No.446044

魔王少女?冥王の前には無力!!1

自身の死因が面白かったから。 神にそう言われ転生することになった主人公。 彼はその世界でどう生きて行くのか?

2012-07-04 23:27:27 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3030   閲覧ユーザー数:2881

転生して早12年。

 

オレは、………私は八坂 真尋という名を得て転生した。

 

私が転生者であると気づいたのは2歳の頃。オムツが外れるか外れないかという頃だった。

 

その時母から受けた羞恥プレイは黒歴史だと言っておこう。

 

 

それから暫くして、私の容姿があの神様と同じであることにショックを受けた。

 

私は男だ。

 

なのに容姿が余りにも女性していたので(しかも美少女)母からは女物の服しか買って来ない。

 

小学校は私服なので服選びには非常に困った。周りは私が着る服を見ては顔を赤くしたりキャーキャー騒いだり、本当に小学校はたいへんだ。

 

 

それと私の父は木原マサキに似た人、八坂マサキ、母は氷室 美久似の八坂美久だ。両親とも科学者をしている。

 

私の持つG.Zのせいなのか?

 

それはそうと私が転生した世界は恐らくとらハの世界だろう。

 

私の住む場所が海鳴市という土地。

 

 

近くに翠屋という喫茶店があり、有名な名家としてバニングスや月村というのがあった。

 

他には妖狐や超能力、夜の一族など、これでもかと言う程とらハ要素満載だった。

 

まぁ、私がコレらに気づけたのは主にG.Zのお陰だが。

 

彼は私が二言三言言えば直ぐに調べてくれる。

 

隣近所の情事から国家機密事項までだ。

 

優秀すぎるだろ、チート乙。

 

チートと言えば私の身体もかなりの物だった。

 

神から貰った容姿もそうだが、両親が両親だからか頭脳は神がかり、IQ300の化け物だとか。

 

まぁ、そうでもなければ両親の話に着いていけないし、両親の手伝いをしているのだから知識が上がるのは当然だろう。

 

 

肉体は見た目は華奢だがその腕から放たれる拳は超合金で出来た扉を破壊し、走れば数千km先まで十分もかからず、上空4,000mからパラシュート無しジャンプを難なく行えてしまう程の頑丈さである。

 

ハッキリ言って化け物だ。

 

自分でさえ引いてしまう程だった。

 

だが、そんな化け物でも愛してくれる両親には頭が上がらない。

 

 

私もその両親から生まれた事を誇りに思っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、

 

それでも、

 

 

 

 

ジーーーーー。

キュイン。キュイン。

パシャッ。

 

「…………………………」

 

そんな大掛かりな撮影器具で卒業式に来ないで下さい。

 

現在小学6年、第○○回卒業式。

 

 

私は卒業生代表として皆の前に立つのだが父のシャッター音とカメラが余りに忙しなく動いている。

 

とんだ羞恥プレイだ。

 

もしかして中学の入学式もこんなのだろうか?

 

 

…………………………

 

 

………………………

 

 

……………………

 

 

鬱だ。


 
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