助かってないんですけど」ガクッ

 

春原が、看板や材料の下敷きになり文句を言って力尽きた。

チ~ン南~無

 

(って死でないわぁ~!!!!!!!)

 

春原の心の声が轟いた!!!

*******************************************

結局あの後、無事看板も完成し今は4人で下校中である。

 

「ハァ~やっと終わった。岡崎この後どうする?」

 

春原が、岡崎に聞く

 

「ゲーセンかお前の部屋でいいだろ~」

 

岡崎が、ダルそうに答えた後に前を歩いていた杏が、振り向いて釘を刺してきた

 

「私は、藤林杏よ!!風桐・岡崎・春原アンタ達!!よろしくするけど、あんまり世話焼か

 せないでね!!」

 

名前を聞いて岡崎が何か思い出し呟いた

 

「藤林ってたしか隣の」

 

「そうよ!!隣に双子の妹がいるから紛らわしいから杏でいいわよ」

 

「「わかった」」

 

岡崎と春原が同時に返事した

 

「じゃあ、また明日」

 

2人の返事を聞いてから挨拶をして満足したように帰って行った

 

仁side

「変なヤツと知り合ってしまったよね」

 

春原が、やってしまったって感じでぼやいてるけど、杏さんも思ってそうっていうか絶対思ってるよ;

 

「いや、向こうも絶対そう思ってるぞ。なぁ風桐?そういや自己紹介無しで巻き込んでしまったな、

 俺は岡崎朋也.あっちの金髪のヘタレ顔のが春原だ」

 

春原は、ああいう接し方でいいのか!!

 

「あぁ思ってるよね杏さんなら!!あと、これからよろしくな。岡崎にヘタレ金髪の春原♪」ニコッ

 

僕と岡崎の話を聞いた春原が、抗議してきた。

 

「アンタらヒトの事何だと思ってんですかねぇえ!!!」

 

「何って」

 

「ヘタレ」

 

「ヘタレ金髪」

 

「馬鹿」

 

「頭悪そう」

 

「クラスメイト」

 

「他人」

 

「雑音」

 

僕と岡崎が、悪口もとい冗談(本気?)を次々と言っていたら泣きながら文句を言い謝ってきた!?

 

「最初以外は、ほとんど悪口で最後はもう人ですらないですよね!!!お願いですから人とし

 て扱って下さい!!!」

 

「アハハハ、ごめんごめん。岡崎も冗談はコレくらいにして」

 

僕が岡崎にそう言うと凄い事を言った

 

「冗談!!!お前は、冗談だったのか!?」

 

「えっと・・・・半分くらいは・・・・・本気」ニコッ

 

「だよなぁ~♪びっくりしたぜ」ニコッ

 

そうこうしている内に春原が立ち直った

 

「アンタら何爽やかに笑ってんですか!!!てか初対面のわりに息ぴったりだよね」

 

春原が、僕と岡崎を見て言ってきた。

 

でも、確かに岡崎とは初めて会った感じがしないんだよなァ~

 

「そうだな~たしかに話しやすいなァ」

 

岡崎も同じ話考えらしい

 

「じゃあ、この後僕の部屋に行って親睦でも深めますか?」

 

「そうだな!もっと風桐とも話したいからなァ♪」

 

春原と岡崎が誘ってくれたけど、涙が待ってるし光坂高校がどんな所か教えてって言ってたしな~(苦笑)

 

「う~ん;ごめん今日は、帰るよ・・・。」

 

断ると岡崎が質問してきた

 

「何か用事があるのか?」

 

「・・・・・その妹が帰りを待ってるんだ♪それに、光坂高校がどんな所か教えてって言ってたから」

 

「なんだシスコンなのか?」

 

シスコンとは違うけどなァ~;まぁ、涙の事大事で心配なのはそうだからな;

 

「え~とシスコンなのかな?とりあえず今日は、帰る・・・・・・あれは!!!」

 

僕は、2人と話ながら歩いてると前方であるものが目に入った。

 

いきなり黙った僕を心配して岡崎と春原が、声をかけてきた

 

「どうしたんだ?急に黙って・・・・・・てあれは?」

 

「あれ女の子が、不良に絡まれてるじゃん!」

 

そうなのだ!!僕が目に入ったのは、涙が不良に絡まれている所だったのだ!!

僕はそれを見た後、直ぐに涙の元に走りだした。2人の止める声も聞かずに。

 

仁side end

*******************************************


 
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